7・高星山・1016.4m
15
11
平石山・1061.2m
14
3・岩場
13
bS31  天狗岩〜高星山〜平石山 (約10.0km)



学園発って順調に、天狗の架け橋・天狗岩で写真を撮ったり取られたり、大大展望我ら貸切。

策を練って念願の竜の頭に我一人乗る。

地籍調査で原生の,、アセビかなりの伐採被害に心痛むもミズナラの、原生林に救われる。

高星山のアセビ畑は、花まばらの裏作だった。展望そこそこ平石目指せば感動感激雨あられ。

残されて良かった、残して下さい此の原生林、芽吹き近し大ミズナラ帯。

平石山でしばし休み、何処でも歩けのフカフカ歩き、地形を読み読み下って行くも

何時の間にやらコースを外し『ここは何処?』の大迷走、艱難辛苦やっと復帰も最終所で又迷走。




生野学園〜南西尾根〜天狗の架け橋〜天狗岩〜923m〜高星山(1016.4m三等)〜

町境界北尾根〜1067m〜1051m〜平石山(1061.2m三等)〜南東尾根〜迷走〜

609m〜桝渕地区(R=39)



◎所在地 : 朝来市生野町生野学園北西尾根から生野町倉谷川西主尾根

◎地形図 : 2万5千図   『長谷(はせ)』  『生野(いくの)』 

◎山行日 : 2008. 4.26 (土)  晴れ  

平石山@01.7.8(栃原〜千町峠〜平石山〜高星山)
高星山@01.7.8 A04.5.2(井上) B05.4.24(マイカー)        

◎山行者 :  兵庫山楽会 大柿CL・馬場・神尾(車)・寺本    Age=61

◎コースの見所 : @(3〜4)岩場遊びと大展望 

             A天狗岩から始まる
               ミズナラ原生林(裸木・新緑・黄葉)
               アセビ・ミツバツツジ(花の時期に当たれば最高) 

             B高星山からの展望

             C高星山から平石山へのミズナラ原生林とアセビと展望

◎走行距離 : 往路 ?km  往復 ?km

◎有料道路 : 神崎南LP往復 1500円



自宅発(7:30)〜播但道〜神崎南LP〜R=8〜R=404〜R=39〜

1・生野学園(8:30 発8:45)〜2・(9:17 小休み)〜

3・岩場(9:55 岩場遊び 10:45)〜4・天狗岩&竜頭岩(11:12〜11:30)〜

5・(11;36 おにぎり 12:00)〜6・923m(12:05)〜7・高星山(12:35〜12:40)〜

8・(13:00)〜9・1067m(13:18)〜10・1051m(13:45)〜11・平石山(13:55〜

14:17)〜15・R=39(17:11)〜1・生野学園(17:40 発17:58)〜往路〜自宅(19:07)



今日は山楽会の例会登山。「あの岩場にもう一度」とのリクエスト?。計画は @高星山から平石山へ足を延ばし、南東尾根を下るコース(以前から気になっていた)  A竜頭岩の頭に乗ること(これもいつかは叶えたいと思っていた) その中で、平石山から894mに乗るまでが私の苦手な地形なので読図の協力を前もって依頼した。現地に着いて、車は何時もの広場に置かせてもらい通過する岩場を見上げながら支度を済ませ発った。 1・生野学園(8:30 発8:45) 

神さんは別枠で上った時の教訓を生かし、折りたたみの鋸を持参、かなり気合が入っている。今日は谷から直ぐ尾根に乗らず(01.7.8)に下った道がどうなっているか知りたくて谷筋を上った。上方の倒木をリスが渡っていた。『これかな』と想う道跡は在ったが途中から計画尾根に乗って上った。 2・(9:17 小休み) 尾根は05.4月に上った時に比べるとサンキラが所かまわず生え、柴も成長して見間違うほどヤブっぽくなっていた。30日にもこのコースを上るので、そこそこ切り開きをしながら上って行く。軽い岩場の所では数本のミツバツツジが(二色で木は別)満開だった。一時ヒノキ林に回り込むが激斜面でズルズル滑る。


(1)スタート準備(8:38)         (2)へ上る赤松林尾根(9:07)

次に葉が開き始めた雑木林に入ると、傾斜が緩むと共に掴むものが有り助かる。切り開きとマーキングをしながら上って行く。やがて常緑樹帯になり下草も無くなる。点々と大岩が目に付く『そろそろ岩場やな』馬さんが最初の岩頭を見つける「覗き岩T」と命名(ここは過去二回とも休憩した所)。 3・岩場(9:55)ここから直ぐ上に大岸壁が在り「覗き岩U」と命名。

    
「覗き岩U」から「天狗の架け橋」を見上げる(10:13)
  「天狗の鼻岩」(10:09)この岩には上る手立てが無い
「覗き岩T」から「覗き岩U」を見上げる。高さは30m(神さん推測)9:58

