22
23・677m

19

20鉄塔
721m
←新設
  △
11
9・915.2m

千畳平

@

24
25

←計画コース

26
大落とし

555  雪彦山〜鉾立山〜三辻山〜新設三角点(林田)

地図aヲ8〜14=安富町と夢前町の境界 14〜16=安富町と一ノ宮町の境界(14)=3町境界
わっはっはっと笑う山を見ながら走り、山懐の関地区の案山子を見てはふふふと笑う。

ほころび始めた八重桜、黄色のスダレは山吹満開。今日を歩けば安富町の境界縦走完了満願。

距離は有れど楽しみは、三辻山から下りのコース何が在るやら何が待つやら胸時めかせて鹿ヶ壺。



◎所在地 : 鹿ヶ壺の北東(△雪彦山〜鉾立山)から西廻り、カニワ渓谷の北面尾根

◎地形図 : 2万5千図  『寺前(てらまえ)』

◎山行日 : 2012. 4.24 (火)  曇り(黄砂) 

参 考
雪彦山             
@08.8.11  A01.5.19  B99.10.30  C98.10.31
D97.11.30  E96.5.19  F95.8.19  G94.5.22
H92.11.1
        
鉾立山 @98.1.31  A97.11.30  B95.8.19  C94.5.22 

三辻山 @11.12. 1(以外に2回

◎山行者 : T・カブト/馬場・北村・川上・大柿(車)     Age=65            

◎コースの見所 : @関地区の案山子 A鹿ヶ壺 B鉾立山からの展望                    

             C三辻山からの展望と先の大岩場(アケボノツツジ・ドウダンツツジ)

◎走行距離 : 往路60.2km  往復120.4km


鹿ヶ壺山荘〜鹿ヶ壺〜ハイキングコース〜林道〜千畳平〜千畳平コース〜本コース〜

雪彦山(915.2m四等)〜虹ヶ滝分岐〜鉾立山(Ca950m)〜942m(分岐)〜3町境界〜境界西進〜

三辻山(915.8m三等)〜境界(三辻山)から西に外れる〜721m〜林田(697.7m四等)〜677m〜

西の谷下る〜林道終点〜331m(林道分岐/千寿の水)〜鹿ヶ壺山荘


自宅発(7:00)〜姫路BP〜R29〜安富町安志南交〜R430北上〜

1・鹿ヶ壺山荘(8:40〜9:00)〜2・(9;20)〜3・終点(9:24)〜4・林道合流(9:40)〜

5・千畳平(10:03)〜6・発(10:15)〜橋(10:31)〜7・(10:37)〜8・(10:53 休 11:00)

〜9・雪彦山(11:18)〜10・(11:25)〜11・(1133)〜12・鉾立山(11:45 昼 12:15)〜

13・942m・分岐(12:25)〜14・(12:34)〜15・(12:51)〜16・三辻山(13:03〜13:20)

〜17・岩場(13:28〜13:38)〜18・(13:55)〜19・(14:00)〜20・鉄塔(14:10〜14:15)

〜21・(14:25)〜新△(14:27)〜22・(14:36)〜23・677m(14:49)〜

24・(15:14 休 15:25)〜25・林道(15:48)〜26・千寿の水(15:50〜15:56)〜

1・鹿ヶ壺山荘(16:21〜16:41)〜往路〜自宅(18:03)


昨年の12月1日馬さんと三辻山546に立った時、今日の(14)まで行けば、安富町の町境界縦走を完了と言う所だったが残りの体力と時間を考慮して諦めた。その残された境界を今日歩く事にした。と言っても完全縦走には成らない。記憶に新しい所で『母栖の滝』前後(△島田から下って関電実験センターのゲート辺りへの上り返し)が残っている。

今日のお楽しみは、三辻山からの下りコースで何処かに必ず現れるであろう岩場(崖)もしくは岩稜。こちらでは開き切った若葉も北へ入るほどに開き度合いが少なくなっていく。ダム湖畔は満開の山吹に惹かれながら走る。集落に入るとその姿を見て思わず微笑む案山子があちこちから出迎えてくれた。

関地区では雑木の梢がよく見る程度で八重桜が満開まで至っていなかった。鹿ヶ山荘に着くと出入り口は閉鎖されていた(火曜日定休日)。車は北隣の『ふれあいの館』におかせてもらう。桜の花びらが舞う中で着替えて発った。1・鹿ヶ壺山荘(8:40〜9:00)

 
『ふれあいの館』P(8:54)                大人とほぼ同サイズの案山子が・・・

交通指導・出迎え・焼き芋・魚釣り・ベンチに座って談笑夫婦などの案山子に心がホッコリしながら鹿ヶ壺渓谷へ向かう。橋の周囲もすっかりリニューアルされて新しいコテージも建っていた。渓谷を見るのは二度目と思うが初めは、山歩きをしていない頃だった様に思う。2・(9;20)

