3・鶴居285.6m
4・鶴居城跡
  433m 
7・498m
@
10・大中山・662.3m
11
13
12
14
16→
15・520m
19・河原谷・
  559.7m
18
20
22・552m
21
17
23
24
25・430m
26
27・七種槍・577・3m
△横倉観音
31
△奥
bS22  鶴居〜大中山〜河原谷〜七種槍(コウジャガ峰)



「三角鶴居今日は見たりシダの中」見事に尖がる城跡通過、今日は逆走界目指す。

右に左に展望あれど霞たち込め視界最悪。折角だからと大中山へ寄り道してから縦走開始。

マーク消え、水音だんだん大きくなって界尾根外しに気が付いて、えっちらこっちら引き返す。

「積年の願い果せし尾根を行く」なんて余裕もあったけど、次第に疲れが疲れを呼んで

やっと槍へのコースに合流。

槍の付け根で燃料補給、一気に槍越え下って行けば、想定以上のシダヤブだった。




鶴居地区〜鶴居(285.6m四等)〜433m(鶴居城跡)〜498m〜町境界〜

大中山/松尾山(662.3m三等)〜引き返し〜町境界西進〜520m〜

河原谷(559.7m四等)〜552m(三町境界)町境界東進〜430m〜

七種槍/コウジャガ峰(577.3m四等)〜南東尾根下る〜奥地区



◎所在地 : 市川町鶴居地区北西尾根と・鶴居・奥地区と夢前町(一部福崎町)の町境界

◎地形図 : 2万5千図   『寺前(てらまえ)』 『前之庄(まえのしょう)』

◎山行日 : 2008. 3.12 (水)  晴れ(霞)  

七種槍(コウジャガ峰)登頂 @’95. 5.20  A’96. 5.12  B’99. 2.14  

                  C’04.10.17  D’08. 1.24
    

大中山(松尾山) @’07.12.19414

◎山行条件 : 単独     Age=61

◎コースの見所 : @鶴居城跡  A△鶴居辺りから町境界まで七種山山塊点々展望 

             B境界尾根から東から南点々展望  C七種槍周りのヒカゲツツジ

◎走行距離 : 往路@43.5km  A50.5km  往復96.5km



自宅発(7:00)〜播但道〜市川南LP〜1・自デポ(7:59〜8:04)〜2・鶴居(8:18〜8:30)〜

3・鶴居(8:51〜9:00)〜4・鶴居城跡(9:18)〜5・鉄塔(10:03)〜6・(9:40 おやつ 

9:50)〜7・498m(10:00)〜8・(10:14)〜9・分岐(10:28)〜10・大中山(10:36)〜

引き返し〜9・分岐(10:42〜10:52)〜11・(11:00)〜12・(11:17)〜13・(11:30)〜

引き返し〜12・(11:40)〜14・(11:54 おにぎり 12:10)〜15・520m(12:27)〜

16・(12:31)〜17・(12:53)〜18・(13:03)〜19・河原谷(13:19〜13:26)〜

20・(13:30)〜21・(13:35)〜22・552m(13:47)〜23・(13:56)〜24・分岐(14:06)

〜25・430m(14:10)〜26・(14:36 おやつ 14:41)〜27・七種槍(14:52)〜

28・(15:03)〜29・(15:26)〜30・(15:34)〜31・民家(15:48)〜1・自デポ(15:52)〜

自転車で走る〜2・鶴居(16:15〜16:36)〜往路〜自宅(17:42)



九州・中四国・近畿地方すべて晴れマーク『よっしゃー明日は山へ行こう。最近は、こんなパターンばっかりやなー』。行先は、大中山から七種槍(コウジャガ峰)への町境界縦走。七種山と七種槍(コウジャガ峰)コース(時計回り)上に在る552m(3町境界)までが十数年来歩きたいと思いながらなかなか歩けなかったコースで、やっとその積年の思いを果たすことになる。

どのコースを使ってその境界尾根に取りつくか色々考えていたが結局’07.12.19に△鶴居の石標を見落としているので『今度は見れる』と言う自信は無かったがこの石標の確認を兼ねて前回の逆走で取り付く事にした。次に552mから七種山へ回るか七種槍(コウジャガ峰)へ回るか思案したが初めて七種槍(コウジャガ峰)に上ったとき(時計回り)七種槍(コウジャガ峰)から市川町尾根へ下り掛けた想い出が未だに記憶に残っている(今は札が掛かっていて市川町尾根へ下る人もいないが当時はそれが無かった)ので今回はこのコースの確認をすることにし、奥地区に自転車をデポする事にした。

