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P/トイレ
618 菖蒲谷森林公園〜榊山(境界歩き)
「歩きたい 歩かなきゃ」と思いながら幾歳月、「思い立ったが吉日」と出かけた所は菖蒲谷。
目的池に着いてビックリ「ここは何処じゃ、これは何じゃ」そんな彼らを写真に収める。
ヤブを覚悟の境界尾根は快適歩きの路が続く。所がところが遺物が現る。
こんな所にこんな物が・・・。『こんな物』に思いを馳せつつ辿って着いた△榊山。
無傷の石標後にして下ったコルから破線道は工事が入ってドロドロ道。
ここでも見掛けた『こんな物』歴史遺産に等しと思うも・・・。
04.11.7にR5『二木峠から菖蒲谷森林公園』まで(相生市とたつの市の境界)歩いて以来の続きで菖蒲谷森林公園から三濃山峠?まで歩けば『三濃山峠〜三濃山〜R5の椿峠』までの界は既に歩いているので繋がる。脚力があれば一気に三濃山峠まで歩きたいところも、とても無理なので二分割にした。「何処で分けてどう歩くか」楽しいコース作りの結果今日のコースが浮かんだ。
しかし、如何にも界を外さず歩くには難しそうで、ヤブも十分予想される山塊で尻ごみもあり迷いに迷った挙句「下見だけでも」と遅いj時間から出かけた。菖蒲谷森林公園入り口?(西の峠池)のPには多くの車が止まっていて親子と思う団体が何やら晩秋の?拾い物をしていた。これが気になったが先を急いでいたので通過した。
舗装路が途切れ、一車線の地道になって間もなくトイレとPが有り、そこの絵看板で目的の池を確認して発つ。Pの上端から左へ入って行く。とっても良い感じの地道を走ると東屋が有りここから下りとなる。サザンカかシシガシラかのトンネルを通過して行くと右の広場に多くの車と迷彩服や旧軍服を着た団体が居た。不穏な思いのまま下って池に着いた。 1・『楓池』南の池P(10:35)
(1)P点の池(10:40) 池の向こう側に集合した戦闘員(10:47)
以前妻とこの公園の遊歩道を散策した記憶がよみがえった。地面には霜柱を見る。支度をしていると、迷彩服や旧軍服を着た団体が小銃等を持って集まって来た。「MTBですか(それなりの身構えをしていた)」「境界歩きです」「今からゲームをするのでこの山域は危ないです」「そこからは丁度外れています」。発(10:45)皆さんに「写真撮らせてもらって良いですか」快諾を得た。
楓池に向かって上り峠から境界へ小ヤブを上る。2・3町境界(10:55)地籍調査が入っていて先ずはホッ。赤やピンクのテープが下がっている。3・(11:08)正面樹間から中間点となる△榊山と大きな中継塔が見えた。少しシダで塞がるがその後は踏み跡程度の路が続く。4・(11:10)左下にトラバースあるも小ヤブコブを越えた。少しコースが判り難くなるが上りに入ると雑木林で快適になる。
(2)からの尾根(10:59) (3)から△榊山(中央)方面の眺め(11:13)
5・367m/鉄塔(11:23)中継塔方面が良く見える(西への巡視路在り)。鉄塔から最高点を越え北の尾根に入り掛けて引き返す。境界は少し分かり難いがピンクのテープを辿ると良い。ヒノキの植林帯を下ると巡視路に出た(火の用心立札)。帰路は西の谷からここへ復帰する計画だったが谷筋は倒木が重なっていて「どうしようか」と思いながら通過した。6・古峠(11:32)
上りからは雑木林で先のコブ(路はトラバース)を越えると快適になる。7・鉄塔(11:39)少し進むと右下に新宮町の善定地区が見えた。コブを越え巨大な岩を越える(蓬来岩?)。8・(11:50)ここは北へ路分岐あり。赤松が多く生えてその落ち葉でふかふか歩きが続く。下り勾配になる所は要注意、直進しかけるも右をとる(薄暗い)。上って觀木帯を行くとマーキングも杭も見なくなった。
(8)手前の快適路(11:35) (8)先の蓬来岩?(11:47)
