569 水上山〜大身谷
軽く見ていたせいもあってか、なかなか着かない水上山、未だか未だかのボデーブロー。
その後目指した8・5・1の半ばでポイント間違えて、深い谷間に迷い込む。
何とかコースに復帰(復帰したつもり)すると「元に戻ろう」馬さん一声、馬の後追い元に戻る。
「なるほどここで間違えた」納得して直ぐ折り返す。
高い山に雪を見ながら歩く尾根や見渡す山は紅山黄葉見頃の色付き。
最後にまたまたコース外すも「これはこれで是もまた良し」
民家を離れて直ぐの登山口(8:55) (9:18)辺りの尾根右(北)
右植林は途切れ雑木帯になる。赤茶の谷間に濃い霧が漂う。左植林の間からも黄葉の山肌が朝陽に輝く。4・(9:26)上方明るくなり植林帯を抜ける。5・廃棄アンテナ(9:44)放置されがちな廃棄アンテナも此処のは分解途中だった。下方の樹上から右端に暁晴山・左に段ヶ峰からフトウヶ峰だろうかが見えた。
(5)廃棄アンテナ(9:44) 廃棄アンテナからの眺め(9:47)右端暁晴山
植林帯が続く。左は植えっ放しのヒノキ林の中に雑木が生えている。右樹間から素晴らしい山容の須留ヶ峰を見る。ほんの少しながらポツポツと薄雪が残っていた。6・(9:57)「水上山なかなか着かんなー」「もうすぐ凄くきれいな自然林になるでー」それは直ぐに現れた。太い栗の木も有り原生林と思われた。
水上山手前の尾根(9:55) 同尾根左(尾根西側)(10:00)
水上山手前から須留ヶ峰(10:03)
短急登で水上山に着いた。7・水上山(10:15)保護石・タグ・展望無し。石標を丸太ベンチで囲んでいた。。おやつを食べて発つ。水上山発(10:30)左自然林が残り、気分良く植界を行く。小さなコブを越えて行く8・(10:42)西向きに明るい尾根を見てコンパスで方向を確認し下り始める。
(7)水上山(石標足元):南から(10:19) 水上山にて『なめこ』(10:24)
尾根は間もなく急下りになり地図と地形が合わない。馬さんと何度か確認したが方向が合っている事も有り「このまま下ろう」とうとう右から左から細流集まる深く薄暗い谷筋まで下ってしまった。「此処は何処じゃ」間違いが明らかになる。集まった水は南へ流れていることから上流の北へ向かって谷を詰めることにした。
その間にも左右から谷筋が交わり本流を失わないように詰める。こんな山奥にも関わらずアブラハヤの魚影を見たのは収穫。左山肌の自然林は黄葉がきれいだったが観賞に浸る余裕は無かった。流れも源頭近くなりほぼ現在地がつかめた。「この谷筋上ろう」急斜面を上って尾根に取り着いた。A・(11:24)
Aポイントとの確信は無かったが851m方向へ向かおうとした時「元に戻ろう」と馬さんが言う。「えっ」と思ったが気合いを入れ直し、左右植林帯を間違った所まで引き返した。8・(11:36)迷走が解けてから分かったが進行方向が同じの8番を9番と勘違いしていた。馬さんのお陰でスッキリして引き返した。8発(11:40)
9・(11:45)「ここが9番やったんや」。A・(11:49)左が自然林右は植林帯。激上りでジグザグ登りをする。左の自然林は素晴らしかったが、しんどさが勝る。息を切らし登り切って昼にした。10・851m(12:00)雑木樹間から東山・一山・阿舎利山・三久安山・藤無山が何とか同定出来た。
ゆるく吹く風を受けながら昼を済ませ発った。昼発(12:20)右植林帯左滑り落ち急斜面の原生林の素晴らしさに感動する(谷筋近くは植林)。間もなく左も植林帯になる。11・(12:33)藤無山の奥に白い氷ノ山が覗き藤無山から銅山・大路までの尾根が見える。12・(12:40)
851m先の尾根から・真中が△銅山 (12:39) 同尾根から(12:40)中央氷ノ山・左木の裏藤無山
(12:42)頃の尾根 (12:46)頃の尾根
12P先はこれまた素晴らしい雑木ヤセ尾根で写真を撮り合う。銅山尾根が見える。間もなく植林帯に入る13・846m(12:51)上り下りしながら進む。14・(13:00)〜15・大身谷(13:04)展望・タグ無し。保護石代用ブロック4枚で囲まれていた。馬さんが『仙人の棒』で清掃する。発(13:20)
(14)北に銅山(中央)登山口の在る谷が見えた(12:59) (15)大身谷:南から(13:16)
右はヒノキ林左は感動する程で無いが自然林が続く。障害物全く無し、緩い下りで、しかも地面はスポンジの様で快適。16・(13:33)この辺りだったと思うが尾根左に数か所、採鉱穴が在った。前方樹上に前後二つの険しいピークが見える。「あれ越えるんか」珍しく馬さんが「トラバース」を口にした。
(16)辺りからの眺め(13:37)
手前ピーク17番 726m奥
しかし急斜面で直ぐに「あかんわ」先のコルからのヤセ雑木尾根は感動もん。見た目とは裏腹で簡単に上れた。上っていると古い古い?時代に落とした鉈が落ちていた(記念に持ち帰った)。17・(13:48)『字大身谷官林』『公共・図根』の二本の石標が立っていた。頂きの周りも素晴らしい雑木林は黄葉もきれいだった。
(17)への上り(13:43) よく似た形の鉈が落ちていた(13:45)
(13:46)(17)字大身谷官林 (17)字大身谷官林 図根・公共石標
(17)からの下り(13:49) (18)からの下り(13:56)
このピークの奥に見えていたピークは、南の谷越えに在る726mだった。素晴らしい雑木帯を下る。18・(13:57)Y字尾根で2人で方向を確認する。左(北東)尾根も魅力ある尾根だった。下ったのは尾根らしくないが切り開きのある急斜面でジグザグと下った。
下る途中で南に素晴らしい雑木尾根が見える「あれ歩きたいなー」その尾根に沈みかけた太陽が金色に光り感動する。19・(14:18)墓地があり、地形も自デポ地と違う。集落が見えて初めてコースを外している事に気が付いた。太陽が沈んでいたあの感動の雑木尾根が計画コースの尾根だった。20・冨土野集落(14:16)
(18)下り尾根の北側振り返る(14:18) 冨土野地区を歩く(14:21)
丁度下山口に架かっていた橋を渡り住民に挨拶をしながら自転車に着いた。1・(14:38)馬さんは歩き続け、私は自転車で走り車に戻り、折り返し馬さんと合流した。B・(14:42)
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※青線は間違って歩いたコース
851m・10
14
12
16
6
11
2
15・大身谷・760.0m
13・845
17
8
A
B