08-443 熊野部〜寺谷口〜豊部山〜森内山

『ほんまに山に登るんか』この暑さの中、自問自答。皆揃ってまた問いかける。
返る返事は無くてもyes!!植林尾根に風が抜けて『おッこれはこれは意外と涼し』
されど瞬く玉の汗。コブ越え横ばい軽藪進み、丁度12時おにぎりタイム。
その後に立った鉄塔下は、今日初めての大きな展望。下り尾根はと眺めれば半円描き長き距離。
最後の難関上りに掛り、気合いを入れて一歩二歩『足が攣った一寸待った』
保冷材に醤油に冷水、昆布にエアーサロンパス(こんなに有ったかな?)涼しい風の恵みもあって、
リタイヤ決断これをキャンセル力を合わせて計画実行
熊野部(145.1m四等)〜阿弥陀寺〜295m〜寺谷口(412.5m三等)〜
485m〜豊部山(532.7m四等)〜636m〜森内山(651.3m三等)〜
492m〜加美神社
◎所在地 : 多可町加美区多田・棚釜・岩座神と門村・豊部・熊野部地区に挟まれた山塊
◎地形図 : 2万5千図 『丹波和田(たんばわだ)』
◎山行日 : 2008. 7.26 (木) 晴れ @02.3.3
◎山行者 : 兵庫山楽会/CL大柿・北村・馬場・藤原・中島・寺本 Age=61
◎コースの見所 :
@(15)鉄塔からの展望 A(18)大立ち岩群
B(19)岩稜からの展望とその後の自然尾根
C森内山とその後も含めての城跡
◎走行距離 : 往路 @79.0km A墓地 82.0km 往復169.6km 風呂300円
自宅発(7:06)〜西明石(7:20〜7:25)〜引き返し古田経由〜藤原(8:20)〜R=175〜
西脇市〜R=427〜1・加美神社(9:30)〜2・墓地(9:44〜10:00)〜3・(10:20)〜
4・295m(10:30〜10:35)〜5・(10:40)〜6・(10:45)〜7・(11:05〜11:10)〜
8・寺谷口(11:14〜11:25)〜9・(11:35)〜10・(11:45)〜11・(11:55)〜
12・485m(12:00 おにぎり 12:23)〜13・(12:30)〜14・豊部山(12:45)〜
15・鉄塔(13:00〜13:08)〜16・アクシデント等(13:12〜14:00)〜
17・636m(14:08)〜18・立ち岩(14;18)〜19・(14:40)〜20・森内山(14:50〜15:06)
〜21・(15:12)〜22・(15:17)〜23・(15:35)〜24・鉄塔(15:48)〜25・林道(16:00)〜
1・(16:10)〜2・(16:20)〜1・発(16:40)〜アイス・(16:50〜17:05)〜
春蘭荘(17:10〜17:57)〜R=175経由(ほぼ従来コース)〜藤原宅〜〜西明石(19:49)〜
自宅(20:07)
余りにも暑い(熱い)日が続くのでさすがの私も『こんなに暑いのに山登りか・・・出来れば渓流沿いの林道でも歩き、適当に水遊びをすれば・・・』と、思いながら集合場所へ向かった。皆さん揃っていて車ん乗り込む。本来は、そのまま東向きに走るところを突然日差しを背にしたくなり西向き(自宅方向)に走った(結果遠回りになった)。従ってFさん宅に遅れる見込みで連絡を取ってもらう。Fさん乗り込んで加美区へ向かう。
スタートに考えていた阿弥陀寺に寄ると、最寄で工事の車がお寺の駐車場を借用していたので全員乗ったまま下山地点で自転車デポ地の加美神社へに行く。
1・加美神社(9:30) 自転車をデポし、トイレを借り境内の浄水を飲用(私だけだったか)し再度阿弥陀寺へ向かった。とは言え阿弥陀寺の駐車場は借りれないので(境内の駐車場は空いていたと思う)近くにそれを求めながら走っているとお寺の近く(手前)に墓地が在りそこに置かせてもらった。
2・墓地(9:44)
丁度日陰でもありGOOD。 支度をしている時、近くに三角点(熊野部)が在るとの事で先ずはそれを探すことにして発った。
発(10:00) お寺に向かって歩いていると直ぐに見つかった。
△熊野部(10:02) 平地の石標を探したのは初めてだった。お寺の土塀が途切れる所から僅かな笹ヤブをかき分け上り始める。笹ヤブを抜けると歩き易なるがヒノキ林の中上りで汗が噴き出る。上り切ると間もなく横ばい尾根に約1m四方の祠跡(基壇)が在る。上りに掛ると柴ヤブっぽくなる。
3・(10:20)
(2)墓地駐車場この向こう側が阿弥陀寺(9:56) △熊野部:道(南)から(10:02)
植林帯で薄暗い横ばいから上りに掛ると左に巻き道が在る『疲れた人は巻き道で・・・』誰も拒否して中上り。
4・295m(10:30) 休憩、寺さんから半ばシャーベットのスイカを頂き生き返る。 発(10:35) 城跡を感じさす二段の段差を下ると小シダが出るが直ぐ消えて緩い上りが続く。時折風が吹き抜けて思わず『ええ風』と口に出る。尾根左に巻き道在り。左右ヒノキ林を上る。
5・(10:40)〜6・(10:45) ここは右(東)下方に郭跡と思われる平地が在った。前方樹上から(7・8)の頭だけが視程に入った。
左雑木右間伐され風が抜けるヒノキ林の短急登で
7・(11:05) やれやれと言うことでまた休み。藤さんからキュウリを頂き丸かじりする(F&O)。
発(11:10) 直ぐの小コブ尾根は柴ヤブで歩けず右下の獣道を歩く(鹿が網にかかって白骨化していた)。短急登で
8・寺谷口(11:14) 西樹上から展望得られ、千ヶ峰〜笠形山縦走尾根の飯森山前後が見えた。石標はひどく傷められていた。 発(11:25) ここも3段の段差を下る。森内山城の出城かと思う。掘り切りを3本越え進む。次小コブは短急登
(11:30) 上り始めからだったがクモの巣を掃いながら進む。
9・(11:35)

