448  東御津山脈縦走(山名は下記)


空は晴れ。左は山並み右は海。時にはシダやぶイバラが出迎う。一番難儀は連続クモの巣。

進行方向連なるピーク、行けども往けども終点見えず、暑さが追い打ち気力も散漫?。

熟年パワーと気の合う仲間で励ましあって完縦果たす。



室津港〜鳩が峰〜嫦峨(じょうが)山(265.8m三等)〜Z山(228m)〜

Y山/岩見(251.9m四等)〜X山(176m)〜稲富(いなどめ)山(177.0m)〜

碇(いかり)岩北山/北山(201,2m四等)〜
北山の奥山( 151.0m)〜権現山(140.3m三等)


◎所在地 : たつの市御津町七曲がり北尾根・同町碇岩/中島地区の北尾根

◎地形図 : 2万5千図   『網干(あぼし)』 

◎山行日 : 2008.10.19 (日)   快晴         

◎山行者 :  兵庫山楽会 : 川上CL・馬場・藤原・神尾(車)・安藤・大柿   Age=61

◎コースの見所 : @蓬莱岩から瀬戸内海方面の眺め A権現山の古墳群(他にも多数有り) 

             Bコース全域に於いて展望よし

◎走行距離 : 往路 @石見神社46.0km  往復100.0 km(大柿宅発着?)


自宅発(7;45)〜明姫R〜姫路BP〜たつの市〜太子BP〜R=441南下〜

1・石見神社/自デポ(8:40〜8:50)〜七曲がり(R=250)〜2・室津港(9:00〜9:14)〜

3・室津街道入口(9:30)〜お茶屋跡(9:54)〜4・鳩が峰(10:08)〜

5・嫦峨山(10:30〜10:35)〜天狗岩〜6・蓬莱岩展望台(10:45 おやつ 10:58)〜

眺め岩(11:06)〜7・(11:22)〜8・Z山/228m(11:27 おにぎり 11:48)〜9・(11:50)〜

10・Y山/岩見(12:13)〜11・石見坂(12:37)〜大岩で休憩(14分)〜12・X山(13:13)〜

13・石見梅林(13:16〜13:28)〜戌(いぬい)谷砲台跡〜14・稲富(いなどめ)山(13:38)〜

15・(13:45)〜鉄塔(13:50〜13:55)〜16・馬場廃道(14:00〜14:05)〜

17・碇岩北山/北山(14:25〜14:31)〜18・(14:45)〜19・北山の奥山(14:56)〜

20・舗装路(15:10 おやつ 15:15)〜21・権現山(15:32〜15:37)〜

1・石見神社(16:06〜16:20)〜R=250〜中地LP〜往路〜自宅(17:40)


今日は神さんの車に乗せてもらい自転車デポ地の石見神社に着いた。 1・石見神社/自デポ(8:40)トイレ・拝殿・境内は清掃が行き届き氏子さんの信仰の篤さを感じた。すぐ近くの田圃(休耕田?)には広範囲にわたってコスモスが満開だった。 発(8:50)神さんの自転車をデポして七曲がりにて室津港の大駐車場に着く。 2・室津港(9:00) 外海では大勢の人が魚釣りをしていた。 発(9:14)

R=250に戻って引き返しながら登山口を探した。道の海側に在る喫茶店(BS前)の前で地元の人に登山口を尋ねると『大浦の方から上がった方が良い』との事で、そこへ向かおうとする頃、馬・藤・神さん達が「室津街道入口」の看板を見つけたのでそこから上ることにした。 3・室津街道入口(9:30)直ぐにハチク(竹)林になりそれを縫って上っているとメダケに変わり最後は孟宗竹になった。横ばいになった頃からほぼ自然林帯となる。横ばいを行くと「室津街道」のゲートの所で西海岸側からの道があった。この辺りまでは山全体が段々で畑跡で有ったと思う。更に横へ横へ進み お茶屋跡(9:54)ベンチも有るが草ぼうぼうの平地。更に横に進んで筏が沢山浮かぶ大浦の海が見えた所で少し休むみ (10:02)直ぐ先が嫦峨山への分岐だった。 4・鳩が峰(10:08)

 
ハチク林を縫って上る馬さん(9:33)  鳩が峰手前で休んだ所から大浦海岸(10:02)

