@

17
18・
長ズエ・
524.4m
16・峠
24
25
26
27
28・沼/城跡・266.4m

30

31

8・561m
bR95 十九山コース(穴地蔵コース)〜水山〜長ズエ〜沼(城跡)


やっぱり気になる△長ズエと△沼。

穴地蔵はパスをして、先ずは目指した水山で見頃のモミジが迎えてくれた。

前回外した6・7・5は難なく通過入って見れば、明るい開きにプラ杭続き、下ったコルは旧峠。

着いた△長ズエ一部が開け、更に下れば満点展望。

尾根先目指して進んで行けば、いきなり現る尾根右断崖、

しばらく展望その先の平地は沼城跡だった。




井中地区(徳昌寺手前墓地)〜十九山コース〜主尾根(安全山分岐)〜

展望所(Ca480m)〜561m〜水山(Ca730m)〜町境界〜町境界東進〜675m〜

長ズエ(524.4m三等)〜386m〜沼/城跡(266.5m四等)〜R=7〜井中地区〜

円通寺〜徳昌寺手前墓地




◎所在地 : 氷上町井中と上新庄地区の境界。氷上町井中・御油・沼地区と青垣町境界

◎地形図 : 2万5千図  『黒井(くろい)』  『大名草(おなざ)』

◎山行日 : 2006.11.18 (日) 曇り   @’00.3.12(カヤマチ山〜十九山〜水山〜561m)
                                    A’06.10.14

◎山行条件 : 歩き/単独     Age=59

◎コースの見所 : @十九山コース前半の寺跡・町石仏・穴地蔵(bR91) 

             A展望所からの展望  B沼城跡前の岩場と沼城跡  C円通寺の紅葉

◎走行距離 : 往路 @68.8km  A72.5km  往復 140.3km



自宅発(6:00)〜R=175〜山南町道の駅(7:13)〜氷上町稲継交左折〜R=7〜

1・自転車デポ(7:40)〜2・S/G(7:51 発8:06)〜3・(8:23)〜4・尾根(8:33)〜

5・トイレ(8:40)〜6・分岐(8:45)〜7・展望所(8:51)〜8・561m(9:05)〜

9・(9:23)〜10・水山(9:33)〜11・十九山分岐(9:35)〜12・(9:37 休み 発9:42)〜

13・675m(10:00)〜14・(10:06)〜15・(10:13)〜16・旧峠(10:15)〜

17・(10:22)〜18・長ズエ(10:29 発10:40)〜19・落雷跡(10:43)〜

20・(10:50 おやつ 発11:02)〜21・分岐(11:08)〜22・(11:14)〜

23・386m(11:19)〜24・(11:29)〜25・(11:42)〜26・(11:50)〜

27・岩場(12:15 おやつ 発2:20)〜28・沼/城跡(12:27〜12:30)〜

29・(12:37)〜30・(12:42)〜31・(12:45)〜1・(12:55)〜自転車で走る〜

円通寺〜2・S/G(13:13 発13:29)〜往路〜自宅(15:56)



過日、春日町の黒井城跡からの町境界を歩いたことにより『ここまできたら10月14日に計画コースを外して心残りになっている△長ズエと△沼が在る町境界を歩こう』と決めた。ここを歩けば2万5千地形図の「黒井(くろい)」の府県界・町境界(平成の大合併前)を歩き通してしまうことになる。とは言っても山域のみであるが・・・。R=7から上っての逆走で675mピストンなども考えたが当初の計画通り十九山コースからスタートすることにした。単独だったので早発ちで自転車デポ地点へ向った。

朝が早いと道も空いていて気持ちよく走れた。 1・自転車デポ(7:40)〜2・S/G(7:51) 前回と同じく徳昌寺手前の墓地に車を置かせてもらい支度をしていると、70歳位の男性が犬の散歩で通り掛かられ挨拶に続いて私の登山の話になった。『この尾根向こうの上新庄地区に熊が出たとも聞くから熊に遭わない様に気をつけて・・・』続いて80歳位の婦人が散歩に来られて3人の話になった。

