383   天下台山〜馬場坂〜御坊尾根〜遠見山(途中リタイヤ)


山猿ついに力尽きる!!山猿ついにダウンする。

2・0・9から野見山目指し入った尾根はシダ柴ヤブ、追加の難敵サルトリイバラ。

たまらず逃げた北谷筋に待っていたのはシダ地獄、

何とか抜けたその次は、竹と葛のジャングルで山猿ついに力尽く。



ささゆり苑〜弘法大師お堂〜水戸長命水〜東屋〜西尾根〜天下台山(321.4m二等)〜

岩屋谷コース〜東尾根・地蔵コース〜地蔵コース〜馬場坂〜野瀬奥山コース〜御坊尾根〜

273m〜209m御坊尾根から外れる〜遠見山目指すも激ヤブでリタイヤ〜大谷町。



◎所在地 : 相生市大谷町・川原町の東「天下台山」とその南尾根

◎地形図 : 2万5千図   『相生(あいおい)』  『網干(あぼし)』

◎山行日 : 2006. 7.22 (土)  曇り     @?  A’05. 7.31 (土)

◎山行条件 : 歩き/妻      Age=59

◎コースの見所 : @天下台山から360度展望 

◎走行距離 : 往路 62.1km  往復 110.0km



自宅発(7:54)〜姫路BP終点〜R=2〜揖保川町正条交左折〜

R=441(中島揖保川線)〜R=442(岩見揖保川線)〜御津町R=250右折〜

相生市大谷町相生保育所1・自デポ(9:15)〜2・ささゆり苑(9:37 発9:50)〜

3・登山口(10:17)〜4・東屋(10:32)〜弘法大師お堂(10:40)〜5・(10:45)〜

6・東屋(11:00 おやつ 発11:10)〜7・天下台山(11:23 発11:53)〜

8・分岐(12:06)〜東尾根・野瀬奥山コース〜9・分岐(12:08)〜東尾根〜引き返し〜

9・分岐(12:12)〜地蔵コース〜10・馬場坂(12:18)〜11・(12:27)〜

12・分岐(12:32)〜御坊尾根〜13・分岐(12:38 おにぎり 発13:08)〜

14・273m分岐(13:14)〜15・(13:26)〜16・(13:32)〜17・(13:37)〜

18・209m(13:45 迷走・おやつ 発14:09)〜19・(14:20)〜20・(14:50)〜

畑に出る(15:04)〜砂防ダム(15:08)〜21・遠見山トンネル西口(15:14)〜

1・自転車(15:30)〜自転車で走る〜2・(15:49)〜風呂(16:04 発17:38)〜

R=64〜R=2〜姫路BP〜自宅(18:43)



読売新聞の「ファミリーニュース」で紹介された相生市の「野見山」へ出かけた。これは妻のリクエストで地図を見ると野見山だけでは「アッという間に終わってしまう」と言うことで追加を考えた。で、できあがったコースは天下台山から野見山を目指すことにして発った。姫路から海岸線のR=250を走ることも考えたがR=2で向かった。BPを降りて走っていると正条交差点で「御津」との標識が目に入って急遽、御津に向かった。初めて走る道だったが順調に走れて金剛山地区だったか「トウモロコシ祭り?」が開催されていた(バルーンが揚がっていた)。その先で「ヤッホーの森」の看板が立っていて「ここが井上さんが言っていた所か・・・」と思いながらやり過ごした。

R=250に乗ってからは走りなれていたので気楽に走った。野見山の下辺りになって自転車のデポ地を探しながら走っていると山裾に「市指定天然記念物・ヤブツバキ(市五郎椿)」との案内が立っていて上は龍山公園になっていた。そこで、野見山からここに下る事にした。自転車はその先に在る「相生保育所」にデポした。 1・自デポ(9:15) 登山口の「ささゆり苑」に向かった。近道も在ったが十数年前に初めて天下台に上った那波野地区からと思い向かっていると商店街に入ってしまい道をたずねてささゆり苑に着いた。 2・ささゆり苑(9:37) 

暑い中支度をすませ、薄い記憶にそってささゆり苑へ向かった。 発(9:50) 墓地の所から上り始めたが違っていそうなので引き返し、ささゆり苑で道をたずねると『引き返して広い道に出て・・・』だった。「初めての時はささゆり苑から上ったはず」と思いながら引き返して登山口に着いた。 3・登山口(10:17) 後日よくよく想い出して見るとやはりささゆり苑から上って市営東部墓園を経て登山口に着いたと思う。出会う人は下山者ばかりだった。

ほとんど記憶に残っていない遊歩道を上って行く、谷川は雨後のせいか水量多く音を立てて流れていた。やがて谷が分かれて右の谷へ入る。疑木の数え切れない階段が始まる。傾斜がきつくなってピンカーブの所に東屋が建っていた。振り返ると視界が開け、相生市内と宮山一帯が見えた。階段は途切れる事無く続き、道の左に弘法大師を祀るお堂が建っていた。 弘法大師お堂(10:40) お堂の後方の岩盤を3m余り掘り込んで大師像が祀られていた。

