12・573m
16

×

×

×

21・486m

13・
古峠

25

bS12  西脇〜美佐


久し振りの物語、てくてく歩いて十三回り。

アケボノツツジの紅葉を、早く見たいと境界に、立ったけれど今ひとつ。

と、思いながら進んでいけば、アッタあった見事な紅葉。

点々ヤブ出る点々巨岩、点々展望見事の一言、なれど逆光写真に撮れず。

最終節で水路にドブン!!。




美佐地区G〜林道(時計周り)〜十三回り〜3町境界〜東進〜573m〜西脇/瀧(515.5m四等)〜

520m〜486m〜美佐(401.9m三等)〜美佐地区〜美佐地区G。



◎所在地 : 市川町美佐・鶴居と神河町野村・新野・比延地区の町境界

◎地形図 : 2万5千図   『寺前(てらまえ)』 『粟賀町(あわがまち)』

◎山行日 : 2007.11.26 (月)  曇り       

◎山行条件 : 単独   Age=60

◎コースの見所 : @ A B C

◎走行距離 : 往路 @45.3km  A47.6km  往復91.1km



自宅発(8:00)〜明姫R〜播但道〜市川南LP(8:41)〜R=404〜1・自デポ(9:00)〜

2・美佐地区グランド?(9:10 発9:20)〜3・取水槽(9:30)〜4・(9:45)〜5・分岐(9:59)〜

6・分岐(10:06)〜7・(10:17)〜8・十三回り(10:36 おやつ発10:44)〜9・3町境界(10:48)

〜10・(10:59)〜11・(11:10)〜12・573m(11:28 発11:32)〜13・古峠(11:38)〜

14・(11:52)〜15・H・コース(11:58 おやつ 発12:03)〜16・(12:10)〜

17・△西脇/瀧(12:20 おにぎり 発12:40)〜18・(12:50)〜19・520m(13:02)〜

20・立岩(13:15)〜21・486m(13:25)〜22・(13:33)〜23・立岩(13:40 発13:45)〜

24・△美佐(13:56 発14:02)〜25・蓬莱岩(14:15 発14;20)〜26・(14:29)〜

1・自デポ(15:00)〜自転車で走る〜

2・美佐地区グランド?(15:08 発15:20)〜往路〜自宅(16:20)



ずいぶん前前から、『いつ歩けるかなー』と思いながら、播但道を通る度に眺め『歩くならこのコース』と地形図を見ながら狙っていた。今朝になって『今日いこう』と思い立って向かった。甘地から美佐地域は初めてなので、おそるおそる(現在地確認しながら)走って十三回りへの入り口を確認し、自転車デポ地へ向かっていると、神河町の標識があった。その直ぐ先に打って付けのデポ地あり、竹やぶに自転車をほりこんで引き返した。 1・自デポ(9:00)

十三回りへの入り口と思う所で人(60歳代)が居て『この道は十三回りから亀ヶ壺へ越せる道ですか』『そうやけど行かれへんわ』??どうやら車で越すのかと思っていたようで、山歩きと分かって話が通じた。この時点では、林道の何処まで車を乗り入れるか決めかねていた。鹿柵ゲートを通過して間もなくグランドがあり、後の歩きが長くなるが思い切ってここに車を置かせてもらった。 2・美佐地区グランド?(9:10)


(2)美佐地区のグランドと思う所の駐車場

※’07.12.19谷筋林道を歩いて十三回りに立ったが谷筋突き詰めで林道は終点だった前に民家(新しい)が一軒建っていて、数匹の猫が警戒するでもなく私の様子を伺っていた。 発9:20) 私の地形図には谷筋直登の道しか載っていなかった(改定前の地図)がネット(カシミール)で落とすとその左山肌をジグザグと十三回りまで上っていた。ここからの歩きだと『十三回りで何時頃になるかなー疲れてしまっているのでは・・・』と早くも心配。

自宅発が遅れたので時間稼ぎで直登をしょうかと思ったが、それだと町境界尾根が見えないし展望も全く望めないので遠回りになるが谷の左の道を上ることにした。地図に見る、発後から始まる林道右の方形に囲まれた所は、大きな花崗岩(自然石)で積まれた立派な石垣。猛烈なヤブだがどうやら別荘地として造成されていたようだ。早足とは言え、心地よい水音と小鳥のさえずりに黄葉を見ながらの歩きで心は満たされていた。やがてコンクリートの建造物が在る。 3・取水槽(9:30) 

