3東屋

4・白山
   547m

9・498m

10

11

12・新郷
   585.7m

13

14

15・543m

16・高釣瓶・596.6m

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19

454  白山〜新郷〜高釣瓶



ふと思いついたドウダンの、紅葉見たくて白山へ。白山石標今日も踏めず不遇と思うは我のみか。

「乗れるかな」心配してた西尾根は、マークが残り難なく入る。

古の道を辿ればドウダンが、どこ何処までも迎えてくれて「きれいやなーすごいなー」と、異口同音。

おにぎりタイムも止まれば寒く、早々切り上げ最高峰(高釣瓶)へ。

そろそろ疲れが出た頃に三段上りで高釣瓶。

ここは展望無かったが、その先開け大展望で疲れ吹っ飛び最終章へ。




鷲住寺(登山口)〜東屋〜白山(547m)〜西尾根〜498m〜新郷(585.7m四等)〜

旧町界南下〜543m〜高釣瓶(596.9m三等)〜460m〜東尾根〜小野地区



◎所在地 : 丹波市氷上町朝阪・油利・佐野・谷村を取り巻く加古川西岸山塊

◎地形図 : 2万5千図   『柏原(かいばら)』  『丹波和田(たんばわだ)』 

◎山行日 : 2008.11.22 (土) 晴れ   @97.8.30  A99.12.5(古天神山)

                             B01.7.15(今回と同じ) C08.7.26

◎山行者 : 兵庫山楽会/大柿CL・馬場・北村・安藤・川上・井川     Age=61

◎コースの見所 : @白山からの展望  A西尾根から高釣瓶ドウダンツツジの群生(花&紅葉) 

             B高釣瓶の先から大展望  C(23)巨大岩頭(観音岩?)

◎走行距離 : 往路 69.7km(登山口)   往復 143.3 km


自宅発(6:40)〜西明石発(7:00)〜抜け道〜神出田井交左折〜R=175〜

小野橋〜R=109〜氷上町小野〜1・自デポ(8:40)〜2・登山口(8:45〜9:00)〜

鉄橋(9:15)〜3・東屋(9:00〜9:35)〜4・白山(10:07〜10:23)〜5・(10:26)〜

6・(10:47)〜7・(10:55)〜8・(11:04)〜展望〜9・498m(11:15)〜10・(10:21)〜

11・(10:36)〜12・新郷(11:50)〜主尾根(11:56)〜13・(12:06 おにぎり 12:30)〜

14・(12:40)〜15・543m(12:45)〜16・高釣瓶(13:05〜13:25)〜17・鉄塔(13:40〜

13:45)〜18・(13:50)〜19・鉄塔(14:03)〜20・(14:05)〜21・(14:10〜14:20)〜

22・(14:25)〜23・(14:32)〜24・(14:52)〜1・(15:00)〜自転車で走る(4.6km)〜

2・登山口(15:17〜15:24)〜小野発(15:39)〜往路〜西明石(17:30)〜自宅(18:00)


「今月二つ目の山行は何処にしょうかなあー」春は花、秋は紅葉が見事なドウダンツツジが群生する尾根歩き。初めて歩いてから七年余経った今もチラチラと脳裏をかすめ続けていて、ここに決めた。紅葉の盛は運に任せ当日を待った。もう一つの運任せはこの時期この地方で名物の「雲海」で、いつもより早く発ったが天候からして西明石を発つ時からこれは望めなかった。R=175を走りなが眺める山並みの黄葉も一歩手前。

小野市の『ひまわりの丘公園』辺りから眺め続けた笠形山は、その山塊だけに朝日が当たりとてもきれいだった。山南仁王さんでトイレを済ませ小野地区の集会所に自転車を置かせてもらう。1・自デポ(8:40)〜2・登山口(8:45)大きなログハウス(鷲住寺?)の広場に車を置かせてもらった(馬場さんが交渉)快諾を得て支度を終えて発つ。 発(9:00)

   
車を置かせてもらったログ(8:55)       初めて気が付いた神社(9:05)

道左の池には『一合目 カッパがいるかも』の看板立つも水は無し。夜来の雨で道に降り積もった落ち葉もしっとり良い感じ。やや上りに掛かった時右手に小振りの神社が現れた。お社は建て替えられていたが境内の趣からすると相当古くから当地に在ったと思われる。ここを通過するのは今日で三回目なるも気が付いていなかった(記録もれか)。

その辺りからは道も悪くなり石は苔むして滑った。道が崩落し付けられた鉄橋を通過して上着を脱ぐ。谷筋から北山肌に移る。しばらくして尾根に出て東屋に寄り道する。 3・東屋(9:00)北樹間から双耳峰の弘浪山が真正面に見える。 発(9:35)その後は薄暗い植林帯をただ上るだけ、ほぼ谷を突き詰めた辺りで正面の大岩盤の中ほど窪みに一体の石仏が祭られている。どう見ても不動さんのように思われない表情だが頂上の看板には