今日もR=404からの左折ポイントの目印を見逃し、千原交差点経由で逆戻り(この方が道も広く安全と思う)し、妙見山の東麓の細い道を、自転車デポ地を探しながら入って行った。仮舗装の道は、所々に水溜りがある当に一車線と言う細い道で、新車のボデーに擦り傷が付かないかと心配しながら走った。初めに大きく開けた所に自転車をデポし引き返した。 1・自デポ(7:59〜8:04) 登山口へはスムースに着いた(初めてだと工場の敷地内かと思い分かり辛いかと思うし車一台分位のスペースしかない)。 2・鶴居(8:18) 

美しく尖がったピークが3連、一番奥が大中山かと思いながら支度をして発った。 発(8:30) 池の堤を通って山に入る。植林帯から雑木林へと続く微かな踏み跡を上って行く。歩くに邪魔な木などが切られ歩き易くなっていた。今回は△鶴居を見落とすまいと、ポイント(地形)を机上でしっかりと確認していたのでそこへ向かって上って行った。△鶴居に近くなると踏み跡が雑木林から植界へ数回出る。1回目の急登を上り切った所辺りで△鶴居が見つかった。 3・鶴居(8:51)


(2)池の堤から(8:30)最奥城跡          (3)△鶴居南西から(8:51)

植界から1m位右(東)のシダの中に在ったがこれとてシダが刈られて無ければ見つけるのが困難だったかも知れない、誰か知らねど整備して下さったお陰と感謝しつつ写真に収め、ポイントが分かるようにマーキング(布2本巻き)して発った。 発(9:00) ここからは植界尾根を上る。丁度この辺りから左(西)ヒノキ樹上から険しい山容の七種山山塊が見えてくるも今日は、霞に包まれ柔らかな感じだった。それを眺めながら急登に掛る(霞が掛かってとても写真には表れない状況で写真はお預け状態が続く)。上り切り (9:15) 

郭肩に少しながら石垣を見る。この段は長く平地が続くが後は小さな段々が続き11段目が本丸となった。 4・鶴居城跡(9:18) 本丸中心部分の立木が少し伐採されていたのは下方の整備と同じ人の手によるものだろう。展望を得るための伐採は、未だ一切無かったがその内手が入るかも知れないと思う。おそらく立て籠もり用の砦と思うが、それにしてもこれだけの急登の頂にどれ程の規模の城郭が存在していたのだろう・・・。


初めての郭に残る石垣:南から(9:12)      (4)本丸跡:南から(9:18)

本丸からは、郭二段と二本の掘り切りを通過して快適に進む。軽岩稜から右下に美佐(鶴居)のグランドが見える。左へ巡視路が在り、直ぐ鉄塔下に着く。 5・鉄塔(10:03) 七種山・七種槍方面が見えるがとにかく霞んでぼんやり。次の上り取り付から右へ巡視路あり。 6・(9:40) 前回おにぎりポイントで今日はおやつを食べる。南西に狭くも開け、槍が正面に見える。 発(9:50) 地図破線への取り付きは何ら変わりなく在った。前回思案して木に登ってコース確認した所では巻き道を歩いて見ると、ウラジロシダに覆われていた(前回のマーキングが残っていた)。 7・498m(10:00) 

498mへはシダが生え踏み跡も無い中上り。ここも左の巻き道を歩いた。横ばい尾根に乗ると動物の運動場となっている。城跡手前と、この後と二度の急登が在る。これがあるからこのコース決めに思案したのも事実でその二度目の急登に差し掛かる。 8・(10:14)この二度の急登以外は快適歩きと素晴らしい展望が点々現れる素晴らしいコース(コブ巻き道が右や左に在るが忠実に尾根を通過すると思わぬ好展望所(下写真)があるからお薦めです「今回は霞でアウト」)。 

