bR99  王神峯


ポイントbヘ地図を一度削除した関係で不明確とポイントが抜けている


先週歩いた△法華山、シダ柴ヤブにイバラに遭うもキャンンセルしたのが心残りで、

今日も向った同じ山塊。予想通りのシダ・柴・イバラ、覚悟はしてたが限界オーバー。

体力気力使い果たし近くて遠い△法華口。




飾東町北野(樋枝池)〜町境界(南東)〜王神峯(NTT)〜町境界(北東)〜206m〜

3町境界〜町境界南下〜Ca230m(△法華山直北)〜南東尾根〜R=717(一乗寺)



◎所在地 : 加西市法華山一乗寺周辺と北西町(市)境界尾根

◎地形図 : 2万5千図   『笠原(かさはら)』

◎山行日 : 2006. 2.24 (土)  曇り       

◎山行条件 : 歩き/単独     Age=59

◎コースの見所 : @王神峯から展望  A(14)から東180度展望  B法華山一乗寺

◎走行距離 : 往路 @20.5km  A24.1km  往復 46.2km



自宅発(6:47)〜明姫R〜R=43〜R=515〜R=717〜1・自転車デポ(7:25)〜

引き返し〜R=515〜R=372(県道)〜2・(7:30 発7:46)〜樋枝池〜砕石場〜

3・(8:17)〜4・(8:20)〜5・216m(8:28)〜管理道(8:48)〜

6・王神峯(8:54 発9:08)〜7・(9:22)〜8・(9:35)〜9・(9:46 おやつ 9:52)〜

10・206m(9:55)〜11・(10:04)〜12・(10:10)〜13・3町境界(10:20)〜

14・(10:35)〜15・(10:45)〜16・(11:02)〜17・(11:13)〜18・(11:20)〜

19・(11:24)〜20・(11:40)〜21・(11:50)〜1・自転車デポ(12:22)〜

自転車で走る〜2・樋枝池(12:35 発12:45)〜往路〜自宅(13:23)



先週のヤブ漕ぎで心配していた筋肉痛が何故か一切でなかった。『もしかしてヤブ漕ぎの達人になったか・・・』そんな訳でもないが今日もヤブ漕ぎに向った。先週計画コースの途中でリタイヤしたので『今度こそは法華口まで』と思い計画をたてた。今日は加古川と姫路の境界を歩いて△法華山の西に在る「王神峯」を通過して先週と同じ3町境界に立ち、△法華山の直北から東へ派生する尾根に乗って一乗寺へ下りその後△法華口へ向う計画。

王神峯は2003.3.9に やまあそ が△法華山からを歩いているので参考にさせてもらった。自転車を同じ所にデポして 1・自転車デポ(7:25) 登山口へ向った。樋枝池周辺に空き地が在るかと思っていたが無くて右往左往、結局造園用の植木畑の外れに車を置かせてもらった。 2・(7:30) 後で歩く境界尾根を眺めながら支度を済ませた。 発(7:46) 池の堤の下へ着くと大きな五輪塔が野焼きの中にぽつんと建っていた。朝R=372を走ったとき道路脇に見た小振りの看板によると

「小原五輪塔と道標 ここにある二基の道標には次のように刻されている。 (仏像型) 右 ほっけ  左 たんば (角柱型) 右 ほっけさん この国道372号線は旧丹波街道。ここから右へ続くこの小道が法華山一乗寺への巡礼道の一つであったことをしめしている。 この巡礼道を少し進むと樋枝池の堰堤に突き当たり、麓に「姫が塚」と呼ばれている五輪塔がある。高さ約百六十cmの花崗岩製で、建武四年(一三三七)の銘があり、姫路市内でも古い五輪塔である。上部の空輪・風輪部は欠いていたが近年修復された。

 
(2)車後方は植木畑:西から(12:35)   堤の麓に建つ五輪塔(7:47)東より
                           (下部の石60×60cm)

道は堤で突き当たり、堤を上ってR=515に出て上り口を探し適当に山に入ったが左の砕石場の法面との境で早くも柴とイバラのヤブだった。直ぐに傾斜がきつくなると同時に『待ってました』とばかりにシダが出た。『今日もシダヤブか・・・』しかし、丈が膝上位で助かった。しばらく上った所で左崖の様な法面に幅1m位の段差が在ってそれに逃れて水平移動して初めのピークを越えた。 (8:00)