この婦人は『若い頃は土方や木出しなどもして良く働いてきた』と昔の苦労をあれこれと懐かしく話された。十九山のことも良く知っておられ、そちらの方まで杉や桧の切り出しに行き昼になると家に帰って子供にご飯を食べさせて又山仕事に戻って働いたこと。徳昌寺から北西の谷筋を上って芦田地区へ越える道が在ったことも聞き取れた。ちなみに男性は神戸から越してこられた(年月は相当経っている)らしいが植林の多さを嘆いておられた。2・(7:56〜8:06)

(2)十九山登山口から北方の眺め(8:07)寺のまえにP
徳昌寺の後方尾根は△長ズエから△沼への町境界尾根・寺の後方が長ズエ

今日はほとんど脇目を振らず歩いた。間もなく、前回気になっていた、谷筋の方の道を歩いて見た。明るかった道は谷を突き詰めて消えた。そこで5m位右(北)に上って本道に乗ると、そこは九十九折れの直前だった。 3・(8:23) ジグザグと上り始めて植林帯から自然林に変わる所、ここでも前回気になっていた古道らしき形跡を辿ってみた。それは谷筋を上がっていたが「道」と言えば道とも言えたが立ち木で塞がり最後は急登で尾根に乗った。 4・尾根(8:33) そこは本道の直ぐ隣だった。

秋色を感じながら上り、次に三つ目、それはトイレの確認。 5・トイレ(8:40) ブルーシートは変わらず張られていた。ソロリとちかずいて覗くと一辺2m位でV字形に囲われ、中に松の木で作られた便器があった。なかなか良きアイデアーに拍手。そして間もなく主尾根に乗った。 6・分岐(8:45) 今日も雲海は見られずも、北東遠い彼方に三岳と小金ヶ岳が雲の上に頭を出していた。(他展望山座はbR91


 
写真矢印が三岳・小金ヶ岳(8:44)中央奥三嶽・小金  (5)トイレのニューモデル(8:39)

オット、先を急がなくては・・・。次は展望所まで一目散、このコース最大の展望ポイントに着く。7・展望所(8:51) 薄く雲を冠った五台山から五大山、五台山の左に府県界尾根がかなりハッキリ見えた。その山々の前に、後で歩く町境界尾根が横たわっていた。穴地蔵分岐 (8:54) 短急登で一度緩んで再急登、左植林帯が自然林に変わると紅く染まり始めたドウダンツツジが数本生えていた。前回穴地蔵からの尾根に乗って間もなく 8・561m(9:05) 

今日は篠ヶ峰方面が良く見えた。大きな露岩二ヶ所でも振り返り展望すると「タカクラ」の山肌は黄とオレンジに一部緑が加わってきれいだった。やがて△達身山への分岐に立つ。 9・(9:23) ここからは左が自然林になる。意外とモミジの木が多く生えていて秋を感じさせてくれた。そんな訳で水山への急登も気分良く軽々と上れ
た。

   
水山への急登尾根左の自然林(9:25)  水山への急登後北東の眺め・左端吼子尾山・右端クロイシ山

尾根北東に倒木で開けた所、色付いた葉の上からから町境界尾根先端辺りまでが見えた。水山最高点にあった「境」と彫られた自然石は前回そのままに残っていた。 10・水山(9:33) 止まる事なく通過して 11・十九山分岐(9:35) 町境界に乗って横ばいを進む、北面の落葉高木の葉は7割程度が枝から落ちていた。樹間から岩屋山が見え、尾根先端で休みをとる。 12・(9:37 休み 発9:42) 