今日見た甌穴は、その頃と変わっていないと思うが渓谷周りが明るくなって鮮明と言うか見易くなって自然の成す力に感動した。林道(坪ヶ谷線)への分岐をやり過しハイキングコースを上り詰める。このまま千畳平へ繋がると思っていたがハイキングコースは終点。3・終点(9:24)

 鹿ヶ壺山荘から離れる(8:59)      数十万年を経て出来た○×の壺(9:11)

そこから先は谷に朽ちた丸太橋があり、正面せり出した尾根の左の谷は砂防ダムが在り、尾根右の谷筋へも踏み跡在り、これを上るとウリュウドに直登?。分岐に引き返して分岐より千畳平へ向かった。地図破線は林道(一般車両進入禁止)。ハイキング道は尾根に付いていて快適に上る。

 
(4)へのハイキングコース(9:32) 川上        (4)林道合流点から(9:40)中尖り△皆河

右がスギ林になると間もなく林道に合流した(左が一部開け、険しい△皆河尾根と関集落が見える)。4・林道合流(9:40)林道は植林帯の中を上っていた。左三ヶ谷への分岐あり。間もなく千畳平に着いた。5・千畳平(10:03)満開の桜、八重は咲き始め。千畳平コース入り口でおやつタイム。6・発(10:15)

 
(5)千畳平:西から(10:04)馬と北   (6)千畳平コース入り口:西から(10:07)

登山口から『△雪彦山1630m 鉾立山2530m』の案内あり。私の知るこのコースは、うっそうとしていたが粗削りの林道がほぼ直に上っていた。橋(10:31)川向こうに移って上り、林道終点に着く。7・(10:37)植林帯の谷筋は狭く深くなっていく。間もなくトラロープ設置の岩盤谷筋を渡る。急登が続き、それが緩むと本線に合流した。8・(10:53)

『大天井682m 雪彦山480m 鉾立山1380m』案内あり。休発(11:00)発って間もなく岩稜になるが左下に巻き道あり(古くは無かった)私一人岩稜を行く。展望も良いしアケボノツツジやコブシの花が見られてこの時期は岩稜歩きがお薦め。9・雪彦山(11:18)展望一部・保護石無し・タグ?。集合写真を撮って発つ。


岩稜東に咲くアケボノツツジ(11:05)    (9)雪彦山:東から(11:18)

道はよく踏まれている。10・(11:25)ここからの下りは笹が覆っていたが笹は消えていた。11・(1133)地蔵岳や大天井が見える。「朝が早かったのでここで昼にしょうか」「鉾立山にしょう」と馬さん。鉾立山にして良かった食後にいきなりの上りはとにかくしんどいから。12・鉾立山(11:45)

広く伐採されて広く視界が得られたが黄砂の影響で視程は悪かった。良ければ後山・三室山から氷ノ山辺りも見えるとイラスト看板に書いてあった。発とうとした時、男性が息を切らしながら上って来た。訊くと神戸市からだった。馬さんが「一時間ほどするとあそこに立つから」と言いながら三辻山を指していた。発(12:15) 


(12)鉾立山から(11:46)左三辻山 右大阪山   鉾立山発前(12:13)

鉾立て山先の新展望所(12:22)
七種・明神山山系も良く見えた遠くは六甲山・明石大橋・瀬戸内海・天下台山
などなどが示されていた。鉾立東尾根展望図『安富・山を歩こう会』2002年3月設置

発って直ぐ東面が開ける。ここにもイラスト看板が設置され、地蔵岳や大天井が見える。道は相変わらずよく踏まれていた。13・942m・分岐(12:25)私の父に訊いた話ですが「一ノ宮町界隈から(実家の在る波賀町からも)牛を連れてここを通過し、尾根通しで賀野神社にお参りしていたと」速やかには信じ難いが道に迷って関地区へ下ってしまう事もままあったと聞けば納得。

また、何時か島田君(やまあそ)と賀野神社から神河町の宮野へ『権現古道』で山越えした時、賀野神社の東尾根に『かんべ(一ノ宮町の地名)』との道標を見つけたことを思い出す(これが何よりもの証しになった)。レポから脱線してしまった。

紅白鉄塔(12:31)右が大きく開け、姫路市最高峰の大阪山(黒滝・およね山)からもう一つの小原(三辻山・三本クワ)が最寄りに見えた。熊部奥の山肌は何を血迷ったか丸裸になっていた。大雨が降ると山肌が崩落しかけないと思いつつ離れた。

14・(12:34)直は『峰山』左折は『千寿の水・大かつら(カニワ渓谷)』カニワ渓谷へは明るい踏み跡在り「これを少し下って境界に乗る」と最近歩いた馬さんが言う。道の右(北)に杭とマーキング・伐採ある所から界に乗る。界は数年前灌木を伐採して放置状態で歩き難いが大して苦には成らない。15・(12:51)

