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567  三室山(ショウ台)〜竹呂山〜真所

※2〜6のコース線引きとポイントbヘイメージです


三室⇔竹呂は今や定番、プラスAlpha探して見れば『下しょうだい』では『猿の遊び場』

ここは岩頭展望絶景。竹呂山から南西尾根の正規コースの林道下り、これをせずに直下り。

どんな尾根かと心ワクワク、初めだけかな自然林。

未だ続く、未だ続く良き尾根続きで三角『真所(まどころ)』。

西に振って植林下れば間もなく出合う作業道、凄ヤブ予想は今日も外れ。

難無く周回車に戻り、岩テーブルでコーヒータイム。




◎所在地 : お馴染みの山域 (ショウ台=やまあそHPより引用)

◎地形図 : 2万5千図  『西河内(にしごうち)』

◎山行日 : 2012.10.11 (水)  晴れ

三室山:@95.7.29(MTB)2:17  A96.10.27(MTB)1:45  B02.7.27(MTB)2:30

竹呂山:@99. 8.13  A09. 9. 6 

◎山行者 : T・カブ/馬場・川上・中島・大柿(車)       Age=65

◎コースの見所 : @千種高原と三室の滝(燗鍋滝) A岩場と三室山からの大展望 

             Bしょうだい尾根歩きとブナ林 C猿の遊び場 D竹呂山の高木雑木帯

◎走行距離 : 往路 93.6km  往復 187.2km(往復鳥ヶ乢経由)



三室高原(三室の滝)P〜三室山(1358.0m二等)〜引き返し〜南東尾根下る〜

Ca1300m〜中ショウ台〜下ショウ台(1,198m)〜竹呂谷分岐〜

竹呂山(1,1299三等)〜南西尾根下る〜正規コース分岐〜871m〜真所(713m四等)〜

西尾根下る〜三室高原(三室の滝)P



自宅発(6:35)〜姫路BP〜R29〜波賀町斉木口交左折〜R429〜

1・千種町三室高原P(8:35〜8:50)〜2・(9:10)〜3・林道終点(9:34)〜4・谷渡り(9:45)〜

(9:50 休 10:00)〜5・(10:10)〜6・岩場(10:48〜11:00)〜7・(11:04)〜

8・三室山(11:07 昼 11:38)〜引き返し〜7・(11:42)〜9・1300m(11:56)〜

10・中ショウ台(12:07)〜11・下ショウ台(12:20)〜A・猿の遊び場(12:23〜12:38)〜

12・(12:48)〜13・谷分岐(12:55〜13:00)〜14・竹呂山(13:18〜13:38)〜

15・(13:47)〜16・分岐(14:02)〜871m(?)〜17・(14:10)〜

18・真所(14:29〜14:35)〜19・谷渡り(14:55)〜1・千種町三室高原P(15:03〜15:48)〜

往路〜たいこ弁当〜自宅・(18:35)



今日は宍粟50名山の三室山と竹呂山を周回することにした。定番コースに付録が無いか地形図を見ていると付録は直ぐに見つかった。竹呂山から尾根コースの下りで正規コースの登山口に下らず871mを通過して延長尾根の△真所(713.0m四等)を経て下る事にした。

871mから先の予想は「尾根は植林帯で下山口辺りは笹と葛と柴の凄ヤブ」を覚悟した。R29に乗って眺める山並みの木々は意外に秋色に進んでいない。今日行く方面へは、鳥ヶ乢トンネルが開通してからは斉木経由で行くようになった。1・千種町三室高原P(8:35)10年振りに登山口に着く。

車から降りると、一同「わー気持ちえ〜」朝方まで降っていただろう雨の恵みを受け、草木に生気を感じる。95年には支度中にいきなりアシナガハチ刺された思い出がある。発(8:50)簡易舗装ではあるが左右には高木の雑木や赤松が続きエナガがわたって行く。やがて薄暗い杉林を上り、左からの林道に合流する。2・(9:10)

 
(1)三室山登山口(8:35)        登山口からの上り(8:52)

直ぐ上で杉丸太を重機で車に積み込んでいた(三室山登山口のポール)。ここから、林道は材木を搬出した事でヌカルミ状態が続く。そんな事も有り、昔?の記憶と現状は様相がガラリと変わっていた。3・林道終点(9:34)山頂まで70分の記あり。ここからは記憶通りの道。直ぐ左尾根に『尾根コース』との案内板が有った。記憶をたどりたく谷コースで上る。4・谷渡り(9:45)