右のヒノキ林は 8・561m(9:05) から延々と続いている。下り切ると「ヌタバ」在り前回よりもよく使われた形跡があった。ここから直ぐ先の675mピークの左(北)激斜面の裾に「丹波少年自然の家」とその奥に府県界尾根が横たわっていた。短急登で 13・675m(10:00) 少し下った所で、前回は左ヒノキ林の植界尾根北へ下ってしまったが今日はやや右に折れて界尾根に乗った。左は自然林右はヒノキ林になって太い樅の木が尾根と尾根右に続いた尾根には明るい開きが在って難なく進めた。 14・(10:06) ここは要注意ポイントでマークしていたが町界方向に開と赤プラ杭(東方向にも打ってある)も在り、コンパスと地形も合致するも『今日はコースを外すことが許されない』と念入りに確認して下り開始。


(13)手前コルから北面(9:50)
中央白い点丹波少年自然の家(右山肌は676mの北面)中尾根右肩△イゲ


左自然林・右ヒノキ林の植界急下り、途中で緩む地形も等高線通り、右樹間から△沼方面の尾根が見える。次の急下りから大きな露岩が出始め横ばいの尾根肩先端に着くと、崖になっていた。 15・(10:13) 『どうする・・・何処を下る・・・』少し引き返して植界を下り始めると杭が出て『ここが町界か』中程で元作業道かと思う道が上へ上って歩いてきた横ばい尾根に合流していた。峠と聞いていたコルに着く。 16・旧峠(10:15) 左右ともに杉林で太い樅の木も残っていた。芦田地区の方へは倒木もあり道は確認できなく、井中地区へは先ほどの作業道とつながる踏み跡が見られた(と思う)。

太い赤松が生え柴などが覆う薄暗い上りでは『前回コースを外して見上げた尾根を歩いているんだ』と思いながら上っていた。 17・(10:22) 方向が変わり、下って直ぐに上る。この辺りも樅の木が沢山生え、驚くほどに明るい切り開きが続き、△長ズエに着いた。 18・長ズエ(10:29) 水山の方から点々と見た「幸世村・・・」の石標と昭和57年6月木製杭と共に三等の石標が立っていた。進行方向へほんの少し下ると一部が開け、安全山の右奥に高見城山 ・西光寺山。直ぐ左奥には白髪・松尾山。身を乗り出すと三尾山の奥に三岳が頭を出していた。 発(10:40) 

背丈の低い松が目立ち始める、何時の間にか左がヒノキ林になっていた。短い横ばい尾根で、落雷で幹の皮が剥がれた松の木が立っていた。 19・落雷跡(10:43) 松が主体の山になっていき、快適に下っていると、尾根右(南)が大きく開けた、そこは展望所から山肌が白く見えた所で、急斜面で広く地肌がむき出しになっていた。滑落すると谷底まで数十メートルはある。より、展望を得たく用心しながら回り込むと五台山から五大山と向山との間に三岳方面が全開。安全山の奥に高見城山・白髪・松尾山等がが同定できた。足元には井中地区も見えた(ここまでにも見え、私の車も見えた所もある)。 20・(10:50) 


  
(20)からの展望(10:56)左から五台山・鷹取山・愛宕山  △長ズエ(10:28) (19)落雷を受けた松(10:43)

南への小尾根は自然林(主に松の木)で美しく下っていた。名残惜しくも元に戻って発つ。 発(11:02) 下っていると左に切り開きが在り黄色の小プラ杭が打ってあった『何処への開きなんかなー』と思いながら明るい道を下っていて、ふとコンパスを見ると方向が違っていた。先ほど見た美しい小尾根を下っていて20m位引き返した。左に切り開きが在り黄色の小プラ杭が打ってあった所が町境界でそれに乗って進んだ。 21・分岐(11:08) 視界は塞がり少しヤブっぽい所も在ったが間もなく歩きやすくなった。

コルに着くと、地図の破線通り前方からコルにコルから手前山肌に使い込まれた水平な道が付いていた。 22・(11:14) 左右ヒノキ林、現在地確認ヨシ。短急登上り切り。 23・386m(11:19) 素性良く伸びた太いエーダ松が群生、倒木も在り。次の (24) へは右赤松、左植えっ放しのヒノキ林が続く。北寄りに折れる町境界を探りながら薄暗く緩い幅広尾根を進むも南寄り始めて、ここでも10m位オーバーランして引き返し、恐る恐る町境界と思う所で下り始める。 24・(11:29) するとヒノキに赤ペンキが塗ってあり、これが境界の標示かと思ったし、勿論方向も合っていた。

