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494  赤谷山(戸倉山)


噂に聞きし、赤谷山へのアプローチ。

ゲレンデ終えた後から始まる、赤・黄・橙・落ち葉に埋まる無数のドングリ踏みふみ歩き、

ブナ・ミズナラの巨木古木に畏敬の思いを寄せながら、進む尾根は快適素敵。

着いた頂き赤谷山は、語れば繋がり、聞けばつながる人盛り。

視程80展望100の噂違わぬ山だった。




戸倉スキー場〜同最上部〜西主尾根〜県境〜北進〜赤谷山(1216.4m三等)〜

県境北進〜1143m〜県境〜戸倉峠(元祖R=29)〜旧戸倉トンネル入口



◎所在地 : 宍粟市波賀町戸倉の西(兵庫・鳥取県境)

◎地形図 : 2万5千図   『戸倉峠(とくらとうげ)』

◎山行日 : 2009.10.31 (土)   快晴         

◎山行者 :  兵庫山楽会/馬場CL・北村・大柿(車)・藤原・安藤・井川     Age=62

◎コースの見所 : @スキー場からの西尾根ブナ・ミズナラ原生林 

            A赤谷山から360度展望 B同北尾根のブナ・ミズナラ原生林 

◎走行距離 : 往路@99.8km A105.5km(@)5.7kmA) 往復 210.7km



自宅発(6:38〜姫路BP〜R=29〜山崎町(旬採蔵)〜波賀町戸倉〜

1・旧トンネル自デポ(8:39〜8:44)〜2・スキー場P(8:51〜9:07)〜3・(9:29)〜

4・通信塔(9:45 休み 9:55)〜5・(10:07)〜6・(10:20)〜7・(10:34)〜

8・(10:40 休み 10:45)〜9・(11:04)〜10・県境(11:18)〜

11・赤谷山(11:25 昼 12:15)〜12・(12:23)〜13・(12:30)〜14・1143m(12:40)〜

15・(13:00 休み 13:15)〜16・(13:24)〜17・元祖R=29/戸倉峠〜(13:30〜13:40)〜

1・旧トンネル(13:50)〜自転車で走る〜2・スキー場(14:02〜14:08)〜

1・旧トンネル(14:15〜14:30)〜往路〜一宮・道の駅(15:15〜15:34)〜往路〜自宅(17:27)



馬さんから「赤谷山はええ山やー」と、聞いてから随分月日が経ったと思う。馬さんは『宍粟50名山』2回目の完全踏破を目指している中、残るは5山とか・・・。それのお付き合いと、馬さん曰く「大柿さんは宍粟(波賀町飯見)出身なんやから登らなあかんで」の進言もあり、私も1回目の完全踏破を目指しての参加となった(とは言え本気モードには入っていなく今日を入れて18山目、標柱が立つまでのも入れると36山と、この程度)

自宅発6時30分この会では、今までで一番早い発時間と思う。R=29の『一休』辺りからだったか時速40km位で走る車の後に付いて安富町の安志交差点までお付き合いした。山崎町の『旬採蔵』に寄って戸倉へ向かう。見渡す山々の紅葉は未だ色付き始め程度。波賀町原地区に入ると少し色付きが濃くなりつつあったが記憶に残る紅葉には程遠い。今年の紅葉は中途半端で終わりそうな予感がする。 1・旧トンネル(8:39)車が一台止まっていた。自転車をデポして引き返す。 発(8:44)

2・スキー場P(8:51)空を見上げれば一面青空。揃って「ええー天気やな〜」近くで大工仕事中の人に駐車のお願いをし、赤谷山登山の話をする。「ゲレンデ歩きはきついから自動車道を歩いた方がええ」との事だったがゲレンデを上る事にした。 発(9:07)お言葉通りいきなりの急登だった。 3・(9:29)ここが本当のゲレンデ。麓からこの先も、かなり成長したススキが刈り払いされていたから良かったが成されて無ければ歩き辛かったかも知れない(この仮払いの時に馬・井さんが一回目の赤谷山に上ったが、ここは、その作業中で通行を止められ、麓から谷筋を詰めて上ったとの事)

 
最上部手前(9:42)          最上部手前から振り返る(9:45)

兎に角良い天気に感謝。最上部に向かいながら振り返ると道谷地区の右に藤無山・三久安山・阿舎利・一山?等が見えた。 4・通信塔(9:45)通信塔からの展望はススキが視界を遮りアウト。しばらくおやつタイム。 発(9:55)ここからの尾根歩きは素晴らしい落葉高木林が続き主に黄葉を楽しみながら進む。「きれいやなー すごいなー」って声が止まらなかった。落ち葉と共に気を惹かれるのはドングリ(ミズナラとコナラ)の多さ、ドングリ踏まずに歩く事は出来ない。 5・(10:07)〜6・(10:20)〜

7・(10:34)ここから左(南)はスギ林になり、太いブナ・ミズナラ・ホウが出る。北が開け黄葉と紅葉の尾根はブナの寄り合い尾根のようだ。その上遠方に氷ノ山(三ノ丸)の笹原が覗いた。その後間もなく左い短く開け深い谷と山並みが見える。 8・(10:40)二度目の休憩に入る。孫のためにポケット一杯になったドングリをザックに移す安さん(ドングリ休憩と称す)振り返る東樹間から(6・7)尾根が見え、氷ノ山の山頂避難小屋に三ノ丸も見えた。 発(10:45)