 
弘法大師お堂(10:36)           (5)分岐右へが東屋 (10:42) 

お堂を発って間もなく道筋の何処からかコットン、コットンと軽やかな音が聞こえてきた。その音は直ぐ上で谷の右に作られたシシオドシからだった。そこは水飲み場と水戸長命水が祀られている所でも在った。 5・(10:42) コップ一杯の水を頂いて発った(水戸大神には寄らず)。 (10:45) 遊歩道の分岐。天下台まで800mの案内と仮設トイレがあった。初めての時はここから直登して、下りに東屋に寄ったが今日は東屋に向かった。ほぼ横ばいの後緩く下ったコルに、右下谷筋に踏み後が在った。これは初めの東屋下で右の谷に見た踏み跡とつながっているように思う。

右上方に東屋を見ながら上る、蒸し暑さが堪える。にも関わらずウグイスは絶好調のさえずり。上り切ったコルは東屋への分岐でここにも仮設トイレが在った。右に折れて着いたピーク。 6・東屋(11:00) 南から風が吹いてホッ。おやつを食べながら展望。的場山から大倉山。早くから見えていた宝台山、今日最終ピーク野見山や相生湾を眺めて休んだ。 発(11:10) 分岐からは横ばいで東の尾根に乗って天下台山に着いた。 7・天下台山(11:23) 

天下台山 北から (11:25)
コンクリート製の「正一位水戸大神」の標柱・コンクリート製の台に銅板に展開山名
等が刻まれている人物は妻と上ってきた男性
 
野見山へのヤブっぽい尾根を確認していると65歳男(自称)が上ってこられた。奥さんが美空ひばりの大フアンで、関東の方までも自家用車で走ると言っておられた。そんな話をして長居してしまった。 発(11:53) 岩屋谷コースへ先行して下る、妻が下りてこなく待ちながら分岐に着く。 8・分岐(12:06) 「東尾根・野瀬奥山方面」「地蔵さん」の道標が立っていた。この分岐は前回(’05.7)確認していたので直ぐに分かったが歩くのは初めて。少し下ると分岐 9・分岐(12:08) 「東尾根「「地蔵さん」となっていた。

地蔵さんへは南の谷から大谷地区へ下っていて、東尾根へが野見山へつながっていると思いそれを横ばいに進んでいると鉄塔に着いた。ここから歩くはずの尾根に乗るかと思っていたが踏み跡はそのまま東へ延びていて引き返えした。 9・分岐(12:12)地蔵さんの方へ下りコルに着くと馬場坂と言う峠だった。 10・馬場坂(12:18) 西の谷へが「水子地蔵」東へは「馬場坂東」の道標が立っていた。馬場坂東へは掘り切りで幅1m強の道の両側は高さ1〜2m弱の石垣が積まれていた。

峠からの上りも明るい道が付いていて難なく上れた。 11・(12:27) 緩いピークを越えて妻を待ちながら下る。コルでおにぎりタイムと思ったが視界も風も無く取り止めて先へ進んだ。3本線の鉄条網に沿って、何処から南尾根に乗ろうかと思いながら上っていると「水子地蔵へ」「御坊尾根」の道標と共に明るい踏み跡が在った(そのまま直登は野瀬奥山・御津山脈)。 12・分岐(12:32)

進む方向の尾根には鉄塔が2本建っていて道は巡視路だった『御坊尾根とやらは何処まで続いているのか・・・』『もしかすると野見山の方まで・・・』と思いながら辿った。そして2本目の鉄塔先の分岐でおにぎりタイムに入った。 13・分岐(12:38) 西の急斜面に下る道は「馬場坂西」の道標で谷の向こう側に建つ鉄塔へとつながっていた。天下台山方面を眺めながらおにぎりを食べた。発(13:08)

 
(12)先から273mの東面の岩盤山肌(12:31) (12)の道標

(14)の道標 (13:10)
亀ノ尾川(尾根ルート) 御坊尾根へ

緩く上って横ばいになって間もなく分岐(上写真)。 14・273m分岐(13:14) 最高点だったかどうかは不明、亀ノ尾川(尾根ルート)は塞がり始めていた。御坊尾根コースへ入る。近年切り開かれたような道だった。直ぐ先で前方視界が開けて野見山と龍山公園までの尾根が視程に入った。直ぐに視界が塞がって高低差すくない道を行く、コース確認に相当苦労するだろうと案じていた地形だったが道が在って助かった。

