7・カヤマチ

9・726m

10

@

11

12・柱谷(注意)

13・十九山

14

16(注意)

17・水山

18

19

20(注意)

21

高座岩

15

方須張山

482  カヤマチ山〜柱谷〜十九山〜水山〜達身山


達身寺からの林道終点。女性と別れて男3人、カヤマチ山へ3度の急登。

これには驚き7・2・6から長く続くシャクナゲ群生。

「昼やー・蛭やー・どっちのヒルやー・こっちのヒルやー」昼にする。

柱谷で少しオーバー、十九山では界尾根探し。

岩屋山からテイクオフのパラや大蓑を眺めつつ、山椒の実を採り水山通過。

達身山から達身寺へは、ほぼ植林帯で意外と長し。




達身寺〜葛野(かどの)峠〜カヤマチ山〜町境界東進〜726m〜柱谷(701.2m四等)〜

677m/十九山(じゅうくさん)〜境界外れる〜尾根南下〜水山/御林(Ca730m)〜

達身山(たるみやま)452.7m四等〜達身寺



◎所在地 : 丹波市氷上町清住谷川北から東の山塊(葛野峠から水山近くまで青垣町との境界)

◎地形図 : 2万5千図    『大名草(おなざ)』 『黒井(くろい)』 

◎山行日 : 2009.7.11 (土)  晴れ

カヤマチ山 @ 98.7.4 A00.3.12    柱谷@00・3・12  十九山@00.3.12
 
水山@00.3.12   A 06.10.14 391  B06.11.8 395 


◎山行者 : 兵庫山楽会/歩き:馬場・大柿(車)・井川 
         泊まり:中島(車)・馬場・藤原(車)・川上(車)・安藤・井川     Age=62

◎コースの見所 : @達身寺秘仏参拝と蓮華(季節) A高座岩(たかくらいわ) 

Aカヤマチ山から遠望と稜線歩き  B726mからのシャクナゲ群生 

◎走行距離 : 往路 86.2km  往復 180.1km(ホタル観賞他含む)



自宅発(6:09)〜西明石(6:25)〜抜け道〜神出田井交左折〜R=175〜黒田庄〜

稲継交(7:51)〜ローソン〜1・達身寺(8:20〜9:20)〜2・(9:40)〜3・(9:58)〜

4・(10:14)〜5・林道終点(10:30〜10:35)〜6・葛野峠(10:53〜11:05)〜

7・カヤマチ山(11;28〜11:45)〜8・(11:55)〜9・726m(12:00)〜

10・(12:10 昼 12:25)〜11・(12:47)〜12・柱谷(12:57 迷・おやつ 13:14)〜

13・十九山(13:30〜13:39)〜14・山椒(13:50〜14:20)〜15・(14:25)〜

16・(14:40)〜17・水山(14:42)〜18・分岐(14:55)〜19・迷・発(15:15)〜

20・(15:20)〜21・(15:30)〜22・達身山(15:37)〜23・(15:45)〜24・(16:00)〜

25・(16:10)〜@・達身寺(16:20〜16:30)〜26・ログ(17:00)〜

風呂〜夕食(18:00〜)〜ほたる観賞〜歓談〜ログ発・(10:24)〜往路〜自宅(12日0:20)