前回の写真:07.12.19 bS12地 図 の(17)からの展望:今回(10)近く
左から七種槍・七種薬師・尖り七種槍・七種山・

左右ヒノキ林になり視界が塞がると共に二度目の急登が迫ってくる。しかし、楽々と上れ『何で・・・』と不思議に思った。左(西)が雑木林になると間もなく分岐に着く。 9・分岐(10:28) 大中山は先が長いのでパスしようかと迷っていたが『ここまで来たんやから』と、思い再度向かった。 10・大中山(10:36) 写真だけ撮って折り返す。 9・分岐(10:42) 赤ビニテープに鶴居・七種山・大中山との矢印案内を書いて発つ。 発(10:52) (10) から見た尾根に入って行く。始めは踏み跡がハッキリしないが直ぐに明るくなる。

ほぼ下り切りかと思う辺りで、古い木札(20x5cm?)が掛かっていて「鶴居」と書かれた矢印は、9・分岐の南山肌を水平に指し、確かな踏み跡も付いていた。 11・(11:00) (9) への上りに見て『何処へ行く道』と、不思議に思った巻き道はここと繋がっていると思う。踏み跡は尾根北へも巻き、赤ビニテープも巻かれていた。破線に繋がるのかも知れない。「火の用心 大坂営林署」などと書かれた錆びたブリキの絵看板が地面に落ちていた。コルに着き『破線の道は』と探したがここでは見当たらず。微かに『これかな』と思う形跡は在ったが破線の谷筋は物凄い倒木だった。

その先コブ左に巻き道在るも尾根を行く。右にも戻る形で巻き道。二つ目コブも左に明るい巻き道『どうなっとんや』 12・(11:17) 尾根は明るく、それを下って行く。右(北)雑木樹間から大中山を見ながら下る。左深い谷向こうに鋭く尖がったピークが二つ『あの尾根とピークどうも気になるなー』。短く上り横ばいで現在地確認すると方向は合ってきた。気になるのは水音だった。下るにつれ水音が大きくなっていく。先はいきなり激下り・・・コース(尾根)を間違っていることが確実になる『やっぱりあの尾根やったんか』 13・(11:30) 

いつもながら下りは短時間でもかなりの距離を下っている。『あの尾根に乗るには相当引き返さなくては』えっちらこっちら引き返えす。 12・(11:40) 『やっぱりここか』と、思う所だったが歩き易い尾根を下っていたのと (11) から巻き道に気を取られ感覚以上に進んでいたようだった。間違った尾根に比べ少しヤブっぽい方へ下って行く。どの辺りだったか左杉林に戻る方向で踏み跡が在った。間違い尾根を見ながら一段上り切ると、樹間から槍が丸見えだったが霞んでいる。二段目上り切りで昼にした。 14・(11:54) 展望は樹間から次のピークや七種山が見えるが霞んで写真はダメ。 ここにも木札が掛かり「鶴居 七種山」と記してあった。  発(12:10)

 
(14)の木札(案内板)西から(12:54)  △大中山:南から(10:36)

(14)を発つとき振り返ると鶴居城跡の奥に一座同程度に尖がったピークが在ったが同定出来ず。次のコブ南面には石垣かと思う位見事な石列があり探索する。石垣?の下に回り込むと、そこはシカか猪の住居又はコロニーだと思う痕跡あり。次の上りは等高線では読めなかった急登でかなり堪えた。 15・520m(12:27) 展望なし。方向を慎重に確認してると「鶴居」と「七種山」の木札がその両尾根に掛っていた。これは親切な取り付け方だと人柄を思う。

少し塞がり気味も直ぐに明るくなり快適で深山の趣の尾根になる。岩稜と言うか露岩と言うか特に左(南)が崖の様相で滑り落ちている。 16・(12:31) (16) 手前辺りから素晴らしい尾根歩きが楽しめる。視界(南から西)も良く、槍と552mピークが見えるがなんせ霞が掛って残念残念ばかり。長い下りが続いて 17・(12:53) 右(北) が開け520mとその南西のピークが二連で美しく尖がって見えた。『もしかしてこの尾根では』と、思い地形を確認するとそうではなかった。


(17)手前から振り返ると素晴らしい展望も霞んで視界はぼんやり左端大中山・右16・7・6・城跡

この境界を歩くに付け、計画段階で「河原川〜別荘地〜亀ヶ壺(滝)〜十三回り〜△大中山〜△河原谷〜552m〜引き返し〜現地〜破線または520m尾根で下る〜別荘地」も考えたことを想い出した。植林帯の山肌に注意を払っていたが破線の道は全く分からないまま一段上り切る。 18・(13:03) 次の上りは、見上げると首が痛くなる程の当につま先上りの激上りでロープ(かなり古くなっている)が設置されていた。『あと二段目が△や(合っていれば)』と思いながら我慢して上る。 19・河原谷(13:19) 展望無かったと思う。 発(13:26) 