ここからアスファルト舗装となるが雨水で殆どが流されていた。傾斜は緩く僅かずつ上って右へピンカーブ。 4・(9:45) 林道で、現在地確認がこんなにも良く分かる所も多くは無いだろう。左谷上方に大きな大きな岩塊が在る。左に折れると右上520mから下る支尾根に点々と大きな岩塊を見る。道に降りていたホオジロが次々飛び立つ。

(5)手前からの眺め

やがて前方視界が大きく開け、谷左二重に重なる山肌それぞれに林道が横切る。いつも思うが『遥か彼方』と思っていてもいつの間にかその彼方に到達している。『今日も大丈夫だろう』と言い聞かせる。 5・分岐(9:59) 神河町へつながる道も見える限り同等の林道(何処までかわ不明)。直ぐ先で本線の分岐、これも道幅は同等。もう思いは固まっていて迷わず左へ入る。 (10:00) タイヤ痕があった(舗装路は「4地点」までだった?)。緩い上りが続いて 6・分岐(10:06)

右に折れると横ばいで左右ヒノキやスギの植林帯。『歩け歩け十三回りを目指して』時々右樹間から見える緑の中の黄葉がとてもきれいだった。やがて道の右端に鹿網が出る。この場に及んで未だスギかヒノキの植林がされていた。『成長しても使い道あるの?今育っている木で十分じゃないのかなー』個人の持ち山なら何を植えようが致し方ないが「公」の山なら雑木を植えて欲しい。 7・(10:17)
 
向きが北に変わると傾斜が急になった。しかしペースは落とさず頑張れた。と言うのも股関節を支点にして歩くことを得とくしたからかも・・・。激斜面に付いた林道は左が高い崖で所々モミジの木が生えていて美しい紅葉が見られた。右深い谷の向こうに後で歩く境界尾根が見え、カスミの中に笠形山がボンヤリと浮かんでいた。傾斜がが緩むと前方に十三回りが見えてきた。 8・十三回り(10:36)


中最高点△西脇 (10:27)   十三回り手前の林道(10:35)


3度目の十三回りは秋(110:3)左へ七種山への尾根・奥へ3町境界への尾根・右へ谷筋へ下る道(美佐へ周回)

秋色の十三回りは初めて。過去二回立ったがヒカゲツツジやアケボノツツジに気をとられ、ここにモミジの木が有ったとは知らなかった。小ぶりながらかなり生えていた。汗はかくが暑くも寒くもなし、ここでおやつを食べる。△西脇(三角点はピークの下方で見えない)から520m・486mと尾根の起伏を遠望『ウウ〜ンとおーいな〜』 十三回り発(10:44) ドウダンツツジの紅葉をも見ながら上る、中頃からの上りが意外と堪えるのは前回と同じ。 

期待のアケボノツツジの紅葉は・・・駆け上がるように頂に立ったがそれは見られなく茶色だった。 9・3町境界(10:48) さて、後は長い!!気を取り直して発つ。快適歩きの尾根は何処まで続く・・・。そんな時、深紅に染まった木、紅葉したアケボノツツジが尾根と切れ落ちる神河町側に次々と出てきた。やがて太くは無いが栂と樅の木が群生。紅葉したドウダンツツジもアケボノに負けず劣らず。快適な歩きも上りに掛かるとヤブになった。 10・(10:59) 

右高木雑木の黄葉も負けてはいなかった。 北面(左)は崖のように切れ落ちる尾根肩。 11・(11:10) 次の上りからは鹿網が出る。柴・草・イバラのヤブで右低木雑木帯を登るがこれも楽ではない。北面ヒノキの幼木上から展望が利く。大田ダム・△南小田(1)・△大嶽の尾根から高星山尾根(天狗岩がとび出ていた)しかし、見事なはずの寺前城跡周りの黄葉さえ霞んでいる始末、残念!!。

上り切って振り返ると、3町境界からこちらへの尾根と、七種山への尾根下に上ってきた林道が走っていた。、『鹿網の向こう側が歩き易そう』と思い立ち木に登って(利用)網を越す。グッド!!やがて軽岩場になりヒカゲツツジの群生が出る。網は岩場の崖に突き当たり、アウト!!。適当な木もない・・・そんな時、網下に潜るだけの隙間があり、ザックと身体を分けて通った。 12・573m(11:28) 播但道から見て、いつも『とんがり山があるなー』と思っていたピークに立った。鹿網は北支尾根にも下っていて、初めはその尾根を下るように思っていたが、界はヤブヤブの南寄りの尾根だった。展望は抜群もとにかく霞んでいた。辿る界尾根はピークを連ね霞の中に在った。


