768m
   ↓

2・絵地図

9・笠n丸883m
10

ポイントbヘ地図を一度削除した関係で
不明確とポイントが抜けている

12・笠形寺
06-385  笠形山(仙人滝コース) 


ヤブとヒルにシリゴミ発生(妻強・私弱)。暑い暑い日々なれど、それでも山へ行きたくて、

道が在る山あちこち有れど先週登った笠形山は、後1回で10回目。

ならばと決めた笠形山へは、2度目に上った仙人滝から・・・。




寺家地区〜仙人滝〜ほうらい岩〜鹿ヶ原〜笠の丸〜笠形神 社〜休み堂〜寺家地区。



◎所在地 : 神崎郡市川町寺家(じけ)地区北山域
         (歩いた山域=仙人滝コース⇒神社コース)

◎地形図 : 2万5千図   『粟鹿町(あわがまち)』

◎山行日 : 2006. 8.12 (土) 曇り〜雨(雷鳴轟く)
    
’94.9.18 ’98.12.5 ’06.8. 5
’96.4.20 ’00.12.2 10 ’06.8.12
’98.2.7 ’03.6.8 11
’98.8.22 ’03.10.26 12

◎山行条件 : 歩き/妻      Age=59

◎コースの見所 : @林道から仙人滝への岩場と仙人滝  

        Aほうらい岩前後の自然林とほうらい岩 B笠の丸からの東展望

        C笠形神社 D笠形寺とコウヤマキ(県指定天然記念物)

◎走行距離 : 往路 48.4km  往復 97.8km

                      播但道:市川南L・P復路 500円



自宅発(8:17)〜加古川BP〜渋滞で降りる〜R=43〜加西市〜福崎町〜R〜312〜

R=34〜1・瀬加B・S(9:49 発10:07)〜仙人滝コース〜2・絵看板(10:20)〜

3・林道分岐(10:41)〜4・仙人滝登山口(11:01)〜5・仙人滝(11:13 おやつ 

発11:27)〜神社分岐(11:32)〜6・ほうらい岩(11:58 おやつ 発12:15)〜

7・尾根(12:18)〜東屋(12:19)〜ゲート(12:30)〜ベンチ(12:35)〜

8・町境界(12:39)〜9・笠の丸(12:53 おにぎり 発13:34)〜

岡部川水源(13:38)〜10・仙人滝分岐(10:48)〜11・笠形神社(13:57 発14:00)〜

車回し・鎖ゲート(13:09)〜12・笠形寺(14:18)〜13・大鳥居(14:26)〜

1・瀬加B・S(14:37)〜妻合流(14:41 発14:47)〜風呂(14:53 発16:12)〜

播但市川南L・P〜明姫ロード〜自宅(17:11)



今日も予習復習無しで自宅を出て、加古川B・Pを走っていると車が渋滞してきて播但道をあきらめて下道で行くことにした。『R=34を走るのはいつ以来か・・・』船坂トンネルができて、周辺が整備されて大きく変わっている。そんなこともあって、初めはR=34沿いの広場に止めるつもりだったが炎天下、思案しながら記憶有るB・Sの方を覗くと日陰になっていてそこに移動した(’96.4.20に車を置かせてもらった所)。1・瀬加B・S(9:49 発10:07)直ぐ下には清流が流れている。支度を済ませ、先行の妻の後を追って仙人滝コースの案内に従って上っていった。

集落を抜け、上方を見上げると笠の丸の南面植林と目を左に大きく展望じると大きな岩が見え、『あれがほうらい岩か』と思う。山の入り口、道が分岐する所に絵看板が立っていて、、仙人滝・神社コース等が記されていた。仙人滝まで約1.2km30分 鹿が原まで約3.7km100分 笠の丸展望台まで約5km120分 笠形山頂上まで約6km140分となっていた。 2・絵看板(10:20)

(2)へ向っての上り (10:14)
右から2番目が笠の丸笠形山は笠の丸に隠れて見えない

絵看板には前回発見したと言う「あまのじゃく」の地点には「天の邪鬼の挽き岩」として記され、現在「天の邪鬼の挽き岩」とされている所は「天狗岩」と記されていた(’96.4.20看板有り)。そこにはワンボックス車が1台止まっていて『ハイカーか・・』と思う。金網の鹿ゲートを通過して太いスギ林に付いた林道を上って行った。林道の土は川と化した雨水に流されて石だけが残りガラ道になっていた。その程度は上るにつれて大きくなった。

今日も現在地が曖昧になってしまう中、 3・林道分岐(10:41) 道標が無ければ迷う所も難なく通過できた。右の支尾根に明るい踏み跡を見た。この後からは道と言えない位のガラガラ道になっていった。歩きに慣れないハイカーで、このコースが初めての場合だと『引き返しも考えられる』と思いながら上った。伏流水が出る所があり今日もその水を飲んだ。アスファルトの残がいが見られるようになり絵看板が立つ谷に着いた(4)地点手前カーブ(10:56)。鹿が原まで約1.5km70分 笠の丸展望台まで約2.8km90分 笠形山頂上まで約3.8km110分となっていた。

