571 大身谷
「雨が降ろうと槍が降ろうと歩くと決めたら歩くんじゃ」
訳けあって△大身谷に立たねばならぬ、今度は北から回り込んだが出足鈍らす雨の筋。
その雨が、間もなく雪に変わりゆき『後の後悔先に立たず』
8・5・1から自然林は黄葉落ちて裸木愉しむ。
大身谷では陽が射し込んでホッと一息吐く息白い。
これは何じや熊の寝床か初めて目にしたアセビの寝床。
前回外した雑木尾根も難無く乗れば感動尾根。
振り向けば雨か雪か黒い雲、追われて下り自転車デポ地。
自宅発(6:25)〜明姫R〜R29〜一宮町安積橋交〜R6〜1・自デポ(8:10〜8:16)〜
2・(8:24〜8:46)〜3・(9:00)〜4・(9:13)〜5・(9:25)〜6・694m(9:34)〜7・(9:40)〜
8・(9:50)〜9・(10:00)〜10・(10:05)〜11・810m(10:09)〜
12・峠?(10:15 休10:20)〜13・(10:28)〜14・(10:35)〜15・(10:38)〜
16・(10:50)〜17・851m(10:55)〜18・(11:00)〜19・(11:04)〜20・(11:08)〜
21・845m(11:15)〜22・(11:19)〜23・大身谷(11:26〜11:30)〜24・(11:45)〜
25・(11:56)〜26・(12:05)〜27・535m(12:19 休 12:25)〜1・自デポ(1:40)〜28・墓(12:41)〜
29・山の神(12:53〜12:58)〜2・(13:00〜13:10)〜飯見発(14:45)〜自宅(17:06)
(3)からの尾根(9:07) (5)ピークの眺め(9:15)
冷たい北風が出る。左右ヒノキ林北の谷筋で重機の音がする。尾根に生えるアセビとソヨゴが邪魔をする。右幼木の上に雑木林が見えホッ。5・(9:25)ここから植林帯の横ばいが続く。間もなく右植林に間伐が入る。6・694m(9:34)この辺りになると林道が上がって来ていて間伐でなく材木(ヒノキ)の切り出しになる。
(5)からの尾根(9:27) (6)から右(北)側:間伐と林道(9:33)
等高線の幅は狭く林道は何処から上がって来たのか・・・。7・(9:40)左が伐採地になって開けるも霧が出て見える筈の851mから大身谷尾根も見えない。白い物がスーと落ちてきた「えっ」と思い見直すと、それは雪だった。気温は2℃まで下がっていた。8・(9:50)此処で間伐が終わる。急上りに取付き気合いを入れ上る。
(7)左伐採地直前名前不明の植物が繁茂(9:42) (7)伐採地から大身谷尾根方面(9:45)
9・(10:00)此処は重要ポイント。今日は単独しかも悪天候コースは外せない。相変わらず下草無き植林帯を半走りで下る。10・(10:05)右は幅広いコル。11・810m(10:09)尾根右に狭くも自然林が残っていた。ガスが無ければ851m以後が見えて感動しただろうにガスで何も見えないドンドン下り。
(9)北方面(10:00) (11)北から:範囲狭いが右尾根に残った雑木林
12・峠?(10:15)冨土野と小原が繋がる地図破線道は不自然なピーク越え。ここが峠では・・・冨土野側は深いV字の谷筋(この谷を突き詰める事も考えていたが実行しなくてよかった。倒木で塞がっていた)だったが小原側へは道の跡が残っていた。「もしかするとお堂跡・遺物などが見られるかも」と思っていたが形跡は無かった。
おやつを食べて発つ。発(10:20)短急登。13・(10:28)ガスと植林帯で視界利かず、コースを外していないか気になる。今度は破線越えのピークに望みを掛けたがその地点も形跡全く無し。冨土野側は凄い植林急斜面だった。14・(10:35)〜15・(10:38)左は冬枯れになった雑木林になる。
(14)北から(10:36) (16)辺り北から(10:54)
851mに近付くにつれて無事立てるかそればかり気になり始める。16・(10:50)西向きの支尾根に誘い込まれそうになった。視界が利いていれば快適に歩けた素晴らしい雑木尾根も「まだかまだか」851mまでは長かった。17・851m(10:55)記憶ある頂きに立ってホッ「もう心配無し、後はアクシデント無きように」
(17)851m西から(10:56) (20)辺りの尾根(11:10)
視界は50m程度。小鳥も鳴かず冷たい風の音だけ。気が付くと雨は上がっていた。丁度いい加減の体温が保てペースも上がる。18・(11:00)〜19・(11:04)素晴らしかった雑木尾根も、ただ通過する。20・(11:08)〜21・845m(11:15)ここから左右植林帯に入る。22・(11:19)
(21)845m三脚代わりに木を代用(11:15) (23)辺りから朝方歩いた尾根方面(11:22)
23・大身谷(11:26)一休みしているとしばし陽が射し込んできた。「このまま晴れてくれれば・・・終わり良ければ全て良し」発(11:30)北面が少し見えるようになる。ドンドン下っていると「えっこれは何じゃ」長い山歩きで笹のは見た事があるがアセビのは初めて見る。24・(11:45)
巾1m長さ1.5m位何かの寝床に間違いは無い。「このアセビ何処から」と思い辺りを探すと10m位後方に枝を千切られたアセビの木があった。「熊の寝床か・・・鹿の寝床か(後でイノシシの寝床と判明)」先程?まで此処に寝そべっていたのか・・・と思いながら後にした。前回眺めた二つのピークの木々も葉を落とし尾根も明確になっていた。25・(11:56)
(24)イノシシの寝床(11:45) 寝床用に千切られたアセビの木(11:46)
(24)からの眺め・手前25番・奥726m(11:47) (25)への上り尾根(11:53)
葉が落ちたことで前回見えなかった851mもガスがかかりながらも確認できた。濡れた落ち葉のじゅうたんを踏締め下る。26・(12:05)今日はコースを外さないように気を付けて下る。目指す尾根に直ぐ乗れた。前回眺め思った通りの素晴らしい雑木尾根だった。南の谷向こうに在る726m尾根、これまた素晴らしい雑木尾根だった。
(26)を振り返る(12:09)
左に前回下った所や冨土野集落を見ながら進む。27・535m(12:19)雨は上がり良い感じで最後の休みに入る。振り返ると後方から黒い雲が迫って来ていて早々発つ。発(12:25)尾根左の垂直崖と右植林帯の界をくだり、舗装路が見えて植林帯を下った。小雨の中、自デポ地に着く。1・自デポ(12:40)
(27)手前尾根(12:12) (27)ピーク(12:18)
「あのドロ道をMTBで走ると泥を跳ね上げるなー」と走っていると下山ポイント近くで「市兵ヱ墓」という新しい立て札が立っていた28・(12:41)『その昔旅の修行僧が自ら穴にこもり生涯の最期迎えた場所と傳えられる』と記されていた。この上の崖の何処かにその穴が在るのかもしれない。
泥を跳ねないように静かに走る。車P手前の林道谷筋の探索をしていると「オヤッ」と思うものが目に入った。丸太(朽ちている)を鉄のペグで止めた道の様なもの、その先を見ると祠が建っていた。巾奥行き共に1.2m位の大きさだったが屋根は銅葺きでしっかりした造りだった。29・山の神?(12:53〜12:58)
冨土野地区から見上げる・中央26番右端25番(12;44) (29)破線谷筋を覗く(12:56)
(29)山の神?(12:58) (2)登山口に戻る(13:01)
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※青線24日歩き 赤線16日歩き(17〜26を含む)