(12)573mからの眺め(11:32)右端19番520m左ピーク西脇

12発(11:32) 
柴・草・イバラのヤブヤブの下りが始まる。逃げ場が無い、少し下ってややましな右スギ林を下ったがそれでもバリバリ掻き分けながらの下りだった。救いは点々と出る見事なドウダンの紅葉。 13・古峠(11:38) 朝方の林道の続きの破線道は美佐側山肌にだけ戻るかたちで何とか残っていた。ヤブから開放され、幅広尾根を行く。尾根肩に出ると尾根から左がヒノキ幼木帯で消えていた鹿網が出る。北面だけ大きく視界が開けるが霞。

肩からドウダンの見事な紅葉が続く。鹿網沿はヤブで歩けず、右の雑木帯に入ると道らしきものが在り、暫らくそれを使ったが界から南に外れるので網に復帰する。ヤブは消え肩からはザレ尾根になり視界も良し、鉄塔やその後のピークが見えたが霞。コルは赤・黄・緑の葉がありキレイだった。 14・(11:52) コルからは網の左に沿って上るが直ぐにスギの幼木と草ヤブで苦戦、網に人が通れる破れ穴がありラッキー。右に移って難から逃れたがウットウシイ上り。

そんな時、右に道が出た。『林道から巡視路がある筈』と思っていながら忘れていた巡視路だった。それを上っていると左が少し開け、立ち木に長方形の板が二枚付いていた。近づくとそこにも道が在り、板には「瀧頂上三角点へ20分」「西脇林道へ25分」と記されていた。道はハイキングコースで手作りのベンチも有った。△西脇は瀧とも言う名の山のようだ。 15・ハイキングコース(11:58 おやつ 12:03) 

 
(14)コルを見下ろす(11:49)   (15)道標(11:58)

道は北の尾根を下っていた。先ず三角点までは安心。おやつを食べて発つ。直ぐ鉄塔があり巡視路は別道で送電線に沿って下っていた。右雑木林にはドウダンが続く、短急には自然木階段で上る。 16・(12:10) 左は幼木帯で展望あるが霞。最高点を目指し、また一段上る。振り返ると (12)573m 前後の尾根が見えた。右ヒノキ林に踏み跡在り『山歩きのベテランでなきゃこの道は気が付かないだろう』なんて自己満足。 (12:16)

最高点から下っていくと切り開かれた幅10m未満長さ20mくらいのほぼ平地に石標が立っていた。 (17)△西脇/瀧(12:21 おにぎり 12:40)) 切り倒された木や道標文字の風化からすると『2年も経っていないかも』と思った。『何で近くの最高点でなくここなん?』展望は残った生き立ち木で足元は全く見えず遠望だけで余り良くない。「鉄塔へ15分」切り倒された木に乗ってこの後歩く尾根を眺めるとまだまだ何処までも続き、 (26) 辺りまで見えた。ハイキング道は周回になっていて南へ下っていた。 (展望所へ25分) 谷筋へか南東支尾根263mへなのか不明。

 
(17)△西脇/瀧(12:21)南から        (17)△西脇/瀧から台形19番520m

おにぎりを食べて発つ。引き返して『ピークから南へ』と思いマーキングして確かめると違っていてピーク下からだった。少し下ってヒノキ林と雑木の界かと思い10mくらい進むと先ほどの尾根に向かう??『これも違う・・・アッそうや上りに自己満足したあの踏み跡や』 18・(12:50) 三回目で正規尾根に乗った。左植林帯右雑木林の上りにかかって振り返ると (15・16・17) の奥に太田ダムと夜鷹山方面が見えた。回りは雑木林になる。ドウダンはまだ続き、アブラコシの黄葉もお見事の中、上り切る。 19・520m(13:02) 

南180度全開。七種山方面から笠形山方面まで見えるが霞。特に七種山方面の険しい山並は感動もん(直ぐ感動する我)なれど逆光に霞ときて写真にならないと判断(補正してまで撮らないのが私の方針)。うねって延びる界尾根 発(13:07) 用を足していない鹿網に沿って下る。界の切り開きは何処まで続くのだろう・・・。二段目上りは短急当で大きな立ち岩が在る。 20・立岩(13:15) 

ここから軽い露岩尾根になる。展望も抜群で十三回りから七種山山系△西脇辺りも見えるも霞。緩く下っていくとコルからの上りは突如柴ヤブになった。切り開きは最近のもので左の植林帯へ下っていた。先はまだまだ長い『このヤブが続くなら時間切れに・・・どうする山猿』地形と相談の結果『ゴー』今日、何度目かの鉈の出番。ヤブを分け上っているとヤブは開けてホッ。 21・486m(13:25)

