767 西谷 (約5.5km)
水汲み前の山歩き、ハードはダメと言う中でネタもそろそろ尽きて来た。
それでも気になる所在り、だがしかし道は在るか在ったかな?△からの下り尾根。
在ったあった吾にとっては良き尾根が。
◎所在地 : 八千代区大和「西谷公園」の南尾根
◎地形図 : 『粟賀町(あわがまち)』
◎山行日 : 2021.12.24 (金) 晴れ
◎参 考 : △西谷@2012.10.5566 A2019.10.4.712
◎山行者 : 大西(車)・田中・大柿
◎コースの見所など : @西谷の公園の大石内蔵助良雄(よしたか)の石垣と展望櫓
A△西谷から下山尾根は快適歩き(後半はやや厳し)
◎走行距離 : 往路 ?km 往復 ?km(大西車のため不明)
山都(元温泉)〜西谷(さいだに)公園〜林道兼遊歩道〜中間コース分岐〜界尾根東屋〜
西谷(434.3m四等)〜北尾根〜440m/分岐〜中間コース分岐〜東屋〜展望櫓〜
西谷(さいだに)公園〜山都(元温泉)〜水汲み
※三角点の呼称は「にしだに」か「さいだに」か定かでない。(22.4月山仲間から「さいだに」との受信あり)
自宅発(8:10)〜県農前〜権現ダム〜八千代区中野間交左折〜1・山都/元温泉(9:29〜9:40)
〜2・西谷(さいだに)公園(9:57〜9:40)〜林道兼遊歩道〜3・中間コース分岐(10:22)〜
4・分岐(10:35)〜5・界尾根東屋(10:54〜11:00)〜6・笠形山展望所〜7・△西谷(11:23〜
11:30)〜北尾根〜8・440m/分岐(11:43)〜9・中間コース分岐(11:52)〜
10・東屋(11:50〜12:02)〜11・展望櫓(12:34〜12:40)〜2・西谷公園(12:43 昼
13:03)〜1・山都/元温泉(13:20〜13:30)〜水汲み〜(14:05 水汲み 15:20)〜
往路〜自宅(18:00)
恒例の水汲み前の山歩きに選んだ所は「西谷公園」の南尾根に在るハイキングコース。△西谷は二回立っているがそこから北尾根に在るコースは歩いていないので気になっていた。公園のPまで車で行きたいところだったが「なごみの里 山都」に立ち寄った。1・山都/元温泉(9:29〜9:40)入口の大看板には「大石内蔵助ゆかりの地 西谷公園 なごみの里」
1・山都の入口 9:29 同売店前
あちこちに温泉が建つブームがあった頃、当地も温泉で賑わっていたが次第に下火になり、ここも遂には廃止となった(@2012.10.5566 には週末だけの営業になっていた)。店内に入ると、主にお菓子、漬物等と本数限定巻き寿司(地区の人が巻いたと思う)があり弁当代わりに各自一本買う。店の奥に食堂があり、大勢の高齢者が食事をしていた(多分モーニングだったと思う)
皆さん元気そうで幸せ一杯そうで朝のひと時を楽しんでおられ、私も幸せな気持ちになった。大西さんが「車をここに置かせてもらいここから歩こう」と言う事でここから歩き始めた。天気が良くて寒くもなく快適に歩けた。2・西谷(さいだに)公園(9:57〜9:40)公園入口は大きな獣除けゲートが有りその手前道の左右にP在りきれいなトイレも在り。ゲートには「熊に注意」の看板が掛かっていた。
2・公園入口 9:56 「越水」の出口 9:57
「越水」の入口 大石内蔵助の石垣 10:04
ゲートを通過して直ぐ左に岩尾根先端地下をくり抜いた水路あり看板も立つ。
『北はりま田園空間博物館 西谷公園 大石内蔵助良雄の石垣の跡 元禄時代、大和村=現在の大和地区(上三原、中三原、楊柳寺)は、赤穂藩の飛地領でした。当時、塩田の経営に成功した赤穂藩は米の増産による安定した藩体制を確率するため、各地でため池などの灌漑工事を行ったようです。この大和村の工事は、堤の長さ五三,四メートル、堤の高さ八,二メートル、貯水量五0,000トンの規模で、
それらの中でも群を抜いたものであり、赤穂藩直轄の工事であったと思われます。工法としては、まず岩盤に水抜きのためトンネルが掘られ、越水「うてみ」(洪水吐き)として自然岩が削られました。越水を保護するための石垣は、城郭の手法を用いた非常に堅固なもので、角部の「算木積み」や「扇の勾配」の採用などから当時の土木の高さがうかがえます。しかし、堤体を積み重ねる最後の工事の際、豪雨ため堤二二間半(約四〇メートル)に渡り決壊したといわれています。
また、下流域の下三原村では、「神社の鳥居が二八〇間(約五〇〇メートルほども流された」と伝えられおり、現在では洪水吐の石垣と底樋管のトンネルを残すのみとなっています。また、山を越えた加西市上芥田町の久(きゅう)学寺には「大石内蔵助良雄(当時の筆頭家老)が大和村の工事の進行を視察するため、再三訪れた」との伝承が残っています。』
越水の上の岩盤には楼閣な様な東屋が建っていた。それと対峙して扇の勾配の石垣が在り、その上に上って見た。当にお城の石垣だった。堤を思わせる形跡は全く残っていない。二つ目のトイレの横に看板が有る。
