389 峰山高原〜△峰山〜砥峰高原

台風接近山行きどうする、こんな時には山道歩き。
今年のススキは如何かと峰山・砥峰歩道歩きへ。途中で横断防火帯を、
今日はこれを見届けたくて先ずは北へと上り行き、△峰山経由して砥峰高原ススキを見れば、
今年はどうも不作気味・・・。平家そば食べ引き返し、防火帯を下り切る。
谷を渡って歩道を歩けば、ポツリポツリと雨落ちて車に戻って土砂降りに。
峰山高原P〜遊歩道〜防火帯〜△峰山(1037.9m四等)〜遊歩道〜砥峰高原〜
展望台〜交流館〜引き返し〜東屋〜遊歩道〜防火帯南下〜遊歩道〜峰山高原P。
◎所在地 : 神河町峰山高原・砥峰高原
◎地形図 : 2万5千図 『長谷(はせ)』
◎山行日 : 2006. 9.17 (日) 曇り時々小雨〜土砂降り
@’95. 9.17(黒岩滝〜
暁晴山〜砥峰高原〜)bQ6
A’96.10.20(黒岩滝〜暁晴山〜砥峰高原〜夜鷹山〜太田池〜)bT1
B’05.10.15(峰山高原〜
砥峰高原雨中ハイク往復)bR56
C’06. 4. 1(
暁晴山/積雪あり)
◎山行条件 : 歩き/妻 Age=59
◎コースの見所 : @峰山高原の広々高原山相 A防火帯からの南面180度展望
B砥峰高原ススキ原と展望台からの北面180度展望
◎走行距離 : 往路 66.5km 往復 132.6km
播但道:神崎南往復 700円×2=1400円
自宅発(8:20)〜明姫ロード〜播但道〜神崎南L・P(9:08)〜R=8〜
1・峰山高原P(9:44 発10:05)〜2・(10:23)〜3・(10:35)〜4・(10:45)〜
5・防火帯(10:58 おやつ 発11:08)〜6・△峰山(11:16)〜7・(11:25)〜
8・砥峰高原(11:35)〜9・(11:59)〜10・交流館(12:15 おにぎり 発12:58)〜
11・尾根(13:13)〜12・(13:23)〜8・(13:30)〜7・(13:45)〜
5・防火帯(14:05)〜13・谷川(14:20)〜14・分岐(14:23)〜15・分岐・橋(14:30)〜
1・峰山高原P(14:45 発15:07)〜往路〜自宅(16:41)
台風13号で九州が大きな被害を受けているなかでの山行となった。こちらの天気も降水確率30%、こんな時には林道ハイクか山道歩きに限る。で、峰山高原から砥峰高原へススキを観に行くことにした。最近では、昨年の10月に雨中ハイクをして以来である。播但道からR=8を走る。上小田地区に入って、谷向こうで朝日を受けて黄金色に輝く高倉地区の棚田に目を奪われた。道は、ここからより傾斜とカーブがきつくなる。間もなく黒岩滝への案内板を見て上り続ける。
坂の辻峠まで残り僅かの所から「峰山高原/ホテル・リラクシア」へ向う。一般駐車場に車を入れたが先入車は無し。
1・峰山高原P(9:44) 見かけるススキは元気が無く、その数も面積も期待外れだった。周りの木々はまだ初秋さえ感じることが無い。何時雨が降り出してもおかしくない天気だったがここに来て見上げる空は青空が大きく広がって心も晴れやかになった。
発(10:05) ホテル・リラクシアの方からはしゃいだ子供の声がしてきてホテルの駐車場には20台位の車が止まっていた。

(1)駐車場から眺めるホテル・リラクシア
右のピーク△峰山と手前に防火帯(10:05)
ホテル前から砥峰高原まで7.0kmの標示あり、ハイキングが始まった。
暁晴山への分岐手前で2人の子供と散策していたご夫婦に声を掛けられた『ゆめさきの森公園で会った人と違いますか』訊くと私のヘルメット・服装姿に記憶が有ったとの事だった。その時の写真を私のHPに載せていることとハンドル名も知らせて別れた。
素晴らしい自然林を横へ横へと進み左が杉林に変わり、それが途切れる所。 2・(10:23) 以前はここにも防火帯が在ったと記憶するが定かでない。鞍部では決まって水が湧き出、少し深い谷では谷川になっていた。これまで気が付かなかった土塁を横切り、やがてミズゴケが群生する湿地帯を通過すると道の左(北)にカラマツ林が見られる。道の右には杉の古木が点在し、歩道が林道と最接近する所で進行方向が南を向く。 4・(10:45)

