7・関846.7m
20

546  関〜岡城〜三辻山/皆河〜白倉山


(18)から白倉山の間と(20)〜(@)以外は一宮町と安富町の境界。
三辻山/皆河から東の境界尾根が未踏破として残った。


師走もなんの山歩き、安富町の境界歩きは詰めの段階後少し。

大河林道車で詰めて、界に乗って先ずは右折。

界と言えども全て巡視路、霜柱・落ち葉踏締め進んで行けば、鉄塔ごとに大展望。

北の遠山雪で光り、南の山間に海光る。片側植林又は雑木の界を進んで三辻山。

返して立った白倉山は、伐採倒木囲まれた中に石標立っていた。




◎所在地 : 一宮町岡城川と安富町大河川・林田川の源頭に挟まれた境界尾根

◎地形図 : 2万5千図  『寺前(てらまえ)』『長谷(はせ)』『山崎(やまさき)』『安積(あずみ)』

◎山行日 : 2011.12.11 (日)  晴れ     ◎歩行距離約 11.3km

◎参 考 : @11.11.9544   A2011.12.11546

◎山行者 : T・カブト       Age=64

◎コースの見所 : @境界尾根に建つ鉄塔から展望 

             A界尾根は巡視路で展望を楽しみながら軽快に歩ける

◎走行距離 : 往路 60.7km  往復 123.7km


大河林道終点P〜境界尾根〜界尾根東進〜803m〜関(846.7m四等)〜岡城(Ca740m四等)

〜界東進〜三辻山/皆河(915.8m三等)〜引き返し〜岡城(Ca794.3m四等)〜

関(846.7m四等)〜803m〜界西進〜林道横断〜849m〜界外れ西進〜

白倉山 (841.7m三等)〜引き返し849m〜界南下〜界外れ南谷筋下る〜大河林道終点P


自宅発(6:10)〜明姫R〜姫路BP〜R29〜安富町案志南交右折〜R430北上〜

富栖湖〜大河川沿い大河林道〜金鉱跡(富栖の里)7:20〜1・林道終点(7:37〜7:53)〜

2・送電線交差(8:09)〜3・界尾根(8:30)〜鉄塔(8:35)〜4・803m(8:44)〜

5・(8:54)〜6・(9:02)〜7・関(9:15)〜8・(9:24)〜9・鉄塔(9:32)〜10・鉄塔(9:41)〜

11・岡城(9:52)〜12・(9:57)〜13・(10:10)〜14・(10:25 休 10:36)〜

15・三辻山/皆河(10:48〜11:00)〜14.(11:15)〜13・(1122)〜

11・岡城(11:43 昼 12:20)〜7・関(12:52)〜5・(13:08)〜4・803m(13:15)〜

3・(13:23)〜林道横断〜16・(13:40)〜17・(13:49)〜18・849m分岐(13:55)〜

19・白倉山(14:12〜14:20)〜引き返し〜岩場探索〜18・849m分岐(14:44)〜

20・(14:55)〜1・(15:23〜15:45)〜富栖の里(16:00 散策 16:45)〜往路〜

自宅(18:13)


安富町の境界踏破完了まで後1スパン?の所までこぎつけ、それに向かって発った。「今日も歩く距離が長いので・・・」と馬さんと2人。自宅を発つ時は外はまだ暗い。姫路西『城山トンネル』にさし掛ると城山の黄葉が始まっていた。「朝日が当たっていれば凄くきれいだろうに・・・」と思いながら走り続けた。

安富町安志南交差点からR430北上する。「今日の山ハンター入っていないかな」との心配を抱きながら富栖湖畔を走る。初めて走る大河林道入り口に着く。(7:15)其の入り口には『立ち入り禁止』とのコーンが二本立っていた。直ぐの橋を渡って向かい側の道を覗くが砂利道で行く先不明。

引き返し「行ける所まで行こう」コーンを分けて通過する。「先の台風12・15号の影響で崖崩れで・・・」しかし、道は完全舗装で車もかなり通過している様子。大河川沿い大河林道を奥へと走る。間もなく金鉱跡(富栖の里)に着いた。(7:20)前回の歩き金鉱跡からもこの施設が見えていた。

 
富栖の里から先林道ゲート(7:20)   富栖の里:西から(7:21)

ここは広場になっていて『富栖の里』との感じ良い平屋の施設が立っていた。ここから先は林道に鉄柵のげーとのがあって進入禁止かと思ったがゲートには鍵が付いてなくホッ車から降りて散策すると大きな坑道が二箇所あった(扉に施錠有り)。馬さんが誰かお住まいかと尋ねたが無人だったのでゲートを開けて進んだ(施設については後で記述)。

『大河渓谷』との標識が立っていたが流木で荒れ見苦しさが気になる谷筋だった。所々に離合場所があったが一車線の細い林道で、林道左掘削崖の所では落石が有り、馬さんに除けてもらいながら走った。林道終点1・(7:37)終点正面は大きく開けていた。右下に水音を聞きながら支度を済ませて発つ。(7:53)

