492 大山(鳥取県) 夏山登山道往複


遠望大山ガスの中。モヤモヤ気分で登って行けば5合辺りでガスに巻かれる。

視界無しに冷たい北風、キャラボク帯を通過してやっと着いた避難小屋。

後続揃ってオニギリ食べて三角点で写真を撮って、

早々引き上げ下っておればガスが晴れて思わず万歳。




登山口〜夏山登山道〜6合目〜頂上避難小屋〜大山頂上/弥山(1711.0m)〜引き返し〜

石室〜6合目〜登山口


◎所在地 : 鳥取県

◎地形図 : 2万5千図  『伯耆大山(ほうきだいせん)』

◎山行日 : 2009.10.20 (火)   曇り 
    
 大山/弥山 @96. 7.20(弥山)  A97. 7.20(弥山〜剣ヶ峰 1728m)

 三鈷峯   @98. 7.19(暴風雨リタイヤ)  A00.7.22(三鈷峰1516m〜剣ヶ峰)

◎山行者 : 御近所仲間/大西・上野・西田・大柿     Age=62

◎コースの見所 : @ブナ・ミズナラ原生林 A大山キャラボク(九合目一帯) B360度台展望 

◎走行距離 : 往路 197.8km  往復 404.2km

◎有料道路 : 播但道・中国道・米子道=合計5650円

避難小屋到着時間:大柿11:51 大西11:57 上野・西田11:22


古田発(6:06)〜播但道〜中国道〜落合JCT(7:52 129.7km)〜

蒜山SA(8:17〜8:44 162.6km)〜登山口(9:18/大山館〜P発9:53)〜

6合目/避難小屋(11:10)〜頂上避難小屋(11:50〜11:11)〜頂上/弥山(11:13)〜

石室(13:25)〜引き返し〜6合目(13:56〜14:05)〜登山口(15:35〜15:55)〜

鍵掛峠(16:19)〜江府IC(16:52)〜往路〜古田(19:39)


高速道路の土日の割引料金で大山に登ろうと言いながらも悪天候で3回流れ「もう待って居られない」と、平日に上る事になった。好天気とは言えない予報では曇り。米子道に入って中国山脈をトンネル(4km強)で抜けると小雨が降ってきて高い山は雲を被っていた。蒜山SAから見る大山北壁は素晴らしいものの今日は、麓から霧が立ち込めて何処に在るやらさえ分からない。「これでも登るか」「登る」全員うどんを食べて発つ。

溝口で下りて一般道でコンビニを探したが無し(予想通り)桝水高原手前から始まる原生林は「やや秋を感じる」と言ったところ。下山キャンプ場でPを考えたがその前に昼食の確保に入る。大山寺橋を渡って直ぐ右に『モンベル』の店が開店したいた。その隣の『大山館』にお願いしてオニギリを作ってもらった(私は自弁)。店の主人に「半分から上が霧に隠れているけど今日一日中霧の中ですかね」その確率は高いとのことだった。キャンプ場に戻っていると有料だった橋の傍らのPが無料だったのでそこに駐車して発った。 登山口(9:18/大山館〜P発9:53)

夏山登山道で登り始める。900m(10:11)〜1000m(10:26)〜三合目(10:36 小休み)私と大西さんは、一本道で迷うこと無いので「自分のペースで」と言う事で先に登った。次には大西さんとも離れ単独で登る。1200m(10:49)五合目(10:55)元谷/行者コース分岐(10:58 頂上1.2km 夏山登山口1.6km 元谷2.3km)この手前位から霧が立ち込め始めた。六合目/避難小屋(11:10)かなりの人が休んでいた。「休もうかなー」と思案しながら着くと、団体さんが「道開けてあげてー」と言われて休む分けにいかなくなり連続で登ることになった。霧で視界も悪く展望も無いので、「頂上まで休まずに登ろう』と決めた。

  
登山口から間もなく(10:07)  (10:53)振り返る   6合避難小屋(11:10)

ガスで視界は30メートル位か、展望が無いので意外と苦にならず歩き続けられた。六合を過ぎると、かなり強いガス北風を受け始め寒くなる。キャラボク帯で風を避けて上着を着る。なかなか避難小屋に着かない。前方から下ってくる人に避難小屋の位置を聞こうと思い声を掛けるとなんと自宅近くの御夫婦でお互いにビックリ。避難小屋は目の前に在った。 頂上避難小屋(11:50)中に入ると20人位居た。入った時は凄く暖かく感じたが次第に寒くなって上着を着る。誰かが言うには「小屋の中は10度℃で外は2度℃」だった。仲間の到着を待って昼食にはいった。

小屋の中は次第に人数が増えて満杯状態にまでなった。10人位の熟年は、たつの市の新宮から来ていた(六合目で道を譲ってもらったグループだった)。次第に人も減って行く。 発(11:11)〜頂上/弥山(11:13)寒い!!寒い!!写真を撮ってもらって早々下山開始。

 
頂上避難小屋(12:41)       大山/弥山頂上(13:13)

トントン木道を下って行く。キャラボク帯を抜ける。木道が凹むほどに付いていたアイゼンの傷が殆どなくなっていた。「こんな道歩いたか」「歩いた」「こんな道歩いたか」どんどん下っていると左に石室が現れた。「こんなん無かったやろ」近くには小さな池もあった。妻と登った時周回路で見た石室だったので自信を持って言った。「このまま進むと又頂上へ行く」皆さんも間違いに気が付いて引き返した。 石室(13:25)

私達の後に付いて下って来る人に「こんな道歩いた・・・」不思議そうな顔をしていた。「道間違っとるんや」一緒に引き返す。分岐にはしっかりと案内板が立っていたが皆見落としていた(私も)。石室が無ければもう少し先まで進み上りになって気が付いていたと思う。そんな頃ガスが切れ始める。尚寒い北風がガスを吹き払い視界が良くなっていきあちこちから「わーきれいや」歓声が上がる。左に弓ヶ浜、右は三鈷峰から宝珠山山塊・スキー場や豪円山周辺。足元から下は少し早いか?紅葉黄葉。晴れて見るのも良し、ガスの切れ間に見るもまたよし。

 
霧が切れ始める(13:20)     六合目からの展望(13:50)

六合目で足を止めて暫く展望と紅葉を楽しむ。 6合目(13:56〜14:05)元谷分岐から元谷コースを下る計画だったが距離が長く、思案をしてる時近くに居た人が「元谷コースは急下りが有る」この一言で往路を下る方に賛成多数(3対1)で決まる。私の記憶と記録では距離は長くなる(夏山1.6km 元谷2.3km)が元谷の方が楽だったし大神山神社・大山寺が在る。自然石の長い長い石段も歩き応え見応えがある。

 
(14:12)三鈷峰(左端)の遠望:1600m以上はガスの中     (14:40)

西さんは膝に不安が有るためユックリペースで夏山コースを下る。今日は、登りも下りも長く人が途切れること無い登山者数だったが土日ともなると数珠つなぎが予想される。 登山口(15:35) 発(15:55)帰路は鍵掛峠経由だったがこの峠からの展望では南壁は樹木はほとんど見られない白い山肌で物凄い崩落が進行中のようだ。

地図なし

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