10
林道・A
11・熊

14

12
15
16・昼

砂防ダム→

13・堂ヶ丸463m
17

@釜坂峠→

14
21・笠道碑の駅→
18・418m

地図
2−1

598  釜坂峠〜堂ヶ丸



遠のきかける境界歩きに再点火なるかな今日の歩き。

小春日和につい誘われて「ここや」と向かった釜坂峠。境界が何度も横断笠形林道。

林道歩きの誘惑に打ち勝ちながら歩き続け、休憩所で熊(2頭)を見る。

今日唯一の堂ヶ丸(△)。界西面の全開展望楽しみながらドンドン歩き、

不思議に思った尾根にベンチ、少下って懐かしの3町境界辿り着く。

「帰りはゆっくりブラ歩き」そんなつもりが遭難体験(迷走)。無事に戻ればこれも楽し。




※ H26年1月6日〜2月28日まで舗装修繕工事で通行止め(予定)


◎所在地 : 釜坂峠から市川町と加西市(若井町・下万願寺町・上万願寺町)の境界

◎地形図 : 『北条(ほうじょう)』  『粟賀町(あわがまち)』
 
◎山行日 : 2013. 12. 5  (水)    快晴       

◎参 考  : 2012(H24).10.5 
566 

◎山行者 : 単独       Age=66 

◎コースの見所など : @見わたす山並みの黄葉(赤茶) A林道『笠道』の碑駅から西面展望  

                B点々残る高木雑木帯(積もる落ち葉)

◎走行距離 : 往路 43.8km  往復 84.7km           



釜坂峠〜市川町と加西市の境界〜(北東進)〜坂ヶ谷峠駅〜堂ヶ丸(463.0m三等)〜418m〜

3町境界(市川町・加西市・八千代区)〜引き返し〜『輝きの小径』〜林道『笠道』の碑駅〜

林道(笠形線)歩き〜七種・明神眺望駅〜境界に復帰〜迷走〜境界に復帰〜坂ヶ谷峠駅〜

A境界に復帰〜林道歩き〜R145〜釜坂峠

※釜坂峠改修祈念碑の碑文(正面二分割)

左面 『碑記 県道西田中線滝野線釜坂峠改良工事・
         着工 昭和41年1月31日  
         竣工 昭和42年3月31日』

右面 『施工 愛知県豊川市駐屯陸上自衛隊第101建設大隊
         延長 308m 巾員5.5m 昭和42年3月31日 市川町 泉町  



自宅発(6:45)〜明姫BP〜R43〜加西市北条町〜福崎町〜市川町落合橋交右折〜R34〜

戸安東口右折〜R145(滝野方面)〜1・釜坂峠(8:19〜8:34)〜初尾根(8:42)〜

2・林道横断(8:55)〜3・林道横断(9:05)〜4・(9:15)〜5・TV(9:17)〜林道(界)行く〜

6・(9:30)〜林道法面上から展望良し(9:40)〜7・(9:46)〜

8・林道に出る『坂の谷峠駅』(9:56)〜9・(10:02)〜10・林道横断@の看板(10:10)〜

11・(11:32 休・熊見る 10:48)〜12・(10:55)〜13・堂ヶ丸(11:05〜11:20)〜

14・(11:35)〜15・林道横断(11:40)〜16・(11:50 昼 12:12)〜

17・林道横断(12:20)〜18・418m/金属図根(12:25)〜19・(12:30)〜

20・3町境界(12:50)〜引き返し〜21・林道に出る『笠道の碑』駅「起点から16.8km

船坂峠まで3.6km」(13:00〜13:05)〜林道歩き〜17・(13:10)〜

A・七種・明神眺望駅(13:46)〜10・@の板(13:50)〜山(界)に入る)〜迷走〜

B・復帰(14:50)〜林道歩き〜8・『坂の谷峠駅』(14:50)〜2・山(界)に入る(15:17)〜

C・林道に出る(15:30)〜林道歩き〜D・R145(15:40)〜1・釜坂峠(15:45〜15:58)〜

加西市経由で帰る〜自宅(17:13



目覚まし時計のベルが鳴り間もなく天気予報・・・『今日は一日穏やかな天気』「山歩きや」。何時頃になるか記憶もよみがえらない遠い過去、20年は経過したか・・・八千代町(現八千代区)からR369で山を越えて釜坂峠を通過した記憶がある。今日のコースはその時以来でも有り、また約一年前10月5日に歩いた西谷〜茅野566以来気になっていた。

