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12・金城山

757  金城山(かなしろやま)地元では(きんじょうざん) (6.0km)


数十年前から、ずーっと気にしていたこの尾根歩き。

登山口、地図に破線は有るものの果たして今も在るか否か不安半分期待半分、

地図を携え向って見ればそれはしっかり残ってた。

脚力体力気になりつつも歩いて感動、眺めて感動予想以上の良きコース。




◎所在地 : 西脇市高松町金城池北東山塊

◎地形図 : 『西脇(にしわき)』    

◎山行日 : 2021.5. 9  (日)  晴れ 

参考 : @01. 9.15 210  A03.12.21 282  B20.11.6 739 

      B20.11.22 741

◎山行者 : 単独   Age=74

◎コースの見所など :@光明寺と巡拝道(四国八十八ケ所)  A上り尾根岩盤岩稜展望  

               B特に数曽寺方面山塊の展望は素晴らしい

◎走行距離 : 往路 @32.2km   往復73.4km(下見のため比延地区へ行く)



どれみP〜光明寺〜頼政池〜金城池〜北東尾根〜268m〜金城山(399,2m三等)〜

直西尾根下る〜谷筋合流〜砂防ダム〜林道(ダム工事用?)〜金城池〜巡拝道〜光明寺〜ドレミP


自宅発(7:50)〜宗佐〜R175〜1・どれみP(8:50〜9:02)〜光明寺(9:13)〜

2・頼政池(9:16〜9:23)〜3・金城池(9:27)〜4・(9:35)〜5・登山口(9:42)〜6・(9:53)〜

7・(10:20)〜8・268m(10:30)〜9・(11:00 おやつ 11:07)〜10・(11:30)〜

11・(11:40)〜12・金城山(11:52 昼 12:59)〜直西尾根下る〜13・(13:30)〜

14・尾根肩(13:35)〜横道(13:50)〜15・谷筋合流(13:58)〜16・砂防ダム(14:17)〜

4・14:33)〜A・巡拝道〜光明寺〜1・ドレミP(15:25〜15:48)〜下見で比延地区へ行く〜

往路〜自宅(17:10)


今日上る尾根の北に在る△和布やテレビ塔山へ上る度に「あの尾根歩きたいなあ」と思い続け、近くて遠い存在だった尾根を歩く日が来た。稲美町に入ると麦茶の原料になる麦が色付き始めたいた。その後社町に入ると早生なのか麦秋を見て写真に収めた。何時もの「どれみ保育園」のPに止めさせてもらう。1・どれみP(8:50〜9:02)大きな山門を通過して光明寺を目指す。

 
社町R175から麦畑 8:36            どれみPから光明寺山門 9:02          

参道は変らず掃き清められていた。
光明寺(9:13)鵺退治の銅像の前を通過して池に着く。2・頼政池(9:16〜9:23)作業服姿の一人の男性(50歳代)が居て「草刈りですか」仲間を待っているとの事。金城山へ上る事を言った事から「昔『町づくり協議会』とかで住職の協力も得て道を整備したがその後手入れが出来ず荒れていると思う」と聞きヤブを覚悟の不安が和らいだ。


2番頼政池・東から 9:23            金城池への道 9:24     

また登山口は「獣除けゲートを通過しゴルフ場の中を通過して・・・」と、まるで私を待っていてくれたかの様なタイミング良さに不思議を思いながらお礼を言って別れた。聞いたコースで無く、私は計画通り地図の破線をたどる事にした。池の堤はヒラドツツジが満開、光明寺から続く句碑(大きな自然石に彫られている)に目をやりながら林道?歩く。左山肌に巡拝道あり、間もなくゲート通過(右下へ巡拝道)する。

右金柵に沿ってほぼ横這いを行くと分岐、水音に誘われて右斜め下へ下るとゲートが有り金城池の堤へつながる
3・金城池(9:27)「これは違う」引き返し分岐から林道?を奥へ進む。池はゴルフの打ちっ放し練習場でその打音が聞きながら進み池突き詰めから「何処で谷を渡るか・・・」谷川の状況は枯れ谷で水無し、間もなく川へ下りるに良き開きがあった。4・(9:35)広い枯れ谷に出る。


3番分岐左登山口・右金城池 9:25     金城池・林道から 9:31

登山口が在るだろう川下へ歩く。左前方に林道が見え、それを歩いて登り口を探していると黄色テープを巻いた木があり「もしかして・・・」踏み跡が上っていた。
5・登山口(9:42)「ここや」と削り取られた2m近い崖を這い上り踏み跡を辿ると地図通りだった。時に踏み跡はシダに覆われるが上りでは不案無し、上へ上るだけ。振り返れば池が見え少しづつ遠くなる。一つ目のコブに着く。6・(9:53)


4番への道 9:32                5番登山口・赤いひもは大柿布 9:42


7番手前で振り返る 10:03          7番ピーク手前 10:14

上方の大きなピークを目指す。山肌は角が立つ荒々しい岩盤で気温も上りペースも上らない。間もなく地肌が多くなり上り切る。
7・(10:20)遠望は黄砂で霞む中、東方面の山並は尖ったピークが連立。歩く尾根は左右にうねり面白そう。左に△和布〜テレビ塔山尾根が見える。8・268m(10:30)立木で視界が塞がりサンキライとネズミサのチクチクを凌ぎながら進む。歩きモードに入る。


7番から進行尾根 10:20          7番から△和布(左) テレビ塔山(右) 