寺谷口山から(11:25)中央
飯森山 寺谷口山:東から(11:15)
次へも短急登。
10・(11:45) 素晴らしい横ばいも植林帯で残念。右(東)へ踏み跡が下るが右下の池と繋がるのか?。
11・(11:55) 『腹へったなー』皆さんに問い掛ける『おやつも食べたし余りへってないわ』
12・485m(12:00) またもや一休み。北さんから冷たいカップ入りのゼリーを頂く。ゼりーは食後に残しておく人もいたが私はスティックパンもかじる。馬さんはおにぎりをかぶり始めた。それを見てか誰だったか『昼にしようか』で、展望無しもおにぎりタイムになった。中さんから冷たいソーメンを頂く。
スタート前ノースさんが『馬場さん三脚持ってくれへん』長い間同行してきたが甘え?を発したのははじめてだった。『僕が持つわ』と横取りする。後でこの意味が分かったがこの時点で既に脚に違和感が有ったようだ。
発(12:23) 先のコブから左ヒノキ林、右は今日最高の自然林(混生林)になった。
13・(12:30) 廃棄アンテナ。地形に変化が無く現在地が曖昧になる。緩い上りが続く。尾根右下の木をリスが渡って行く。左雑木林に変わって右(東)が開け、山南町の岩屋山が富士山の頂のような形で頭を出していた。そして間もなく石標が出た。
14・豊部山(12:45) ピークで無く横ばい尾根上で展望なし。

(8)おにぎりタイム:西から(12:07) △豊部山手前から(12:42)最奥
岩屋山
ここから一見『何処を歩こうか・・・』と思うようなヤブだったが古い鹿網に沿って歩き始めるとそれなりに歩けた。間もなく左植林帯になり、その中にプラ階段がありこの先の鉄塔の巡視路。
15・鉄塔(13:00)ここまで一番の展望地点。この後歩く尾根(コース)の95%が視程に入る。緩やかにも険しくも見える雑木ピークの森内山は、かなり遠方に思えた。千ヶ峰から飯森山方面の尾根も全開だったがテンカラボシで暑くて展望より早く退散と言った心境。
発(13:08)
(15)鉄塔南から(13:01)奥右千ヶ峰 (13:02)右のピークへ進む
(16)からの展望・
この後前方右下がり尾根を下る
視界閉ざされたコルからプラ階段が東の谷へ下っていた。『ここから下れば神社へ近道やでー』もちろん賛成は無し。左自然林、右杉林は倒木で大きく開け、お陰で涼しい風が吹き上がってきていた。『さー気合いを入れて最後の上りやー』ノースさんが『塩コブ食べるわ』急登を前に休みを入れる。
16・(13:12) 座った姿勢がどうもおかしい。『右足が攣った』素早く中さんが保冷材を出し首筋に当て、冷たい飲み物を差し出す。スパッツを外したり・・・と靴も脱ぎ皆であれこれ手当をする。『そうや、これが良く効く』私の特効薬エヤーサロンパスを足や膝辺りに吹き付ける。『皆さんのお陰で楽になったわー』やれやれ人安心。
馬さんが『ゆっくり休もう』ゼリーを残していた人はここで食べた。
発(13:30) 少し上った所で中さんが『ちょっと待ってー』ノースさんの足の調子がおもわしくなかった。ノースさんが『私だけ手前のプラ階段か下る』とのこと。決断!!皆で下ることにして引き返した。
(13:35) コルから始めは快適に下ったが直ぐ、に急斜面の倒木がプラ階段をズタズタに破壊し全く道が分からななくなり右往左往。『調子が良くなったわ、これやったら最後まで歩けるわ』との言葉に『ほんまかいな・・・』
半信半疑だったが余りにも自信ありげな口調にそれならばと再度元に戻り上り始めた。
(14:00) ゆっくりゆっくり上って上り切りホッ。
(14:05) 続いて緩く進み
17・636m(14:08) 北さん快調に歩く。樹間から森内山が見える『まだ遠いな〜』左右植林帯も間伐されていて風通し良くあちこちで『ああ〜え〜風』視線を上げると天にも届きそうな巨岩が尾根に立つ。此の一点だけの存在は《神が降臨》としか思えない不思議な光景。
18・立ち岩(14;18) 『この岩の上に登れそうな所ないかなー』と、思うも疲れで執着心は無かった。