 
衝立岩(10:47)       天狗の架け橋(10:33)       ヘソ岩(10:46)


岩場遊びを終え上り切る。 (10:50) 短い横ばいで天狗岩を眺める。次の上り取り付け右に正規コース?出入口が在る。少し上ると天狗岩への岩場が始まる。右に達磨ヶ峰からフトウヶ峰が見える。特にフトウの笹原は何と表現すれば良いのか・・・「ゴルフ場のマウンドのよう」と言うにはもったいない思いがする。天狗岩の正面から東面(右)へ回り込んで行くとシャクナゲの群生があり、花を探したが一輪も咲いていなかった(04年には咲いていた)。

天狗岩に登り始めると上の方で異様な鳴き声、多分猛禽が威嚇をしているのだろうと思いながら登ると予想通り猛禽が舞い上がった(その後二羽の猛禽が天空を舞っていた)。私と神さんは天狗岩のテッペンに立ったが馬・寺さんは、先(上)のテラスに立っていた。何度見てもどう見ても「竜頭岩」を眺める。魚類の頭にも似ているがここは「竜頭」がふさわしいと思う(山あそが命名?)。天狗岩から見る限り簡単にその頭に乗れると思っていた。写真を撮り合い竜頭岩へ向かう。

 
竜頭岩から(11:12)馬・寺          天狗岩から見る竜頭岩(11:10)おでこの所に立つことが出来た

竜頭岩へ近付くと『なっなっ何と言うことや』竜頭岩には今の今まで地続きで簡単に行けると思っていたがそれは巨大な立ち岩で岩盤の上に立っていた。『こりゃ無理やな・・・しかし何とかならないかなー』神さんもやってきて二人で頭を捻る。@2m位の所にテラスがありそこまで登れば後は登れる A岩に沿って直径が10p位の木が生えていてこれを使えば岩に登れるかも、しかし、その木は運悪く枯れていた。神さんが試みるが弾力性が無くアウト Bこの木を適当な高さで切ってその切り口を足場にしてテラスへ登る 

Bの作業に入る。神さんの鋸がここで活躍(私も7つ道具の一つで何時も携帯している)切った上の木も足場に使い登ることが出来た。馬さんが写真を撮ってくれたがどんな風に写っているか・・。竜頭岩の頭に立っている感覚無し。本当は竜頭岩の頭に立っている所を天狗岩から写真に撮って欲しかったが叶わなかった。展望は当に絶景そのもの。しかし、頭から降りる時が問題(どんな時も登るときは意外と登れる)テラスからエイヤーで飛び降りてセーフ。 発(11:30) 


竜頭岩の北側面             竜頭岩からの天狗岩

相変わらず西風が強くそれを避け923mへの途中でおにぎりタイムに入った。この辺りから始まる尾根北面のミズナラは未だ目を吹いていなくアセビは花を付けていなかった。山仲間と山と携帯電話の話がはずんだ。 発(12:00) 置籍調査が入り新しいプラ杭が打たれ、太いアセビやツツジが無造作に切り倒されていた『もったいない』。ツツジは蕾、アセビは裏作なのか疎ら咲きだった。

間もなく上方に違和感を感じる。『違う所に来たのでは・・・』と思う程に尾根一面伐採地と化していた(30坪?)角プラ杭が打ち込まれ、頭に「図根三角」と記してあった。 6・923m(12:05) ここから南下の岸壁(と思う)へ切り開きが在り杭が打ってあった。『下りて見る』NOだった(次回のお楽しみ)。何故これだけの範囲の伐採が必要だったのか・・・私はヘリポートの可能性があると思った。


図根杭は馬さんの左足に隠れる(12:05)      図根三角杭(12:07)

アセビの伐採は激しさを増して容赦なく切り倒されていた。尾根からやや右(北)に外れ、ミズナラの原生林を歩く。7月ともなると一面シダ原で歩けないと思うがこの時期はふわふわと快適に歩ける。ある範囲に入るとアセビの大木に花が咲いていた。山の相も荒れた感じで意外と遠く感じながら境界に乗り高星山に着いた。7・高星山(12:35) 砥峰高原・太田池などは霞んでいた。太田池を眺め『あれが平荘湖や』と神さんが言うと寺さんは本気にしていた。前にも誰かが誰かに同じ事を言って信じていた人がいたのを思い出した。


境界前のアセビの大木(12:22)        高星山:東から(12:36) 53×38センチ(山名札)

岩場遊びに時間をかけ過ぎて一時は、ここから空中庭園コースで下ろうかとも言ったが平石山を目指すことにした。 発(12:40) 次のコルからはミズナラの原生林に感激感動雨霰の連続だった。それの勢ももあったが実は時計を忘れていて現在地確認と通過タイムが曖昧になっていた。携帯で時間見ようと思うとバッテリー弱で時間表示も無し、カメラで時間を見れば良かったがそれも疎かにしてしまった。CLとして失格だー。 