余り類を見ないヒサカキの群落帯を行く。 15・(13:26) 左へ亀ノ尾川の道標あり 16・(13:32) 右の谷へ踏み跡が在り、コブを越えて下ったコルには土塁と思う形跡が在った。 17・(13:37)上り始めると道がY字になって迷ったがやや明るい右の道を上る。道以外はきついヤブだった。尾根からやや右に 外れて進んでいると四つ角になった。 18・209m(13:45) 展望も道標も無し。北へ下る道が一番明るく、次に尾根(南)に向かっての道だった。思案した後、私一人で尾根に向かっての道を上ると尾根を越えてやや下った所で切れ落ちた岩盤の上に出た。 (13:46) 

西が全開で足元下に相生中学と大きな施設(不明)が建っていた。歩いてきた尾根も見えたがポイントは良く分からなかった。尾根には道が無いことを確認し、元に戻った。その地点は尾根から北に10m位下がっていたと思う。北へは方向が違うので一番ヤブっぽいが野見山への尾根に向かう西の道に入って見たが尾根に出るまでに塞がって引き返す。『北への下り道が回り込んで野見山尾根に・・・』と期待をして下って見たが向きが一向に変わらず三度元に戻った。 (14:05) 

疲れて座り込んでおやつを食べて休んだ。 『こうなったら尾根(西)への道に入って切り開きながら野見山へ向かおう』と決断して発った。 (14:09) 確かに道の跡は残っていたがそれにも細木が生え、尾根に近づく頃から視界も無いままシダ柴ヤブになっていき切り開いて進んでいたが次にはサルトリイバラが出てどうにも進めなくなった。 19・(14:20) 

少し歩けそうな北に逃げて谷筋を下ることにして進み、初めの支谷に入いると今度は身の丈を越すウラジロシダの地獄に突入。シダの胞子かとも思う物が喉に引っ掛かって悪戦苦闘、支谷の下りはあきらめて横移動でなんとか本谷に辿り着いた(時間不明)。谷筋には細流が出て、道の跡らしきものが在りなんとか下れた。しかし、それも女竹と柴で次第に塞がり始めた。

谷には石垣の砂防ダムか池だったのか判らないが小さな溜り場が次々と現れた。やがて溝やら平地が出るも谷筋は完全に塞がって切り開きも出来なく北の山肌に逃げる。朽ちた物置が在りヤブから脱出出来るかと思いきやそれからが一層きつくなった。前方の視界が開けて数十メートル下に畑が見えてホッ。しかし、その地点からは女竹に葛が覆い被さり一歩たりとも地面を歩く(進む)ことが出来ない。 

(20)14:55
写真前方の木まで行けば畑が在るも10m位が女竹に葛で大変な状況

飲み物食べ物は有ったがここまでの切り開きに体力の消耗が大きくへたり込んでは進むも逃げる所も無く、葛の上に飛び込み、寝転がり妻が何とか歩けるように道筋を付けて進みやっとの思いで畑に着いた。私はザックに意識的に負荷を掛けて背負っている事もあるが目も落ち込むほどに久し振りにへとへとになってしまった。畑は現役で道が在るこことが分かりホッ。

そんな時、下から60歳過ぎと思う人が畑に上がって来られた。畑を見て『やられた!!』何かと思うと、お盆のお花にと思い作っている菊の花を猪か鹿に一畝(5m位)食い荒らされていた。天下台からこの谷に下ってきた苦労話をするとえらく労ってくださった。そしてこの谷には『池が在った』『道が付いていて馬場地区へも行けた』北のピークの御坊山を地元では『(ごんぼやま)と言う』等を話された。

この後下る道のことを教えてもらいお礼を言って別れた。畑から谷に下って谷の北面を下った。間もなく地図にも記されているデッカイ砂防ダムを通過。 砂防ダム(15:08) 間もなく御坊山からだろうか明るい道が降りてきていた。やがて前方が明るく開け舗装路に出た。 21・野見山トンネル西口(15:14) 正面に大きく野見山が座していた。その北麓の集落に自転車をデポした保育所が在りヤブからの開放感に浸りながら歩いた.。


(21)舗装路に出た所から自転車デポ地(右下がり尾根裾)を眺める(15:13)

自転車に戻って、車には野見山トンネルからの道に乗って登山口を通過して戻った。妻は直接白龍城へ行くように言っていたのでそこを目指して行くと妻は丁度着いたところだった。風呂に入り食事をして帰路はR=2に出て帰った。

※山友の井上さんに、天下台山の周辺の詳しい登山コースの地図や情報を頂いていたがそれによる予習をいっさいしないで歩いた。もし予習をしていれば御坊尾根コースも載っていたので又違った歩きになっていたと思う。
 


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青線が計画コース

野見山

15

※ポイントbヘ地図を一度削除した関係で
 不明確とポイントが抜けている

@

6・東屋→
7・321.3m
10・馬場坂
14・273m
18・
209m
20
21
12