№746  高木(主に巡視路歩き) (約6.0km)


〚時期が変われば山は変わる』見えなかった物が見えたり(自然現象)、

見えなかった物が見える様になったり(人工)、コース変われば新発見あり、当に実感今日のコース。

色々あったその中で重大事は何かと言えば「磁北線が入ってない!!」さーて山猿はどう動く・・・


◎所在地 : 姫路市飾東町佐良和の北山塊(城見台を囲む尾根)

◎地形図 : 『姫路北部(ひめじほくぶ)

◎山行日 : 2021.1.30 (土)  晴れ       ①20.5.11(月)729

◎山行者 : 単独      Age=73

◎コースの見所など : ①玉姫神社櫓から展望   ②巡視路歩き多く心地よい歩きが出来る

       ③大歳神社の絵馬  ④尾根に見た採鉱跡(たぬき掘り)  ⑤鉄塔三箇所からの展望

◎走行距離 : 往路21.3km   往復41.8km

※花田井(ゆ)=この場合「井」の読みは「ゆ」と思う


大歳神社~文学小径~玉姫神社~主尾根~主尾根(路)東進~181m~巡視路~往路引き返し~

181m~4番から新コース(路)~古墳跡~鉄塔(昼)~迷走~コース復帰~花田井(ゆ)~往路引き返し~鉄塔~

△高木/石積山城跡(111.6m四等)~松屋池~花田中学校~大歳神社P~歳徳神社
前通過~往路~自宅


自宅発(8:53)~明姫R~高砂西~R2~御国野交右折R397~播但高架下交で左折(庄)~

右に「歳徳神社」石標あり右折~次の信号で左折~飾東町
佐良和(さろお)歳徳神社前通過~

歳徳神社前通過~1・大歳神社(9:39~9:55)~文学小路~2・玉姫神社(10:05~10:10)~

山に入る(10:12)~3・鉄塔(10:20~10:26)~4・分岐(10:35)~5・鉄塔(10:41)~

6・磁北線書き込み(10:54)~
7・鉄塔(11:07 おやつ 11:15)~引き返し~道草あり~

6・
(11:28)~8・(11:30)~引き返し~4・分岐(11:46)~採鉱跡探索~

9・古墳探索(12:03~12:08)~東へ路あり~10・鉄塔(12:11~12:53)~コース外し迷走~

11・正規コース(13:11)~12・(13:24)~路(13:26)~13・花田井(13:35~13:39)~

12・(13:50)~直ぐ分岐あり~14・鉄塔(13:55)~小ヤブ歩き~15・△高木(14:05~

14:08)~16・松谷(まつや)池(14:25)~17・花田中学校G(14:31)~18・(14:38)~


1・大歳神社(14:42~14:54)
往路~自宅(15:43)



天気も安定しそうだしそろそろ山歩きしなくては・・・と、あちこちと行先を考えているとふっと浮かんだところが有った。それが今日のコース。2020.5.11(月)晴れ729 この日に計画コースだったが城見台から往路コース復帰に手間取りキャンセルしたことが気になっていたのでそれを歩く(確認)ことにした。1・大歳神社(9:39~9:55)

 
1番左神社、右お寺。中央から入る 9:50     文学小径に立ち並ぶ句碑 10:08

 
2番玉姫神社と展望櫓 10:05         櫓から姫路方面 10:08 

瑞光山吉祥禅寺と隣り合わせの神社のPに車を止めさせてもらった。神社参拝は階段下で済ませ文学小路へ入った。前回と違い道は乾いて歩き易く、立ち並ぶ句碑に目を配りながら展望櫓(玉姫神社)に着く。2・玉姫神社(10:05~10:10)お参りなのか散歩なのか老夫婦に出会い櫓に上がると若いカップルが居た。

桶居山から高御位山の山並は霞み海は少し見えた。
引き返し山に入る(10:12)入口と尾根に出るまでの道は、初めてだと分からない程の踏み跡。谷筋の池は水が引きヌタバになっていた。尾根に乗ると広い路が在る。3・鉄塔(10:20~10:26)鉄塔へ寄ったのは歩行時間に余裕が有ったので寄ることにしたが寄って正解だった。