右谷筋の巡視路(以後路)に入る(左上の鉄塔へも路あり)。スギ林の谷筋を緩く上って行く。路が不明になりそれらしき所を歩いていると頭上に送電線を見て現地確認する。2・送電線交差(8:09)正面尾根の右山肌を歩いているとプラ階段が続いて「是が正規の路や」と思う。3・界尾根(8:30)

 
林道終点:右の谷へ入る(7:52)          谷筋入って間もなく(8:00)

ここから境界尾根で左(東)はヒノキ林、真南へ折れる。界には地籍調査が入り、路とも重なって快適に歩けた。鹿網ゲートを通過すると鉄塔が立っていた。鉄塔(8:35)左(東)スギ林の谷越えに鉄塔が重なって見える。「あの鉄塔の所に行くんや」界は鍋底のように曲がってかなり遠回りとなる。「界を歩くのが目的やから・・・」

鉄塔から上り直ぐ「こんな所になんで・・・」一抱え有ろうか元気の良いブナが一本生えていた(近くに何本か幼木が生えていたようにも思う)。路はピークの左下を通過していたが「未だ元気やから」とピークを通過する。
4・803m(8:44)太くは無いが古木の趣きあるヒノキが二本生えていた。間もなく路に乗って歩く。薄らと雪が積もり簡易温度計は0℃だった。
   
鉄塔下から北の眺め(8:39)    (4)ピーク南から(8:44)     (4)さきの界尾根

5・(8:54)前方が開け一面植林帯が見える。その中の路を歩く。赤松が残る所では其の落ち葉が路を覆い何とも感触が良い。6・(9:02)ここから右が雑木林に成るもやがて觀木帯に変わる。プラ杭にたまった水は氷になっていた。馬さんは先行の私とは別の方へ進む?「あったでー」私は△関から離れて建つ鉄塔尾根への路を歩いていた。7・関(9:15)展望西から北・保護石4個・タグ無し。

 
(7)関:西から(9:15)         関先の雑木尾根(9:17)

黒尾山・水剣山・植松山北の方の山は雪を冠っていた。一宮宮山から△打呑口尾根が左右に横たわる奥に見える白い山は「藤無山かなー」と言う。関から雑木林に路は続く。8・(9:24)前方が大きく開け暁晴山・大阪山(およね山/黒滝)・三辻山/皆河への界尾根等が見えた。「三辻山/皆河遠いな〜」

西から北面が全開の尾根を行く。緩い鞍部左はウリハダカエデの幼木が群生する。9・鉄塔(9:32)展望は同じなので右下を通過する。鉄塔の東面は大岩がが重なっていた。くたびれて用を足さなくなった鹿網に沿って進む。北の白い山並みも見ながら三辻山を目指す。

 
(8)から北の眺め(9:19) 手前尾根宮山からの尾根 (8)からの眺め(9:24)左大阪山右三辻山

先の鞍部辺りは風の通り道なのか背の高い木の全てが中途で折れ白骨化していた。10・鉄塔(9:41)南が全開。鎌倉岳尾根が切り立って見える。次のコブにも鉄塔が建っていた。馬さんがオカジロ・オカジロと言っていたが何の事か・・・この鉄塔周りは赤い実を付けたサンキライが極沢山あった。北面の展望有り。

雑木帯を行く。北尾根へ鹿網と一緒に路も下っていた。12・(9:57)地図破線の道を探したが形跡なし。右がヒノキ林になる。13快適に歩けるが所々で冷たい風が吹く。「岡城三角点が無いな」と馬さん。「今度のピークかも・・・」と思いながら長い中上りが続く。「一度休もうか」馬さんは「岡城三角点で休もう」と言う。

 
地図破線道手前(9:54)                 (13)先尾根(10:17)

13・(10:10)
三角点は無かった。再度の中上りで結局(14)まで歩いたが岡城は無かった。「帰りに見つけよう」14・(10:25)「ここで休もっ」北尾根に踏み跡在り。前方全開で大阪山(およね山/黒滝)・鉾立山・三辻山/皆河(手前ピーク)が見ながらおやつを食べる。発(10:36)下ってからの上りは鹿網に沿っては歩き難く右の植林帯を上った。

上り切るとほぼ横ばいで反射板が建つ三辻山/皆河に着いた。15・三辻山(10:48)石標の点は赤ペンが塗られていた。東全開・保護石タグ無し。反射板の右植林が伐採されて黒尾山・水剣山・植松山等が見えた。馬さんが「鉾立山分岐まで行くか」この部分が虫食いで境界完踏破に成らない事は分かっていた。一時間も有れば往復出来たがその気力湧かず写真を撮って早々退散した。発(11:00)

 
(14)から三辻山/皆河方面(10:36)       (15)三辻山/皆河:南から(10:55)後大阪山

往路引き返す。14.(11:15)〜13・(1122)往路意外ときつかった上りも知らぬ間に下り切っていた。そして立った鉄塔の所は風も無く薄日が射し暖かくここで昼にした。11・岡城(11:43)ザックを下ろしていると枯れすすきの中に「三角点を大切にしましょう」の杭を見つけた「馬さんここが岡城や」食後馬さんは鉈でススキを刈って杭・石標共に丸見えにした。「来年ススキが伸びるまでは大丈夫や」。