はじめに(一部抜粋) 
 水山 地元では「オハヤシ」と称され、「丹波志?(誌)」には御林と書かれ、天下(てんか)山とも呼ばれていたらしい。御林とは藩直轄林のことで昔の水山は柏原藩の官林だったようだ。氷上盆地でも一際目立つ端正な双耳峰で、十九山とよく間違われる。 
 十九山 十九山は清住の達身寺の山号の山で、十九ヶ峰とも呼ばれ、山の総称を十九ケ丸山と呼ぶ。清住の雨乞山。その位置が曖昧で、パンフレット類には青垣、氷上町界の717mを十九山としているが現実に717mのピークはない。十九山は水山の北西方、青垣、氷上町界の目立たない677m標高点の平坦なピークである。昭和44年版『葛野村誌』にはカヤマチ山を十九ケ丸山としているが、これは 十九ケ丸山の字内の最高峰だからで、地元の住民はあくまでも677mのピークを十九山と呼ぶ。
 高座石
(たかくらいし)
木立の中に大きな石がどっかりと鎮座している。親亀の背中に子亀を乗せたような形をした巨岩で、別名「椀貸し岩」とも呼ばれ、おもしろい言い伝えが残っている。その昔、この石にお椀を貸してほしいとお願いをすると「コロン、コロン」と音がして、翌日には10人前でも20人前でもお椀を出してくれた。ところが、ある男が石から借りたお椀を一つ少なく返してからこれは絶えてしまったと言う。今でも岩の上に上がると「ポンポンという響きが聞こえると言うがどうか。
 達身寺 開山は行基とも伝えられているが詳らかではなく、氷上郡内最古の部類に入る寺院。元禄8年(1695)に十九山から現地に下ったという。山号十九山の由来は、弘法大師諸国巡礼の折り「われ天下の名山を歴拜するに、真に幽玄の景勝を占めむるもの僅かに十九、この山実にその隋一なり」と言われたことにあるという。本堂は簡素な茅葺き屋根の建物で、深山を背景に古色蒼然とした雰囲気をかもしだしている。ひなびた周囲のたたずまいのなかに、一際目立つ近代的な建物が宝物殿であり、「丹波の法隆寺」とも言われている。ここには90体にも及ぶ仏像が安置されており、そのうち十一面観音菩薩像、聖観音立像、阿弥陀如来座像、地蔵菩薩立像、兎跋毘沙門天など12対は国(現在は県になっていると聞いたが・・・)の重要文化財に指定されている。裏山のボタン・シャクナゲなど美しい庭園もある。 

「丹波森の道」ガイドマップ 平成8年3月 兵庫県丹波県民局 丹波総合開発促進協議会より



今日のメインは、氷上町にある『中さんセカンドハウスで一泊山行』で、行先は氷上町になった。中さん何時も仰ぎ見上げているだけの『水山』に上りたいとの事でカヤマチ〜水山を計画した。ここで思案したのが「穴地蔵はどうする・・・」。水山は、3回上っているが近くて遠きは『達身山』ってことでこちらを優先したコースを作った。雨の場合どうする・泊まりだけ参加できる人・泊まれない人と、パターンが何通りも有って前日まで連絡を取り合いながら当日になった。

週間天気予報では、当日は雨だったが晴れ女と晴れ男が参加したからだろう雨の心配が無くなった。達身寺9時集合で、2時間30分有れば余裕て行けると思って発つと8時20分に着いて境内の庭木の剪定に入っている職人さんとお寺の事や山の事など会話しながら待った(待ちくたびれ気味)。後続の中・安・井さんは、夕食の食材の調達等終えて9時15分頃到着した。 1・達身寺(8:20〜9:20)

    
達身寺正面(9:21)      山門前の蓮華(8:26)    (9:22) 

安さんが海外旅行帰りで時差ボケが回復せずカヤマチ山だけ上って引き返す(中さん付き添い)との事で長い林道歩きが始まった。集落を外れると植林帯が続く。 2・(9:40)〜3・ピンカーブ(9:58)そろそろ『高座岩』が有るはずと気にしていたが見落としてしまった。 4・(10:14)林道分岐で広場になっている。峠へ向かって直ぐ、ゲート用のポールに『カヤマチヤマ80分』と書いてあった。舗装林道は、傾斜がきつくなり路面が濡れて滑った。左谷川には双流の滝がある(無名には惜しい風格)。

車回しから荒れた林道になる。間もなく左深い谷筋には不動滝が在り不動明王が祀られている(寄らず).。今日は白く一筋の水が見られたが渇水する事もある。 5林道終点・(10:30)安さんが「しんどいからここで引き返すわ」中さんと連れだって引き返した。スギ林の中に『峠ヶ谷』の看板の所で男組はおやつを食べて発った。 発(10:35)やがて急登になり、歩き易い所を選んで上った。 6・葛野峠(10:53)02.8.12(清住〜葛野峠〜方須張山〜西山)の時のプレートがキレイに残っていた(この時点で葛野峠は4回目)井さんからミカン、馬さんから冷ゼリーを頂き休み発つ (11:05)