 
3番鉄塔から高御位山連山(奥) 10:21       4番分へ向かう 10:36

周りの立木が伐採(最近)され、前回展望ゼロが展望が良くなり、高御位山方面とこの後歩く方向の山塊も見えた。地図に見る神社からの破線道を探ったが今日も確認できなかった。引き返し快適に進む。
4・分岐(10:35)復路ここから西へ下り川沿いの尾根を歩くのが今日の目的。前回、新緑の高木雑木も今は葉を落とし明るい。

5・鉄塔(10:41)
カズラが巻き付いた鉄塔の隙間から書写山?までの山塊が見えた。地面は落ち積り実に快適な歩きが続く。向きが南寄りに変わる所で方向確認のため地図を見ると磁北線が無い「どうしょう・・・(最近地形図を開くといつも磁北線が消えている)」6・磁北線書き込み(10:54)現在地が明確なためここで磁北線を確定し記入して進む。

 
5番への路 10:38                    5番へ落ち葉路は続く 10:58

前回は尾根肩で引き返したが今日は鉄塔まで下ってみた。
7・鉄塔(11:07 おやつ 11:15)播但道の走行音が一段と高くなる。巡視路は鉄塔から西の谷へ急斜面を下っていた。引き返しかけたが小腹が空いて一休みすることにした。お日様が当り暖かくなった落ち葉に腰を降し、至福を感じつつおやつを食べた。道草しながら引き返す。6・(11:28)

今度は北尾根へ入る。8・(11:30)裸木のため城見台が広範囲見え、その上方に前回歩いた△生野が在る長い尾根も見えた。引き返しは速足も北風が冷たかった。4・分岐(11:46)広い開きある尾根を下っているとポッカリ大きな穴があり覗き込むと採鉱跡だった。全部で4箇所だったと思うが最初のが一番大きかった。

 
4番からの下り「狸堀り」 11:49               四つ目の「狸堀り」 11:54

それは「狸堀り(地表の露頭から鉱石を追って無計画に掘り進む採鉱法。. 技術の未発達な時代に小規模稼行 (かこう)の場合に行われた。. 採掘跡が狸穴のようになるためこの名がある。.)」で間口は約1m深さ2mそこから横穴が見られた。一人しか入れない穴で掘り進んだかと思うと「昔の人は我慢強いなー」と思う。狸堀りは尾根に沿って在りこれが鉱脈と言うものなのか・・・(鉱種は何だったのか)。

下り切るとほぼ横ばいで太い山桜やコナラ.、またヤブツバキもたくさん生えていた。路の右に小高い丘があり岩が見えたのでもしかして「古墳」かと思い上って見ると本当に古墳だった(当古墳もしかり殆どの石室は南北に造られ入口は南にある)。上蓋3枚が在り隙間から石室内が見えた。
9・古墳探索(12:03~12:08)

 
9番辺りコナラの大木 12:01              古墳跡 12:04

隣にもう一回り大きな丘が在りそれは頂上部分が大きく掘り込まれていたが古墳だったかは不明。その先、左の谷へ道(路?)が下りていた。緩く上って行くと鉄塔があり、ここの鉄塔も周りの木が広く伐採され大きな展望が得られた(伐採は最近)。10・鉄塔(12:11~12:53)市川を挟んで西は増位山から峰山山域とその奥に書写山、姫路城を探したが木立に遮られ分からなかった。自衛隊駐屯地は分かった。

 
10番・鉄塔から左△生野・中城見台・右181m 12:12   同市川、保坂・砥堀市街の上に△増位山・アドガ岳・奥に笠形山 12:13

 
同左奥書写山・手前広峰山 12:50           10番鉄塔から離れる 12:53

東は初めの鉄塔から4番辺りまで見えた。北最奥には笠形山が見えここで昼にした。先へは、方向確認せず歩き易い
尾根らしき所を下っていたが下りが長く続き??確認すると方向が違っていて西の谷(谷筋は段々で畑だったか?)を渡り正規コース復帰した。11・正規コース(13:11)展望無し。 小柴ヤブを進み(鞍部は開ける)上り切る。12・(13:24)視界なし。

