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539  宮山〜打呑口〜本谷


机上では、境界歩きは無理と思い「今日は下見」と思いつつも期待も少し宮山へ向かう。

宮山からはしばらく快適。

快適・倒木・植林・雑木、横ばい・急登繰り返し樹間から点々展望しつつ第一ステージ目標達成。

第二ステージ林道歩きは、進めど歩けど見つからず(何?)着いてしまった登山口(両三辻山)

一息入れよとおやつタイムはブヨの襲来腰を上げる。雄大な、展望遠望山並みも山座同定まま成らず。

先行く馬さん追いながら自転車デポチ目指して歩く。




◎所在地 : 一宮町岡城川の北主尾根と岡城林道歩き。

◎地形図 : 2万5千図  『安積(あづみ)』 『長谷(はせ)』 『寺前(てらまえ)』 

◎山行日 : 2011. 7.15 (金)  快晴         宮山@02.9.21

◎山行者 : T・カブト 馬場・大柿(車)        Age=64

◎コースの見所 : @宮山(城跡と南北展望)  
             A宮山からの尾根縦走は倒木帯多くも良き雑木尾根・岩稜尾根もあり。

◎走行距離 : 往路@70.0km A72.8km  往復143.5km



自転車デポ〜宮山登山口 (市民の森)〜宮山(514.4m四等)〜尾根東進〜

打呑口(うちのみぐち/735.6m四等)〜尾根東進〜810m〜本谷(825.6m四等)〜尾根東進〜

岡城林道東進〜三辻山登山口〜岡城林道引き返し〜自転車〜宮山登山口 


自宅発(6:45)〜明姫R〜姫路BP〜R29〜山崎町〜一宮町〜1・自デポ(8:41〜8:48)〜

2・登山口/市民の森(9:02〜9:15)〜3・岩座(9:50)〜4・宮山(9:55〜10:10)〜

5・展望岩(10:19)〜6・(10:30)〜7・(10:35)〜8・(10:51)〜9・(10:58)〜10・(11:15)〜

11・打呑口(11:40〜11:55)〜12・(12:21)〜13・(12:25 昼 12:45)〜14・源頭〜

15・(13:05)〜16・(13:15)〜17・810m(13:20)〜18・(13:35〜13:40)〜19・(13:49)〜

20・本谷(14:00〜14:11)〜21・(14:15)〜22・(14:30)〜23・鹿網〜24・(14:45)〜

25・(15:07)〜26・(15:13)〜27・支林道(15:27)〜28・本林道(15:29)〜29・(15:34)〜

30・水(15:50)〜31・三辻登山口(16:24〜16:35)〜引き返し〜29・(17:15)〜28・(17:20)

〜32・(17:52)〜33・石碑(18:01)〜34・ダム(18:10)〜1・自デポ(18:13 馬さん18:05)〜

2・登山口(18:26〜18:30)〜引き返し〜A・馬合流(18:35)〜2・登山口(18:42〜19:00)〜

往路〜姫路BP渋滞太子東降りる〜自宅(21:05)



安富町境界踏破完了まで目途が付いたが残りの境界をどの様に歩くか決め兼ねる中、「先ずは気になるこの尾根を歩きたい」と、言う事で第一ステージが決まった。これが上手く歩け、余裕があれば「境界の一部も歩けるかも・・・」との期待を抱きつつ発った。同行は今日も馬さんで心強い。

R29北上し、山崎町。揖保川には多くのアユ釣りが竿を出していた。一宮町の道の駅から入り、先ずは自転車デポ地に向かう。第一ゲートで「林道の何処まで入る・・・」馬さん情報では「初めのピンカーブの近くに車をデポした人もいる」との事だった。ゲートから先を見て「四駆でないしどこまではいれるかなー」手前のお堂に居た人に林道状況を訊いてみることにして引き返した。

この役目は、何時も馬さん。林道の事、山の事もかなり把握されている方だったがやはり私達の計画コースについては理解が不十分だった。が林道は走れそうなのでお礼を言ってゲートを抜けた。所々枯れ枝や石が落ち、道幅も狭く逆光で道の状況把握ができないこともあったが大した荒も無く走れた。大きな広場に差し掛かり、安全第一主義の馬さんが「ここにしよう」と言う事で自転車をデポした。 1・自デポ(8:41〜8:48)

今日は林道を走ると言う事で若かりし頃、MTB登山やレースで使った高級車?持参。笹の中に隠して登山口へ引き返す。2・登山口(9:02〜9:15)車を木陰に置かせて貰い支度をしたが「暑い!!」「今日はヒルやブヨどうやろ・・・」私は二回目馬さんは少なくとも三回目となる宮山を目指す。

馬さんは見飽きた『岩座』をパス、私だけ寄り道する。先月高御位山で大阪の四人連れ内の一人が遭難死されている事が頭を過ぎり「もし上がって来なかったら探してよ」と言って別れる。3・岩座(9:50)祠には『天下泰平、国運隆盛・昭和59年5月吉日・氏子安泰、五穀豊穣伊和大神・安積総代・伊和総代・須行名(すぎょうめ)総代・東市場総代』との木の御札が奉納されていた。

