@

6・寺床池
2・砂防ダム

798   大成山(寺床池〜新池山塊) (約9.0km) 11から3へが計画コース



暖かく初秋を感じて林道歩く。寺床池へは初コース、ガレとシダで不安になるも無事に着いた寺床池は

心落ち着く天井池。人が入った気配も低く、少し迷走△大成山(標石)は木立に囲まれ立っていた。

コンパス頼りで新池へ、堤の高さと構造にタダタダ「昔の人は凄い!!」。

さて、池からの谷下り探検気分で踏み込めば秘境と思わす危険の連続一つ違えば遭難も。




◎所在地 : たつの市新宮町馬立西山塊(寺床池、亀の池、新池辺り)

◎地形図 : 2万5千図  『龍野(たつの)』

◎山行日 : 2023.12.4 (月)  晴れ  Age=76

◎参  考 :  @96.3.2  A96.5.3  B01.2.17195   C 09.1.25 462  

         D23.4.17 (月)789  E23.6.4792  F2023.4.17792  

         F2023.6.4793

           ※△大成山(おおなりさん) @04.7.24 311   A06.5.6 378 
         

◎山行者 : 単独

◎コースの見所など : @寺床池は極自然環境の中に在る  A谷下りは秘境の醍醐味(但し危険)

               B歩く回りはほぼ自然林

◎走行距離 : 往路41.7km   往復83.7km



市野保越部神社P〜搦手谷コース〜祇園嶽分岐〜新池・亀の池分岐〜寺床池〜引き返し〜

大成山(388.2m四等)〜新池〜谷を下る〜中垣内・井関三神社奥宮コースに合流〜

亀の池・新池コース合流〜搦手谷へ下る〜祇園嶽分岐〜市野保越部神社P



自宅発(9:14)〜太子龍野BP福田〜龍野新大橋〜R179〜R724〜市野保信号左折〜

1・越部神社(10:33〜10:50)〜搦手谷コース〜大谷池/墓地〜2・砂防ダム(11:11)〜

3・祇園嶽分岐(11:30)〜4・新池・亀の池分岐(11:42)〜

5・新池・寺床池分岐(12:11)〜6・寺床池(12:20〜12:30)引き返し〜

5・新池・寺床池分岐(12:35)〜尾根/龍野市・新宮町境界(12:44)〜

7・新池(12:50 引き返し)〜8・△大成山(13:03)〜やや迷走〜9・新池(13:17〜13:23)〜

井関三神社コースから外れる〜谷を下る(13:25)〜

10・中垣内・井関三神社奥宮コースに合流(14:00)〜11・亀の池分岐(14:15)〜

12・新池・井関三神社分岐(14:17)〜13・亀の池・新池コース(14:22)〜

4・新池・亀の池分岐(14:31)〜1・越部神社(15:00〜15:13)〜往路〜自宅(16:19)



今日のコースは11.20(月)にここを歩こうと思い出かけたが車が渋滞して権現池一周歩きに変更した時のコース。12月に入っても暖冬のため野山は未だ秋色に染まっていた。市野保入口で特異な山容(岩頭)の祇園嶽の写真を撮った。 1・越部神社(10:33〜10:50)境内には正月の「たき火」の準備がしてあった。天気は良く気温も最適。搦手谷コースを歩く。大谷池傍の墓地ではこれまた正月のお参りか早くも多くのお墓にシャカキが供えられ、お供えに来ておられる人も居て挨拶を交わした。静かで聞えるのは小鳥の囀りだけ、心身癒されながら上って行く。

 
祇園嶽(尖り)を眺める 10:33       1番越部神社 10:50


搦手谷を入って行く 10:55     11:11頃の道

2・砂防ダム(11:11)ダムは高さは低いが長さ30m位在るかと思う。直ぐ先にある最後のP通過。橋を渡ると細流が現れ(そこまでは枯れ谷)水音もしてきた(11:19)。落ち葉を踏み踏み上る。3・祇園嶽分岐(11:30)ここにも砂防ダムが在り谷幅は狭いがかなり高い。道の傾斜が増し、路肩にウラジロが目立ち始める。左の谷は深くなり水音が大きく崖状になる。傾斜が緩み川渡りすると大きな道標が目に入る。4・新池・亀の池分岐(11:42)今日は初めて歩く新池コースへ入る。


3番 祇園嶽分岐 右が進路11:30   4番分岐 右が寺床池 11:42


11:48頃の道               11:58頃の道


12:06頃の道              5番 寺床池(右)への分岐 12:11

亀の池へも歩かれていないが新池へは、なお更踏み込まれた形跡は薄い。この時期なので蜘蛛の巣が無いだけ助かる。谷を右下に見て邪魔な枝を払いながら進み、やや北向きなった所で道幅が一気に狭まくなる
(11:50)。ここまでは車が入れる道幅だったがここからは通常の登山道になりウラジロが覆い水に洗われた道はガラ場になる。間もなくシダから開放されると一気に快適な道になった。右上に尾根が見えてくると間もなく分岐に着き見慣れた道標が立っていた。5・新池・寺床池分岐(12:11)『市野保65分 新池15分 寺床池10分』