『山の中腹には山で働く人の安全祈願として霊験あらたかな赤目の不動尊がお祭りしてあります。その近くに城の水と言われる水場があります。天正七年明智光秀の兵により落城した後谷城(赤井家)のお宝が頂上に埋められているのではと言う伝説があります。 百人一首に 「つくばねの 峰より落つるみなの川 恋ぞつもりて 渕となりぬ」陽成院 と言う歌にもありますが下滝の佐治川に鯉がたくさんいますことから白山にはつくばね草の群生があると思われます。』と記されていた。

その後ジグザグ上りで尾根に乗り、短急登で記憶有る素晴らしい石垣と共に視界が大きく開け頂上に着いた。 4・白山(10:07)

    
白山の頂への上り口(10:07)この石垣も  謎の石造物(10:08)赤い物は鉈
小さいながら風格がある
左下隅手水鉢

馬さんと「チャンスが有れば△白山へ行って見よう」と言っていたが、距離は短かかったが激下りと意外と疲れていた(私だけ?)為、石標が立つ所を眺めるのみで今日もそこに立つことができなかった。頂は北面の立木が伐採され大きく開けていた。弘浪山から篠ヶ峰への尾根に今日も心惹かれ、その尾根の奥に水山が頭を出していた。東面は、篠山市の三岳までも見え、夏栗・黒頭峰にオッパイを連想する。△新郷への尾根が見えたが複雑な尾根伝い「まっ何とかなるやろ」と、おやつを頂き発つ。 (10:23)


白山頂上から北面(10:20)右奥篠ヶ峰

「前回、新郷への尾根分岐に巻いた布が残っていますように・・・」と願いながらヒカゲツツジが群生する素晴らしい岩稜尾根を行く。前回の布がひらめいていた。退色と劣化が進んでおらず七年余り経ったと思えなかった。 5・(10:26)尾根は更に素晴らしい開きが続き「マークに気が付かなければ十中八九先へ行ってしまうわ」と言いながら鋭角に折れ、ほぼ横ばいで尾根に乗る。右上を見ると、僅かながら石垣が残っていた。白山への上りで谷筋から尾根に乗った所でも北への尾根には二段の段差が在ったからあれも郭跡のようで、これも合わせて城跡(見張り台?)の様に思う。

地図破線を辿るとすると傾斜がキツク開きも無いがそれが本コースなのか・・・?。間もなく踏み込まれた道が現れ、登山口の看板に記されていた文言が納得できる(下記赤字)。

『白山神社は天文二年(1533年)当地の豪族赤井氏によって白山山麓に創建せられ、文禄元年(1592年)山頂に奉斎したと伝えられる。例祭日は6月14日から八朔(8月1日)に変わっているが、宵宮から当日にかけては参拝者が多く、古くは、山南町や播州から山越えの尾根伝いに詣でたものである・・・以下略』

間もなく期待のドウダンツツジが尾根左右に目立ち始めた。紅葉は、見頃にやや早いと感じたが何処までも続き、その数と大きさは、私は過去に例を見ない規模。写真に撮ったがヘタクソでお見せできるもので無かった。尾根以外では黄葉がとてもきれいだった。 6・(10:47)ここも続きの尾根に乗るに難しい所、心配していたがマーキングのお陰で大騒ぎをするまでもなく辿れたがこちらの方が分かりにくい。ここも斜めに入って行く。尾根に乗るとマタマタ道が在る。慶佐次氏がよく言われている「昔から踏み込まれて道はそう簡単には消えない」当にその通りだ。只斜面においては土石が流れ道を消している。

7・(10:55)ドウダンは続く。 8・(11:04)ここは左下をトラバース。間もなく東から北面が久し振りに全開し素晴らしい展望が得られた。 展望所(11;06)岩肌がムキ出る弘浪山の奥に五台山。その左奥に親不知が小さく尖がって見えた。篠ヶ峰・竜ヶ岳・水山も同定。

 
(9)直下から展望(11:06)中奥五台山・安全山・右弘浪山  (12)先で(11:43)

展望所発(11:13)中上り僅かで 9・498m(11:15)展望なし。 10・(10:21)南尾根にも赤プラ杭が入り、明るい開きもあるから注意。ドウダンと素晴らしい道は続く。切れ落ちた尾根北面に一株のシャクナゲを見た。この一本だけが難を逃れて残ったのか・・・。横ばいから急上りをして 11・(10:36)左がヒノキ林になる。右太い赤松林の間から遠くに見えていた篠ヶ峰が近くに見え、△赤井がやけに尖がっていた。この尾根も横ばいから急登になりピーク手前で左下のトラバース道を行く。前回のマーキングもキレイに残っていた。

