23・414m
21
17・595m
13
12
11

@

7・入炭山・
  816.9m

※ポイントbヘ地図を一度削除した関係で
 不明確とポイントが抜けている

29・大嶽・452.9m
31
26・425m
28
30
377 入炭山〜大河〜大嶽大河内町物語その7・裏コース


この山塊の背骨を走る町境界、北半分は歩いたけれど残る半分いつ歩く。

二分割では短く思い、一気に歩くは長すぎる。

だがしかし、ここは一番体力試し、思い切って完縦決断。

急登終えて界を西進、反射板の東面に有るわあるわ一面ワラビ。

東西展望縦走開始、反射板から紅白鉄塔、6・0・2で南面開け、

見下ろし眺める界尾根先の大嶽辺りは遥か彼方。

長き距離より△大河先の複雑地形に不安が過ぎる。

開きに誘われ境界外しエッチラ、こっちら引き返す。

最終的には完縦果たすも最後の下りは笹ヤブ地獄。




神河町 大山地区(大山小学校南破線上る)〜栗地区との境界〜境界西進〜

反射板@〜入炭山/入畑山(反射板A816.2m二等)〜境界南進〜802m〜

595m〜大河(597.8m四等)〜林道〜414m〜425m〜アンテナ〜

大嶽(452.1m三等)〜町境界〜R=80



◎所在地 : 神河町栗・大河・鍛冶地区と大山・杉・吉富・柏尾の境界尾根
         (旧大河内町と神崎町の境界)  

◎地形図 : 2万5千図   『寺前(てらまえ)』『粟賀町(あわがまち)』『生野(いくの)』

◎山行日 : 2006. 5. 5 (金)  曇り      

◎山行条件 : 歩き/単独      Age=59

◎コースの見所 : @(6)東西展望(ワラビ畑あり) A入炭山と(8)西面展望 

             B(9〜10)西から南大展望 C(11)立岩上から展望

             D大嶽の城跡と南面大俯瞰

◎走行距離 : 往路 @51.6km  A58.1   往復 111.3km

                      播但道:神崎南往復  750円×2=1,500円



自宅発(6:00)〜加古川・姫路B/P〜播但道〜神崎南LP(7:00)〜R=80〜

1・自転車デポ(7:10)〜引き返し〜R=312〜2・(7:23 発7:46)〜3・幹線林道(8:15)

〜4・(8:54)〜5・町境界(9:00)〜6・反射板(9:11 ワラビ採り 発9:25)〜

7・入炭山(9:34)〜8・鉄塔(9:45 発9:50)〜9・802m(10:00 発10:06)〜

10・(10:09)〜11・(10:20 おやつ・立ち岩 発10:40)〜12・(10:47)〜

13・(10:56)〜引き返し〜12・(11:16)〜14・(11:23)〜15・(11:35)〜

16・(11:44 おにぎり 発11:57)〜17・595m(12:08)〜18・(12:16)〜

19・大河(12:20 発12:32)〜20・下り始め(12:45)〜21・林道(13:00)〜

22・(13:20)〜23・414m(13:26 おやつ 発13:30)〜24・(13:34)〜

25・(13:50)〜26・425m(14:05)〜27・(14:20 発14:24)〜

28・林道(14:35)〜29・大嶽(14:43 ワラビ 発15:20)〜30・(15:29)〜

31・R=80(15:55)〜1・(16:16)〜MTBで走る〜2・車(16:45 発16:55)〜

1・(17:05 発17:15)〜往路〜自宅(18:30)



R=312を走りながら「この尾根を歩ける時はいつかなぁー」と思い眺め続けていた。マップ計で距離を測ると 9.0km あり、歩きたいと思いながらも二の足も踏んでいた。日暮れが遅く、大して気温が上がらないこの時期を逃がしては又遠のくし、久々の長距離も単独ならなんとかなると考えて決断した。歩く山塊尾根を播但道の神崎南L/P手前から眺めると「大河」辺りだろうか複雑にうねっていた。

R=80に乗って「大嶽」から境界が下りてくる辺りに自転車のデポ地を探すが見当たらず引き返してデポした。 1・自転車デポ(7:10) 歩く尾根を見ながらR=312を走り登山口に着いた。 道端の空き地に置かせてもらった。 2・(7:23 発7:46) 2004.6.13 に井上夫妻と八幡山に上った時と同じコースで上って行く。播但道の橋を渡って直ぐの杉林は倒木があったが難なく上れた。道は左の谷へ向かう、それをやり過ごして直登すると下からの道に合流する。道や両側に落花し始めたミツマタの群生を通過、左の谷から水音が聞こえる。次第に傾斜が増していく。右山肌に次々と作業道が出る。道を突き詰めて、短く塞がる山肌を突破すると横ばいの幹線林道に乗る(私の地図に林道は載っていない)。 3・(8:15)


