bS10  天下台山〜遠見山


今も気になる「あのコース」思い切って再挑戦。

空は快晴気温は最適、二度の試登で自信を得たが“あのヤブ”はたして「どうなるどうする」

高速歩きでターニングポイント。

展望しながら腹こしらえて「遠見山坂?」目指して進めばシダ・柴・イバラにメダケの地獄。




西コース登山口(市営東部墓園)〜弘法大師お堂〜水戸長命水〜東屋〜西尾根〜

天下台山(321.4m二等)〜岩屋谷コース〜東尾根・地蔵コース〜地蔵コース〜馬場坂〜

野瀬奥山コース〜御坊尾根コース〜273m〜209m〜御坊尾根コース外れる〜

遠見坂〜遠見山(188.8m四等)〜市五郎椿〜龍山公園〜大谷町「相生保育所」




◎所在地 : 相生市大谷町・川原町を取り巻く尾根(主に天下台山」+遠見山ハイキング道)

◎地形図 : 2万5千図   『相生(あいおい)』  『網干(あぼし)』

◎山行日 : 2007.11. 3 (土)  快晴 
     
@ ’05.7.31
A ’06.7.22

◎山行条件 : 単独      Age=60

◎コースの見所 : @天下台山360度展望 A遠見山から展望 B市五郎椿 

◎走行距離 : 往路@45.4 km     A?      往復96.5 km



自宅発(8:35)〜姫路BP終点〜R=2〜相生市R=121〜R=64〜

R=250ボート公園前左折〜1・大谷町「相生保育所」自デポ(9:33 発9:40)〜

2・登山口(9:50 発10:05)〜弘法大師お堂(10:23)〜3・(10:27)〜

4・東屋(10:35 発10:40)〜5・天下台山(10:50 発10:52)〜

6・東尾根・野瀬奥山コース分岐(11:00)〜地蔵コース〜地図もらう(11:05 発11:10)〜

7・馬場坂(11:13)〜8・御坊尾根分岐(11:20)〜9・273m(11:31)〜10・(迷走)〜

11・209m/御坊山分岐(12:10 おにぎり 発 12:30)〜12・(13:12)〜

13・遠見山坂?(13:32)〜14・遠見山(13:50 発13:54)〜15・(14:10)〜

16・市五郎椿(14:15)〜17・龍山公園(14:18)〜

1・大谷町「相生保育所」自デポ(14:25 発14:30)〜自転車で走る〜

2・登山口(14:43 発14:50)〜往路〜井上宅(15:15)〜往路〜自宅(14:02)



昨年7月に今日のコースを計画し、妻と二人で天下台山から遠見山を目指した。そして御坊山への道から外れ、遠見山へ向かったが、少し進んだ所でイバラ・シダ・柴のヤブに阻まれ計画を断念した。その後妻もこのコースが気になっていたのだろう口にしたが。足が向かないまま今日になった。前回と違う、水子地蔵〜馬場坂(馬場坂西コース)を歩こうかと思ったが、前回と同じコース(スタート地点は変更)を歩くことにした。1・大谷町「相生保育所」自デポ(9:33 発9:40) 2・登山口(9:50) 車二台とバイクが一台とまっていた。発(10:05) 

発って間もなく下ってくる人に出会った(同年代?男)かなり早い足運びと時間帯から察して毎日登山の人かも知れないと思った。私も単独なので負けじと思うがままのスピード歩く。やがて階段が始まる「一体何段?」数えると145段だった。二度目の階段(100段)を上っていると右に東屋が在る。この辺りで振り返ると相生市内と宮山一帯、更には上郡町の方まで見えた。

道は緩んで弘法大師お堂(10:23) 今日はお参りもせず通過した(お堂の後方の岩盤を3m余り掘り込んで大師像が祀られている)。三度目階段160段上るとコットンコットンと「シシオドシ」の心地よい音が聞こえてきて、そこには水のみ場が有るが「こんなに整備されてたかな」と思った.。


弘法大師お堂(’06.7.写真)  水戸長命水 水のみ場(10:25)

次に235段上ると直登800mで天下台山、右折は東屋経由の分岐(トイレあり)東屋経由に入る。今度は322段の階段を上り切ると尾根で右東屋・左天下台山分岐(トイレあり)。地図を持った若い女性に出会う。『いい天気ですねー』挨拶を交わして東屋へ。 4・東屋(10:35) 遠望では明神山と特徴ある高星山尾根が同定できた。先ほどの女性と男性が上がってきた(20歳代ご夫婦だった)。