界から外れていて引き返す。9・392m(12:00 迷 12:10)右ヒノキ林が続く。10・(12:16)ここも西尾根が開けているので注意。コブを越えて下った所で左の谷に物凄く多くの石垣を見て興奮した「隠れ田(隠し田)か・・・」「何時頃まで現役だったのか・・・」11・田畑跡(12:25〜12:30)。しばらく探索したが興奮は収まらなかった。
(11)界左に見た田畑跡の石垣(12:28)
その最上部に溜池があった。中上り後の横ばい尾根でおやつを取り出し歩きながら食べる。高木雑木帯を上り切る。12・468m(12:48)展望無し。快適に進む。13・(12:54)境界は明るい開きがあり。ここで界から南に外れて下った。右はヒノキ林も明るいコルには北西の谷から作業道が上がって来ていて(13)の左下へ折れて上がっていた。14・(13:00)
(12)ピーク:東から(12:47)
雑木帯から太い赤松の群生尾根を行き尾根に立つ。右に折れて上っていると、午後の作業に入ったのだろう左下から重機の音がしてきた。山歩きの楽しさが壊されて残念!!。高木雑木帯の上りにかかると石や岩が現れて頂きは大きな岩頭だった。15・(13:12)これもまた不思議な自然現象。横ばいの後(3)から見えた大きな中継塔に出た。16・中継塔(13:17)「ここまで来たんやな」
(15)岩塊:西から(13:13) (17)榊山:南から(13:22)
一周したが名盤なし。次回は三濃山峠から界を辿って新宮町の方へ下って(13)からここへ回って戻る計画。ここへの管理道は確認せず△へ進む。17・△榊山(13:21 休 13:30)保護石・タグ・展望なしで無傷の石標だった。今日初めて足を止めておやつを食べて発つ。先の尾根肩にも露岩を見た。計画通り峠へ下っていると雑木林で「ショートカット出来る」と思ったが在るはずの峠を見たくて峠へくだった。
18・古峠(13:40)古道はしっかり残り(現在は使われていない)規模からすると重要度は高かったと思う。ここから破線道を下らず正面の雑木ピーク越えで(20)辺りに下る事も考えたが重機がいて嫌な予感もしたが破線道を確認したく破線を下った。道は谷筋(湿地状)の左手に付いて良い感じで下って間もなく石垣を見る。(11)で見た石垣群と同じだった(破線道は不明消失)。
(18)古峠:矢野町側の道(13;40) 石垣の中央を分断した道(13;46)
新林道の終点でもあり田畑跡を進み重機の横を通過。私の姿を見た運転士は驚いた様子だった。私にとっては『歴史的遺産』と思える数え切れない数の田畑跡地の石垣郡も無残にその石垣中央を無造作に分断し、道を造っていた。最悪と思えたのは道を造るための埋め立て用に多くの石垣を崩していた。この田畑を造った人達の御苦労と半端じゃない精神力は人の力を超えたものを感じた。
(19)境界への谷筋入り口(13:54) (20)廃屋の裏手(14:05)
谷の左側(A)大きな谷筋へも道は付けられていた。重機で造ったばかりのドロドロの道を下って行くと(11)で見た石垣群の谷下方に着く。19・(13:50)そこにも石垣は在り、運動場の様な広場も在った。更に下っていると廃屋があり、ここから往路復帰の為、谷に入る。20・廃屋(14:00)谷筋は石垣はあまり見られなかったが(湿地が過ぎて不向きだったか)湿地帯通過には深さが脛辺りまで入るところもあり大変だった。
(20)から谷筋に入って間もなく(14:11) 地図(B)地点:最悪の湿地帯(14:14)
山から出てくる戦闘員(14:57)
谷筋の右山肌に獣道を見つけそれで上って行き、往路に復帰した。5・367m(14:25)(6)で見た倒木谷筋は上手く避けられた。往路は記憶に残っていない所も在ったが無事車に戻れた。1・『楓池』南の池P(14:45〜14:58)例のグループは未だ戦闘中だったが間もなく「終了」との大声で林の中から順次姿を見せた。中には女性も居たが私と同時間山内を駆け回っていたようだ。
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