17・市野保
19
18
16
4・祇園嶽
20
10・大成山
11
13
井関神社
12
378   祇園山〜大成山〜市野保


2004年7月に、歩いたコースとほぼ同じ。

違うは月日と最後の下り、皆と一緒に歩けば楽し、皆と話せばまた楽し

終盤見かけた石ころ山は後で知りし古墳(前方後円墳)だった。




市野保地区グランド〜水布弥口(みずふねぐち)コース〜祇園山(340.4m三等)〜引き返し〜

馬立コース分岐〜亀山分岐〜町境界〜亀の池〜井関神社奥宮〜東屋(新池)〜

大成山(おおなりさん)340.4m4等〜町境界外れる〜北尾根に入る(善定地区南尾根)〜

328m〜市野保(340.2m四等)〜271m〜尾根通しに下る。



◎所在地 : たつの市新宮町市野保・馬立地区の西山塊

◎地形図 : 2万5千図    『龍野(たつの)』  

◎山行日 : 2006. 5. 6   (土)  曇り       @2004.7.18

◎山行条件 : マイカー登山/CL大柿・SL馬場・北村・森・神尾・横川   Age=59

◎コースの見所 : @祇園山(祇園嶽)岩峰と展望 

             A新池までの遊歩道に点在する見所 B△市野保前後尾根からの展望 

             C(21)先「神々の石庭」

◎走行距離 : 往路 43.5km  往復 88.0km



自宅発(8:00)〜明姫ロード〜姫路B・P〜R=29B・P〜R=29〜追分交左折〜R=724〜

1・市野保グランドS/G(9:00 発9:15)〜2・(9:31)〜3・峠(10:00)〜

4・祇園嶽(10:18 おやつ 発10:30)〜5・(10:47)〜6・馬立分岐(11:00)〜

7・亀の池(11:09 発11:15)〜8・水争い地(11:23)〜井関神社(11:29)〜

9・東屋(11:49 おにぎり 発12:15)〜10・大成山(12:28 発12:35)〜

11・(?)〜12・(13:00)〜13・(13:05)〜14・(13:36 発13:40)〜

15・328m(13:48)〜16・(14:05)〜17・市野保(14:29 おやつ 発14:37)〜

18・(14:56)〜19・271m(15:18)〜20・(15:30)〜21・古墳(15:48)〜

22・(16:05)〜1・S/G(16:10 発16:30)〜往路〜自宅()



周回コースと言う事でこのコースに決めた。このコースは2004・7・18に歩いたコースbR10でそのトレースとなる(終盤尾根通しで下る所が違う)。明石方面からのメンバーは自宅に来てもらい私の車に乗り換えてもらって自宅を発った。前回と同じ市野保地区のグランド横の道に車を止めさせてもらい祇園嶽と△市野保前後の緑の稜線を眺めながらが支度をした。 1・市野保グランドS/G(9:00  発9:15)) 発って間もなく自転車に乗った人と会う『地図持ってるんか』と訊かれて『持っている』と言ったものの、その人は『地図をあげるから待ってて』と言って行かれ、戻ってこられた。

(1)市野保グランド横(9:13)
準備完了直前、左への道を入って行く中央市野保

どんな地図かと思っていると、広げると新聞紙約二面分オールカラー両面刷り(越部古道散策マップ「的場山から祇園嶽・亀池・新池・楓池周りの古道と遊歩道を上り下り所要時間入り」)(城山城イラストマップ)名所史跡を写真と簡単な説明文で紹介されている、私にとっては「お宝」となる地図を全員に頂いた。神尾さんはこの地図を「川上さんの方が利用価値が高いと思うから川上さんにあげる」と言っていた。

お礼を言って別れ、「てんかさん」には寄らず祇園嶽に向かった。行政の案内に従って歩き、枯れ谷に出てそれに沿って南下して橋を渡る(案内あり:水布弥口〜祇園嶽50分)。 2・(9:31) 対岸を逆戻りして間もなく山へ入る道を上ると案内がある。始めは西からの尾根をジグザグと上って行く。間もなく道は尾根の北側斜面に移る。すると途端に吹いていた風が止んで厚くなった。雑木帯を上っているとクヌギの倒木が道を塞いだり根元から倒れているため山肌も崩れて危険な所もあった。(下写真)


前から:森・横川・神尾・北村(9:52) 前から:北村・馬場(9:55)