8番から振り返る 10:28        右10番・手前が大スラブ 10:55 左11番

肩から辿る尾根を見ると、次のピーク手前尾根右は大きなスラブだ。下りは、地図では簡単も急でコース取りが難しかった(切り開きしながら下る)。暫らく横這いを行きスラブ取り付きで休憩し気合を入れ直す。
9・(11:00 おやつ 11:07)上り急登は露岩連なる岩稜で植生はバベ主体、尾根右は垂直に近い広範囲のスラブ、左は切れ落ちもバベが生え恐怖心ゼロ、その中に踏み跡が在るも「怖いもの見たさ」でスラブを覗き込みながら上り切った(右南尾根も一面近いスラブだった)。


スラブの尾根を歩く 11:12         スラブの尾根を振り返る・奥は8番 11:14


10番から中央が西光寺山 11:31    11番手前から 手前10番 奥8番 11:36


11番への上り 11:38            金城山への上り 11:46

「単独でもあり、用心しなくては・・・」反省した。
10・(11:30)緊張から一気に開放された。石標が立つ(高さ約60センチ)。南面に「石上神社林」と彫られていた。北東に起伏美しい数曽寺山塊尾根が見える。地道の横這いから緩上り。次ピークから続く尾根と終点の金城山が見える「まだ遠いなー」踏み跡は曖昧になる。11・(11:40)下りはシダに覆われるも丈は低く踏み跡は在る。


12番 金城山の石碑 11:52        金城山・南から 11:54


金城山から北の眺め比延谷川へ下る尾根 11:57

快適ペース持続、見た目遠く思ったが意外に早く金城山へ近付いて行く。上りにかかると灌木帯で落ち葉ふかふか、一気に気温が下がった
(11:46)12・金城山(11:52 昼 12:59)△石標手前西寄りに石板が在った。基台に梵字(3字「読めない」)が彫られた石板が建っていた(写真)その先に石標が在った。保護石、タグ無し。削平地?山名から城跡か?展望は北東一部。西光寺山・高山・三角点山等同定。

一番関心が有ったのは北の比延谷川へ繋がる続き尾根だった。実は今日の計画で歩く予定だったが車で走りながら「歩き始め時間から無理」と判断した(自転車デポ準備はしていた)。弁当を食べていると、ピンポンピンポン余り鳴るのでラインを開けて見ると山仲間からで「パッチワークでベッドカバーが完成した事」とそれに対するコメントだった。私もコメントを作っていると、あら不思議ミンミン蝉が鳴き始めた。

えっまさかこの時期に・・・夏の様に明確な鳴き声で無かったが間違いなくミンミンと鳴いた(その後違う所からも鳴いた)この事も書き加え送信した。食べ始めは、飛ぶ虫もいなく快適だったが次第に虫が飛び始めた(刺す虫で無くて良かった)。そんな訳で1時間も経過した。さて、下り尾根が見えない(破線尾根)。「コンパスを信じて下れば良し」と言う程安易ではない。激斜面にウラジロと灌木のヤブ。


登った木から展望・左尾根を上って来た 13:15  △和布〜テレビ塔山尾根を眺める 13:19

右尾根△和布〜テレビ塔山・中央下山尾根少しでもコースを外すと悲惨な事になる。とりあえず下って見る、獣道らしき横道で下れそうな所探すも無し。辺りを見渡す「有った」高さ太さ足場になる枝ぶり手ごろな木(ソヨゴ)。何時以来か「木登りの術」木に登ると下山尾根が見えた。北に寄り過ぎていて修正して下りかけるとマーキング(ピンク・黄)が有り踏み跡も在った。暫らく急下りで尾根に乗れた。視界広く開け、右上に△和布〜テレビ塔山尾根、左に上り尾根が見えた。


中央・上って来た尾根 13:21       下山尾根の岩稜 13:31

低松に露岩、岩稜が続く。右垂直(10m位)の崖がある。
13・(13:30)徐々に下って行く。14・尾根肩(13:35)次第に視界塞がるも踏み跡は明確。間もなくより明確な横道に出る。横道(13:50)地図谷筋の道に繋がるだろうと思い乍ら遡って見たが途中で引き返した。15・谷筋合流(13:58)ここは幅広い枯れ谷と思いきや砂防ダムの中だった。道はダムの左に在り上流へも続いていた。


一寸だけこんな所がある 13:49      15番・砂防ダム 13:58


3回目の谷川渡り 14:06         梵字が記された5個の石

その後はほぼ横ばい道で何度か谷川を横断しながら下る(川は特異に曲がりくねっていた)。谷川を渡って直ぐ梵字が書かれた石が5個(自然石)が頭を出して埋まっていた。
(14:12)一辺約80cm4すまと真ん中「意味不明」。二つ目砂防ダムに立ち寄る。16・砂防ダム(14:17)ウツギが咲き始めていた。三つ目砂防ダム通過。何処までも横這い道はダムを造る時の作業道か?昭和60年・・・兵庫県の白い角杭が転んでいた。


2基目の砂防ダム 14:17        快適な道 14:25


四国八十八ケ所巡拝道を歩く 14:53     14:57

初めに谷へ入った所通過。
4・(14:33)左下池に大きな鯉を見る。ゲートに戻りそこから巡拝道を歩いた。谷川に下りて行く道に点々と在る祠は近年の祠や歴史ある祠、摩崖仏などもあり。光明寺に出て最後大きな山門で暫し草取りの奉仕をして車に戻った。1・ドレミP(15:25〜15:48)下見(自転車デポ地)で比延谷川へ行き往路で帰る。自宅(17:10)

歩きの記録にもどる トップにもどる   地図青線は20.11.22のコース


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