  
(19)520mから進行方向の尾根(13:02)右尖り21番    (21)から振り返る(13:24)手前20番奥左19番右西脇

上り途中で振り返ると△西脇の奥に高星山尾根も見えた(上右写真)。鹿網に沿ってヤブっぽい尾根をいくと前方が大きく開けた。 22・(13:33) △美佐の右下に車を置いているグランドが見えた。△美佐手前に大きな岩塊が一つ『あの上に立てるかな〜』次の上りに掛かって間もなく崖に対面右を巻いて岩の上に立つ。 23・立岩(13:40〜13:45)) 高星山尾根までと見事な七種山山系も物凄い展望も霞。

その後は大きな岩が重なり、高さ2mから3mの岩塊?が点々と出て、神々しい感じを受けた後に草に隠れ勝ちな石標に会う。 24・△美佐(13:56) 展望なし。 発(14:02) 右の植界に誘われないように注意。下りは展望利かず、混生の雑木林で柴ヤブっぽく尾根もハッキリしない。方向が変わる辺りで、下方に気になる(勘)所あり20mくらい下ってみると、あった在ったヤッパリあった多少でこぼこしてるが上面の広さ四畳半くらいある平らな大きな岩“蓬莱岩か千人岩”と言ったところ。 25・蓬莱岩(14:15) 

 
(22)からの眺め(13:44)24番△美佐右下美佐地区              △美佐(13:56)南から

北180度全開。前方の谷に (21)486m 手前から下っていた道と繋がるのだろう新しい林道?が尾根に向かって上がっていた。大田ダム・夜鷹山・△南小田ー1・高星山尾根・△大嶽から北への尾根などが見えた。 25・蓬莱岩発(14;20) 引き返して大岩から見えていた (26) に磁針を合わせ下ったがシダ柴ヤブっぽく谷底へ落ちる感じで不安だったがコルで尾根に乗れてホッ。 (14:24)

上り切り直前に大きな立ち岩が在り、上から眺めると南支尾根の山肌雑木の黄葉が見事に色付いていた。 26・(14:29) 展望ゼロ。シダ原にミツバツツジが生える。下り始めると下草無く大きな露岩が続きヤブっぽい。緩くなった尾根肩に古墳跡在り(見落としやすい)。薄暗い植林帯が続き、地図では読み取れないワイ字尾根になり暫らく思案した。棒を倒してこけた右の尾根を下った(ホンマカイナ)。

間もなく竹林に出て、走っている車も見えようかと言う時コンクリート製水路が横断していた。幅1m強、強水流は溝にはまれば流されてしまいそうな速さ、水深は判断出来ない。対岸の側溝がやや高く『飛び越えられそうで一寸無理かな』と言う微妙なところ。先ず鉈を向こう岸へ投げ、ザックもと思ったが背負ったまま。

二度おもい止まったがジャンプ。ズリッ!!じゃっぶん!!年のせいか・・疲れのせいか・・重いザックのせいか・・対岸に乗れず側溝にぶら下がり状態。水深は膝上位で助かった。対岸へは上がれず元に這い上がる。溝を越せる所を探し下流へ下ったが見える範囲に橋が無い。こんな時私がとる行動は@棒高跳びの要領で棒を使って溝を越える。

Aうまい具合に蔓が有ればターザンまがいで溝を越えるB側溝近くの竹か木に登ってそのタワミ(対岸へタワます)を利用して越える。(竹がベスト)幸いにもここは竹が有り竹を利用して渡った。こんなに無理をしなくても溝に沿って歩いていれば何処かに橋が在るのが分かっていたが『ここまできたら意地と、たまには山猿の本能を発揮しておかないと』と言うことで挑戦してみた。

『朝自転車をおいた所は』と、上流へ向かっていると、竹林に自転車が見えた。初めに下り付いた所から10m位南だった。 1・自デポ(15:00) 何時ものように自転車とは言えきょろきょうろ見ながら車へ向かった。スパッツを付けていたこともあって靴の中は少し濡れている位で気温も下がっておらず、寒さ冷たさを感じること無く車に着いた。 2・美佐地区グランド?(15:08 発15:20) 

※町境界にこだわらなければ (25) 先のコルから南下がベストだろう。


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9・3町境界
(大河内町物語その9)
17・西脇・515.5m
15
19・520m
14

@

ポイントbヘ地図を一度削除した関係で
不明確とポイントが抜けている

24・美佐・401・9m