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3
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5・川原垣内・228.5m
イ
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7
@
8・峠一力願地蔵
9・124m
おやつ
10・峠
11
12
13・220m
休み
14・昼食
15・224m
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相場振山・247.9m
19
522 川原宮内〜相場振山〜松尾山
川原垣内(△)、岩稜黄葉感動尾根。
R=29横断後は、鹿網沿って歩るく境界コブを越え越え峠を通過、歩いた歩いた自然林。
相場振山(△)から槻坂へは皆で悩んだコース取りも終わってしまえばこれも楽し。
残り時間が迫りくるも「もう行くしかない」と励まし発奮。
「先は見えたと」最後のコブから半ば“ヤケクソ”シダヤブ突破、そこに見たのは遊歩道。
日没間近に『地獄で仏』と感謝したの山猿だけか・・・。
『男明神』一息入れて安堵の展望内海見れば、真っ赤な夕陽に顔染まる。
自宅発(7:33)〜姫路BP〜福田LP〜R=423東進〜1・西はりまリハビリC(8:20〜8:36)〜
川上弟車〜2・登山口(8:50〜9:00)〜3・(9:24〜9:28)〜4・岩稜(9:35〜9:40)〜
5・川原垣内(9:45〜9:50)〜6・(10:14)〜7・R=29(10:25〜10:31)〜8・峠(10:45)〜
9・124m(10:50 休 11:00)〜10・峠(11:05)〜11・(11:13)〜12・(11:28)〜
13・220m(11:43 休 11:48)〜14・(12:00 昼 12:30)〜15・224m(12:50〜12:55)〜
16・(13:12)〜17・(13:35)〜18・相場振山/入野山(13:45〜13:55)〜19・(14:29)〜
20・槻坂(15:00〜15:07)〜21・169m/3町境界(15:15〜15:20)〜22・(15:45)〜
23・(16:00)〜24・(16:20)〜25・松尾山(16:32)〜26・男明神(16:40〜16:50)〜
1・西はりまリハビリC(17:00〜17:10)〜太子北IC〜自宅(18:04)
何度も何度も四季おりおり眺めては「歩いてみたい」と思い続けながら歩けなかったこの境界尾根。川さんの希望とも重なって今日歩ける事になった。「歩くならこのコース」と決めていた。それは、追分峠?からでなく(△)川原垣内が在る山塊を経てだった。この山塊にはR=29から見える大きな岩稜が在る。
現地情報は、川さんからと今日のコース二分割で歩かれた私の山友、太子町在住の井上さんから貰う。下山口に自転車デポ(登山口までマップ計では7.0km)で計画していたが、川さんの配慮で近くに住む弟さんに送ってもらう事になった(結果的にこれが大助かりとなった)。1・西はりまリハビリC(8:20〜8:36)弟さんの車に乗せて貰い左手に歩くであろう幾重にも連なるピークを眺めながら「今日は休みなしで歩くで」と馬さん。2・登山口(8:50)「今日は長旅やからストレッチを入念に・・・」発(9:00)
(2)70歳にしてこの開脚:登山口にて(8:55) (2)送って貰った車(三菱車) 前方の林から上る(8:52)
目を付けていた墓地から上り始める。予想では明るい踏み跡が在ると思っていたが墓地以後は小柴ササヤブの中に開きを探しながら上る事になった。ヤブは間もなく消えて岩盤を上る。3・(9:24)そこには明るい道が在り、黄葉が凄くきれい。川さんによると西の神社マークを経由で麓に繋がっているとの事。早くもおやつが出る(安さんからリンゴと韓国の飴)。発(9:28)落ち葉を蹴りながら快適に進む。間もなく凄い岩稜になる。「これがあの岩稜か・・・」4・岩稜(9:35 写真 9:40)