先の尾根に乗り、さっさっと新郷へ向かって東進するも後続がやってこない「おーいこっちやでー」やっと新郷が東尾根に外れている事に気が付いたようでやって来た。私は石標を通過して「展望は無いかなー」と探って見たが無かった(北面はヒノキ南は雑木林)。12・新郷(11:50)主尾根に戻る (11:56)ドウダンは続く。短中上りで 13・(12:06)篠ヶ峰方面に△赤井が見えるだけで大きな展望が無く「おにぎりタイムは展望のある所で」と言う事で下り始めたが「水平で安全なここにしょう」の声にピークに戻って弁当を広げた。

 
(14)南から(12:15)ランチタイム        (14)から下り始めの高釣瓶(12:30

おやつを貰い合ったり(こんな言葉あるのかなー)で時間が経過するにつれて寒くなって「行こうかー」 発(12:30)下り始め樹間から見事な形と色合いの高釣瓶が見えた。右(西)に赤井から南に延びる長い尾根の黄葉を見ながら下る。 14・(12:40)後になって「しまったー」山南町から氷上町へ越す破線の確認を忘れていた。超快適歩きの尾根にドウダンは尚も続く。岩稜っぽくなって横ばい尾根 15・543m(12:45)西にカザシ・延命寺山・岩屋山稜線が見える。一段二段また一段とかなりお疲れモードで上り切る。 16・高釣瓶(13:05)展望無しに等し。高釣瓶の語源を思い思いに語り、ゆっくりとおやつタイム。発(13:25)

 
(16)高釣瓶(13:16)南から           (17)から白山方面(13:40)中央最奥五台山・手前尖り白山

高釣瓶からも西へ巡視路が下りている。発って間もなくも西へ巡視路ありここは要注意点、左へ折れる。岩稜っぽいが巡視路なので難なく歩め、やがて前方が全開すると鉄塔に出る。 17・鉄塔(13:40)語れば言い尽くせない位の山座同定が出来る。身近な所で、通し尾根の蛇山から古天神を経て現地までの尾根はなかなか魅力を感じる。

発(13:45)鉄塔を離れるとしばらく視界が塞がり、ドウダンも疎らになり木も細くなって殆ど見なくなった。急下りも有るが巡視路なので障害物は無い。 18・(13:50)〜19・鉄塔(14:03)木立で薄暗い尾根の西下をトラバースしたりしながら進んで 20・(14:05)ここから西の谷杉林へ急降下の巡視路あり。これを下ったのは99年だったか・・・。ここからは01年と同じくトラバースで東尾根に乗る。尾根にはヒカゲツツジが続く。この尾根もなかなかいい尾根だ。 21・(14:10)

気温も最適、展望良しで最後の休憩をする。蛇山から古天神への尾根はヤッパリ良い尾根。足元に下山地点の小野地区を望む。 発(14:20)点々とドウダンが出たが小振り。 22・鉄塔下(14:25)間もなく前方にあのデッカイ岩頭が目に入る。何でこの尾根にこんなに大きな岩の塊が存在するのか・・・この岩の裾に朽ちかけた祠が在るが『祠ありき』を直感するに余りある(2008.11.22)。と言っている私は、01年にはこの岩の上に登っている罰当たりも者なんですが・・・。展望は、当に当に360度だった。

 
小振りのドウダンツツジ(14:26)  (23)直ぐ先の巨大岩頭(観音岩?)

23・(14:32)今日はその岩頭が目前(岩肌は見えていた)も寄らず巡視路を下ることになった。急傾斜に落ち葉が積もり路は確認できないがそれらしき所を下っていると路が現れる。岩頭の下へと斜めに下っている。間もなく鉄塔下に出て、更に左に回り込んで行き、長い急下りが続く。岩盤下りが長く続き、よく滑った。それが途切れると間もなく里に出た。 24・(14:52)登山口には、自然石の道標が建ち(高さ100p位)『觀音路 是ヨリ十二丁 文政六?年八月日』と刻まれていた。

尾根の大岩頭は『観音岩』と言って朽ちかけた祠で祀られていた金ピカの仏像は観音菩薩だったのか・・・(08.7.26)一同神社へ向い(お寺マークのお寺は確認せず)参道に落ちた公孫樹の葉の中から銀杏を拾い始める(欲しい人だけ)私は合流方法(場所)を打ち合わせして自転車デポの公民館へ行き、車へ向かった。 1・(15:00)〜自転車で走る(4.6km)〜2・登山口(15:17〜15:24)車を置かせてもらったお礼と小野地区へ下山した経過を話して登山口を発った。

又一つ思いが叶えられた一日となりました。皆さんも尾根歩きの楽しさとドウダンツツジの紅葉と山々黄葉、そして展望が楽しめましたでしょうか・・・。又の日を楽しみに・・・。


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