寺床池への道 12:17          寺床池に着く 12:20


左が堤 12:24              堤の対岸 12:24           

堤の奥方面 12:28

東へ落ち葉道を緩く下って行くと木立の隙間から水面が見えた。
6・寺床池(12:20〜12:30)実に静かな環境で池の東面(右)に長い石垣の堤があった。水深は浅く岸を一周することにした。池の東角に水門(オーバーフロウ)らしき跡が在った。岸はぬかるんでいたが何とか歩けた(このすぐ西側尾根 06.5.6 378に歩いている)。石垣の一部にコンクリートの柱が立っていたがこれが樋かも知れない。引き返す。5・新池・寺床池分岐(12:35)今度は新池へ向かう。踏み跡は無いが下草なく快適に歩き尾根に着く。尾根/龍野市・新宮町境界(12:44)



5番から新池への道 12:38       境界を越えてからの道 12:48

ここにも道標が立っていた
「龍野市 新宮町」境界尾根だ。06.5.6に大成山からここに下って△市野保へ歩いている。尾根から少し下ると90度右へ曲がる。踏み跡が無く布を巻く。道なりに進んで尾根を回り込むと道が消える(黄色のプラバンドに沿うと正規道に出る)。私はシダに覆われて消えた道を回復させて正規道を辿った。7・新池(12:50)ここで△大成山を思いだし尾根先まで引き返し尾根を上った。踏み跡もマーキングも無くコンパスに頼る。


8番 大成山・南から13:04       9番 新池の堤 13:19               

暫らくの上ると左手に大岩が重なり合う大露岩帯になる「ここは是非ともハイカーに紹介するべき」と思った。
8・△大成山(13:03)タグ、展望無し、保護石3個無傷。方向確認して新池へ下る。池の北尻近くを境界が通っているのかあちこち杭が立っていた。水が引いた池畔を歩いて堤に向って行くと左に良く踏み込まれた亀の池からの道が在りその先が高い堤で南の谷側がお城の様な石垣が4段積まれ水を蓄えていた。9・新池(13:17〜13:23)堤の端まで行き引き返す。


9番 新池の堤 13:19         堤から下った谷筋 13:20

計画では8番から井関三神社経由して中垣内方面に下り前回見つけた道で亀の池〜馬立分岐〜祇園嶽を経て3番に下る事にしていた。しかし谷筋を覗くと歩けそうな感じ。井関三神社経由の道から谷へ外れる。
(13:25)谷へ下ると谷筋は一面岩盤で傾斜も緩く「これは面白くなるぞ」探検心も出た。水に濡れた岩盤は苔が生えてか滑って思い切りの「尻餅」運よく怪我なく済んだが尻はかなり痛くズボンの中まで濡れた。


                   谷へ入って直ぐ辺り13:32        


岩盤の滝を回り込む 13:48      こんな滝も在る 13:59

以後注意して下ったが滝に近い所が次々出て危ない、それを巻くにもイバラやシダヤブに苦労した。正規道に復帰しようかと考えたが斜面がきつい!!落ち着くためにオニギリを一つ食べる。やっとの思いで岩盤から開放されると傾斜が緩くなり正規道に合流した。一つ間違えば遭難するところだった。
10・中垣内・井関三神社奥宮コース(14:00)土の道に出て安心感があった。亀の池の分岐にも道標が立っているかが不明だったので見落とさないよう気を付けて歩く。


中垣内・井関三神社奥宮コース 14:07  11番 亀の池分岐 14:15

見つけた分岐にはやはり道標が無くテープだけが巻かれ踏み跡も微かなものだった(方向確認する)。
11・亀の池分岐(14:15)今の時期14時になると早くも何となく淋しさを感じる。「どうする家康」「どうする山猿」亀の池経由の道状況を知っているだけにここは計画コースを諦め短縮コースで下山する事にした。12・新池・井関三神社分岐(14:17)


13・亀の池・新池コース 14:22    13番からの下り 14:25

ここには古来の石の道標が立っていた。「左きの山 右〇〇山」植林帯に入ると薄暗い踏み込まれた道に出る。13・亀の池・新池コース合流(14:22)直に下って行く。踏み跡が無いので初めてだと凄く不安になる所も最近歩いていたのでそれは無く往路歩いた道に出る。4・新池・亀の池分岐(14:31)「この方を選んで良かった」後はどんどん下るだけ。1・越部神社(15:00〜15:13)

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8・大成山
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