357 挟戸 2回目(R=29からR=432へ尾根越え)

中央歩いて左右に残る、町境界は実に厄介、何時の日歩くどう歩く・・・。
東西共に傾斜がきつく、思案した後東から。
神社(R=29沿い)〜町境界西進(急登)〜3町境界(397m)〜町境界北上〜
3町境界(Ca430m)〜町境界西進〜挟戸(せばと)431.1m三等〜町境界西進〜
遊歩道とほぼ並行する〜終盤遊歩道から離れて下宇原地区へ下る。
◎所在地 : 宍粟市山崎町下宇原・宍粟郡安富町狭戸to
姫路市林田町松山・たつの市新宮町上笹の町境界
◎地形図 : 2万5千図 『安志(あんじ)』
◎山行日 : 2005.11. 5 (土) 晴れ
292 324 325
◎山行条件 : 歩き/妻 Age=58
◎コースの見所 : @ (12)辺りから始まる北側と西側の大展望(北側は長く続かない)
◎走行距離 : 往路 48.0km 往復 109.2km
自宅発(7:50)〜加古川/姫路BP〜R=29北上〜1・(8:52 発9:11)〜
2・神社(9:20)〜3・(9:57)〜4・(10:18 おやつ 発10:28)〜5・(10:43)〜
6・3町境界(10:49 発10:52)〜7・(11:05)〜8・(11:11 引き返し)〜7・(11:16)〜
9・(11:24)〜10・遊歩道(11:31)〜11・挟戸431.1m三等(11:35 昼
発12:02)〜12・(12:09)〜13・(12:26)〜14・妻と別れる(12:40)〜15・(12:51)〜
16・下り始める(13:00)〜17・下り切り(13:08)〜R=80〜18・(13:36)〜
19・宇原坂(13:44)〜1・(14:05)〜上笹まほろばの里(小武道館 14:17 発14:42)〜
太子町井上宅(15:15)〜芋ほりなど〜発(17:00)〜自宅(18:21)
今日は3時から4時の間に、山友の井上さんの菜園で芋ほり(さつまいも)をするので近短コースを考えたが結果は中距離になった。後の時間がセットされているので自宅を早い目に出ようと思っていたが「近場」と言う意識が頭にあってつい遅くなってしまった。週間予報では今日は雨だったが予報が外れて晴れた。登山口と決めていた神社の手前から車の置き場を探していたが無いまま通過して農道の脇に止めさせてもらった。
1・(8:52) R=29沿いだったので車の走行音がうるさかった。 発(9:11) 国道を歩いて神社へ向かった。
2・神社(9:20) この神社はこちらに就職して以来40年余り「小振りな神社の祭神は・・・」と思いながら田舎へ帰る度見ていた。お社にお参りしてみると額に「弘法○」祭神は弘法大師のようで高さ30cm位の大師坐像?が祀られていた。弘法の下の一字が判読できなかったが「尊」と言う字に一番近かったがこれは不自然・・・。今にしてみればもう少し詳しく見ておけば良かった(何時の日か詳しく見てみよう)。また、川に最接近した狭苦し場所に何故祀られたのか疑問に思った。大正八年だったかに石の鳥居や大きな灯篭が松村組によって建てられていて、石碑に何やら彫られていたが風化が進んで読み取れなくも大正・・・と刻まれていた。
発(9:25)

(2)登山口の神社?寺?
神社の裏から上り始める。密生では無いがいきなりの笹ヤブっぽい急登で心配したがこんな時に役にたつのが獣道。鹿だろう踏み跡があってそれを探りその跡を辿って高度を上げて行った。柿の木が点々と生えていて葉の紅葉が始まりかけていた。10時35分我慢の限界!!腹がへって早くもアンパン一個たいらげた(私だけ)。粘土質の地表に落ち葉とくれば良く滑ることこの上ない。妻を待ちながらのペースでも息があがった。次第に傾斜が緩んで笹も消えていき急登を上り切った。
3・(9:57)
しばらくすると周囲も明るくなって、高木雑木帯を上っていると石標(H60×W20×15cm)が立っていた。「是ヨリ南 六九(むく)谷村」と彫られていた。主に尾根南側に丈は低いがシダが出て踏み分けて上り平らな肩でおやつを食べる。
4・(10:18) 樹間から南が少し見えたが霞んでいてハッキリしなかった。
発(10:28) 北側が杉林になり、尾根に倒れ込んで尾根を塞いでいる所も有ったが回りこんで進む。南側が開けR=29沿いの市街が見え、植生は直径20cmを越す太いヤブ椿も多く生える群落。
5・(10:43) 短い急登の中、倒木によって開けた所から挟戸からの東尾根やその奥に点名宇原の山塊と紅白の大鉄塔が覗いた。東に展じると明神山が稜線の上に頭を出していた。
前回の記録をチラリとも見ずにやって来たので3町境界が記憶に残っているか・・・。残っていたのは「上って来た界が緩く下っていた」ことくらいだった。
6・3町境界(10:49) 今日の目的の一つR=29からここへの町境界を歩き終えた。『こんなだったかあな』と思いなが挟戸へ向かった。
発(10:52) 左右とも植林帯で薄暗い、所々小枝が折られていた誰かのマーキングだろう。 (8) への取り付きは太い桧の倒木で塞がり右を巻く、倒木は直ぐに越せて大岩が重なり合う上に立つ(ここを歩く人はお見逃しなく)城山・大倉山・高倉山等が霞んで見えた。