釜坂峠〜船坂峠境界尾根には、これを縫うように走る林道も在る。往は出来るだけ林道を歩かず界を忠実に歩き、復は林道を歩く事にした。走りながら眺める山並みに紅葉は無し、黄葉は点々、赤茶が殆どになっていた。1・釜坂峠(8:19)峠前後は高いコン法面で着替える前に上り口を探すことにした。可能性ある加西市側に下るとコンの変わりに金網(高くて急で登れない)が貼られていた。

 
(1)釜坂峠の碑:東から(8:34)           境界尾根初めの様子(8:446)

数十m下った所、ワンポイントで登れる所を見つけた。峠発(8:34)ヒノキ林の急登をジグザグ登る。初尾根(8:42)境界杭が立つ尾根は倒木有り、地籍調査が入った気配を感じない尾根を行く。横ばいから上りになると植林帯になり歩き易くなる。コブを越え下りかけると笠形山が見え、早くも林道横断となる。2・林道横断(8:55)林道と平行に在る界尾根は快適歩き。

間もなく二度目の林道横断になる。3・林道横断(9:05)山に入ると『下若井』の古い石柱が立つ。時々雑木の枝が行く手を遮るが趣き在る程度。暑くなりベストを脱ぎ、落ち葉を踏みながら進む。4・(9:15)ここはやや開けた頂きだった。今度は『上若井』の古石柱になる。快適に進み次のコブは『NHK・CATV』廃棄アンテナが立つ(樹木に埋もれていた)。5・TV(9:17)

 
(3)林道横断(9:06)                (4)頂きへの境界(9:12)

少しヤブっぽい界は林道に出る。界は短く林道に重なって進み山に入り上る。6・(9:30)間もなく右が広く開けた高い法面になり、加西側の展望良く若井地区の右に深山を望み、山肌の赤茶に惹かれる。(9:40)雑木林を上り頂きに立つ。7・(9:46)展望無し。地図で、ここより手前に記された破線は見落としに気が付く。『上芥田』の石柱が立つ。

 
(7)手前法面から(9:40)右奥深山      (8)『坂の谷峠駅』(9:56)

(8)『坂の谷峠駅』市川町側(9:57)
往路冷静に現在地把握しておればここへ上がったと思う

左ヒノキ林右ヤブツバキ帯になる。下り切ると破線の峠。峠道は市川町側谷の左山肌に緩く下っていた。古道はその幅(1m)と形跡からするとかなり重要道だったと思う。8・林道に出る(9:56)数歩で林道に出ると『坂の谷峠駅 起点から12.7km船坂峠まで7.7km』との自然木(丸太棒)利用の行政の標識が立っていた。加西市側への道は?。界に戻って上る。峠からの確かな古道は作業道だろうか・・・。

 
(9)から下り林道横断:南から(10:12)     (11)への上り(10:21)

9・(10:02)落ち葉蹴散らしながら快適に下ると林道に出た。10・林道横断@の看板(10:10)20p角?の白紙に@印刷の札が立っていた(意味不明)。ここで林道横断する。間もなく右から古道が出てそれと共に快適尾根を上る。左法面上から大展望。深山・日光寺山・七種薬師・七種山を同定(下方林道『七種・明神眺望駅』の標識が立つ所だった)。

 
(11)への上り途中(10:28)最奥左深山     最奥尾根 薬師・七種山(10:30)

上りが緩んで間もなくコハル日和の中で昼にする。11・(11:32 休・熊見る 10:48))右(東)急斜面樹間から集落も見た。そんな時、下方の林の中にガサガサと移動音がした。そのスピードからして「もしや熊・・・こんな所に熊が居るか・・・」静かに見てると真下(30m?)に黒い物体が二つ現れた。其れは中形の熊で運良く一時止まり何かして間もなく南へ移動して行った。