 
(2)ここから左に折れる(9:16)    (3)林道終点:車は作業車用(9:34)左のポール千種川支流・河内川源流

谷を渡り少し下り気味になるので初めてだと「おやっ」と思うだろ。間もなく尾根コースからだろうか西から道が合流し、上り始める。一段落した所で休む。(9:50)上を見ると大岩が在って幾何学の窟が有ったので覗きに行くと中にコウモリ一頭いた。命名『コウモリ岩』。早くもおやつが出る。発(10:00)ほぼ記憶通りに上って行く。

 
休み所『コウモリ岩』(9:52)        『しょうだいの石庭』(10:05)

間もなく左下の段地に大小の岩が堆積し、苔むして趣きが有る。命名『ショウ台の石庭』。これらの現象を見ると「何時の時代かに地震で転げ落ちてきたのでは」と思ったりする。暫くすると初めて木間(杉)から下方が見えたが霞んでいた。水平尾根に取付く。5・(10:10)ここからヒノキ林のジグザグ上りが続く。より急になって間もなく左に大岩あり、岩頭に立つと大展望も霞んでいる。

「間もなくヒノキの樹上から下界が見渡せる筈」と思いながら上ったがその所はヒノキが成長したのだろう見ることが無いまま物凄い岩塊帯に着いた(10;35)私一人岩塊帯に入るともの凄く獣クサイ所も有った(岩が重なり、いい具合の深い窪みは熊の寝床か・・・)。緩い上りの後クサリ場に着く。6・岩場(10:48〜11:00)夫々楽しみながら登る。尾根に立つと大展望三座同定は切りが無いので省くが霞みがち。

 
岩塊帯(10:35)                     岩塊帯の右端辺(10:38)

三室山から竹呂山への『しょうだい尾根』は険しくも美しく、しょうだいの間に見える終点の竹呂山は甲の様に見えた。7・(11:04)「ここが竹呂山への分岐か」馬さんは下見から帰って「そこそこ歩けるわ」緩上りで三室山の頂きに立った。「朝が早かったので昼にしょう」8・三室山(11:07)展望360度、保護石無し、タグ有り。

 
9−1300m 10−中しょうだい 11−下しょうだい   鎖場辺りに生える毒キノコは何度見ても「「美味しそう」
鎖場から『しょうだい尾根』(10:40)         

 
10年前の写真では笹と樹木がかなり繁っていた
  三室山頂上:南から(11:37)
三室山頂上:南から(11:07)             

那岐山・氷ノ山は霞みながらもほぼ丸見え程度の視程。とても爽やか。「すすんで上りたい」と思わない山の一つに挙げていたが今日上ってその印象が逆転したのは何故だろう・・・。多分展望が360度になったからだろう。昼発(11:38)引き返し7・(11:42)竹呂山からここへ向かって切り開きをして下さった面々にこの上無い感謝を捧げつつ下って行く。

ブナとミズナラ主体の自然林を下る。「安全第一やでー」軽い岩場を上る。9・1300m(11:56)振り返ると下って来た尾根が色付き始めていた。短く素晴らしいブナ林を行く。半ばから笹のトンネルを潜ったりしながら下る。10・中ショウ台(12:07)笹は殆ど無く『ハゲコブ』とも言える。ここからの振り返り景色は一段と美しい。

 
(9)1300mへの上り(11:52)     (9)から振り返る(11:54)

 
(9)進行方向尾根のブナ林(11:5)  (10)中しょうだいから(9)を振り返る(14:07)

 
中ショウ台から古ミズナラの横を行く(12:20)   下ショウ台への上り (12:22)

笹が消え暫く横ばいを行く。古ブナ、古ミズナラが広い縄張りを持つ。その間を抜けて緩く上って行く。11・下ショウ台(12:20)竹呂山への方向確認する。発とうとした時、東の支尾根が気になる「先に下っといて」一人で向かうと素晴らしい岩頭で岩場と言えなくも無い。岩頭からの三室山方面も素晴らしいが少し下方に移動して覗き見した竹呂山がより素晴らしい形で見えた。A・猿の遊び場(12:23〜12:38)