とは言え、視界が塞がっているうえ地形に特徴が無く現在地確認が曖昧になっていた。左右ヒノキ林の主尾根から北への支尾根確認して半ばホッ。デッカイ露岩が出て、緩く下ると前方に明るさが出て、そこに着くと、左(北)側が全開して谷筋に地道の林道が在り終点だろうかに東屋が建ち谷向こう尾根の右肩に大蓑山が半身を覗かせていた。 25・(11:42) これで間違いなく町境界に乗っている事が確認できたが現在地確認は?。  

 
(22)コルから386m南山肌の道(11:13)  (25)から北の眺め(11:42)奥左大蓑山・右烏帽子山

その後視界は塞がり地形に変化が無く現在地が曖昧になる。気が付くと北向きに下っていて引き返す。僅かな距離で助かった。 26・(11:50) 横へ横への感覚で進んでいると尾根左右が切れ落ちてきて間もなく右が数十メートルの岩場の断崖になった(下山後車に戻る時に見上げると岩場の一部が見えたが気を付けて見ないと分からない)。 27・岩場(12:15) 東180度展望良く、おやつを食べながら楽しんだ。五台山方面からグルリ、安全山までの山々が見られた。崖の下方には地図神社マークの神社の屋根が見えた。

二つの岩壁が在り、一つには人工的に掘り込まれた窟形跡を感じたが何も祀られていなかった。 発(2:20) そこからは東面は崖状が続き、小さなコブを越えて上っていると20坪位の平地が出た。明らかに城跡かお寺の奥の院跡か・・・?と思った。そこからは朽ち掛けていたが自然木利用の階段で上っていく。???進んでいると「沼城跡」の道標が出て納得。ここは城跡だった。 28・沼/城跡(12:27〜12:30)
 
(27)岩場の断崖(12:18)南(P)方面  (28)城跡最高点からの下り岩場(12:30)



平地からは雑木林になって、最高点には特に本丸跡らしき平地は見られなかった。下りに掛かると軽い岩場になりクサリが張られ、南面は岩場で滑り落ちていた。初めは石標を探していたが城跡だったことに興奮して石標を見ないまま下ってしまい次のピークに立った。 29・(12:37) 城跡から(以前も)北面はヒノキ林が続いていた。ここには「行者道」の道標が掛かっていたが方向がハッキリせずも多分南東尾根だと思う。沼城跡の道標も頼りに下っていき、上りに掛かると尾根全体が大きな岩稜になり右側が崩れ落ち、まるで四国の石鎚山の、あの空中(空)に突き出た岩稜に似た形に、思わず足を止めてカメラを向けた。どのように収めればこの感覚が写るか私なりに考えてシャッターを切った(下右写真)。そこを離れ上りに振り返ると城跡へのピークの奥に水山方面が見えた(下左写真)。

 
中央奥水山手前左29番(12:340)  (12:38)

そして上り切る。 30・(12:42) 薄暗い植林帯を北向きに下ると、道は消えてしまっていたが東の谷筋へ下っていると判断した。そこからは草で塞がり気味の尾根をいき、植林帯を下り尾根肩に着いた。 31・(12:45) 急下りをして山裾を流れる溝を渡って自転車デポ地に着いた。 1・(12:55) 自転車で走りながら城跡への登り口や (27) の岩場を確認しながら走ってモミジの名所円通寺前に到るとモミジの紅葉はまだまだの色付きだった。車に戻ってやっと達成感に満たされた。


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11
12・休
13・675m
23・386m
14

ポイントbヘ地図を一度削除した関係で
不明確とポイントが抜けている

10・水山
21

得昌寺