林道終点(10:33)別れを惜しむ?二人

「峠からの上りは急登できつかった」と言う記憶そのままに辛抱しながら三人三様のコースとペースで上る。植林帯から右(東)が自然林になり小さく一段上り切ると露岩が出る。二段目大きく緩むとより大きな露岩が出て三段目で横ばいを進むと扁平ピークのカヤマチ山の石標があった。7・カヤマチ山(11;28〜11:45)相変わらず視界は塞がっていたが私には、取って置きの展望用木(斜め倒木)が有るのでそれを探して上って見る。安全山までの幾つかのピークと尾根と山塊が見えた(下写真)。

 
カヤマチ山の展望用木から(10:30)最奥安全山その前水山   カヤマチ山:南から石標周り清掃後(10:40)

南から東面には、ドウダンツツジも生えている自然林で反対側はヒノキ林。馬さんが石標周りを清掃してると「手に蛭が付いとるわ」達身寺で「カヤマチ山から水山を歩かせてもらいます」と、言った時「蛭がいると思う」と言われた通りだった。 発(11:45)

蛭情報:その後気になっていたがこれと言った兆候もなく下山後まで気が付かなかった。がログでシャワーの時、馬さん井さん共に5匹くらい付いていたらしい。井さんは何故かバンドに5匹付いていた。女性2人は、山へ入っていないのに数匹付いてシャツも赤く染まっていたとの事だった。私には何故か付いていなかった(水山までは後尾を歩く事が多かったからか・・・)。

カヤマチ山から下っているとシャラの花が落ちていた(その後も点々と落ちていた)。左(北)はヒノキ林が続き、右(南)側は延々大木無き原生林が続く。実に静かな尾根歩きが味わえた。 8・柿プレート(11:55)露岩尾根になる。 9・726m(12:00)ここから「残っているだろうかなー」と思っていたシャクナゲが出始める。00. 3.12 島・向と雪の尾根縦走した時は、疎らだったと記憶していたが群生し、柱谷まで続いた(途中途切れるところも有る)。

 
(9)辺りの尾根(12:02)        (12:41)

シャクナゲ尾根(仮称)で深山の趣たっぷり味わいながら進んだ。所によっては花の後(花芯?右写真)が沢山見られたので咲いてる時期に出会えばラッキー。 10・(12:10)ピークから少し下った所で東が開けたので昼にした(先頭の馬さんがひるやー」私「蛭かー」馬さん「昼やー」)。展望奥には向山連山が見え、手前の山並みの上にパラが飛んでいた。。 昼発(12:25)少し下ると左に岩屋山と手前に甲鉢・イゲ尾根が横たわっていた。巨岩帯に入って、左に右にかわしながら進む(12:33 柿プレート)11・(12:47)

  
(12:44)辺り             (12)柱谷:西から(12:57)  (13)十九山:西から(13:28)

右が植林帯に変わって 12・柱谷(12:57)展望なし。00年に東尾根へ進み過ぎた所で注意マーク地点。写真だけ撮って進む。方向確認してる間に、井・馬さんは、倒木を潜ったり越えたりしながら進んでいた。「コース大丈夫かー」「合っとるー黄色角プラ杭ある」 南へ曲がる地点を見つけられないまま、「違うと思うけどなー」二人の後を追った。

シャクナゲ生える良い尾根だった。先端に付いて馬さんが「引き返そう」尾根先端からは空中しか見えず、目指す山が無かった。引き返し水山への尾根に乗った所でおやつを食べて発った。 柱谷(13:14)中下り中上りで 13・十九山(13:30)展望なし。上った所に十九山との小さな木札が掛っていた。

この山塊の何処かに寺が建っていたらしいが・・・ここでも水山への尾根が見つけられず右往左往。結果はヤブに戻って塞がっていた。切り開きをしマーキングをして発った。 十九山発(13:39)視界完全に塞がり薄暗い下りから上りに掛って間もなく左が開けてきた。更に上っていると後方から北面が大きく開け、柱谷・十九山・岩屋山や大蓑山方面が全開だった。気が付くと山椒の木が沢山生えていてログで待つ女性に馬さんとTEL「遭難してもうたー」とか「山椒の実いらんかー」とか「いるいる採ってきて」3人で採った。おやつタイムも入れて約30分も居た。