界尾根はブルで突き削られ、更地となり冷たい風が右から吹き抜けていた。一部ダンプカー道を通って法面を上り、次にはゲレンデのような所を上っていった。振り返ると樋枝池や採石場、南から北へ全開した。界右は猛烈なシダヤブも左は赤松の幼木(5m未満)と柴が生えていた。一度は更地だったと思える状況だった。ほぼ上り切ると柴は消え、地肌が露出し赤松の疎林となった。 3・(8:17)

 
(3)直前上り切ってホッとした所(8:13)   採石場の岩質は堆積岩?(8:00)

(3) からは横ばいになったがシダ・柴・イバラのヤブでしばらくガマンが続く。やがてどうにも歩けないヤブとなった所で「神は見放さなかった」界左の雑木林が歩ける状況に変わってそこを進んでいると裸木の間から中継塔が見えた。間もなく身の丈を越すシダヤブで塞がってしまう。『どうする山猿・・・敢えなくリタイヤか・・・』とも思ったがまたもや「神は見放さなかった」今度は右尾根に光明を見て寄って行くと、何とか歩ける状況で進むことができた。

黄楊の木が目立ち始め、その枝が張り出し難儀したが間もなく尾根右が開け、そこへ逃れると南が全開した。 5・216m(8:28) ヤブからの開放されホッ、しばらく展望を楽しむ。南方尾根谷間奥に数本の中継塔が建つのは姫路市四郷町の仁寿山だろうか・・・その奥にぼんやり海が見えた。そのまま回り込んでいくと志方町の畑地区が見え始め山陽道の高架橋が横断していた。方向が東に寄り始めると中継塔が一層大きくなり再びシダヤブとなったが下りで助かった。


(5)から王神峯に建つ中継塔(8:29)頂の辺り管理道が見える

コルからの急登もシダ・柴・イバラのヤブが続いたが中ごろからシダが消えて上り切った。 管理道(8:48) 管理道終点に立つコンクリート柱に1800mと記されていたのは管理道の延距離だろうか・・・。高くて一寸危険な柵の外周を歩いて北の角から やまあそ レポの通りピークに向って上った。間もなく一部残った石垣の上に平地が在り、その上に広範囲の大きな岩頭が現れ、裾を右に巻いて上っていくと清く掃き清められた王神峯本社が建っていた(前殿一間半×一間 本宮70×80cm)。 6・王神峯(8:54) 

昭和46年3月11日に落成で寄付は畑・坂本・法花口・法花山一乗寺(華でなく花と記されていた)の地区の人々になっていた。お社の中には「牛頭天皇」と書かれた木板が神鏡の前に置かれていた(これ等の詳細は やまあそ のHPをご覧ください)お社は岩頭の上に建っていて北の角に最高点(岩場)が在りそこに立つと大展望、西から北にかけては明神山・七種山山塊・笠形山・夕陽ヶ山などなど、南は立ち木と中継塔で見えづらかった。

 
王神峯本社の全景:南より(8:56)    清く祀られているお社内

やまあそ が言う関西電力の物なのか地図に記されてない中継塔がこの後歩く界尾根方向にスタイル良く建っていた。 発(9:08) 落葉さえもきれいに掃かれスッキリした参道を下った。数メートル下り過ぎて引き返し慎重に境界への入り口を確認して下り始めた。 (9:17) 微かな踏み跡が在り『もしかしてずーと・・・』と思ったがそれは甘かった。直ぐに柴ヤブっぽくなりシダも出始めた。 7・(9:22) ここからシダ柴ヤブにイバラが一段厳しくなった。やがて界右はシダが消え、大きく視界が開き先週歩いた△法華山尾根も見え谷間に池が見えた。 8・(9:35) 