嫦峨山への分岐点が「鳩ヶ峰」となっていたが鳩が峰とは更に先の集落の名前と思う。分岐から私だけその方へ歩いて見ると少し先で中下りが続いていたので引き返した。分岐からの上りは道の左右からウラジロが迫り出してヤブのようになっていた。一段二段と上り切ったがクモの巣が多く先頭を歩く人はそれを取るのにもたいへんだった。 5・嫦峨山(10:30)展望なし。皆で石標を探したが馬さんが笹の中に埋もれているのを見つけ早速鎌を取り出して笹を刈って良く見えるようにした。  

南西尾根にも微かな踏み跡にマーキングが付いていた。 発(10:35)横ばいから下りに入ると間もなく露岩が出て「天狗岩」となっていたが天狗と名付けるには小規模で一寸不似合だった。次のピークへ上り返しでの岩場は好展望所だった。 6・蓬莱岩展望台(10:45) おやつを食べながら瀬戸内海の眺めは絶景。 発(10:58)ここはピーク越えで無くやや海寄りを通過した。途絶えていた展望が現れると 眺め岩(11:06) 前方にこれから辿るいくつものピークも見え、8・Z山には人影があった


 
(6)蓬莱岩(10:45)南から   眺め岩手前から(11:03)左大きい山Y山/岩見・奥碇山・右権現山

尾根通しなら簡単に Z山に行ける所を尾根から海側に下ってからコルに上り返した。 7・(11:22)そしてZ山に着いた。 8・Z山/228m(11:27)展望良く天下台山も見えた。ここ居た人の姿は既になく私達の貸切だった。雲一つ無い秋晴れは良かったが異常なほど暑かった。 それぞれの場所でランチタイム。 発(11:48)緩い下りから最後は急下りになるが前方を見ると 急登のY山が在った。鞍部の造成地には「セイタカアワダチソウ」の花が満開でまるで菜の花畑のようだった。

 
(8)Z山:南から(11:28)     (9)この写真を撮るために待機していた(11:53)

写真を撮って追いつく。 9・(11:50) Y登り口に着くと急登の岩盤にトラロープが備えてあった。それが終えると地道になってピーク南を巻き岩見坂へ下るように進む。男達は『これはまずい!!Y山/石見の石標を見なくては』とキツイヤブを分けてピークを目指し、しばらくすると切り開きに出た。すると、女性達が涼しい顔で上がって来ていた(この可能性も予想していたが)。 10・Y山/岩見(12:13)展望なし?。視界塞がり下っているといきなり全開し一面岩盤の急下り。谷(岩見坂)向こうには急上りでX山や岩見港がが見えた。

  
Y山/岩見から下り振り返る(12:20)左奥稲富山  Y山からの下り岩盤 (11)岩見坂(12:38)南から

岩盤下りを終えると視界塞がりヒサカキ帯を通過して舗装路に出た。 11・石見坂(12:37)X山への上り直ぐにかなり広い範囲、立派な石垣が残っていたが何跡なのか気になった。鉈は要るまいと思っていたがここでは特にイバラ等が邪魔して鉈が役立った。間もなくハッキリ分かる古墳に興奮、権現山にも在ったが石組が地表高く露出しているのは何故だろう。ここの上りはきつく途中の大岩の上で休憩(上写真の休岩)する。 大岩でおやつ休憩(12:46))

馬場地区のグランドでコスモス祭りでも有ったのかくじ引き抽選の当選番号が次々と発表されていた。 発(13:00)だらり上って 12・X山(13:13)古墳跡らしき形跡を幾つか見ながら柴尾根を下って行く。13・石見梅林(13:16) ここの梅林が梅林の元祖だと聞いた(看板?)ことがある。なんとも長閑な景色と雰囲気に疲れた心身が癒された。

簡易トイレが有り借りる。 発(13:28)梅林から (14)への取り付きが分かりにくかったが道なりに鞍部を目指して上るも良し、畑を直に上るも良しで身の丈を超す笹に塞がれた入口から上った。鞍部から薄暗い竹林を縫って上るとやがて自然林になり大きな露岩が出る。「戌(いぬい)谷砲台跡」だった。しばらく横ばいに進む尾根が稲富山なのか? 14・稲富(いなどめ?)山(13:38)地図で見ると極簡単な地形だが現場はかなり複雑で『マーキングが無ければ通過は困難』と思いながら歩いた。15・(13:45)