  
(11)△岡城:西から(11:45)  草刈り後の石標とサンキライ(12:20)

岡城発(12:20)直ぐ先の鉄塔から瀬戸内海が白く光っていた。関手前鞍部から界尾根右水平に路が入っていた。7・関(12:52)(6)先でヤマドリ2羽が飛び去り羽音にビックリする。5・(13:08)北西支尾根に入りかけたが直ぐに気が付いてホッ。4・803m(13:15)〜3・(13:23)「やっと振り出しに戻った」と言う感じ。

植林帯の中、界尾根は灌木が残っていてそれの中上りしてると林道に出た(13)手前北の林道ピンカーブの所から西への支線の延長と思うが何処まで続くのか・・・。林道を横断して植林帯は踏み跡も無く下草があってやや歩き辛い。16・(13:40)

ここからも植林帯で下草消える。薄暗い植林帯をほぼ横ばいで進む。界は左右に振れるので慎重になるがピンクのテープが導いてもくれる。17・(13:49)〜18・849m分岐(13:55)白倉山への分岐で一抱え近い樅の木とヤシャブが中良く寄り添って生えていた。下山の方向も確認して発つ。

R29から眺めてばかりだった「伊和三山」の一つ白倉山へ向かう。植林尾根も半ばまでは快適だったがその後尾根は、北からの凄い倒木で歩けなくなる。尾根左下に獣道を見つけ、それを歩いて尾根上方が大きく開け「この辺り」と思う所から重なり合う伐採木を伝って頂きに立った。19・白倉山(14:12)

 
(3)からの上り途中の林道:西から(13:33)     (19)白倉山:西から(14:12)

頂きだけは倒木処理がされていた。北面の樹上から三辻山/皆河・暁晴山から西へ大きな山容は?。手前には打呑口・行者岳・花咲山などが見えた。発(14:20)「何処か歩き易い所無いか」何処も伐採木が重なり合う。その中でも良さそうな所を探して伐採帯を抜けた。

本当はこのピークから西の一段下ピークの何処かに鎮座してると言う磐座の祠を見たかったがそんな余裕は心身共に無かった。往路で見つけていた岩場の探索を馬さんに告げて先行する。獣道から10m位南下方の岩場探索に入る。「こここそ磐座や」と思う巨大な岩棚が3段〜4段(大別)在り。

 
この岩だけでも高さ10m位あり        (10:36)馬さん
更に上下や奥へも岩が連なる (10:26)

他にも巨岩が横へ下へと連なる。馬さんも後追い下って来た。岩棚発(1436)〜18・849m分岐(14:44)
もう一度方向を確認して植林帯を下り始める。少し下った時、馬さんが「ここ前回歩いた所と違うか」振り返り見渡すと植林がされず空地状の所で記憶にある「ほんまや」

前回 11.11.9544  の歩きで諦めかけながら馬さんに励まされて上り切った所だった。前回折り返し地点のポイントが大きな間違いだった事が判明した。ならば界から外れて車へ戻る下山地点が凄く早まる事になった。20・(14:55)ここから谷筋(車)へ向かって下り始めた。

初めは尾根を下っていたがヤブになって向きを谷筋へ変える。下っていると間もなく尾根は岩場となり「変更して良かった」ホッ。植林帯の急斜面で地表はザレで滑る滑る。中頃になると炭焼き窯跡が点々と出る。傾斜が緩んで、その後丁度林道終点に出た。1・(15:23〜15:45)

 
車の所に下り着く(15:23)     富栖の里:南から(16:10)奥の車の後方林道ゲート

 
施設内の厨房方向と調理ママさん(16:19)

富栖の里(16:00)朝は空っぽだった駐車場に車が沢山止まっていて数人が居た。「何かあるんか・・・何が有ったんんか・・・」車を止めて散策に入った。先ずは「この施設私ですか公設ですか」「社団法人」との事。施設は木材主体の建物で『富栖の里』中に入ると本当に癒される感じを受ける造りだった。

最近完成したとの事で軽食(うどん・ご飯・コーヒー・柚子茶)メニュうがあった。柚子茶(400円)を頂きながら施設について訊いた。『坑道ラドン浴』とかの言葉が出て??若い男性に「施設紹介してあげて」付いていくと坑道の中へと案内された。地面には薄ベージュの砂が敷かれ坑道内面は吹き付け(全体では無い)で補強されていた。ラドン鉱石を加温して坑内に充満。椅子・テーブル・寝床など有り。

サウナの様な感覚の世界に仕上げられていた。未だ数人が入浴中だった。ラドン浴は、体験では2000円(1.5時間)通常は3000円(一日)『富栖の里』で検索するとホームページが見られます。発(16:45)

トップに戻る  歩きの記録に戻る



 



10
11
12
13
14
打呑口
@
前回折り返し
と記した地点→
(19)白倉山
841.7m→

18・849→

17
16
祠基壇跡→

4・
3803m

11・岡城794.3
15・
三辻山/皆河
915.8m