725  南山〜狼山/アドヶ岳 (約7.0km)


置塩城址本丸から展望した時「この尾根歩ける」年月経って薄れた記憶が呼び起されて今日歩く。

子安地蔵にお参りすまし辿った尾根は・・・。

快適、小ヤブ進む先で「ここでリタイヤ」二度の激シダ「地獄で仏」その都度突破。

狼谷(△)で右往左往。コースに乗ればと思いきやロープ場数度の急下り。

尾根先端は小尾根が多く、行っては戻りを繰り返しつつも一山残して里に出る。



◎所在地 : 姫路市夢前町置本・「ヤマサかまぼこ」を取り巻く尾根

◎地形図 : 『姫路北部(ひめじほくぶ)』

◎山行日 : 2020. 4.19  (日)  晴れ   

◎参考:狼谷@01. 2.25  A10.11.10 521  氷室@11. 5.18 536 

       弥高山
@06. 1.28 367   A10. 2. 3 リンクなし

     谷山@02. 2.24 224   A02.12.15 252   B06. 9. 2 387

◎山行者 : 単独      Age=73

◎コースの見所など : @中級者以上でヤブに慣れている人コース  A展望は良い

               B終盤は高木雑木帯

◎走行距離 : 往路 @31.2km   往復67.6km


置本東(子安地蔵)〜南山/城跡(214m四等)〜274m〜    

狼谷(371.7m三等)〜西尾根〜224m〜山富団地


自宅発(8:30)〜明姫BP〜姫路BP中地(9:01)〜書写〜1・山冨自デポ(9:22〜9:50)〜

2・子安地蔵堂(9:55〜10:05)〜3・△南山(10:38)〜A・分岐(10:42)〜4・(10:52)〜

5・(11:09)〜6・(11:37)〜7・シダ地獄(11:42〜11:52)〜8・(12:00〜12:05)〜

9・狼谷(12:31〜12:36)〜10・(12:43)〜引き返し〜9・狼谷(12:58 昼 13:10)〜

10・(13:17)〜11・(13:25)〜12・南へマーキング(13:32)〜13・北へ道(13:55)〜

14・(14:02)〜以後15番取り付きまで素晴らしい尾根と南展望良し〜15・(14:21)〜

以後現在地不明になる〜尾根違い引き返し元尾根に戻る(14:53)〜

下っていて左に尾根が見えそれに乗るため谷を遡りその尾根に乗り下るもこれも間違いで里に出た。

16・橋を渡る(15:20)〜1・山冨自デポ(15:26)〜自走(2.0km)〜

2・子安地蔵堂(15:41〜16:04)〜ヤマサかまぼこ(16:06〜16:11)〜往路〜自宅(17;10)


このコースは 、2020. 4.15 (水)723に歩く予定だっが地図を忘れていて、明神山に変更した。それでも気になったので早々歩くことにした。下山口に自デポ地を探したがなかなか見当たらず少し離れた所にデポした。1・山冨自デポ(9:22〜9:50)登山口近くの桜並木は葉桜に向っていたが「からし菜」の花が満開できれいだった。2・子安地蔵堂(9:55〜10:05)登山口近くには車6台くらいは置ける広場が在る。

  
2番:子安地蔵P奥は置塩城址 9:59        子安地蔵お堂への階段 10:01

北を見ると右岸に「置塩城址」左岸に「ゆめさきの森公園」の大外回りの尾根が在る。お堂は山裾にへばり付くようにして篤く祀られていた。傍らの石碑には『ほきの子安地蔵 古語によると山腹の険しい所を「ほき」と云う又この付近は今でもほきの端(はな)と呼んでいる 他の説によると上の山を番城山 川向いの山を倉掛山と云い共に崖上には構があって北に聳える城山を守護していた

この地は川東の街道として戦略上からも重要な位置を占め置塩山城を保守していたその由来から保城(ほき)と呼ばれるようになったとも云われている いずれにしても古くから往来する人の安全を祈願して建立されたものだろう 又境内には植物学上稀にしか存在しない「こやすの木」が生え霊験あらたかな地とされ子安地蔵さんとして信仰も厚く願掛けやお礼詣りに子供地蔵を寄進する人も多い

本殿並びに石段は明治十七年に大改築されたが老巧化のため今回当村出身の青山特殊鋼株式会社会長青山政一様の御寄進と信者により拝殿前を広くし玉垣をめぐらした他は当時の姿のまゝに改築する 昭和六十二年十月吉日 置本東自治会長 本城勝」

お堂の右から入ると直ぐゲートがあった。踏み跡を辿る。左寄りが歩き易いが崖のように切れ落ちている。一段目に着くと少しヤブっぽくなる。(10:19)次の上りは露岩が出て上り切る(10:26)直進は身の丈越すウラジロが密生「えらいこっちゃ」その右に開きがありホッ。ほぼ水平に進み、一段上ると白い杭が見えた。3・△南山/番城山/城跡(10:38)展望保護石タグなし。かなり広くうす暗い削平地だったが石組の列などは見当たらなかった。

 
二段目のシダヤブ 10:26               3番:南山・城跡西から 10:38

 
A手前 10:42                       A点:北からの道 10:43

少し下った先が明るく開け、更に進むと北尾根(左)から整備された道が上がって来ていた。
A・分岐(10:42)この開き「何処まで続く」と思っていると間もなく小ヤブ尾根になった。4・(10:52)ここに「番城山城跡 平成28年12月16日 夢前町菅生澗」の札が掛かっていた。「この札取り付けるんやったら三角点やろ、まっここも城跡の一部かと思う」。踏み跡は在るものの鉈の出番が続く。