    
(3)岩座への案内(9:49)     岩座:西から(9:52) 古い祠?:西から(9:52)

その少し上の岩にはもう一体崩れた祠が横たわっていたが二体の関係は・・・。尾根を上っていると丁度馬さんと合流した。4・宮山(9:55)特に北の二コブ山の『行者山』の展望はすばらしかった。南は、いつか立ちたい『伊和三山』の一つ『白倉山』が在った。宍粟50名山の標柱にコナラが倒れ掛り、運悪く標柱がその木の股に入り小人数ではどうにも取り除く事が出来ない事になっていた(多分多くの人が取り除こうと試みたと思うが果たせなかったと思う)。

  
宮山からの白倉山(9:55)   同から行者山(10:12)  宮山:西から(10:10)

そこは山育ちの我、古い標柱をテコにして馬さんと協力して取り除く事が出来た『一日一善』を早くも果たし、満足満足。『岡城跡』の看板によると『天正八年(1580)羽柴秀吉が長水城を攻め落とした際にこの城も落城したものと伝えられている・・・抜粋』発(10:10)長年の願望尾根に踏み込む。岩場とも思える尾根は踏み込まれた形跡大で歩き易い。5・展望崖(10:19)南から西が全開し、白倉山から岡城林道左右山並みと最奥に姫路最高峰の黒滝/およね山が見えた。

 
(5)展望崖から縦走尾根(10:19) 最高峰打呑口  同所から岡城林道(谷筋)と鞍部黒滝・右白倉山      

最低鞍部には太いヤマザクラが生え、右杉林になる。上りになると左右アベマキ林が続く。6・(10:30)左から風倒木あり潜って進む。右から涼しい風が吹き抜ける。ニイニイ蝉が鳴く。急上りは左ヒノキ林右アベマキとアセビになる。7・(10:35)行く先を塞ぐ程の大きな露岩が重なり合う「ええ露岩尾根やなー」。8・(10:51)倒木とシダが阻む上り。9・(10:58)正面木間から見える大きな山は、打呑口か・・・。

 
(6)辺りのアベマキ林の尾根(10:28)        (7)から始まる巨大露岩帯(10:57)

次への上りも倒木が続き、左右植林帯。「暑い!!」気温は30℃を指していた。右雑木林になる。上り切った所は全体が岩ドームの頂きだった。10・(11:15)その先にはとてつもなく大きな岩が立っていて、その僅か先が打呑口だった。11・打呑口(11:40)展望無し・保護石4個・金属。ここで『よもぎ大福』頂く。発(11:55)

    
打呑口手前肩(11:32) その先の大立ち岩(11:33) (11)打呑口:西から(11:41)

左植えっ放しのヒノキ林が続き、間もなく右スギ林になる。尾根には太い境界松が多く残り倒木とシダが出て「何処を歩けばいいのか・・・」これで三回連続倒木に見舞われる歩きとなる。その三回共、倒木が無ければ素晴らしい歩きが出来る尾根と思う。左木間から暁晴山辺りが見え、一段上り切る。12・(12:21)倒木は続き、右植林に逃れて上り、、ここで昼にする。13・(12:25)

  
打呑口先から北方(12:01)奥中央暁晴山 (12)横ばい尾根(12:08) (13)手前の倒木(12:22)

時々風が吹く。木間から、南から東が見え、白倉山から岡城林道の一部と最奥に姫路最高峰の黒滝/およね山が見えた。またまた「今日はいない」と思っていたブヨが寄って来てノンビリできなかった。発(12:45)尾根は倒木とシダが重なり歩けず右下を巻く。下り切ると左植林谷筋に源頭を見る。14・源頭(?)左植林帯右雑木林の界を上る。15・(13:05)

左木間から暁晴山辺りが見え、その左の形の良い大きなピークは藤無山か、見る度に気になるが同定はできなかった。16・(13:15)左名前の分からない同じ種類の雑木帯は何故か間伐が入っていた。17・810m(13:20)ややこしい地形で方向決めるのにやや悩む。(18)へはマーキングも別れ途中で方向を修正して着いた。18・(13:35)冷えたゼリーを頂き生き返る。発(13:40)

  
(18)からの眺め(13:36)最奥三久安・藤無山? (18)先尾根左(13:45)    (19)林道が見える(13:50)
三久安左ドームは一山かも・右下中坪地区

左素晴らしい高木雑木帯になる。緩く下って行くと右植林帯に地図通りの林道(ブルで突いただけの様な道)が見えてきた。19・(13:49)左ミズナラ主体の原生林が続き上り切る。20・本谷(14:00)展望、タグ無し・保護石4個。発(14:11)右下に林道が回り込んできている。21・(14:15)西尾根マーキングに誘い込まれそうになる。進行尾根ほんの一寸塞がり気味。右植林帯の植界を進む。

22・(14:30)ここもマーキングが分かれていて要注意。(23)から鹿網が出て網の両脇共に草と柴で歩き易いとは言えない。左崖の様に切れ落ち倒木が出る。24・(14:45)何故か本谷から一気に涼しくなって不思議と汗がひいていたが又蒸し暑くなった。ヒグラシが鳴き競う。そう言えば自宅付近で、例年なら朝早くから狂ったように鳴くクマゼミが今年は未だに鳴かないのはどうした事か・・・。