(3)への上り岩盤(9:13)左4番右△ 奥尾根最高峰昼食尾根(9:38)からの眺め
山全体が岩盤の尾根を行く(9:32) (3)の先山全体が岩盤の尾根:南から(9:40)左から馬・北・中・安・川
眺める川原垣内からR=29へが以外に長い距離で気を引き締めた。また進行方向の山並みも相場振山辺りまでだろか視程に入ったが逆光で写真はダメ元で撮る。歩いている山塊の黄葉に歓声が上がる。中上りを終えて上り切ると6畳位の平地に石標が立っていた。5・川原垣内(9:45)道はここから北尾根に下っていた。発(9:50)ヤブっぽい下りも左(北)ヒノキ林になると歩き易くなる。視界も開け黄葉を楽しみながら半ば岩稜界尾根を進む。
尾根肩(イ)に石標が立っていて、境界をしめす線が彫られていた(時々見る事がある)。いきなりのシダヤブを下って界が東向きから南に変わるポイントを探していると石標が有り。南向きの矢印に沿って急下りが始まる。6・(10:14)落ち葉が重なり滑る滑る。「麓のR=29の法面は下りられないし・・・」建物が見えると鹿網が出てそのゲートを通過し、私有地だろう建物中を通らせて貰い国道に出た。7・R=29(10:25)上り返しは林道に掛る鎖を避けて上る。(10:31)
林道終点は栗林で草刈りがしてあった。尾根筋に乗ると張られていた鹿網(金属方形網)に沿っての林道を進む。次のピークは左下を行き、少し下ると地図破線の峠に出た。8・峠(10:45)『一力願地蔵』が今も篤く祭られていた。鹿網続く。「腹へったなー(大)」「朝が早かったから(安)」「良い所でおやつにしょう(川)」上り切って休む。9・124m(10:50)馬さんから『どら焼き』川さんから『まんじゅう』「どら焼きは家で食べよう。これを食べる時は、これこれで食べるとより美味しいとか言って皆さん拘りを持っているようだった。
おやつ発(11:00)短急下りで峠に着いたが直前に大きな石碑が建っていた。10・峠(11:05)表面は、殆どが風化して判読不能。正面から見て右側に『文政三康辰年三月吉祥日」と彫られていた。今から約190年前?』左側には『脇願主江戸庄兵衛・世話人上州榮純 大阪理道 ・助力 惣同行中』江戸とか上州とか大阪の誰々で人物が把握できたのだろうか・・・そうだとすると想像絶する知名度。
(8)破線峠の『一力願地蔵』:西から(10:47) (10)無印峠東から(11:05)
川さんによるとこの道はR=29が出来るまでの街道だったらしいから、この道を(何処から何処までかは分からないが)付けた主なる人物なのだと思う。表書きが残っていればそれが分かったと思う。ここも切通しの為、先へは急斜面で竹藪、そこに抜けられる所がありそれを攀じ登るとゴルフ場に出た。そこには東屋と自販機が有った。鹿網はゴルフ場の縁を巻いていて、直ぐに有ったゲートから出て道無き山肌を上った。11・(11:13)横ばい尾根は高木雑木で癒されたが上りに掛ると小柴ヤブになるも踏み跡らしきものが有った。
地面を見ると地質調査をしたのか2種類の太さの石の円柱が散乱していた。12・(11:28)振り返ると樹間から△川原垣内尾根の岩稜が白く光っていた。「おやっあれは何?」ラジカセがぶら下がっていた、何で・・・一段上り切ってからは西面の高木雑木が光を受けて金色に輝く。更に上って休憩に入る。13・220m(11:28 休 11:48)小シダヤブを下る。左正面の台形ピーク(後の昼食ピーク)の急斜面にへばり付いているかのような雑木林の黄葉に感動の声が上がる。
(12)から振り返る(11:27)尖り川原垣内 (12)辺りでの見つけ物