(3)東から幹線林道植林の付け根から上って行く

短く休んで先を急ぐ。前回見なかった巡視路札が谷の上に向かって立っていた。直ぐに鹿網を抜けて本格的な急登に入る。踏み跡程度の道が谷に沿って上り、間もなく曖昧になっていく。谷の水は一度消えて再び現れた所でその谷へ向った。是には深い?訳あり。実はいつもザックに800cc腰に500ccのボトルを携えて山に入るが今日はそれを忘れていて1000ccのお茶買ったが上り始めて「しまった!!これだけでは少ない」と思い、初めの給水は天然水でカバーしようと思って水を飲むのが目的だった。

水を飲んでそのまま谷を上る。大きな岩が重なる所で水が消え、そこから道に復帰して上った。岩塊流の付け根を通過した所で巡視路札が立つ(道が分かり辛いので方向を示す)。上った谷筋から左の山肌へと移り上る、最終的には同じ谷筋をジグザグと上ることになる。やがて傾斜が緩くなり前回休んだ所辺り。 4・(8:54) 境界尾根目前で巡視路を通過して上り切る。 5・町境界(9:00) 休むことなく左(西)に折れる(ここの巡視路札は西を指す)。

尾根道は倒木で塞がっていて右に巻いて上る。間もなく畑地のように拓けた所に建つ反射板が見えてきた。近寄って行くとそこはワラビ畑だった。今年初めてのワラビ採りに入った。良く育った(太った)ワラビが一面に生えていたが先が長く重荷は禁物、大き目の一束を採ってそこを離れ、尾根に乗った。マイクロウエーブの反射板は西を向いて建っていた。



(6)反射板が見えてきた所  (6)から入炭山への尾根

東西が切り開かれていて共に遠望出来たが前回に比べ視程は良くなかった。東は笠形山まで、西は砥峰方面から高星山の尾根と天狗岩。その右奥にフトウから達磨ガ峰の稜線が見えた。 6・反射板(9:11 ワラビ採り 発9:25) 左(東)桧林、西面の高木雑木帯を見ながら入炭山へ向かう。尾根は下草無く快適に進めた。下って上りに掛かった頃から杉の倒木が出るが大した事も無く上り切って二つ目の反射板に出た。 7・入炭山(9:34) ここからは峰山方面が見えて暁晴山・夜鷹山。天狗岩から平石山までが同定できた。 発(9:36)

発って直ぐ、進行方向の確認に手間取ったが間違わずに界尾根に乗れた。左右とも植林帯の界を進み、前方が明るく開け、今度は紅白の鉄塔が建っていた。鹿網を抜けてそこに立った時、入炭山の石標を見逃していた事に気が付いた。もう引き返す気にもならず石標は諦めた。 8・鉄塔(9:45) ここからは西側とこの先の (9) 辺りまでが見えた。 発(9:50) 左右桧植林帯もコースに不安なく進めた。

しばらく進むと尾根に点々と露岩が出る、尾根右下10m位までクヌギ林が残され、ミツバツツジが多く咲き、クロモジの新芽がきれいだった。 9・802m(10:00) 巡視路札が立っていて西の尾根を指していた。巡視路札のこともあって現在地に自信が無く確認に入る。左(東)尾根も明るく開け、右切れ落ちの自然林にはミツバツツジが沢山咲いていた。小さな岩稜コブに立つと (15〜△大河までといったん途切れて大嶽までの長い長い界尾根が見えた。現在地確認して発った。 発(10:06)


岩稜コブの方から(9)地点を振り返る (10)から大嶽への界尾根を眺める尾根奥大嶽 中央大河 木の陰(15)地点

左桧林、右崖に等しい切れ落ち自然林にミツバツツジが咲き、花は無いがドウダンツツジも生えていた。点々と扁平岩頭が在りその都度立ち寄り展望しながら進んだ。△南小田Tから寺前城跡への尾根が見えてその麓大河地区だろうか田圃が麦秋と思う色に広く染まってとてもきれいだった。 10・(10:09) やがて視界が閉ざされて尾根肩に着いた。 11・(10:20) さて、方向は・・・決断が出来ない・・・こんな時は落ち着くためにおやつに限る。地図とコンパスとおやつを手に座り込んだ。

