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※青線=計画コース
468 黒尾山〜日見谷
雨がポツポツ降り始め 、短いコースに変更を考えながらの決断は、雨に負けず計画実行。
大トチノキ見て林道歩き、降ったり止んだり雨の中、急登耐えて主尾根に乗って、
展望広場でおにぎりタイム。雨に煙る黒尾山にしばし立ちて引き返す。
日見谷(△)目指して歩け歩け、満開アセビに疲れを癒し、着いた日見谷霧の中。
町境界から外れ下れば、冬枯れ雑木がなが〜く続き、良いね凄いと歓声止まず。
植林帯になった所で方向確かめ「これで良し!!」と下って行けば・・・。
安富町から山崎町へ入って直ぐに在る『たいこ弁当』で夫々に腹こしらえや弁当におやつを買い込む。次に私の所用で山崎IC近くに住む妹宅に寄り、その先山崎JA『旬彩蔵(間違ってるかも)』で野菜など買い込む人あり(ここで買ったイチゴが後で騒動を起こすとは誰も予想はしていなかった)。その頃からポツリポツリ雨が落ち始め、登山口に向かいながら計画変更を相談。候補は『宮山・東山・国見山・高取山』だったが多くは降らないだろうとの結論で計画通り歩く事に決まった。前回と同じ所で公共施設の屋根の下を借りて準備完了。 1・(9:33〜10:00)
今回は、谷筋を歩いて大トチノキを見ることにした。 2・(10:11)谷に入って間もなく谷側左に満開のミツマタを見る。「キレイやなー」の連発。車止めを通過、橋を渡り、しばらくすると道の左に一本目の大トチノキが現れる。雨は止むでもなく本降りになるでもなくと言った感じ。県指定文化財の看板が立つ大トチノキの前に立つ。二本の樹高は27m前後、樹齢は推定400年。 大トチノキ(10:39)前回林道からここへの道があったのでそれを探したが見つからなかった。
県指定文化財の大トチノキ(10:39) 一本目の大トチノキ(10:35)
大トチノキに感動し、谷を突き詰め林道に乗る。 3・林道(10:51)一時薄日が射して希望の光を感じる。道右山肌を三頭の中形鹿が進行方向へ飛び跳ねて去る。 4・(11:18)安さんから頂いた回転焼を食べながら、ここで林道組と旧道(前回コース455)組に分かれるかの判断をした。結果は、全員林道歩きになった。 発(11:25)
(4)手前へが旧道・奥へが進行林道(11:20)最奥尾根が下り尾根 (4)旧道側(11:19)回転焼
その美しさに感動した林道左右に見る赤松林は、衰退気味になっていた。横ばいになって間もなく黒尾山への登山口。 5・(11:40)林業用のピンクビニのマークに導かれて進み、その後、鹿網に沿っての急登はズルズル滑る。一段上って休む。左すばらしい高木雑木帯、右ヒノキ林。二段目の急登、スキーで痛めた十字じん帯をカバーしてダブルストックの安さんも上り切りホッ。 6・3町境界(12:05)
場合によっては、黒尾山キャンセルも考えたが皆さんの胸はゴーだった。南面の展望は霧と雨で無し。黒尾山へ向かう。 7・展望広場(12:12)白い花を付けたアセビの木があり、その下が濡れていなかったので迷わず「ここで昼にしょう」6人が十分に座れる広さだった。日陰に少量の残雪を見る。 発(12:35)
(7)展望広場から△日見谷(手前)方面(12:15)
高度が上がるにつれて、点々とではあるが見る雪が多くなる。黒尾山の中継塔が霧の中に頭を出した。その後は見える物も無いまま黒尾山に着いた。 10・黒尾山(13:14)展望なし。
黒尾山:西から
(10)黒尾山:南から(13:15)
記念写真を撮って3町境界を目指し引き返す。 発(13:18)。左から井・北・馬・中・安
(7)展望広場:北から(13:40)アセビの下でおやつタイム (8)から引き返す(12:55)
展望広場に戻って来て、小雨の中おやつタイム。 7・展望広場(13:40)右(東・R=29)からガスが吹き上がって来るも西からの風で尾根から押し戻されていた。 発(14:00)〜6・3町境界(14:05)後は、植生や尾根等の状況で前回と変った事と言えば、点々とアセビガ咲き、△日見谷手前で鹿が後足二本で立ってヒノキの葉を食べているのを見たことくらいだったか・・・。11・(14:13)〜12・(14:31)〜13・820m(14:40)〜14・日見谷(15:00 小雨の中、小休み 発(15:07)
(7)展望広場からの下り(14:03) (12)手前ピンクのアセビ(14:25) △日見谷手前(14:52)
今日は、波賀・一宮町の境界を下らず北への尾根を下る計画。前回も少し述べているがR=29からこの辺りを見上げると素晴らしい高木雑木尾根が目を惹く、どうしてもそれを歩きたかった。 15・(15:10)ここから先は未知の世界。朽ちた赤松の倒木多し。この倒木は、数十年前のマツクイムシの被害に遭ったものだと思う。上りからは倒ぼくも消えた。 16・(15:23)ここからの下りが極素晴らしい落葉高木帯で長い間片思いでいた恋人に迎えられた思いに浸りながら下った。勿論他の人も感動しきり。
(15)からの下り(15:18)(16)からの下り(15:26) (16)からの下り(15:31)
尾根右(北)面は落葉高木帯にも関わらず倒木多し(4年前の台風被害と思う)。一段目下り切る。 17・(15:40)その後、間も無く尾根左が植林帯になる。ほぼ横ばいを進んでいく現在地確認したくもマップケースも濡れて見辛くいい加減になる。と言うのも左(西)に下れば100m位で朝上った道に出られるのと境界尾根で無いからコースに余りこだわりが無かった。随分歩いたような気がする頃、左右共植林帯になった。「いよいよ尾根先端が近くなったな・・・」
終盤の489mを過ぎた尾根分岐と勘違いで西寄りに下り始めた。 18・(15:53)=このポイントは帰宅後考察の結果読み取ったのだが稀に見ぬ大勘違いだった。激下りの植林帯を避け、下り始めた所は、植林が出来ない岩頭やら露岩の連続急下り、まるで崖の山肌。私が先行してコースを作るが個人差が有り、トレース出来たり出来なかったりするも皆さん安全第一、慎重に下って頂いた(馬さん、後尾でサポートして頂き有難うございました)。やがて下れなくなり植林に戻ったがこれはこれで間伐材が縦横に倒れてそれが雨のせいで滑る滑る。
やがて下方より水音が聞こえ始め谷川が見えてきた。さてどこら辺りに出るのか楽しみだったが全く見当違いの所に出た。余りの間違いにガッカリ!!ガックリと肩を落とした山猿だった。 19・大トチノキ(16:15)が、救いは大トチノキノ直近に出た事。『大トチノキの精が呼び寄せた事にしておこう』で一件落着。激下りの緊張と危険から解放され、気楽に往路を下る。朝見たミツマタやキブシの花が「今日は、雨の中良く頑張りました」と、言ってくれてるような気がした。何時の間にか雨は上がり車に戻った。
皆さん雨の中7時間の山歩きでしたが安全にご協力いただき(特に最終の激下り)無事下山出来ましたことに感謝してます。風邪などひかれませんでしたでしょうか・・・
※帰りの『イチゴ騒動』は、参加者だけの内輪話で留めておきましょう。そう言うことで良いですねレオンさん。
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2
橋
3
18
14・日見谷
5
11
12
7・展望広場
8
4
19・大トチノキ→
15
13・820
6・3町境界
16
17
9
10・黒尾山
北