(4)地点手前カーブ(10:56)の絵看板
@現在地 A仙人滝 Bほうらい岩 C鹿ヶ原 D笠の丸展望台 E笠形山 F天狗岩 Gあまのじゃくのひき岩  
H笠形神社が記してある

 上看板近くのガラガラ林道(10:52)

滝への道標は林道の更に上を指していた。しかし、古くはここから左の谷筋に道が在って滝へ向ったと思われる、そうすると林道の荒れが無ければ滝までの所要時間が合うことになる。妻は先行して上る、私は腹がへったのでパンをかじりながら後を追った。看板からはアスファルトが多く残り、先のピンカーブを曲がると直ぐに滝への登山口が在った。 4・仙人滝登山口(11:01) 林道の法面に付いた急斜面の丸太階段を上り切ると、平地で太い杉林となる(この度分かったが、笠形寺下方の大鳥居の所の絵看板のコース案内によると、ここが僧屋敷と言われている所の様に思う)。

ここから左の谷に沿って山肌を斜めに上っていく。間もなくスギ林から自然林になって岩盤山肌(崖)を横断する形で上っていく。衝撃が有れば崩れそうな大岩(浮き岩状)も見受ける。水音が大きくなって滝に着いた。 5・仙人滝(11:13) 過日の雨のためか珍しく水量が多く、落差35mの飛沫が舞っていて、やっと涼しさを感じた。頭から水を被り、おやつを食べながら休んだ。しかし前方に「マムシに注意」の看板、気を緩める訳にはいかなかった。そんな中、岸壁に紫の可愛い花を発見!!名前は「イワタバコ」? 

 
(5)仙人滝(11:16)岩の中辺りにイワタバコが生えている  「イワタバコ」かと思う花
ストロボ発光で色が飛んだ


「享保十二年に姫路城主榊原式部大輔が雨乞い祈願のために領内千人の百姓を参拝させたことから千人滝、また古来より仙人(天狗)が住むと伝えられていることから仙人滝と呼ばれるようになり、滝の長さは35mで滝見台からの眺めは荘厳である。」
との看板も立っていた。前回はトイレが在ったが跡形も無く、谷筋に在ったと思う道を探すと微かな踏み跡が谷を下っていた。 発(11:27) 直ぐに滝見台への案内が有ったが寄るだけの元気が無く通過、西の尾根へ向って上る。道は遊歩道のように明るくなっていた。

間もなく横ばい道に合流。右へは笠形神社、左がほうらい岩。分岐点に道標が立つ。 (11:32) 何時だったか雨中ハイクで笠形神社まで上ったが暴風雨になり、神社から仙人滝の頭を通過して滝から下った事も有る。 道から上は桧林下は自然林、その界を左(西)へ進む。尾根を回り込むと激斜面の岩盤谷筋で源頭となり、水が湧いていた。尾根を越えて次の谷筋も源頭、次の小尾根で一度高度を上げて、短かい横ばいで大きな尾根に乗って直登に入る。周りは自然林になっていた。

尾根は露岩帯の急上りでかなり堪えた。『こんな上りあったかな〜』と思いながら上っていると左樹間からほうらい岩だろうか大きな岩場がチラリちらり見えた。やがて横ばいになって急斜面を横断していると大岩が現れて(道と同等の高さ)足元から深い谷にに落ち込み、視線を上げていくと寺家集落と遥か彼方の山並みも展望できた。その後、数歩の距離でほうらい岩分岐に着いた。 6・ほうらい岩(11:58) 

ほうらい岩までは僅かの距離、妻を誘ったが『ここに居る』オレンジ半分を持って一人で下っていった。岩場をすり抜けてほうらい岩に着いた。巨大な岩(岩場)の上が3畳余りで扁平になっていて展望休憩には絶好の場所。長居はせず引き返した。前回近くに尖がり岩(高さは短辺で3m位)が在ったはずと探していると、谷寄りに在った。今日も頭に立とうと岩の麓に着くと『何処から上ったのか・・・しかもMTBを連れて・・・と思う』岩は成長していないので我が衰えたのだろう・・・。恐々頭に立ったがほうらい岩は見えなかった。

 
現在の「ほうらい岩」 (12:05)  右写真:’96.4.20 尖がり岩の上に立つ
今より相当元気だった頃、現在は周りの木が成長し葉も繁っていたので岩は余り目立たなかった