植界なく尾根なく思案をしていると、杉林右下に白っぽい物体が在り気になり始める。おやつを食べながらそこへ下って行くと大きな立ち岩だった。急斜面に立っていて高さは4・5mか・・・登れそうで登るところが無かった。それでも登って見たい・・・手掛かりが無いかと右へ回り込むと蔦が巻いていてそれをザイル代わりに利用すれば登れそうだった。とは言え「単独」の二文字が「ここは抑えて・・・」と問いかけてきた。結果は3点確保を徹底して登った。

上に立つと、天の割れ目にハーケンでなくタガネ(石ノミ)が打ち込まれていた。何時頃打ち込まれたのか・・・。そこに岩があるから登りたい・・・どこかの誰かが登っていた。当然ながら遮る物が無く天狗になった気分でしばらく下界を眺めた。寺前城跡の奥に△亀ヶ坪から僧屋敷等が連なる稜線が見えた。登りより数倍怖い思いをして岩から下り、元に戻ったがこの後歩く、一番知りたい尾根は確認が出来ないままだった。 発10:40)

立ち岩の上からの眺め
この後コースを外し痛い目に遭うとは知らず(心配はしていた)眺めていた
遠望写真で大嶽としているが大嶽の前山である

現在地を信じ、コンパスが指す方向へ下った。右に支尾根確認、地図と地形が合った。鹿網が出るがもう用を終えて殆どが地面に垂れ這っていた。前方が明るくなって開けた。 12・(10:47) 左の方の高みに尾根が走り、625mと同定。この時点では (15) への尾根は625m尾根に同化して分からなく境界方向は柴ヤブだった。西寄りの尾根が刈り払いされていてこれに誘い込まれた。20m位下ると刈り払いも途切れて凄い柴ヤブになってしまう。しかし、その中に切り開きが有って「これはラッキーこれが無ければどうなることやら」と思いながらジグザグと下った。西向き過ぎていたので東へ振らないかと思っていたが、向かないまま下ってやがて杉林になり方向がピッタリ合う。

右樹間から (9〜10) 辺りの南山肌が見え、岩場が点在し、若葉の中にミツバツツジのピンクが色をそえていた。左深い谷の上に尾根を見る「あれが界尾根では・・・」と思いながらも下る。やがて急下りになって下界が見え、進行方向も地形も違い、コース間違いが明らかになった。 13・(10:56) 谷をトラバースしようかと思ったが我慢して引き返した。いつの時も引き返しはしんどい。 12・(11:16) 易きに走って痛い目に遭った。現在地が分かれば迷うこと無く方向も地形も合う、短い柴ヤブを抜けると開けた。地面を這った鹿網も出た。緩く上って 14・(11:23) 

625mへは植林帯で下草無し。右に折れると右がクロモジ林になり鹿網も続いていた。 (12) 辺りが見える。やがて左がミツバツツジ咲く雑木林になってウグイスと共にノスリだろうかホホッホホッと鳴く声がしてきた。横ばいで進み平坦な杉林。 15・(11:35) 潅木残る界尾根急下りすると、左がだだっ広い杉林、峠ではと思い形跡探すが無かった。上り返しの界尾根は柴ヤブで歩けず、左の杉?桧?林を上った。二回目の緩みになると雑木帯になっておにぎりタイムに入った。 16・(11:44) 展望なし。幸いにも今の時期蚊の類もいなく、のんびり気分で食べた。 発(11:57)

少し進むと左桧林になり、中上りをしていると右の雑木林が少し開け (9) 地点の西尾根一帯と奥の山並みが見えた。△南小田Tの奥に夜鷹山が頭を出していた。 (12:05) 朽ち掛けた境界松が残り、雑木林の中にはミツバツツジが咲いていた。やがて桧林になって上り切る。 17・595m(12:08) 下草無く右前から涼しいかぜが吹いて快適に進む。 18・(12:16) 手入れがされずに育った桧に間伐が入っていた。 19・大河(12:20) 展望なし、涼しい風を受けながら休み、この先に待つ苦手なポイントに向かって下り始める。 発(12:32)