「この日この場でこの時間、おやつして無ければ熊を見る事は無かった」この偶然は何なのだろう。運不運とはこんなモノだろう。00.5.14?須留ヶ峰で見た(一頭)以来生涯二度目であるが何時も思っているのは「これまでも何度と無く熊に接近してると思うがこちらが気付かないだけで熊の方が逃げている」との事。おやつ発(10:48)遠望に鎌倉山〜今日終点の3町境界尾根が延びていた。

快適に下る。12・(10:55)左ヒノキ林隙間から林道が見える。高木雑木と久し振りにアカガシの株立ちを見、急登になる。ジグザグ上りで頂きに立つ。13・堂ヶ丸(11:05〜11:20)今日の最高点か・・・北に少し切り開きの様な樹間があり、笠形山方面が見えた。近くに生える直径25センチくらいのクヌギ?の外周に見た事もない『擦り跡』と爪痕の様な傷を見た。

 
(13)堂ヶ丸:南から(11:05)     堂ヶ丸にて『』(11:20)

『堂ヶ丸松の木:H25.12.14NHK・TV番組『投稿DO画』にて熊が立ち木に身体を擦り付け、身体に付いたダニを落としている動画を見て「これや!!」と思ったが・』

熊を見た後だけに「もしかして熊の擦り痕か」と思う。猪・鹿のように泥は全く付いていなかった。快適に進むと間もなく西面が足元から大展望。笠形山から七種山山系まで見えた。足元には林道とその下方に集落が見えた。14・(11:35)破線の古道は加西市側だけにジグザグと確認。市川町側は林道の高い法面で覗き込むも「こんな激斜面(植林帯)に道が在ったのか・・・」と思う。

倒木が出るも難無く通過する。法面の上からこの後歩く界尾根が林道と共に延び、笠形山方面と共に大展望。『林道『笠道』の碑駅(後で知った)』の右に418mピークが聳えて?いた。その後まもなく林道に出た。15・林道横断(11:40)界は林道の法面の頭を通過していてそこを進む。正面と東面が大きく開け展望良し。ピークから少し下った所で展望しながらの昼にした。16・昼(11:50)

 
堂ヶ丸発って間もなく(11:23) 奥笠形山    (15)林道に出る辺り(11:40)鎌倉山からの尾根

直下の林道をランクルが釜坂峠方面へ走り去る。気温も展望も申し分なし。昼発(12:12)短く下ると林道に出るがあくまでも界を行く。17・林道横断(12:20)左右手入れ薄いヒノキ林を上る。18・418m/金属図根(12:25)林道右高い法面頭を行く。林道から上・下牛尾と繋がる林道分岐を見る。19・(12:30)『笠道』へとの案内が在り西尾根へ下っていた。

 
(16)昼所から進行方向(11:47) 左418m     昼所から加西市方面(12:15)

「これか・・・昨年10月5日に見た木製ベンチからの道」遊歩道と思うが歩かれていない道がまた良い。道は先の最高点へジグザグと上り、その左下を通過して思い出のベンチに着いた。(12:48)そこから下る事同分で3町境界に着いた。20・3町境界(12:50)昨年の写真と比較しても時節に寄る変化以外変わることなかった。引き返し(19)から林道へ下る。道の左右にモミジの木が植えられていた。

 
(20)3町境界直前懐かしのベンチ(12:48)  (21)『笠道の碑駅』(13:01)中央笠道の碑・奥右笠形山

最後は高い法面に溝状に付けられた階段で林道に降り立った。21・林道に出る(13:00〜13:05)広場になっていて『坂の谷峠駅』の道標と同形の道標『笠道の碑駅 起点から16.8km船坂峠まで3.6km』や『笠道』の石碑や下った道が『輝きの小径』などの看板も立っていた。もちろん西面展望は抜群(『輝きの小径』と思う道は林道から下方384mまで付いているのを目視)。起点から16.8km・・・起点とは何処・・・。