 
迷走時の谷筋 13:05                   11番から下った鞍部 13:18

だだっ広い丘ピーク。ここでは、後書き磁北線を信じ進む(下る)と予想外の明確な路に出た。
(13:26)そして新しい石標が立ち南面にのみ「郷中山」と彫られていた。北向きの路は何処へ出るか確認のため下って見る。急斜面で「引き返しがきついな」と思いながらも「乗りかけた船」で鉄塔通過しとうとう下り切ると(最後は急下り)そこは「花田井」と言う遺跡が在る所だった。

 
12番から高木への路 13:26              12番から鉄塔への路 13:26

13・花田井(13:35~13:39)
看板「花田井 花田井は高木の樋門で市川から取水し、江戸時代の水掛かりは加納原田・国分寺・御着・深志野・上原田・豊国・小川・勅旨・高木の九ヶ村五四五〇石余、井本は加納原田村庄屋と井守であった。すでに正徳三年(一七一三)「花田井古絵図」が描かれ花田井の用水完成は市川左岸段丘面の灌漑水田化に大きな役割を果たした。

文化七年(一八一〇)取水困難から高木村の松之元から一〇間(約一八m)下方に新堰を設けたが、出水のたびに河床が荒れ井堰が漏水したので天保元年(一八三〇)生野鉱山の鉱夫三名を雇い入れ、文化七年の井堰より上方山林下の現在地から長さ約一五〇間(約二七〇m)の隧道を掘削して従来の井溝に送水した。

今も隧道内には手堀の痕跡を残す。隧道口・井堰の大半が昭和二八年からコンクリート化され、現在も加納原田・上原田・国分寺・御着・深志野・小川・西御着・高木・勅旨地区の大切な用水としてその役目を果たしている。平成一八年一〇月姫路市教育委員会 姫路市文化財保護協会(英語でも簡略に記されていた)」



13番花田井直前赤土に混ざる丸みの川原石 13:33   13番「花田井」看板・記念碑その奥崖下に井が在る 13:37

下って来た川沿いは断崖で堰へは路が在るが柵で仕切られゲートには鍵が掛かっていた。急登引き返す(上り口に路の標識が折れて倒れていた)。
12・(13:50)発って直ぐ北へ路あり、多分池に繋がると思う。14・鉄塔(13:55)姫路方面開きあるもお城は分からず(路は引き返しと思う)。

△高木へは微かな踏み跡で小ヤブ歩きになるが空き缶(缶コーヒー類)が木の枝に刺され案内してくれた。横這いから△高木への分岐には布二本巻いて右折で上る。
15・△高木(14:05~14:08)展望、タグ無し・保護石2個。開き六畳位。時々見るブルーのプラ板「石積山城跡 平成28年3月8日 姫路市夢前町菅生澗 KY」が草の上にあった。


15番・石積山城跡・南から中央石標 14:06     16番・松谷池・南から14:25

石積山城跡の名に誘われ辺りを探索したが石垣の欠片も無かった。分岐に戻り南のピークに乗ったが踏み跡は消えた。踏み跡は高木へ下っていたかも知れない。池に下る谷筋を下り池の堤に出た。
16・松谷(まつや)池(14:25)池管理道を下り鎖ゲートを通過、花田中学校校門前通過。


花田中学グラウンド 14:31                左写真の左側のグラウンド 14:31
 


18番手前から3番ピーク14:36             18番から9・10・11番(底部) 右は3番14:38

17・花田中学校G(14:31)中学校のグラウンドは三面あり、規模(全体の広さ)はこれまで見た事もない大きさで野球専用Gには観覧席まであった(町や地区の運動場併設かも)。部活の練習をしていたが兎に角広かった。18・(14:38)長閑な田園地帯では北に3・4・9・10・11番の素晴らしい雑木尾根を見ながら歩き車に戻った。1・大歳神社(14:42~14:54)

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