上り切ると右が少し色付いた素晴らしい高木雑木帯に変わる。
7・(11:05) 左植林帯が続く、右に素晴らしい高木雑木帯を見ながら明るく開けた尾根を行く、『こんな所あったかなー』と思いながら大きな露岩を越え、小さなコブに立つ。
8・(11:11) 前方に林が無く開けて右を見ると谷向こうの山肌に道が走っていた。その道は挟戸を通過している遊歩道である事が直ぐに分って界から外れている事に気が付いた。引き返しながら『甘い!あまい!』現地確認怠るクセが抜けない、いやいや、つい高木雑木帯にみとれて・・・と引き返す。
7・(11:16) (7)に戻ると挟戸の方に前回巻いた布がひらめいていた。
入り口は少しハッキリしないが黄葉が始まりかけた尾根と左側の高木雑木に癒される。尾根は遊歩道かと思う位歩き易い。
9・(11:24) 上り始めからシダも出て道が薄くなるがそのまま上り切るといきなり遊歩道に出る。
10・遊歩道(11:31) 右界尾根直下に付いた歩道を歩いて3町境界を横目で見て遊歩道の最高点に着く。ここから一段上がって直ぐの所に石標が立っている。
11・挟戸(11:35) ここで昼にする。おにぎりを食べながらウロウロ、前回も気が付いていたが北の尾根の道らしき(道と思う)跡を尾根先まで下ってみると北が全開して点名宇原の山塊と紅白の大鉄塔や山崎の市街の展望は圧巻?。西はこれから歩く界尾根と沿って見え隠れしながら遠くまで見える遊歩道だった。『先は長い』と思った。
(11)遊歩道最高点:写真左の山中に石標が在る:西から (11)挟戸の石標:南から
今度は遊歩道に下りて西を眺めると、どうにか特徴ある双コブピークが目印の高倉山から大倉山方面が霞んで見えていた。11月にしては気温が高すぎると思う。例年なら紅葉もかなり進んでいると思うが今年は10日位遅れているかも知れない。
発(12:02) 歩道を歩くか界を歩くか・・・ここはもう「こだわり」で界を歩く事にした。界はしばらく左下の歩道と並行していた。道と離れた所
12・(12:09) 北が全開する景色は先ほどと変わらず。下り切ったコルは道と合流せざるをえない地形
(12:21) 少し道を歩いて (13)のピークに立つべく山へ入る、短い急登で
13・(12:26) ここで道は同じ高さで並行していて『今の山上りは何やったのか・・・』と思った。
(12)辺りからの展望:白い所は支尾根を巻いては現れる遊歩道・左端15番:
道は尾根と並行して付いていた。目先のコブから露岩が出始め、短い急下りをして妻を待ったが時間がかかっていた。『最後の激下りも在るしこのスピードでは時間切れになる』と言うことで、妻に『遊歩道で下って麓に在るミニ武道館で待つように』と言うと妻も『そうする』と言ったので (14) 地点で妻と別れた。
14・(12:40) スピードを上げて次のピークに立つとより大きな岩が重なり合っていた。
15・(12:51)
『そろそろ下宇原へ下る準備に掛からなくては・・・』と思い、そのポイント探りながらを下った。そしていきなりの激下りに入る。
16・(13:00) 大岩が点在する雑木林だった。妻から『ただいま東屋に着きました』と連絡が入り、順調に下っているようで安心した。右手を見ると尾根のような地形が見え、町境界から西に外れた谷筋を下っている事が分ったが尾根(界)には向かわず(滑って難儀するから)そのまま下り続けた。予想通り採石場の高い崖の上に出て下を覗き込むと大きな池(水溜り?)になっていて鴨が数羽浮遊していた。崖の縁を回り込んで採石所跡に下りた。
17・(13:08)
舗装路に出て70歳位(男)の人に『宇原坂を越えて狭戸へ行きたいのですが』と道を尋ねると『もう少し先で右に曲がれば良い、鉄塔の道の整備でもしとるのか』私がヘルメットをかぶって鉈を持っていたからだろう。長い舗装路歩きが続いた。どの家の周りにも美味しそうな柿が鈴なりになっていた。秋真っ盛りを感じながら集落を外れた。
324川東〜下笹〜挟戸 の時に自転車をデポした所
18・(13:36) ダラダラと上り続けて 19・宇原坂(13:44) 『この分だと時間に余裕が有る』とペースを落として気楽に車へ向かった。 1・車(14:05) 直ぐに引き返して妻が待つ上笹地区の「上笹古墳まほろばの森」の拠点ミニ武道館へ向かう。
上笹まほろばの里(ミニ武道館 14:17)
看板には「東の谷筋には十数基の古墳があります。町内には約150基の古墳があり、大半が6〜7世紀に築造されたものです。・・・・・」遊歩道も数本在って尾根まで上がっているのは「アセビの道」で今は立ち入り禁止になっていた。ここで着替えて井上さん宅の菜園へ向かった。
発(14:42) 菜園に着くと約束通り井上さん御夫婦が居られて、「なるときんとき(鳴門金時?)」と言う品種のサツマイモを5株も私用にと残して下さっていて早速芋ほりに取り掛かった。凄く立派な芋が入っていて隣の畑で仕事をされていた人も見に来られて『ええ芋が入っとるとるなー』感心しておられた。その芋5株分全部頂いて他に「ヤーコン・ホウレンソウ・花」とあれこれ頂いて帰路に就いた。
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