林道歩きを始める。往路界尾根を見上げたりしながら歩いた。17・(13:10)〜A・七種・明神眺望駅(13:46)界尾根から見て景色と同じ。明神とは明神山の事と思うが見えるのは明神山でなく七種山から七種薬師・ソウビロ山だと思う(七種槍は七種山に同化していた)。林道は予想以上にアップダウンがあった。10・@の板(13:50)ここで往路の@看板地点をを確認していれば問題無かったものを・・・。

 
(A)手前の林道(13:44)    (A)七種・明神眺望駅(13:48)尖り左からそうびろ山薬師・七種山

確認もせず歩いたスピードと疲れもあり(2)地点と思い込む。(2)から車までは山(界)を歩いた方が随分近道になるので山(界)に入る。この勘違いが後に遭難?体験の始まりとなった。小高いコブに立ち西へ下る。「界杭が無いな・・・景色が違うな・・・傾斜が違うな・・・」疑問持ったが「景色は往復で違うもんや」得意の下りの速さが禍して間違いに気が付いた時には薄暗い谷近くだった。そこには苔むした砂防ダムが現れた。

正面の山肌は屏風のように迫る。冒険心に火が付く。「この先に何が在る・・・」ダム下方は水が浮かぶ湿地帯。それを避け、左山肌急斜面の觀木帯を移動していると谷に家(別荘?)が見えた。生活の影は十分あったが無人だった。本道に出て東向きに上れば界尾根又は林道に出られるのは確かだったが山(谷)の深さに「ここは何処・・・どうする・・・」小パニック。

写真撮ろうと思うも焦りがあってカメラを手に出来なかった。初めは緩上りも突き詰めは深いY字谷。右の谷は細流あるガラガラの谷、その高みに展望櫓(しっかりした建屋)なるものが建っていた(この谷が破線道の谷だった)。左は薄暗く深い植林帯。ここで冷静に現在地を確認していれば左を取っただろうに・・・。歩き易い正面尾根に入る。こことて植林の急登から激登りだった。尾根肩で方向を確認して左(東)へ上る。

頂きには界杭が立っていてホッ。B・復帰(14:50)下っていると古峠に着いた。8・『坂の谷峠駅』(14:50)「もう山に入らず林道で帰ろう」で、歩き続ける。そして、本当の(2)地点に着く。2・(15:17)ここが舗装路と地道の分岐点。「山(界)には入らない」と思っていたが林道は、やっぱに随分遠巻きなので山(界)経由に変更した。直ぐに頂きに立つ。そこで、往路気になっていた南への尾根「どうする・・・」


往路
8・『坂の谷峠駅』から上りに見た記憶の旧道を見てホッ。

 余裕が出て遊び心も出る林道歩き(15:00)

迷走で疲れていたが突入する。歩き易いまま下っての先端は高いコンブロックの法面。覚悟していたが「えらいこっちゃ」しかし、幸いなるかなコンブロックの隙間に生えた小木を掴みながらズルズルながら林道に無事に降り立つ。C・林道に出る(15:30)〜林道歩き〜D・R145に合流口(15:40)ここに笠形林道と周辺の全体図看板が立つ。

 
D点の看板HP地図の林道はこの写真を参照    釜坂峠に戻る

看板によると森林基幹林道笠形線は全長34.4km(加西市大〈R23〉〜深山西通過〜釜坂峠〜船坂峠〜笠形山東下通過〜加美区奥荒田〈R8〉)(釜坂峠〜船坂峠=10.7km)1・釜坂峠(15:45〜15:58)歩いた距離は、往路は尾根越えなので8kmオーバーと思う。復路は迷走距離を入れると約8km?。あと一回、釜坂峠と深山の間を歩くと市川町の境界を歩き切ることになる。今年中にはどうかな?釜坂峠に戻る(15:45〜15:58)


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13・堂ヶ丸463m

19
20・3町境界

地図
2−2

8・坂ノ谷峠駅
B
C
D

堂ヶ丸→