 
(14)からの眺め、この右に岩屋山等が見える左十九山右(柱谷)13:52 (15)から振り返る(14:25)左奥カヤマ  

14・山椒採り発(14:20)右植林帯の中、急登上り切る。 15・(14:25)ここが水山尾根かと思っていたが一段下だった。右ヒノキ林が続き、左は素晴らしい高木雑木帯の界を緩く上る。 15・(14:25)ここまでくれば後は、ほぼ下り続けるだけ。 16・(14:40)〜17・水山(14:42)『幸世村直営地界』と彫られた石標が立ち、自然石に掘られた堺の字を見て通過。ここが双耳峰の北峰なのか?緩く下って尾根肩、ここからの下りは激急下り、下って短く横ばいを行く。 18・分岐(14:55)

大柿布は、左(東)の尾根のヒノキに巻かれている(穴地蔵・安全山方面)。達身山の尾根にはあえてマーキングせず(巻かず)に下った。黄色のプラ杭にも導かれる。下草無く歩き易い。19・発(15:15)かなり柴ヤブになり、方向決めに手間取る。決めて下っていると朽ちた鹿網もあった。間もなく作業道だったらしき跡が現れると歩き易くなる。 20・(15:20)

 

(15:04)からの眺め左方須張山右カヤマチ  境と彫られた石(14:42)

(20)からは間伐が入り明るくなる。西尾根も下れる良さそうな尾根。達身山を目指す。間伐は続く。 21・(15:30)植林の中にかなりの数の太いアカマツが残る。 22・達身山(15:37)低い草木に隠れるように石標があった。馬さんが清掃してよく見えるようになり、少し休んで立つ。右樹間から朝歩いた道と民家が見える。 23・(15:45)南尾根に誘い込まれないように要注意(踏み跡らしきモノがある)。南へ下るポイントが難しく馬さんと相談しながら進んで「この辺から下ろか」。 24・(16:00)植林帯の急下りをしてると下方に道が見えてきた。 25・(16:10)

    
達身山:東から・清掃後    (25)道に出る:南から(16:11)  東屋から(16:15)手前お寺

この道は朝、達身寺の絵看板で見た寺を取り巻く遊歩道だと思う。獣除けのゲートを通過して間もなくお寺の上部にある東屋に出る。左尾根が遊歩道だったが右を下り墓地を通過して車に戻った。 @・達身寺(16:20〜16:30)井さん案内でログへ向かう。細見池分岐に有る絵看板を見て「ここから右や」谷を入って行く。屋根つきの三体石仏を右に見て奥へ(ここを右折だった)

農作業の婦人に「ログハウスありますか」「この奥に有ります」民家を離れて直ぐ大きなゲートが有った。ゲートの手前に株立ちのオオカツラの木があり(県指定?郷土の木?)その看板が立つ公園だった。井さん「ここと違うわ」引き返す。先程のご婦人に「ゲートがあって・・・」「ゲートを開けて入れる」引き返しゲートを開けて入るとログは有ったが違っていて引き返した。引き返してる時、左手にそれらしきロぐが有り石仏の所から入って行くと中さんログがあった。 26・ログ(17:00)

 
中さんログ入り口(17:02)              バーべキュウ開始(18:07)

藤さんが来ていた。直ぐにシャワータイムになったがそれからは蛭の話が続いた。ログは、すばらしい自然環境の佇まいにあり、リッチな中さんが羨ましかった。管理を考えると安らぎ、癒し、楽しみばかりとはいかないだろう。川さんがやって来て18時からバーべキュー、20時過ぎからホタル観賞に出かけた。現地に着いたがホタルが見られず「もう終わったんやわ」と言ってると「光ったー 居ったー」神秘的な光放つヒメホタルは点灯間隔が短いのが特徴だった。二か所で見てログに戻り歓談。藤さん手作りののスイカ等を頂き話つきなく、名残惜しくも帰路についた。中さんお世話になりました。安さん藤さん川さんありがとうございました。馬さん井さん楽しく素晴らしい尾根歩き出来ました。おやつありがとうございました。


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22・達身山

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○オオカツラ

西山

←ここから墓地へ下る

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