そのキレイだった山肌の急斜面を上り切る。14・(12:00)「笠松城」(別名:西脇城・丸山城)があったという説が有る。小シダヤブを避けて東へ移動し快適な雑木尾根で昼にした。この尾根の中程に巡視路(21⇔22)が上がって来ていた。南が開け展望が利く。眺めれば△相場振山だろうか遥か遠くに座っていた。3人は好みのカップラーメンをすする(私は自弁)「後の方がずっと長いでー」急ぐようにして発つ。昼発(12:30)
戻りに地形を注視してると一段の段差が在った。進行方向尾根には段差は低いが4〜5段の段差を確認したが城と言うより非常時の立て籠り用の砦だったのではと私は想う。露岩と言うか岩盤と言うか尾根を下る。巡視路で明るく快適に歩ける。下り切ってからは高木雑木帯になり、またまた歓声が上がる。ゴルフ場の池周りがまるでヨーロッパの宮殿の庭を彷彿させる(私のイメージ)。短急登を上り鉄塔下通過。
(14)昼食尾根:東から(12:17) 快適尾根(12:41)
5・224m(12:50)方向確認しなかったが柴ヤブの木に赤ガムテープが巻かれ『下り・・・』判読できない文字が書かれていた。先へ進む、快適な道は緩下りから中下りとなった時左(東)に写真に撮った横ばい尾根を見る??何の疑いも無く下っていた尾根は巡視路でゴルフ場へ下っていた。「赤ガムテープが入り口やったんや」引き返す。15・224m(12:55)入り口だけが小ヤブで後はしばらく低松林が続く。
(15)の先から相場振山(中央)方面(13:04) (16と17)の間快適尾根13:10・13・21
露岩・岩盤尾根からは東から北方面の展望良し。食事をしたピークヘの尾根から右手遠くには伊勢山等が見える。やや薄暗い林を行く。右樹間からゴルフ場が覗く。16・(13:12)アベマキ林からヒサカキ・ソヨゴ等の混生林が続き間もなくヤブっぽいピークに立つ。17・(13:35)ムロが多くしばらく痛かったり、かゆい思いをしながら進み相場振山分岐に着く。(13:45)
石標が有り天に『十五』の彫りあり、境界上に居る事は確認できたが尾根が無く視界塞がり進行方向へのポイントの確認が難しい。希望者の馬さんと私とは、とりあえず相場振山を目指す。18・相場振山/入野山(13:50)廃棄TVアンテナが立っていた。何の相場か知らないが相場の旗振り山だったらしい。今は、樹木が繁り視界ゼロ。引き返すと残りのメンバーが進むコースを探し中だった。
相場振山分岐辺りから振り返る(13:47)台形昼食尾根 相場振山石票のコケを掃除の馬さん(13:52)東から
山友の井上さんから送って貰ったデータは車に忘れ、当然ながら自宅で予習したその記憶は「このポイントは注意して探す」位でしか無かった。三角点に行く途中に十四(ここは側面だったと思う。天は破損)と彫った石票が自然石と共に立っていたのでそこへ行くと南に切り開きらしきものを見つける(帰宅後井上さんのデータではこの所を「十五石標の東に下り道あり」と教示)。下り始め(13:55)
少し下ると自然石の境界石があり、そこから柴ヤブを西向きに進んだ。更に境界石を見て尾根らしきところに着くと十三(3本とも西面に彫られている)の石標が立っていてここまで良しと判断。その後も方向決めに悪戦苦闘。馬さんと私はこまめに動き、他は川さんとの二手に分かれコースを探した。相場振山で方向を合わせていたのでそれを信じて進めばグッドの所も境界歩きでは妙にコースに拘る所が有る。
尾根肩らしき所に出た私たちが「こっちが正解」と呼びに行くと「こっちに道が有る」と譲らない?その道は深い谷へ下っていた。それならと久し振りに『木登り術』を使う。木の上から眺めると『槻坂』と想うコルと続きのピークと尾根が見え「これを下るでー」と他を呼んだが眺めた道程は相当長く完従に陰りを持つ。19・(14:29)