(8)から東の眺め(9:33)左上△法華山法華山から右への尾根が先週下った尾根

『やれやれ、シダから逃れられた』と思う間もなくまたもやシダ柴ヤブにイバラの海、深い所は胸位の高さ・・・どんなに深くても進むしかないと腹をくくって進んだ。やがて左が管理道の垂直の高い法面と並行する。上りに掛かるとシダ柴ヤブがおさまってホッ。上り切って次の上り取り付きでおにぎりを食べて腹こしらえをした。 9・(9:46 発9:52))  シダは控え目のまま上り切る。 10・206m(9:55) ここからは特にイバラ悩まされた。 11・(10:04)〜12・(10:10) とコブを通過、3町境界への上り急斜面山肌が視界に入ると中腹からシダが消えザレのように見えた。

その上りに取り付くにも楽では無かった。上り中頃で振り返ると、(10・11・12)のヤブ尾根の上に王神峯が頭を出していた。 13・3町境界(10:20) ここからは先週歩いた所なので気楽に歩けた。 14・(10:35) 大きく開ける左側、今日は善坊山から夕陽ヶ山の尾根がきれいに見え、この後界から外れて歩く東尾根北面に大きくは無いがスラブがあった。そして分岐尾根地点に着いた。 15・(10:45) 


(13)への上りで王神峯方面振り返る(10:12)    (14から15)への中間点から奥尾根右善坊山(10:38)

進行尾根はシダも無く『もしかして短時間で通過できるかも・・・』と思うも視界なく、木に登って眺めると、そう甘くは無さそうだった。界からほんの少し入るとシダ柴ヤブにイバラの海、しかも逃げ場は無く、横ばい尾根で悪戦苦闘、右に△法華山から下る南東尾根がさも歩き易そうに見えた。両足太腿の後の筋肉に違和感を覚える、この部位にきたのは初めてと思う。

上りに掛かると身の丈のウラジロシダ『山猿シダに埋もれて遭難か・・・』それは直ぐにおさまってホッ。 16・(11:02) シダは消え、ヒサカキ・ソヨゴが主体の林を進む。間もなく左が全開して眼下に坂本地区が在り延々視界に入る。しばらくトリプルヤブから開放されて尾根肩に着く。 17・(11:13) 再度トリプルヤブが待っていたがやや小振り。 (20) ピークだろうか尾根先端に大きな塊を見た後、直ぐに視界は塞がった。


(17)下りから(11:14)左最奥城山 右△法華口

下り切ると、薄暗く深い林で、コンパスと地図だけが頼りになる。 18・(11:20) 左スギ林右自然林の境をいく。イバラは消えたがシダは消えたり出たりの繰り返しで大きな岩盤尾根が出る。19・(11:24) ここで二度目のストレッチをする。現在地確認が曖昧になるも上りに掛かると下草も消えた。 20・(11:40) ここはシダ原の平地、『建物跡では』と期待していたがそれを確認する何物も無かった。

尾根筋無くコンパスで方向を確認して下るしかなかった。峠の山門に下れることを願って下ったが途中身の丈を越すウラジロシダに突入するも下りで大して苦にならず、それを突破すると以後は下草も消えた。『さて、山門に下れるか』だけを思いながら下っていると下方にその山門が見えてきてホッ。 21・(11:50) 山門に降りる一段上に大きな大師坐像が祀られ、その西に下写真のような石仏が祀られていた。 

     
大きさ:中=60×60cm             右写真:60×90cm     
左右=35×50cm       

一度山門前に立ったが石仏に戻ってそこから西への地図破線と思われる水平道を歩いて一乗寺の本堂の方へ歩いた。これは旧参道なのだろうか・・・道の先端(下)には「見子大神」と言う神社があった。その後、一乗寺を散策して自転車デポ地に戻った。 1・自転車デポ(12:22) 朝も気が付いていたが (23) 地点の山裾に祠が祀られていてここもきれいに掃き清められ、狭い境内ではあるが落ち葉一枚落ちてなかった。ここが王神峯本社への入り口なのだろうか・・・。

△法華口への上り返しは又しても成らず、ヤブ漕ぎ達人伝説はもろくも崩れ去り、『今日のところはこれ位にしといてやろう』と言うことで車へ向った。近くて遠い△法華口・・・。

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18
17

10・206m
13・3町境界
法華山・
243.1m
16
15
(11)
20
5・216m

19

6・王神峯

@

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