何処から打ってあったのかプラ杭に導かれて下った。「そろそろ南向きに折れなくては」と思う辺りに全赤とクロに頭が赤の杭と頭が尖がった10cm角の石標が立っていた。石標には南北の面に「界」・西面に「粟」東面に「大」と彫ってあった。粟賀と大山地区の界を示しているのだろう。展望なく現在地が把握できず、もう少し下って見ると露岩がありその上に立つも効果なし。そこに太さ20cm位の生きた杉が松からクヌギに掛けて倒れ掛かっていて、これに乗ってクヌギまで行けば(登れば)展望が利くと思いバランスを取りながら恐る々伝ってクヌギにたどり付いた。

予想通りの展望で進む方向も把握できた。下った所に在る林道の一部や大嶽までも見えた。東を見ると笠形山が飛び出た稜線も視程に入った。 (12:41) 林道まで下れば、後は尾根が明確で楽に進めるような気がして木から降りた。そして、先ほどの杭の所に戻り、そこでコンパスを合わせて下り始めた。 20・下り始め(12:45)

 
(20)木の上からの大嶽(先端)への尾根眺め △大河:北から

(20)境界杭:南(下)から

雑木林には何らかのマーキングが有るかと思っていたが何も無かった(界から外れていたか・・・)。しばらく下ると広く刈り払された赤松林に出た。そこは鹿網で囲まれ、近年桧が植えられていた。鹿網を潜って網に沿って下った。下方に林道が見えてきて左が桧林になり、山道が出てそれを下って林道に着いた。林道は三叉路で広場だった。 21・林道(13:00) 

大河地区へは南西の355m支尾根に延びているのを確認。粟賀地区へは南山肌を緩く下り、北への道は直ぐ西向いてほぼ横ばいで延びていた。林道は進む界尾根の右下を通過していたので、これを歩いて途中から界に乗ろうかと思ったが界尾根を歩こうと山に入ると踏み跡が付いていてそれを歩いた。少しすると予想通り林道の法面の上を歩くことになった。しばらくこの状況が続き、やがて林道から離れて高度を上げて行った。

林道三叉路
大河へ下る破線かどうかは分からないが看板の所から谷へ下る踏み跡が付いていた
手前へは粟賀方面へ下る・奥左大河方面へ下る


左右桧林になり一段上り切る頃には雑木林になり、踏み跡は道と言える位しっかりしていて、「何処まで続くのか・・・」と思いながら歩いた。 22・(13:20) 方向が少し変わった先で梢越しに北が開けて眺めると、先ず△大河のでっかい山容が目に入り、もし逆コースでこれを上るとすれば気力もナエル程に思えた。その右奥に白岩山が見えた。 (13:22) 上り返しで振り返るとここでも△大河辺りが見えていた。 23・414m(13:26 おやつ 発13:30) 

ここからの横ばい尾根はコシダが出た。尾根右の桧幼木帯上から寺前城跡が見え、その奥に△亀ヶ壷から僧屋敷辺りまでの稜線も見えた。 24・(13:34) 下ったコルが峠だったのか(地図破線?)左右に踏み跡が下りていた。上り返しの時、左下植林帯の中に林道が見えたが何処からどこへ繋がっているのか・・・。 25・(13:50) 振り返ると右手前に (23)414m・その左奥に (19)△大河・その左に (9) とその西尾根から△南小田T辺りも見えた。

下ったコル左(東)は大きな植林広場で建物跡の臭いがするが分からない・・・。上り返しは右にトラバース道(獣道?)が在ったが尾根を上ると凄い柴ヤブだった。 26・425m(14:05) 振り返ると辿ってきた幾つかのピークが見え、鉄塔が2・3本頭を出していたがそれが何処に当たるか分からなかった。露岩の上に立つと久し振りに大嶽が見えた。今度はアンテナ群が見えたから本当の大嶽だった。

方向を確認して下る。尾根から左は物凄い柴と実生の幼木松で塞がっていて右の桧林を下った。上り返しから露岩が出る。大きな一枚岩の上でお茶を飲む、残り少なくなったが涼しい風に助けられて不安にはならなかった。岩の上から神崎南LPと粟賀大橋辺りから南の市街地が見えた。次のコブからも大嶽が見えた。 (14:11) 次の上りは尾根右桧林の間伐材が尾根を塞いで歩きにくくも上り切る。 27・(14:20) 西に延びる尾根は「郭跡かも・・・」と思い、寄り道するもそれらしき形跡は無かった(尾根右桧左自然林)。元に戻って 発(14:24)