 
(5)辺りを進む(10:06)      (8)から振り返る(6・7尾根)10:44

左ヒノキ林右の自然林は植生が代わり明らかに低木となった。また尾根左右のササがやや密になり、コースに倒れ掛るササを刈り払いながら上った。 10・県境(11:18)ここは鳥取県と兵庫県の県境。西へ進めば宍粟50名山の波佐利山と繋がる。その方向へもササの切り開きがあった(この先のコブまでと後で聞いた)。下ってきた場合間違いやすそうな分岐なので布を二本巻く。私は置いときぼりになり後を追う。

 
(10)から三ノ丸・氷ノ山(11:18)        (10)から赤谷山(ピーク)への上り(11:25)      

11・赤谷山(11:25)馬さんは、私の見知らぬ人と親しそうに話をしていた。紹介してもらうと『宍粟50名山」選定委員の、タクさんやヤマウチさんと、お連れの男女総勢6人。早々おにぎりタイム。先発御夫婦が峠へ下る。展望は360度で北に氷ノ山・三ノ丸の避難小屋も目視できた。東は蘇武岳・但馬妙見山・須留ヶ峰、近くには藤無山など。西?は、三室山の左に最近上った竹呂山、その間に日名倉山など。三室山が予想以上に近く感じた。

読んだ事が有る『孤高の人』のモデルになったと言う加藤文太郎がここに立った時、その素晴らしさに思わず万歳三唱したとのこと。足跡(歩かれたコース)は分からないが氷ノ山から眺めたこの山に心惹かれ、登っての事と予想する。

 
赤谷山:南から(12:00)後氷ノ山  赤谷山:南から:タクさん仲間と(12:02)
                         
楽しい時間が過ぎる中、頂上の荒れようが気になる。黒尾山の二の舞『ハゲピークにならなければ良いが。タクさん達にも入ってもらって集合写真を撮る。タクさん達はスキー場へ下る。頂きでは、50分も居た。一組の御夫婦を残して下った。 発(12:15)地籍調査が入っていなければ相当なササヤブもそのお陰でと思う切り開きで快適に下れた。ササ帯は直ぐに途切れた。12・(12:23)何か建っていたそうな平坦な地形。

13・(12:30)この周辺には、特に樹勢のいい太いブナが群生していたがそのブナの黄葉は既に見頃を過ぎていた。樹間から下り真正面に見える氷ノ山。 14・1143m(12:40)ここから左がヒノキ林右はカンボク帯になった。上って来る男性(63歳加古郡稲美町)一人と会話。病気を克服し、途中病気で10年中断するも日本百名山完登(09.6.27)兵庫100名山3ヶ月で完登(一日に数山上る事もあるらしい)・現在宍粟50名山完登挑戦中。

(13)『ブナ寄り合い尾根』
を抜けていくメンバー。黄葉は既に終わり葉は半ば落ちていた(12:34)


視界塞がり、植生も観るものもなく下るだけ。 15・(13:00)休みに入る。根上がりのヤシャブにナナカマドも寄り添っていた。 発(13:15)やがて小高い小ピーク。 16・(13:24)ここからも氷ノ山が見えて山頂小屋が日差しに反射してピカッと光っていた。急下りの下方に元祖R=29が見え、そこに降り立った。 17・元祖R=29/戸倉峠(13:30)県境からやや南寄りの所だった。馬さんに誘われて鳥取県側を覗きに行く。30mは有ろう堀切の峠(切り通し)から若桜方面が見え始め直ぐに大きく開け絶景となった。 発(13:40)

 
元祖戸倉峠の堀切(13:37)  元祖戸倉峠から若桜方面の展望(13:39)

馬さんと早足で下り、旧トンネル横を過ぎると林道鉄扉があって自転車デポ地に着いた。 1・旧トンネル(13:50)ザックを預けて空身で自転車で走る。スキー場入り口手前で車のクラクションが鳴った。タクさんGの誰かが乗った車に出会う。 2・スキー場(14:02〜14:08)引き返し旧国道を上っていると下って来る車有り挨拶しながらPに着いた。 1・旧トンネル(14:15)稲美町の人も赤谷山で分かれた御夫婦もタクさんGの一部メンバーと暫く談話し散会した。 発(14:30)

頂上での会話「馬さんの年齢まで馬さんのように元気で山歩きが出来るように居たい」等。私もそう思う。後日馬さんから聞いて、タクさんのHPを見た。当日の地図を見て分かったがR=29からスキー場入り口で数人のハイカーが車と共に居たのは、タクさんGだったように思う。赤谷山は本当に素晴らしい山でした。周回が不可能ならば二回に分けての歩きをお薦め。皆さんおやつをありがとうございました。お疲れ様でした。
それでは一週間後『十三回り〜大中山〜鶴居』でお会いしましょう。goodbuy


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4・通信塔

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