尾根を何本か回り込むので「今度は峠、今度こそは峠」となかなか峠に着かなかった。右樹間から祇園嶽が見え始めると峠は近い。 3・峠(10:00 祇園嶽10分・亀山55分・市野保(水布弥口)30分) 向かい側から涼しい風が吹き上げていて少し休んで発つ。新緑が瑞々しく空気までも緑色に感じる。結構きつい傾斜の所も在り、上方は岩盤になって間もなく上り切る。 4・祇園嶽(10:18) 風が強くて崖の先に立つのが怖い位の中おやつを食べたり写真を撮ったり展望したり。展望で目を惹くのは北に在る△市野保の奥に飛び出る高倉山だった。 発10:30)

祇園嶽にて:南から(10:25)
左から横川・森・馬場・北村・神尾

峠に戻って先を目指す。急登で良く滑る。中ほどから明るい道は尾根右をトラバース、『どっちする』『尾根を行く』と返ってきた。トラロープも張られている尾根道の急登を上り切る。 5・(10:47) 左は崖で岩稜状の横ばい尾根を行き、トラバース道と合流する。前回はトラバースしたが尾根道がお薦めだ。自然林の心地よい環境の道を行く。高木雑木の中にミツバツツジは終わっていたがそれに代わって盛りはやや過ぎていたが白の「コメツツジ?」群生が見られた。

少し上って横ばいに入ると 6・馬立分岐(11:00) 間もなく道の右に供養等が建っている。石の表面に「南無阿弥陀仏」と彫られている案内があるが判読は困難な状態にまで風化している。一説では「嘉吉の乱」の戦死者供養のためではないかとも伝えられている。次は頭を東方に向けた「かえる岩 11:02」直ぐ先で亀山からの道に合流。 (11:03) 亀の池へ向かう。間もなく道の左に「亀岩 11:04」亀の肩部分に生えていた桧は根元から向こう側へ倒れていた。 

(下写真3枚2004・7・18)
  
供養塔/高さ1.8m   蛙岩               亀岩  

踏み込まれた道を進んで亀の池に着いた。 7・亀の池(11:09) 池の付近から弥生土器が出土しており、弥生時代の高地性集落の可能性が高いとのこと。 発(11:15) 放出された流れに沿って下っていると岩の上に靴底(左足)が置いてあった。靴底を無くした当事者はその後どうしたのだろう・・・。ここで、神尾さんの靴の話題になった。神尾さんは使用限度を越えていると思う靴を履いているので山行途中でトラブルが発生しないかと皆が心配している。

やがて 8・水争い地(11:23) 地形のままに任せれば滝となって新宮町市野保に流れる所を石垣で堤を築いて たつの市中垣内に流れるようになっている。現在風に言えば、双方の神様が争って たつの市の方の神様が勝ってこうなったらしい。その先で井関神社への分岐点が在る。『どうする』『行って見る』左へ逸れて緩く上ると下方にしめ縄が巻かれた見事な立ち岩(高さ5m)が見えて来た。 井関神社・(11:29) 立ち岩と横岩で槌のような形でもあり「石槌の祠」とも言うのか・・・。 

     
井関神社の裏手(11:27)       サロモンだったと思う靴底

引き返して新池へ向かう。町境界から少し南に外れる所もある。倒木も出るがここは切り放たれて難なく歩け、緩く上って行くと東屋に着き、ここでおにぎりタイムに入った。 9・東屋(11:49) 風が強く、それを避けたり上着を付けて食べた。的場山の方と たつの市の最高峰「大倉山」が遠望できた。 発(12:15) 通常は新池から大成池へと向かう所を反対方向へ進む。先ずは近くに在る△大成山388.4mへ向かう。道は付いている。大成山へはその道から外れてヤブっぽい山肌を上って着いた。 10・大成山(12:28) 展望なし 

全員が揃って方向を確認して下り始める。 発(12:35) 峠に向かって下っているつもりが北の尾根に乗っていて急遽方向転換して下る。道なき所で、ついマイペースになって先に下ってしまい後方から声が掛かった。『大柿さーん』『おーい』皆が揃った所は峠から30m位市野保に下った所だった。峠に上り返し、界に乗って上る。複数のマーキング(ハイカーの物で無さそう)が付いていた。 11・(?) 二度目のコースながらここからかなり複雑な地形が続くので皆さんにコース確認をお願いし、緊張して進んだ。