地図はネットで落としていた。聞くと、岩屋谷コースで上り下山中で、自宅は現在地から目視できる辺りだった。私が歩く遠見山への尾根を目視しながら話して発った。 発(10:40) リンドウなどの花を見ながら50段と40段の階段を上って貸切の頂上。 5・天下台山(10:50) 空は快晴山座同定(海岸線もきれいだった)もそこそこに先を急ぐ。 発(10:52)


快晴のもと天下台山:南から(10:50)

初めの階段を下りていると犬を連れた人(60歳代男)が上がってきた。161段下り切る。その後横ばいに入ると50歳代の夫婦と出会う。 6・東尾根・野瀬奥山コース分岐(11:00) 二度目なので迷うことなく東尾根コースへ乗る。直ぐに出る(一分足らず)次の分岐で前回は東尾根コースに乗ってしまったが今回は地蔵コースで馬場坂へ向かう。

本格的な下りに入った時、上ってくる人(同年代)あり。お互いに今日歩くコースを紹介する。私が『この後遠見山へ上る』と言うと、地図を出して『馬場坂から水子地蔵へ下って上り返すといい』と教えてもらった。『ありがとうございます。実は御坊尾根コースの209mから道無き西の尾根を突破して・・・』『それも良いですねーだったらマーキングをしておいて貰えませんか』『そのつもりですがどうなることか・・・』

前回の悪戦苦闘話をして別れたがその人から頂いた地図はそこそこに貼られている「天下台山周辺ハイキング・登山地図」だった。名前も何も訊かなかったがもしかしたらこの地図の作成者だったかも知れなかった。「福田」らしき判が押してあったから・・・.。その後横ばいに入ると50歳代の夫婦と出会う。

7・馬場坂(11:13) 上りに入ると左に張られている鉄条網は新品になっていた。小ピーク (11:18) 軽く下って上ると 8・御坊尾根分岐(11:20) 直登は「野瀬奥山コース」。巡視路で道は明るいが切られて枯れた柴が何故か路に放置されて『歩きにくい』と思うは早足故か・・・。右へ激下りは水子地蔵への分岐。前回妻とおにぎりを食べたことを想い出しながら通過。道は巡視路から外れるので、ややうっとうしくなる。軽く上って 9・273m(11:31) 直進は「亀ノ尾コース」。右御坊尾根コースへ入る。

道はシダにより、また人も余り入っていないのか前回のように明るくなかった。『現在地は確認するまでも無いだろう』と御坊山への分岐までどんどん進んだが地形と植生の記憶が曖昧になり『こんな所あったかなー、こんな所通ったかなー』と次第に不安になる。上りにかかって『ここは記憶にある御坊山への分岐や、早くも着いたか、左へ小ヤブを抜けると展望所や」と思い向かったが一向にヤブを抜けれず???抜けるどころか激シダヤブ、そのとき「御坊尾根」との札が掛かっていた(矢印無し)が違っていた。

ここは元に戻って頭を冷やすことにした。歩いてきた地形と時間を勘案した結果一歩手前だった。道は更にわかり難くなるも記憶ある分岐に着いた(ピークの北面)。 11・209m/御坊山分岐(12:10) 西へ軽く上ってピークを越えると前回おやつを食べた展望所。今日はここでおにぎりタイムに入った。西から南が前回で南の大きな山塊「雄鷹台山〜五六見山〜大黒山」に心惹かれた。

 
(11)から南西の展望(12:12)尾根肩が大黒山? 前回リタイヤ地点に残っていたマーキング(12:44)

分岐から展望所そして南の谷筋へ下る踏み跡が付いていた(確認)。おにぎりとおやつを食べて 発(12:30) サテ、ここからが今日の目的、お楽しみの始まり。季節柄体力の消耗は殆ど無し、鉈もあるし『ヤブさんいらっしゃい』と意気込んで入ったがいきなり出鼻をくじかれた。今日もヤブは手強かった。シダに柴にイバラに阻まれなかなか進めなかった。とにかくイバラ(サルトリイバラ)には苦労した。