ここも馬場地区への峠になっていた。 鉄塔(13:50)碇岩南登山口の案内板があった。ここで神さんから提案あり。『この先の馬場廃道から石見神社へ直行して車を回収すると私達の下山と同じ位の時間で合流出来る』皆さん納得。 発(13:55)ピークを越えて下っていると「御津富士の絶景?」案内板あり (17)碇山北山を眺める(見上げる)。この場に及んで(かなり疲れている)『これを登るのか』写真では緩やかに見えるがかなりの急登。 

 
絶景の御津富士(碇山北山)13:56        (16)馬場廃道(14:00)西から

16・馬場廃道(14:00)ここに立って先ず感じたことは天下台山に在る「旧馬場坂」と石垣の状況までが酷似している事だった。ここで神さんと一緒に抜ける人も居ず、神さんと別れる。 発(14:05)石垣をよじ登って(トラロープ有り)碇山北山へ上り始める。とにかく暑くて・・・快適に歩くには、適温時期を選ぶ事が先決であろう。振り返り景色を見ながら上る。

少し緩んだ所で『神さん見えへんかなー』皆で麓を見渡して探す。安さんが『見えたー 池のとこやー』『お〜い』と手振ると神さんも手を振って応えた。絶対に聞こえないと思ったが障害物が無ければ遠距離でも聞こえるらしい。とりあえず上り切る。 17・碇岩北山/北山(14:25)360度展望。 天下台山・宝台山からぐる〜っと大倉山から明神山等は同定出来た(石標から立木の間をほんの少し西に抜けた所から)。辿ってきた方では、稲富山辺りが複雑な山容を見せていた。

 
碇岩北山へ上り途中からの眺め(14:22)左稲富山   同(12:17)神社(奥ピーク右山裾)まで遠いな〜

ここでもおやつが出た。 発(14:31)『もう、大きな上りは無い』と少しは元気回復?。道も明瞭で快適に下り、横ばいを行き 18・(14:45)ここはヒサカキが繁って薄暗い。軽く上り返して 19・北山の奥山(14:56)下りにゴロタ石が集積してたが古墳に関係が有るかも。舗装路手前は複雑な地形だがマーキングを追えば間違い無く舗装路に出れる。 20・舗装路(15:10) またまたおやつ。 発(15:15)フェンスを回り込んで上り始める。権現山全体が保全されているのだろ遠くから見てもこんもりと繁っていたが歩くと予想通り薄暗かった。

15時20分安さんの携帯に神さんから『車に着いた』と連絡が入る。道は遊歩道のように思え、かなり太いアベマキやヤマモモが沢山生えていた。道の左右に古墳が点在し、現代風に言うと「共同墓場」と言った感じを受けた。コルから一段上り切った辺りで北向きを指して「皇子神社・梶山城跡」への案内板があったが道はハッキリしてなかった。アベマキ帯が終わり草っぽくなって上り切る。 21・権現山(15:32〜15:37)南面の一部に開きがあるが展望は余り良く無い。

 権現山に数ある古墳の中の一基で        石見神社に着く(朝の写真)
これも地表にとび出ている(15:26)

休憩が終わり『後は下るだけや』と発つ。道はシッカリしていたが一段下って次の下りに入る辺りで南へ踏み跡とマーキングが有り、『どっちや』迷ったが同じ道幅の方を下る。シイの実が沢山落ちていて、当に“ドングリころころ?”実がコロの役割で滑って危ない場面もあった。南へ明瞭な道が二本有ったがやり過ごし尾根を直進した。岩盤の所から北東向きが開き檀特山や京見山は同定出来た。ここにはアルミの柵が有り、ここから急下りして神社に着いた。 1・石見神社(16:06〜16:20)

皆さんお疲れ様でした。沢山のおやつを頂き有難うございました。

私の記録では(馬さん)

歩行時間:5時間11分   休憩時間:1時間26分    行動時間:6時間37分でした。

カシミールによると(川さん)
今日の沿面距離は10、013q(約10q)
累積高低差+879m
        −906m


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21・権現山
140.3m
     ↓
19・北山の奥山
      151m→
17・碇岩北山201.2m
     ↓
12・X山175m
       ↓
10・岩見/Y山251.9m→

鳩が峰・4

5・
嫦峨山265.8m

6・蓬莱岩

8・Z山228m

 11
岩見坂
13




13




14・稲富山177m

15

←鉄塔
16・馬場廃道
18
20
    
    石見神社