高星山先のコルから西側(12:47)       (8)からの上り(13:02) アセビのヤブになる

大きな谷筋には源頭を見ながら進んで 8・(13:00) ここからの上りはアセビが出て『わーきれい(上写真)』なんて言っていたがこのアセビガ半端で無くアセビの大ヤブだった(ここは右か左に巻いた方が得策かも・・)。ヤブを出て緩く上る。 9・1067m(13:18) ここにに前回付けた札が残っていた「MTB登山01.7.8 13:05」『この頃は元気やったんやなー』ふと見る北の空には黒い雲が立ち込め心配した。

大きな上り下り無く順調に進む、左右の眺めも展望も日頃の山で見る世界とは別世界に感じていた。左の奥に見える「千町ヶ峰」の緩いカーブのドーム型山容は美しかった。霧雨が降り始めるも『この程度までやろ』と馬さんが心配を払拭してくれる。右には平石山からの下り尾根が見える『遠くて長いなー』コブが次々現れて『平石山は未だかなー』石庭のような所を通過。 10・1051m(13:45) 


平石山から下り尾根(13:21)奥の尾根夜鷹山・暁晴山     平石山へ向かう(13:38)

間もなく千町峠からの尾根に乗って右折し、平石山に着いた。 11・平石山(13:55) 開口一番『平石まで来て良かったなー(この後迷走が始まるとは誰も知らずに・・・)』。ここもかなりの木が伐採されていたがここは整理されていたのが救い。おやつを出し合い食べる。北の高木雑木樹間から段ヶ峰から達磨ヶ峰までのなだらかな尾根が見えた。 発(14:17) 


(11)平石山:南から(14:00)         平石山から(14:10)段ヶ峰とフトウヶ峰

尾根から南はアセビの群生、地面は枯れたシダの平原。尾根肩から目標の地点、松の木と雑木の植界尾根肩を見定めそこへ向かって下る。右ヒノキ林も直ぐに途切れ混生のヤブ尾根?を避けその左を進んだ。@左に短いながら深い谷には源頭が在った(ヤブ尾根の左を緩く下る)。 A間もなく角プラ杭が出る(栃原区)それに沿って下る B間もなく下方に栃原の集落が見えて?木に登って見ると計画尾根は右遥か彼方にあった。 Cかなり下った感覚から元に戻らずトラバースで計画尾根に乗る事にした。 D尾根を何本か回り込み間もなく細流谷筋を通過。 

Eさらにトラバース、何れも急斜面のザレガレではかどらない F今度は乗ったかと思い尾根下るも地形が合わず木に登って見ると未だかなり南の方だった。時間が気になり始める『いっそこのまま栃原地区へ下ろうか』と相談するも尾根に乗るのと変わらぬ距離と谷筋は危険が伴うと判断。 Gトラバース開始二本目の細流通過炭焼き窯跡が2・3出る。女性の寺さんには過酷なトラバースで心配が募る。神さんと私は先行してコース下見をする。馬さんは始めから寺さんをサポートしてくれていた。馬さん出ました鼻歌が・・・この事態に余裕あり。


一本目の細流(14:36)    計画尾根に乗った所(16:08)

Hついに計画尾根に接近した所で小尾根を上り計画尾根に乗った。 地点不明(16:08) 尾根にはかなりしっかりした道があった。馬さんはもっと早い段階で計画尾根に復帰すべきと考えていたらしく、それが正解だった。「道に迷った時は迷い始めた所まで戻る」判断が甘かった。計画尾根に乗ったとは言え確信は無いまま何処に下ろうとこれで下り切る事にした。

(計画尾根南に特徴ある小尾根が在り、現在地確認用に目を付けていたがそれらしき所 13・(16:16) に付き、時間と現在地を記録したが迷走時間から換算すると違うように思う。下り尾根は99%が左植林帯または植林帯尾根だった。『そろそろ下り切るかな』と思う頃道が無くなった(ここで二度目のコース外しが始まったと思う (14?) 在るはずが無い尾根が見えて現在地混乱。

結局下り付いた所は尾根一本跨いで下っていた。(14〜15青色線を下ったと思う) 15・R=39(17:11) ホッとしながら計画尾根を眺め、道の傍らの花を見ながら歩いて車に戻った。 1・生野学園(17:40 発17:58) 皆さんお疲れ様でした。特に寺さんには過酷でしたことお詫びいたします。ちなみに馬さんは翌日植松山に登っておられます。私よりだいぶん年上なんですが・・・。

追伸:翌々日も登山(岡山県の三十人ガ仙)三日連続です。マイッター


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10.
1051m
12
4・天狗岩
@
9・1067m