 
左右切れ落ち尾根 11:03               暮坂峠のクリーンセンター 11:05

左に暮坂峠近くに在る白いクリーンセンターが目立つ。激上りの頂はシダ地獄、通過は無理で右に回り込む(初めから右寄りを上れば良かった)。
5・(11:09)小シダの灌木帯を進む。6・274m(11:37)やや下った時、△狼谷が見えたが双耳峰で△同定出来ないまま下る。右の谷から水音がしてくる。下り切るとそこに待っていたのはウラジロ地獄だった。7・シダ地獄(11:42〜11:52)シダは身の丈を越し、鉈でも手に負えない。

 
5番からの尾根 11:14                 6番から△狼谷を望む 11:37

昔ならした方法「シダの上に踏んでも折れない太さの木を置きそれを足場に進む」で突破を試みたが失敗。その地獄は見るからに距離があり「ここでリタイヤか・・」尾根の左も地獄・・右は・・右下はシダが無くそこを通過した「地獄に仏」やれやれと上りにかかるとまたもや地獄が・・「今度は上りや、いよいよここまでか・・」探せば道は在るもので、ここも通過できたが「運が良かった」と思う。

 
シダ地獄から解放、274mを振り返る 11:52   狼谷への上り尾根 12:16

上り切ると双耳峰が迫ってきたが尾根が不明で又もやシダ地獄がありそうな雰囲気だった。
8・(12:00〜12:05)ここには真鍮の「播磨空港2級基準点」があった。姫路にも空港誘致の話が盛り上がり広峰神社北の山域が造成される計画で反対運動の拠点が弥高山に在ったと思う。不安を感じながら下って行くと比較的歩き易い尾根だった。東から北が全開で展望も良かった。

中上りで尾根に着いてほんの少し左に上ると石標と角ポールが在った(双耳峰の左側)。
9・狼谷(12:31〜12:36)展望保護石タグ無し。記憶では展望が良かったはずも現在は木が成長してゼロ。

 
  12:16       12:31

「10.11.10 521の記述:360度展望は前回と変わらず、海も良く見える。北には置塩城跡の奥に明神山等を同定、遠くには姫路市最高峰辺りの『三辻山』も見えた。01.2.25にはここから更に境界を辿って暮坂峠へ下ったが峠への最後の下りは、植林帯の激下りでドロドロになった記憶が残っている。「360度展望は前回と変わらず、海も良く見える。北には置塩城跡の奥に明神山等を同定、遠くには姫路市最高峰辺りの『三辻山』も見えた。01.2.25にはここから更に境界を辿って暮坂峠へ下ったが峠への最後の下りは、植林帯の激下りでドロドロになった記憶が残っている。」

行程の約半分経過、おやつを食べて発つ。V字で次のピークに立つ。踏み跡とビニテープが続く。
10・(12:43)緩く下っていると左下方にヤマサのオレンジの屋根が見えた「エッ右に見る筈や」深く考えず即引き返す。引き返しは何時もしんどい。9・狼谷(12:58 昼 13:10)ザックを下ろし「落ち着け山猿」おやつの後だったが昼にした。昼と言っても弁当でなく愛用の「マルちゃん ふっくら赤飯」電子レンジ600Wで2分で完了。

改めて方向を確認したがどう見ても同じ方向になる。地図を詳細に見ると10番尾根がほぼ南北で疑問解決「北向きに進めばヤマサは左に見える」
10・(13:17)10番肩から方向が合って「さー下るぞ」少し下ると前が開け書写山のロープウエイ辺りも見えた。(13:22)〜11・(13:25)右にクリーンセンターが見える、書写山から鐘の音が聞こえる。白の「コメツツジ」の群生を見ながらの急下り。12・南へマーキング(13:32)

 
11番辺りのコメツツジ 13:28             辿り行く尾根・奥は書写山・谷はヤマサ 13:28

 
辿り行く尾根・奥は書写山 13:52          中央が広峰神社の裏山 14:05

 
14番から15番への尾根 14:12           15番近くの分水嶺 14:21

次のピークから下りはかなり厳しく風化しつつあるトラロープが続く。
13・北へ道(13:55)確認はしなかったが杉幼木帯に林道らしきものが見えた。上りから植生が雑木になり明るくなる。コースはますます魅力を増す。14・(14:02)ここにも真鍮の基準点が在った。以後15番取り付きまで素晴らしい尾根と南展望良し。「山笑う」の手前で「山微笑む」と言ったところか。15・(14:21)以後現在地不明になる。小シダの道も在るが難は無い。

 
こんな所が続き混乱 14:56              鹿の食害ヒノキ 15:04

尾根違い引き返し元尾根に戻る
(14:53)下っていて左に尾根が見えそれに乗るため谷を遡りその尾根に乗る。しかし、これも間違いで里に出た。16・橋を渡る(15:20)舗装路歩きでR67に出て自デポに戻った。1・山冨自デポ(15:26)自走〜2・子安地蔵堂(15:41〜16:04)帰路「ヤマサかまぼこ」のシバザクラを見に寄ったがコロナで入場禁止、売店その他はオープンしていた。

  
この橋にに出た 15:21                 左のピークを歩けず下山した 15:23

 
帰路「ヤマサかまぼこ」に寄りシバザクラを見る 16:10      

歩きの記録にもどる トップにもどる 終盤224m以後のコースは予想です

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@

9・狼谷
  
371.7m
11
10
7・シダ地獄
3・南山
 
214.0m

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