肩から少し下るとデッカイ岩盤?露岩?の上に立つ。横ばい尾根乗ってからは、尾根と右(西が)がヒノキ林で歩け歩け。上りに掛ると自然林に戻る。(14:40)槻坂手前コブ(トンネルマーク・槻坂の文字が重なって地図が読みにくい)でも少し南寄りに下っていて北へ修正し峠の切り通し最高点に出た。稀に見る大規模な切り通しで下りるのは東か西か・・・私は東から道に下り、他を誘導にクマ除けにも使う笛を吹く。20・槻坂(15:00〜15:07)この峠は古代『山陽道』だったらしい(井上データー)
(19)木に登っての眺め(14:29) (20)槻坂:東から:H5〜6m(15:05)
残り時間と距離と山容を確認する。弱気と言うか安全確保(日暮が早い)か「ここから下山・・・どうする・・・」「行くなら少しでも早く」「ほな行くで」で、発ったもののヒノキ林の急登で私は堪えた。21・169m/3町境界(15:15 休 15:20)久し振りの3町境界も気が急いて記憶に残っていない。前方樹間からもう一つ大きなピークが見えて「あれが最後の難所」「もう行くしかない」と掛け声。22・(15:45)
進む方向はシダ地獄に近いシダヤブだったが「もう進むだけ」と突入。シダは背丈に近くイバラが混じる好条件?元気が出たのは・・・。そこには必ず在る巡視路に期待して下方に見える鉄塔を目指して下った。「路があるでー」全員揃ったのが(15:58)この時期少なくとも山から出ていなくてはならない時間帯だったが路に出た事でホッ。日没間近『地獄で仏』と感謝。境界上は凄ヤブでとても歩けるとも歩こうとも思わず、破線峠に合流する事を信じて東向きの路を下る。
東に下っていた道が南に向いて「やっぱり!!」峠道に着いた。23・(16:00)「ここから下山しょうか」川さんが下山した場合と計画通り進んだ場合の距離などを概算したところ、界を進む方が得策となり「ほないくで」自然林を上る。ヤブで無かったのが幸いした。24・(16:20)ここで遊歩道(川さんはこの道が在る事を〈23〉でほのめかしていた)に出て「もう大丈夫や」又もや『地獄で仏』とミナサンのご協力に感謝。
『松尾山はもう少し下ってから』と思いながら歩いていると「三角点在ったでー」と川さんの声「えっ」引き返し、見つけた馬さんの所へ行く。「さすが馬さん」道から10m位東の小高いピークにあった。25・松尾山(16:32)写真を撮ってジグザグ下りで後を追う。間もなく大きな岩頭が夕暮れの空中に付き出ていた。これが井上さんが言っていた『男明神』だった。26・男明神(16:40)一見の価値ある岩頭群で周りの黄葉紅葉も見頃だった。
男明神にて(16:43)北から (25松尾山)東から 男明神の頭から見下ろす
男明神の頭から赤い夕陽だったが・・・
男明神の頭から見下ろす手前リハビリセンター 男明神の頭に立つ大と馬
ここにもう少し早く着いておればまだまだユックリできたと思いながら西の空に沈む赤い夕陽に感動しつつ最後の下山となった。麓には東屋があり『龍野笹山見晴らしの森案内図』が立っていた。松尾山から西尾根へ周回コースが在り『西側の小高い丘には20万人余りの生命を失った沖縄戦を偲ぶ沖縄慰霊碑塔が有ります』との事。また、女明神も在るらしい(麓から見える大きな岩場か・・・)1・西はりまリハビリC(17:00)各々方毎回おやつを頂き御馳走様。皆さんヤブを恐れぬ健脚です。馬さんを目標に頑張りましょう。good樂
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20・槻坂
21.109m
3町境界
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26・男明神
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25・松尾山
162.0m