正面に三辻山を見る。界北面はススキ原が広がる。コルから風倒木の上に△雪彦山1〜鉾立山が見える16・三辻山(13:03)展望東全開・保護石タグ無し。大阪山(黒滝・およね山)丸見え。おやつタイム。発(13:20)直ぐ左右一部が開けて右は黒尾山界隈、左はウリュウド界隈が見える。

 
(15)から三辻山方面(12:52)       (15)先から左鉾立山・右雪彦山

短く倒木帯を抜ける。いよいよお楽しみ、未知のコースに踏み込む。予想の岩場は予想外に直ぐやって来た。17・岩場(13:28)巨大な岩が連なり、特に右(北面)は足が竦む高さ。シャクナゲ(花無し)ヒカゲツツジ(少々)・アケボノツツジ・ドウダンツツジが生えていた。

そんな岩場を下っていると5m位の断崖になり引き返して崖の左(南)をトラバースして通過した。一時はどうなるかと心配したが「道は探せば在るもんやなー」岩場通過(13:38)左スギ右ヒノキ林尾根は雑木や赤松が残されていた。風の通り道なのか中途から折れたスギが沢山ある。18・(13:55)

 
(18)岩場:西から(13:31)     岩場の東を巻いて通過する(13:35)

視界無し。直に進まないよう注意点で皆で方向確認する。開きの明るい方が正規コースだった。左右ヒノキ林が続く。左スギ林の尾根近くだけ?間伐が入っていた。19・(14:00)スギ林でここも尾根が無く要注意点。川さんが地形やら周りの状況(送電線など)を確認する。私は「コンパスを信じてやや強引に下る。

「送電線が見える」「鉄塔が見えてきた」後ろで声がする。下った所は平地で鉄塔間近。20・鉄塔(14:10)在るであろう巡視路を探すと南のスギ林に埋もれかけたプラ階段を見つけた。鉄塔下からは南が開け鎌倉岳からウリュウド尾根の799mが見えた。20・発(14:15)

  
(20)鉄塔:北から(14:13) 鉄塔通過  新設三角点西から(14:27)

西への巡視路は先の尾根へ上っていた。「谷へ下っていないから尾根を伝っとるんやろ」と視界無き尾根を行く。右妻楊枝ヒノキ、左觀木帯721mから南へ杭と切り開きが下る。21・(14:25)巡視路は北向きに入って鉄塔も見えた。そこから西方面のどっかに下って行くのだろう

スギ林を下っていると下方が伐採地で平地になり、大きく開けた。と思っていると金属製の四等新設三角点があった。置いただけの保護石4個・展望無し。シダが枯れていなければ見落としの可能性大。22・(14:36)西尾根にも粗いが切り開きと杭が立つ。間もなく尾根が岩場状で険しくなる。23・677m(14:49)

 
(23)辺りからの展望(14:44) 中央白千畳平   左に同じく(14:46)

左樹間から千畳平も見える。帰宅後写真などで確認すると、正規コースだと正面に見える筈の千畳平が左に見えた事はこの時すでに計画コースから西へ外れていたようだ。尾根無き険しい岩場状になる。右を見ると植林帯が有り、是を下ろうと皆を呼ぶ。

スギ林はザレの急斜面で滑る滑る。右下方に見える筈の無い小さな尾根肩が見えた?やがて皆揃って休憩に入りおやつタイム。下方に倒木重なり水音する深い谷筋。正面の崖の様な山肌を見ながら「この上の尾根が正規コースの尾根や上り返すか」「もう谷筋を下るしか無いやろ」。24・(15:14 休 15:25)

倒木を少しでも避けるため源頭を巻いて向かい側に移り、しばらく下る。その後渡り返してスギ林を下って予想通りの砂防ダムがある林道終点に出た。25・林道(15:48)しばらく林道を下って、馬さん来て間なしの千寿の水に着いた。26・千寿の水(15:50〜15:56)名水で喉を潤し車に向かう。1・鹿ヶ壺山荘(16:21〜16:41)

※(23)677mから計画コースから外れたが計画コースの終盤車道近くは高い崖で下山は不可能だった。東面も等高線から想像するとここも無理で歩きながら見た尾根西のスギ林を下るしか無い。何はともあれ無事下山出来た事が何より良かった。

宿題=鹿ヶ壺渓谷〜千畳平〜△鹿ヶ壺〜西尾根下る〜カニワ渓谷〜巡視路〜(20)721m鉄塔〜677m〜24日歩けなかった計画コース

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15
16
三辻山
915.8m
14
17
12・鉾立山
18
13・942m
10
21

北・川・馬

「今日も顔は隠してー」