(18)巨岩の左を巻く馬さんと撮影中の中さん
巨岩群を後に、ほぼ横ばいを行くと樹間左(北)下に「ハーモニーパーク」が見え始める。大きな風車が一基建っていた。『なんでここに!!』
(14:22) 視界閉ざされ自然林を上っていると大岩点在する。この辺りからは小岩場上りになる。尾根右の展望岩場に立ってみると上り始めの方から(17)まで尾根が見え、その奥に千ヶ峰から笠形山方面が見えた。岩場を上る切ると岩頭尾根でで今日二度目の好展望所。千ヶ峰と三谷コース・ハーモにーパークの全容はここからでしか眺められない。
19・(14:40) この後は道は明瞭で落ち葉が積もる薄暗い自然林のトンネル。数段上って岩ピークを越えると平地の東端に石標が立っていた。
20・森内山(14:50) 展望なし。

中央
千ヶ峰 ハーモニーパーク
写真を撮る準備をしていると馬さんが『蛭や!!』一斉に覗き込むと枯れ葉の上に一匹だけいた。何故一匹だけなのか・・・(蛭への仕打ちは記しません)。
発(15:06) 後は下るだけ、02年には快適に下った郭跡は枝葉が繁っているこの時期視界も塞がりうっとうしかった。点々残こる石垣を見ながら下ると左(北)が植栽地になり全開する。
21・(15:12) 竜ヶ岳・大井戸・篠ヶ峰等を同定。しばらく張り立ての鹿網に沿って下り、その網と別れる。
22・(15:17)
(20)森内山:東から(15:01) (23)進行尾根の赤松(15:35) (24)鉄塔(15:48)

林道に着く
02年(19)辺りに建っていた不動明王
の石仏(H40cm)今回目に入らなかった
のは見落としか・・・。
ヤブっぽくなって
23・(15:35) 太い赤松帯が尾根右にある。歩く尾根も視程に入り (24) 鉄塔までもう少しの地点。古い鹿網とイバラのヤブが出るが直ぐに消えて遊歩道のように歩き易くなる。ドンドン下りで
24・鉄塔(15:48) 巡視路は確認しなかったが西の谷の地図実線(道)へ向かって下りていると思う。
(15:16) 地点でもそのように思った。しかし、凄い遠回りと中さんが最後の急下りをとても楽しみにしていたこともあり今日も02年と同じコース(鉄塔資材を上げるレール道)で下ることにした。とは言ってもそれが苦手な人も居よう。従ってやや左寄りの道なき植林帯を下った。
やがて下方に真新しい林道が見えてきた。重機で山肌を削っただけの林道で法面も何も人工物無し。私は早く降りて安全に道に立てる所を探し誘導した(つもり)。
林道(16:00) 道は更に奥へと続いていた。全員ホッ神社へ向かって下って行く。神社が見えた所で道から外れ直で神社を目指したが草ヤブでそうもいかず農道に出て神社に着いた。
1・(16:10) 境内の浄水(冷たい水がパイプから絶えず湧出していたので天然水かと思ったが本当はどうなんだろう)を頂いて自転車で車へ向かう。
神社に戻り風呂へ向かう。風呂に入ってからだと店が閉まりそうだったので門村地区の「ふれっしゅあぐり館」に立ち寄り、先に手作りアイスを食べてから風呂へ行った。ヤッパリ風呂は気持いいー・皆さんお疲れさんま〜。夏(酷暑)頑張ると体力(脚力)に「自信が付いた」と、思いませんか・・・。
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