分岐に戻って更におやつを食べて発った。 発(12:15) ほうらい岩の地点が曖昧で、尾根までどれ位の所に居るのか分からないまま露岩雑木尾根を上り、尾根に着いた。現在の地形図の破線は768mへ向って上っているが着いた所の地形、周りの山容からしてどう考えても768mの少し南に上がっていると思われる。 7・尾根(12:18) 横ばい尾根で718mへも歩けそうだったが深入りはせず(その元気が無かった)左(北)に大きな支尾根を見て現在地をほぼ確定し笠形山へ向った。

道は、96年には今ほど明るくなかったと記憶する。緩く上り切ると東屋(1.5m×1.5m)が建っていたが薄暗い雑木林の中で展望も無く長年使われている気配が無かった。 768m(12:19) ほぼ横ばいで幅広尾根、左は太い赤松が生え右は太いアセビが主体の林、コブを越えて次のコルには左(西)から道が上がってきていた。中上りを終えると鹿網を抜ける木製ゲートの柱だけ(網は無し)が残り扉は落下していた。

緩く上っていると笹原になって明るい視界が得られた。太い赤松の根元に木製のベンチが有った。笹原を刈って付けられた道は氷の山の三の丸ミニばんを感じる。次第に左へ回り込んで町境界(現地4回目)に乗った。 8・町境界(12:39) 左桧林、右笹にアセビ・ウツギ等の植生、緩い上りから中上りになると桧から自然林に変わって笠の丸に着いた。 9・笠の丸(12:53) ここでおにぎりタイムに入る。 

 
町境界手前のベンチ所:南から(12:35)   (9)笠の丸:南から(12:53)

双眼鏡で笠形山を見たがハイカーは居なかった。前回歩いた西への尾根の中間点ピークが頭を出していた。着衣は上下共に汗でベトベト、それでも風が通って少しは涼しさを感じつつおにぎりを食べた。いつか歩きたいと思っている、少し北から舟坂峠につながる町境界尾根の地形を念入りに見る。前回も気になっていた舟坂峠から市川町と加西市の境界に沿って延々付いた林道の終点は釜坂峠につながっているのか、つなげようとしているのか・・・。

そんな時、笠形山の北方から雷鳴が聞こえてきた。暗雲立ち込め風も出てきた。雷鳴は東に移動して間もなく妙見山の奥に稲妻が走り時折地面にアースしていた。くわばらくわばら、笠形山登頂は諦めて神社コースで下山にかかった。 発(13:34) 加工丸太の階段を急下り、やがて左が桧林になり緩くなった所で「岡部川水源」の道標を見る。距離は不明だったが『妻の遅れを待つ間に・・・』と道から右へ入ると直ぐに水源に着いた。 (13:38) 小さく崩れた山肌からポタポタと滴が落ちていた。滴が集まり仙人滝へ注ぎ込み岡部川と成すのだろう。

桧林を下る。雷鳴は止まる事無く稲妻が走り、跡を追って第二陣がやってきていた。頭上の木に雨が当っている音がしてきた。『車の窓を広い目に開けていたので車内雨が入る』で、『先に下りる』と言ったものの妻に事が有れば引き返すことになるので、余り間隔を空けずに下った。二段目の急下りに入って間もなく前方が幼木帯になって大きく開ける。雨は小降りのまま再び植林帯に入って仙人滝分岐に着いた。 10・(10:48) ベンチが在る小尾根の付け根を通過、東の谷筋を渡って薄暗いスギ林を神社へ下って行く。神社に着くと一昨年の台風被害か太い杉が沢山倒れていた。 11・笠形神社(13:57) 

  
(11)笠形神社:西から(13:57)  岡部川水源

雨は少し大きくなる中で妻を待つ。ここからは林道が付いているので先に下る事にした。 発(14:00) 早足で下る、やがて東屋が建つ鎖ゲートに着く。舗装?林道が上がってきていた。休み堂を通過してからは、点々と出る町石仏を見ながら旧参道を歩いてお寺 12・(14:18) から大鳥居に着いた。 13・大鳥居(14:26) この頃には雨が上がっていた。車の中に雨が入った形跡は無く、妻を迎えに折り返すと丁度大鳥居の所に下ってきていた。せせらぎの湯へ直行、汗と疲れを荒い流して帰路に就いた。

※’96.4.20笠形山では5人のハイカーに出会って姫路から来たと言う人は奈良県の人と姫路駅で待ち合わせて上られていた。

この時、左頂上の写真では「天の邪鬼の挽き岩」は現在地を指し、「天狗岩」は私が前回見た「あまのじゃく・・・」の方向を指していた。今日見た3枚の絵看板は先に記述の通りでどれが真実なのか・・・。
 

’96.4.20
ほうらい岩から上った尾根から北の眺めこれが鹿ヶ原だったのか今ではこのようなススキ原は
見られない


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5・仙人滝

@

11・笠形神社
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