(4)先の緩い上り道で苔が凄くきれいだった(10:50)
間もなく道の南が極最近切り開かれてホテル・リラクシア方面が良く見えた。その後ジグザグと上って行き防火帯に出た。 5・防火帯(10:58) 立つと何時ものように見晴らしが良く暁晴山もよくみえた。防火帯の下の方でチエンソウの音がして2人の人影があり、木を切っているようだった。オレンジを食べながら『今日は帰りにこの防火帯を下って帰って見よう』と思いつき『じゃー行きは防火他の上部を見て△峰山を経由しょう』と決まった。
(5)防火帯を横断する道から
ホテル・リラクシア・グランド・キャンプ場・右ピーク暁晴山※暁晴山からの展望は県内で一級の
部に該当すると思う
妻は遊歩道を進み、私は防火帯を上った。 発(11:08) 防火帯を初めて見た時、『これ、何・・・』と不思議に思ったことを思い出しながら上り、最上部に立って振り返るとホテル・リラクシアは見えず暁晴山の頭が少し見えていた。北側には土塁が東西に走っていて土塁の向こう側(北)は杉林東西はアセビと根曲がり笹のヤブだった。笹は縦横に倒れ絡み合っていてこれを突破するには時間が掛かりそうなので、先行の妻の事もあり、土塁を越して杉林に逃れて△峰山を目指した。
△峰山は’05.10月に立っていたので目安は付いていたが地形が扁平で場所の特定が心配だった。土塁に沿って歩き『この辺では・・・』と思う所から笹ヤブに入り進んでいるとヤブが開けて△峰山に着いた。 6・△峰山(11:16) 遊歩道からの距離は10m位の所に立っていて周りの笹は刈り払われている。歩道に出ると全開マーキングの布3本は残っていた。妻の後を追う、舗装林道に出る所で続きの土塁を横断した。妻になかなか追い付けなかったが舗装林道の中ほどで追い付き再び地道に入る。 7・(11:25)

△峰山へ向う時の土塁に生えるコケ(11:13) △峰山:南から(11:16)
地道に入って間もなく右へピンカーブするが今日はそこから土塁の上を歩いて直に下った(近道なれど倒木でお勧め出来ない)。鞍部で歩道に合流、薄暗い杉林の横ばい道を進んで砥峰高原の上部に出た。 8・砥峰高原(11:35) 一面ススキ原と思っていたが意外やススキは余り目にはいらなかった。今年は砥峰高原も不作のように思われた。
(8)地点先の尾根からの眺め(11:38)
左奥千町ヶ峰・手前△砥峰・交流館・右段ヶ峰
展望台経由で大外回りで交流館を目指し、時々ハイカーと挨拶を交わしながら下った。 9・(11:59) ここから妻は散策道を歩き、私は尾根道を歩いて、ススキ観の人も疎らな交流館に着いた。10・交流館(12:15) 前回には見なかった「交流庵」で「平家そば」を注文して、手持ちのおにぎりと合わせて食べた(そばは当庵で手打ちされていた)。ハイカーやススキ観の人達と会話したりして発った。 発(12:58)
’05.10月と同じく東屋経由で尾根に乗る。 11・尾根(13:13) 尾根裏に回り込んで尾根に復帰し (8) を目指す。尾根は土塁になっていて散策道は尾根(土塁)の北側に付いているが私は土塁の南側を歩いた。 12・(13:23) 段ヶ峰に平石山や高星山が見える。 8・(13:30) 帰りは土塁を通らず歩道を歩いて舗装林道に出た。 7・(13:45) 前回も言ったと思うがこの林道歩きを何とか出来ないものか・・・。
防火帯に戻ると、朝聞いたチエンソウの音もなく静けさが戻っていた。 5・防火帯(14:05) 休むことなく計画通り防火帯を下り始めた。きっと在るはずの遊歩道(散策道)を信じて・・・。これだけの環境を維持するには如何ほどの費用が掛かるだろうと思いながら下った。

道から下り始め(14:06) 更に下った所(14:09)

傾斜がきつくなった所で振り返る(14:14) 傾斜がきつくなった所の下り(14:15)

(13)谷川直前から振り返る(14:16) 色を塗られた様なバッタを見た
往路で聞いたチエンソウの音は防火帯の保守の為に、そこへ張り出した枝や木を伐採する作業の音だった(かなり太い木も切り倒されていた)。下り始めこそ石が露出していたが以後はそれが無くなり芝生状になる。後半は傾斜がきつくなって、谷から大きな水音がしてきてジグザグと下った。また、何処を歩いても踏みつけるほど沢山のコウロギが跳ねまわった。
そして下り切ると角の丸い露岩(上写真)が谷に沿って帯状に溜まっていた。そこから谷川に滑り込んで谷を渡った。 13・谷川(14:20) 作業者の足跡を辿って対岸の防火帯に上がると防火帯はここで終わった。道を探すと下流方向に在った。自然林の中を下っていくと歩道に合流した。’95.9.17 ’96.10.20 に黒岩滝から上った時の道が在るはずと思っていたその道に出た。 14・分岐(14:23) 上り破線谷はより水量の多い谷川が在り、その右手を上った。
薄暗い自然林歩道には所々ぬかるみが在り次の分岐に着く。 15・分岐・橋(14:30) 左に紅白?のビニテープが張られていた、何かと思うと通行止めのテープだった。道から左の谷へ下った所の橋は、鉄のフレームに木の板が張られていたがその板が一部腐敗しての対策だった。通行止めになっていたがその橋に記憶が有り、注意して渡った。少し上ると右手に先の谷川が現れ、そこは取水ダムが造られ、そこからは舗装路になった。
左に細流を見ながら上っていると雨が降り始め、急ぎ足で車へ向うも次第に降りが大きくなった。ホテルの下から体育館の横を通過して車に戻った。 1・峰山高原P(14:45) 着替えも終わる頃、小さいながら雷鳴を伴った豪雨になった。車窓から見る砥峰高原方面は暗雲に包まれて全く見えなかった。帰路、防火帯の手前で出会った70歳位のご夫婦はあの時間帯から砥峰高原へ行くと言われていたがその後が気になった。 発(15:07) 時々霧に巻かれながら寺前へ下り、播但道に乗った
。
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