ふと見ると「戻りが遅いので」と川さんはじめ皆がやって来た。その岩頭と展望の素晴らしさに感動し、皆大はしゃぎ。誰かが言う「猿の遊び場や」命名『猿の遊び場』「ここは今日のお土産や」大きな露岩は続き尾根下方にも在ったのでここから三室高原へ下って見たいとも思った。元に戻って竹呂山へ向かう。

 
(A)猿の遊び場から7・8・9・10 (12:28)     (A)から竹呂山・奥は東山(12:32)

 『猿の遊び場』岩頭:南から(12:35)

一段と歩き易くなる。左に何故か見頃に色付いたカエデが数本あり、ことし最初の紅葉を愛でる。12・(12:48)雌鹿一頭が跳ねて左の谷へ消えた。根曲がり木を多く見る。右はヒノキ林になる。馬さんがガンガン引っ張り分岐に着く。13・竹呂谷分岐(12:55〜13:00)有名になったオオトチノキを見て触って耳を当て(中)後にする。

 
今年最初の紅葉を見る(12;42)   (13)への尾根の一部(12:50)

右植林帯左自然林の界を上っていると歓声が上がる。前方の高木雑木帯に「わー優しい・・・癒される・・・」右から柔らかい陽光が射している事も相まって、それはそれは素晴らしい世界を体感した。そんな価値観?を持つ仲間と同行できる喜びとそんな仲間を誇りに思う。14・竹呂山(13:18)この上無い贅沢なおやつタイムを過す。

 
竹呂山ポール北面(13:17)  竹呂さんにて馬・川さんからのおやつ一人分(13:25)

 竹呂山:西から(13:35)

不満な方もいるらしいが「この頂きだけは展望無しで結構」。これが一番よく合うと思う。もしも、東面の植林が皆伐されたらこの素晴らしい自然林が忽ち衰弱してしまうような気がする。発(13:38)薄暗い植林帯を下り続ける。15・(13:47)左が雑木林になり太い赤松が出たりして次第に下って行く。16・分岐(14:02)

正規コースはここから林道へ下るが私達は引き続き尾根を下る。見る範囲アカマツ主体で下草無く歩き易そう。「何処まで続かなー」871m(?)未だ続く・・・未だ続くわー・・・17・(14:10)右尾根下は10m位までは雑木もそれ以下は植林帯で左は殆ど自然林だったと思う。「何でこの尾根を正規ルートに使わないのか・・・」

 
(14:18)尾根左雑木林          (14:26)尾根の赤松林

左素晴らしい赤松林帯になる。△間所がなかなか見られなかったが埋まり気味で在った。18・真所(14:29〜14:35)展望、保護石、タグ無し。コンパスを下山地点に合わせて下る。植林帯を急下りしていると明るい水平の作業道が出た「道が在るでー」南へ進み尾根で道から外れて谷へ下りると材木搬送車が通る道が上がって来ていた。

 
(18)△真所:西から          等高線の巾が広くなった辺り(14:49)   

間もなく先程歩いた水平道に繋がると思う道が尾根を巻いて下りて来ていた。「繋がっているのが分かっていれば・・・」も歩いた道は等高線の広い所は笹や葛や柴で凄ヤブと思っていたが間伐が行き届いて育った素晴らしいスギ林だった。道なりに歩いていると林道に出て谷に接近する。個人のごく簡単な製材所が在り、谷向こうに最奥の民家があった。

その前の舗装路へと谷を渡る。19・谷渡り(14:55)振り返ると仲間の姿が一人も無し。「まっ馬さんがリードしてくれてたから大丈夫や(馬さん達は少しバックして鉄製の橋を渡ったとの事だった)」と車に向かう。竹呂山登山口のポール(15:00)〜1・千種町三室高原P(15:03〜15:48)

 
登山口でコーヒータイム(15:28)   登山口から徒歩5分で三室の滝(15:39)

登山口で皆揃った所で中さんがコーヒーを入れてくれる。至福の時間を過して滝を観に行った。02年は妻と上っていて下山後この滝壺でMTBと共に水遊びをした。帰路間もなく道に落ちている栗を拾い安志峠の『たいこ弁当』でそばを食べて帰宅となった。

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8・三室山・1358m
11・下ショウ台・1198m
猿の遊場A→
18・真所・713.0m
9・1300m
10・中ショウ台
13
14・竹呂山・
   1129.2m
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16
17
19