記憶の糸は繋がらず・・・途切れ途切れの記憶と皆さんのコース確認とで進んだ。前回のマーキングが出るとホッとする。 12・(13;00) 左は崖の様な切れ落ちが続くもコースは快適になる。 13・(13:05) この先は要注意点、北に進まないように。正規尾根に乗るともう大丈夫。間もなく高木雑木帯のヤセ尾根になるが問題は無い。左が開けて石切り場?が見えたりする。小さなコブには例の石垣を見る。 14・(13:35) 次のコルからの上りは高木雑木帯の急登、落ち葉も絡んで滑る滑る。やっと上り切る。 15・328m(13:48)

快適尾根を行く(13:08)

左樹間から善定地区がチラチラと見える。涼しい風が吹いていて助かる。少し休んで発ったが下草にコシダが出た。コルから右を見れば祇園嶽が見え始める。 (13:58) 南東尾根の赤松林がきれいだった。コシダの密生を通過する。 16・(14:05) 左全開になり札楽川の谷筋と北から南の尾根山塊が見渡せる。下りから左桧林の倒木が少し邪魔をする。前方のピークが重なって見える。△市野保は・・・。上りから岩場になる、軽いと言っても簡単にはいかない左右はかなりの崖である。その左の崖に一房の藤の花が咲いていて写真に撮る。高所恐怖症?の北村さんも岩にへばり付いて撮っていた。
 
 
写真の人物はこの藤の花を撮っている北村さん(14:13)

△市野保でおやつ(14:31)

この辺りは左右とも展望良好、右は祇園嶽・城山・大倉山・辿ってきたピークが連なる尾根から北へ連なって高倉山方面まで。上り切って岩稜を行き△市野保に着いた。17・市野保(14:29) 展望は今一、強い風の中で最後と思うおやつタイム。誰かに「カリカリ梅」を頂いた。 発(14:37) 右からの強い風を受けながら進んだ。  18・(14:56) (18) は皆が正確には掴めていなかった、と言うのも小さくアップダウンするため『ここが(18) ここが(18)』と繰り返して三回位は言ったと思う。 下りは少しヤブっぽくなるも直ぐに開ける。 (19) への急登は長く無かったが結構堪えた。 19・271m(15:18) 

ここからの下りは尾根が無く、皆で方向確認するが決定打が出るまで少し時間がかかった。 20・(15:30) 市野保地区に置いた私の車が米粒のように見えていた。 左桧林右自然林の界を下る。コル直ぐ左に池の様な大きなヌタバが在る。コブを越えて下った所は丘ピーク。 21・古墳(15:48) 頂に人の手にっよって集められたかのように小石が集っていた。前回も少し気なったが今回も気になって慎重に観察すると微かにだが頂の周り(南東面)に高さ一段で三重の石の輪が確認できた『まさか古墳では・・・』と思ったままそこを後にした。(自宅で朝頂いた「越部古道散策マップ」を見ていたら市野保裏山1号墳で前方後円墳「全長約30m」だった)。

前回はここから麓の神社を目指して下ったが今日は尾根を下った。雑木林の中下り後少し緩んだ所で又もや不自然な石(1〜2抱え大)が数個並んでいて、近くの地表が少し陥没していた。『もしかしてこれも古墳・・・』自分では高い確率で古墳と思った。(ここは「越部古道散策マップ」には明記されていなかったが6月11日古墳と分かった

 
6月11日に古墳と分かった石列(15:54) 左古墳の下方「神々の石庭」の一部

雑木林を下る。間もなく正面から右手に突如として大岩が現れ始めた。それも半端な数。範囲でなかった。(上写真の岩は高さが5m位あった)古墳時代?近世?祭祀も行われたかとも想像しながら夫々を見て回りながら下った。この場所を「神々の石庭」と命名。次第に傾斜がきつくなって終盤はズルズル滑りながら下る。

『こんなに傾斜がきついとは・・・』地図の尾根先端部の等高線を見て納得した。何処に下り着くかと思っていると計画通りの地点に下りついた。 22・(16:05) 順次仲間が下って来て車に向かい、全員無事に車に着いた。意外と時間が掛かり、皆さんお疲れさんでした。

追記
一番面白かった(面白い)場面(11〜13まで)の通過時間と状況が明記出来ないのが残念。これはレコーダーのファイルが満杯(フル)に気が付かずに吹き込んでいた結果、録音されていなかった。従って、その間の記録を馬場・北村さんに助けを求めたが全員がワイワイ言いながら通過したようで記録は不明。


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