いい加減進んだと思ったころ前回のマーキングが出た『なんや未だこんな所か』横ばいに入るとヒサカキ林になり一時ヤブから開放され、その後ヤブは少し治まった。 12・(13:12) ヤブに入ってから展望は全く無し、頼るはコンパスと地図で、西向き一直線なるも勘も鈍っていてドキドキしながら進んだ。尾根らしき尾根でないが尾根はヤブでとてもとても歩けなく終始北よりを歩いた(南面はなにかと良く育つからか・・・)

丈が胸辺りまであるウラジロ地獄帯あり、メダケを掻き分け次第に下っているうち又しても現在地が分からなくなってしまった。遠見山坂?に着けることを願って下っていると、段々地形の一面竹林。どうやら開墾畑だったらしい。竹林を抜けて舗装路に出た。 13・遠見山坂?(13:32)


シダ地獄帯を振り返る       (18)遠見山坂?(13:32)南から

地図で直線破線表示の道はジグザグの幅2m?立派な遊歩道だった。ここも疑木階段が延々続いき、道の両側は段々のようでこちらも開墾畑だったようだ。右に分岐あり、やり過ごして上っていると間もなく合流した。やがて上方が明るく開けて頂上に着いた。 遠見山(188.8m四等) 展望は部分的に立ち木で遮られるも要所は見えた。運動会が出来るくらいの広に圧倒され、でっかい看板によると

「昭和初期造船不況時代町民に仕事を与える目的で全山開墾し梅林と山頂に遥拝所を建設するも二度の火災で梅林も大半が焼失、遥拝所は老巧化により平成13年に撤去された(概略)」段々地形は梅林だったようだ。

 
((14)遠見山:南から(13:50)後方天下台山・左前に遠見山石標  遠見山石標:南から 

龍山公園へ向かって下る。 発(13:54) こちらも立派な遊歩道がついて、両脇に植えられた桜には個人名のプレートが掲げられていた。初めのピンカーブ(以後何度も折れて下る)の辺りだったか大きな看板が立っていた。「横山の魚見(ととみ)岩の台の魚見・色見」深い入り江に入り込んでくるボラ・コノシロ(看板は漢字)等の回遊魚をここから色見して手旗で漁船に合図を送って漁をしていたらしい(概略)。下り中程で上りの分岐道と繋がるらしき横ばい道が合流した。その後鞍部手前に着く。 15・(14:10) 遠見山トンネルの方から舗装路が上がってきて舗装路の終点だった。

舗装路の先は野瀬地区と繋がっていると思われた。その道から外れ。「市五郎椿」を求めて龍山公園へ向かう。左右に開墾畑の名残(現役畑あり)を感じながらピークを越えると、うっそうとした薄くらい自然林(太いアベマキあり)を下り切ると「市五郎椿」の案内板が立っていて、左の深い谷を指していた。そこまでの所要時間は不明で少し思案したが。せっかくだからと入ってみると20mくらいのところに生えていた。 16・市五郎椿(14:15)

「ヤブツバキ(市五郎椿/下写真)」・・・・江戸時代中期の人で妙好人の称号をもった餅屋市五郎が、寒中に仏様に供えるため植えたと伝えられており、古くから「市五郎さんの椿」の愛称や逸話で市民に親しまれております。樹高:約六メートル 幹周:胴高周囲1.42メートル 株元:1.56メートル  地上から1.89メートルで大きく三本に分枝している古木で、十二月から四月頃まで赤い筒状の美しい五弁花を次々とつけます云々。これほど太い椿でも県指定にはならず相生市指定だった。 



この鞍部からわずかの上りで龍山公園に着いた。 17・龍山公園(14:18) 北面(市役所方面)のみの展望だった。巨大な石碑が建っていた。下りにかかる。正規の道は神社マークへと思うが八十八箇所巡拝道があったのでそれを下ると急斜面一帯個人墓地が点在していた。

下り切って民家の路地裏を抜けて出た所は丁度「相生保育所」自転車デポ地だった。御坊尾根に入ってから聞こえていた太鼓の音らしきものは当地の秋祭りの日で太鼓の音だった。祭りの露天の前を通過して車へ向かった。これで、又一つ山歩きでの宿題を終えたが宿題は山へ行く限り永遠に課せられると思う。数ある宿題の中、次に向かう宿題は・・・。


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13・遠見坂

ポイントbヘ地図を一度削除した関係で
不明確とポイントが抜けている

@

17
14・
遠見山
188.6m
東屋・4

7・馬場坂

11・
209m
9・273m