 
(20)本谷:南から(14:00)         (22)直前からの眺め:(14:29)右上三辻山・黒滝

鹿網は地面を這っている所が多く、それに引っかかる事もある。25・(15:07)歩き易くなって左急斜面は素晴らしいミズナラ林(太くない)が続く。26・(15:13)先の735mピークから林道へはコースが決められず「現場で判断」としていたので気になり始める。そんな時右下に林道が見え始め、間もなく735m手前鞍部に林道支線が上がって来ていた。27・支林道(15:27)

その林道は735mピークの北側を巻いて続いていたが確認する元気なし。緩く下って行くと本線に合流した。28・本林道(15:29)ここで残り時間と元気加減を見てここから林道で下山するか三辻山(皆河)915.6mを目指すか判断する事にしていた。判断は『下山』に傾いたが馬さんが「三辻山への上り口にロープを取り付けた」との情報を得ていた事から、せめてそれを確認したいと言う事で林道歩きが始まる。

 
(27)支線林道に出た(15:27)正面黒滝   (28)本線に合流(15:29)

ヘアピンカーブで現在地確認できた。29・(15:34)ここから西へ水平に?草に覆われた支線が入っていた。記憶曖昧で記録も無いが「山火事の際に使う林道なので関係者以外立ち入り禁止」と言った内容の看板が立っていたと思う。馬さんサッサ私はトボトボ歩き。「右上には境界が通っているのに・・・」と思うもそれに乗る元気も道?も無し。大きな石が落ちてきたり山側法面は土石が崩れ落ちていた。

右岩盤に飲むに十分な水が流れ落ちていて二人して飲みボトルも満たす。30・水(15:50)私は手持ちが有ってもこういう場合は手持ちを残し飲む事にしている(飲み物は、山で飲み干さずたとえ少しでも残して車に戻る事にしている)。右崖に10m位の丸太梯子が掛っていたが下半分は朽ちていた。歩けど歩けど目指すロープは出ない。

黙々と歩く、右法面にコンクリートの階段が(巡視路と思う)二か所有ったが土が崩れて半ば浮いていた。「四駆なら走れる」と、言った状況の路面が続く。かなり歩いた所で大きな鉄制の柵ゲートがあった(鍵なし)「この先崖崩れ通行不能」とやらの看板が掛っていたと思う。「未だか・・・未だか・・・もうそろそろ有るやろ」と進むが無い。

馬さんは歩く・・・。正面に黒滝が大きく見えてくる。「このカーブ回ったら有る」を何回思った事か・・・。一ヶ所岩盤ごとの大崩落があった。谷の向こうに三辻山登山口が見えてきて「こうなったらそこまで行こう」31・三辻登山口(16:24)座り込んで休むも早速ブヨが寄って来て頬被りして防ぎ、おやつを食べて発つ。発(16:35)

 
(31)宍粟50名山三辻山登山口の標柱(16:29)

後は(28)から下方の林道状況の把握をしながら自転車デポ地を目指した。29・(17:15)〜28・(17:20)ここから下方は路面状況は良く四駆で無くても走れる。しかし、左右の木の枝が道に垂れたり枝を伸ばして車に傷を付けそうな枝を切りながら歩いたので馬さんの姿は直ぐに見えなくなった。谷幅は広くて明るいので気分良く歩けた。

  
(17:01)先を行く馬さん  (33)地点の石碑:H約1m    (2)登山口/子供広場18:26

左上には(29)から続いているのだろか林道がチラチラ見える。左山肌へ明るい林道が上がる。(29)からの林道と繋がっているのか・・・。視界閉ざされ間もなく本谷への林道入り口と思う所に付く。32・(17:52)その下方の谷筋道の右に石碑が建っていた。33・(18:01)『為水路改修記念・奉納・伊和神社御用林・昭和三十一年四月氏子中』と彫ってあった。ヘアピンカーブ通過。巨大な砂防ダム横通過。34・(18:10)

馬さんの姿無し。1・自デポ(18:13/馬さん18:05)MTBを取り出す。何年振りかのダウンヒルに若き頃の思い出がよみがえる。馬さんは何処まで下っているのか・・・。馬さんには一声かけて止まる事無く置き去る。ゲートはその都度閉めた。2・登山口(18:26〜18:30)引き返し、馬さんと合流。A・(18:35)「ここで着替えるか」「登山口にしょう」2・登山口/トイレ(18:42)夕暮れまじか涼しくなり始めた登山口で着替えた。今日もよく歩きました。発(19:00)


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32
30
18

17・
810m

19
20・本谷・825.6m

22

25
24
26
28
29


三辻山/皆河/阪水山

A

34

17・
810m
31・
884mで引き返す)
馬さん追い越す
4・宮山
  514.4m

@
6・510m
33
10

13

27

11・
打呑口
735.6m

12
31・
三辻山登山口

←ゲート

14
23
15
16