ここに来て時間が気になり始めた『まだ槍越えがあるんや、少し気合いを入れて歩かないと』傾斜も大して無く、見る物も無く早足で進む。 20・(13:30)〜21・(13:35) ここからは急下りが続く。上り返してると右(北)樹間から禿の行者(岩壁)が見えた。22・552m/3町境界(13:47) 『とうとうここまで来たか・・・』念願の境界尾根を歩き切ってホッ。ここからMTBを連れて激下りをした記憶が蘇る。当時は細い踏み跡でしかなかったが凄く明るい道になっていた。一段下り切り一息つく。 23・(13:56) 次に下っていると左(東)山肌のが植林が伐採され丸裸になっていた。

そして鹿網が張られ、杉の苗が植えられていた。『この場に及んでまた植林を造るか・・・」と、愚痴が出た。が『もしかして…』と、確かめると落葉樹の苗も植えられていた(半々の割位か)。それは良かったが伐採された立派に育った(60Y位か)木はその場に積み重ねられる(多分)と言う哀れな終末。伐採で北の展望抜群で鶴居城跡から大中山そしてこちらへの尾根の一部が見えるも霞む。 4・分岐(14:06) 「小滝林道に下山3.5km約1時間(センターまでだと思う)・小滝林道まで5分・あと1.5km約1時間標高差300m(七種山までだと思う)・七種槍まであと1.5k 50分 標高差200mの案内板。

   
(23)先下り北山肌伐採地(13:58)       (19)△河原谷:南から(13:19)

上りに掛ると視界は塞がる。 25・430m(14:10) 間もなくリスがドングリを食べていたが私に気が付いて樅の木に登っていった。槍へ直登は無理、取り付でおやつを食べる。 26・(14:36 発14:41) 七種山方面が広く見える絶好展望も霞む。粘り強く上り続けて 27・七種槍(14:52) 今日で6回目の登頂。『さてさて、道はどのように付いているのだろう』と思いながら休むことなく、直進下山に掛る。下っていると岩盤尾根になった。

正面遠下方に小振りながら妙見山416が美しく尖がる。やや右に妙見山から槍への尾根が陽を背に黒く形どる。そこそこの踏み跡に幅広赤ビニテープのマーキングあり。岩盤尾根下り切り、横ばいから緩い下りはコシダが出る。尾根先に着くと鹿網が出た。 28・(15:03) 踏み跡は見失ったか・・・マーキングも見なくなっていた。鹿網に沿って左に下るか右に下るか・・・歩き易そうな右(直)を選ぶ。下っていると bS16の槍から△奥・△久畑の尾根の向こうに△横倉観音の尾根、その奥に△鶴居・鶴居城跡から大中山方面までが見えた。


七種槍から下った岩盤尾根から槍を見上げる(15:02)  (28)からの下りで奥地区()を確認(15:16)最奥△久畑

網に沿って下る。『奥地区まではまだ遠いなー』シダは続くが想定内。暫くすると傾斜がきつくなりウラジロの丈が高くなる。『上りでなくて良かった』と体で押し分け等高線通りの急下りを続けた。在ったであろう道は何処に・・・。ほぼ下り切り辺りになるとシダは消え始め尾根右の植林帯に入り、丁度尾根先端に下り着く。 29・(15:26) 谷分岐まで林道が入ってきていた。薄暗い植林の中の水平林道を歩く。右の細流からの心地よい水音を聴きながら歩き林道分岐 (15:30) 

送電線下 30・(15:34) 左右巡視路を確認したりしながら歩く。やがて建物が見えてきたが牛舎と思う廃屋だった。その左手入り込んだ所に民家が建っていた 31・民家(15:48) 天地共に周りは大きく開け自転車デポ地に着いた。 1・自デポ(15:52) 朝入って来た時は水平道と感じていたが自転車で走って見ると始めにぺダリングしただけで後は惰力でほぼ入口近くまで転んでいった。


神崎地区からからの眺め霞でボンヤリ視界(16:09)
左大中山・7・6・鶴居城跡


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谷城跡

△久畑