『西谷なごみの森 この森は、かつて薪や炭の生産が行われ、里山林として人々に親しまれてきた森です。アカマツ林やアラカシ林、ツガ林、植林されたスギ・ヒノキの人工林がみられます。この里山の入口では、地元で「みそ岩」と呼ばれる流紋岩の岩場が見られ、ヒトツバやシシランなどの珍しい植物が観察できます。また、明るく開放的な尾根筋を歩くと、眼下には中三原の集落が広がり、遠方には地域のシンボル笠形山が望めます。そして、谷筋のせせらぎ沿いには、ヤブツバキの群生地が広がり、背後にせりだす巨岩と相まって、独特の風景がみられます。』
南の谷筋、林道兼遊歩道に入る。右は道を付けるため岩盤を削しているのでほぼ崖が続き谷川の左は手付かずの岩場が続く。僅かに残った地にはスギの植林帯やヤブツバキの群生地が在る。霧が立ち込め、久し振りに光芒を見た。まもなく左杉林に道標あり。3・中間ルート分岐(10:22)「西谷公園 湧き水休憩所」「「中間ルート」
この辺り光芒がきれいだった 10:20 4番先のピンカーブ 10:45
中間ルートは数十年使われた様子が無いくらいスギの落ち葉に埋もれていた。やがて道の勾配がきつくなり、荒れ防止だろうコンクリ舗装になった。大きな岩塊も見る。(10:45)舗装路が地道になる。4・分岐(10:35)「周回コース(谷筋を上って行くコースで元のコース)」「西谷公園・休憩舎」「周回コースと林道を上るコースの分岐。
林道を歩く。傾斜は緩くなり、しばらく上ると東樹上に下山に歩く雑木尾根が見える。ピンカーブ先の記憶ある山崩れは修復なく道のその上を乗り越える。5・界尾根東屋(10:54〜11:00)先に着いた大西さんに迎えられる。道標あり「久学寺」「休憩舎」「湧き水休憩所」「周回コース」ここから西へ下ると大石内蔵助が「大和村の工事の進行を視察するため、再三訪れた」時に滞在した久学寺が在る。
5番の道標 10:55 5番の東屋 東から10:56
先へ進むと直ぐ道標あり左谷筋へ「休憩舎・ツツジと展望の小径」「湧き水休憩所」ヒノキ林をジグザグと上る。6・笠形山展望所(?)笠形山は周囲の木が成長して見え難くなっていた。(おやつを食べた)。ほぼ横這いで尾根に着き、△西谷に立つためその尾根を逆に上る。7・△西谷(11:23〜11:30)保護石4個・コンクリ柱(御影石代用)に真鍮円盤。冬枯れ樹間から笠形山が見える。
5番先からの笠形山 11:03 7番△西谷・南から 11:24
△から離れる所 11:34 こんなテーブルが何ケ所かある 11:38
冬枯れ雑木と灌木の北尾根を快適に歩く。(11:33)休憩テーブルあり。8・440m/分岐(11:43)ピーク手前鞍部に道標あり「イガヤ谷東平(ピークへ)」「山並み眺望点(手前)」「西谷展望広場(進行方向)」。大西はピーク左下先行、田中は後を追う、私はイガヤ谷東平を確認するためピークを目指す(30M位上る)。
8番先快適な尾根を行く 11:49 下三原集落と奥遠望 11:50
正面からイガヤ方面(東尾根)は急斜面の植林帯で踏み跡無し。実は今日はハイキング気分だったので地図もコンパスも持参せずあえなく退散、激斜面をトラして正規コースに復帰し、仲間を追った。(11:49)右が全開し、下方に下三原地区が見えた。次ピーク手前鞍部に道標あり。9・中間コース分岐(11:52)
「尾根最高峰・岩場広場」「中間ルート」中間ルートは急斜面に僅かに踏み跡らしきものが見られた。ここから小松が繁り歩き難くもピークの東屋に着く。10・東屋(11:50〜12:02)右下に山都在る集落が覗き遠望全開した。東屋はかなり老朽化していた。進んでいると尾根肩辺りに道標があり。「岩場広場(進行方向・西谷展望広場(手前)」「イヤガ谷西谷(東山肌植林帯を横這い)」イヤガ谷は8番から北東尾根であり、その何処かに繋がると思う。
10番東屋・南から 11:58 麓に僅かに見えるは山都 12:01
10番から8番を振り返る 12:03 10番先の尾根 12:05
肩からは道の形跡無く、下る尾根も見えず慎重になる。大西さんが常に先行し声を掛けて居場所を確認すると私が進もうとする方向から西へ外れていてストップをかけた。道の形跡を探すと加工丸太が見つかりコース確認その後は尾根に乗り下れたが道は無し。
11番への下り 12:32 11番の東屋 12:32
11番東屋 12:34 東屋から公園までの谷筋 12:34
東屋を見上げる 12:38 公園を後にする 13:04
やや危険な岩稜もあったが櫓に着く。11・展望櫓(12:34〜12:40)櫓で一休み、ここからは階段下りの2コースある。2・西谷公園(12:43 昼 13:03)樹勢衰えかけた桜公園の中で巻きずしを食べて車に戻った。1・山都/元温泉(13:20〜13:30)
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