少し上ったコブは一辺約4mの金網に囲まれていた。、何らかの施設が撤去されたのだろう、中には何も無かった。ここから道が出て間もなく右が全開となりTVのケーブルが走っていた。大きなアンテナが建っていて「東柏尾大嶽38神崎町ケーブルTV施設第二受信点」の標示がされていて太いケーブルが大嶽のアンテナ群と繋がっていた。左に林道が上がって来ていたが尾根道を進み、下ると左から林道が上がってきていた(計画ではこれで下ることも考えた)。 28・林道(14:35) 地図に記入の通り西へ明るい踏み跡が下っていた。麓の実線と繋がっているのだろうか・・・。

 
(28)南から左山肌から下りてきた 手持ち一リットルのお茶の残量

大嶽への最後の上りは尾根左に(幅約60cm)真新しい道が山肌を横断するような感じで付いていた。私は境界にこだわって尾根に付いたヤブっぽい踏み跡を上った。やがてヤブと傾斜がきつくなる。そんな時道に合流してしまう。そこから旧の道が尾根沿いに付いていたが新道は横ばい状で南へ延びていた。そこからは旧道を上った。終盤はコンクリート階段になって上り切った。 29・大嶽(14:43) MBS/ABC/KTV/YTV/SUN関西民放 神埼放送局と別の施設でNHKが建っていた。

石標は無傷で施設と城跡の間に立っていた。探索に入りかけた時ワラビが生えていたので先にワラビ採りをした。その後城跡の探索に入る。最高点とその周りは岩場で、北面に石垣が残っていた。そこから北面のやや離れた所を歩いていると両手こぶし大位の川原石の溜まり場があった。この石、もしかして敵が攻め上がって来た時上から敵にめがけて投げつけるための石・・・。

 
大嶽のアンテナ施設:東から    大嶽の城跡に残る石垣:北から

南面に回ると崖になっていて樹間から覗くと、まさに俯瞰。神埼南LPから南の市街地に市川がうねって流れていた。ワラビをザックに収めて下山方向を確認して発つ。 (15:20) 一段目はハッキリした郭跡、次第に傾斜がきつくなって初めの崖の上に出た。 (15:26) 足元から垂直に切れ落ちる。 (9) からこちらへの山並みがほぼ把握出来た。寺前城跡から北方面全開。高星山の稜線も見えた。間違っても勢い余って飛び込まないように注意して下る。

    
初めの崖からの遠望中央尾根を歩いてきた左奥高星山稜線 城跡の川原石

境界が南に振る地点を探りながら崖に沿って下る。獣道だろう踏み跡は付いていた(崖に沿って下れば麓に下れそうだった)。 30・(15:29) ここは更に高い崖、高さは百数十m。ここからは寺前駅・庁舎から上岩地区。寺前城跡山域が丸見えだった。そんな時、黄色に塗られた生コンを送る(と思う)鉄パイプが下から上がってきていた。使用目的は不明、その辺りにコンクリート製の流し台が転がっていたりして住居(簡易)が在った可能性を感じる。

そこから南に振って下り始めた。雑木林のガラガラの急斜面を下っていると、密生の笹帯が横断していた。何とか突破する所がないかと少し突入してみたがあのエゲツナイ毬も出て敢無く退散。笹帯に沿って東へ東へ・・・。岩盤や大きな露岩が点在。太い蔓が山肌を這い木に巻き上がっていた。太いヤブ椿も生えていた。丸みを帯びたでっかい岩が重なり合う所にたどり着くと、岩の南裾が平地になっていて神様が祀られていそうだったが何も無かった。

辺りを見ると人工的に割られた石が沢山散らばっていた。どうやら岩は花崗岩でそれの切り出し場跡だった。と言うことは「道が在るはず」それを探したがそれらしき形跡が見つからなかった。左斜め下へ下ると次々と石切り場が出た。やがて左に植林帯が出てそれを下った。「いったい何処へ下り着くのだろう・・・」と思いながら下っているとR=8とR=404が分岐する辺りが見えた。最終は墓地(墓地マーク)に出た。どうやら崖に沿っての下りで少し下り過ぎたようだった 31・R=80(15:55) 

後はR=8をテクテク歩いて自転車デポ地へ向かった。 1・(16:16) 今日は久し振りにMTBを連れてきていて、それに乗って車に向かった。足が攣るかと思ったが快調に走れて「だいこく茶店」でポカリを買って飲みながら車に着いた


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19大河697.8m
9・802m