№343  小峠~白髪岳~松尾山~大峠。


スタートしてから直ぐ急登も道が出てきてるんるんるん。鉱石採った跡も見つけ、

鉄塔下から大展望。その後も道が続いて快適。ベニドウダン見て白髪の頂上。

寒い位の爽やかさ、おにぎり食べて松尾へ向かうと、いきなり出てきた遊歩道に私の心は???。

引き返し、644から帰りの界は展望全く無しに等も寸分狂わず自転車デポ地。



小峠(R=36)~町境界南下~644m(3町境界)~689m~白髪岳(721.8m二等)~

松尾山687m~引き返し~689m644m(3町境界)~境界西進~大峠(R=36)。



◎所在地 : 篠山市味間奥の南から西の山域(R=36から2本の町境界と白髪岳・松尾山)

◎地形図 : 2万5千図  『谷川(たにかわ)』  『篠山(ささやま)』

◎山行日 : 2005.5.14 (土) 晴れ (さわやか)  

  白髪岳・松尾山 ①’95.6.24(文保寺) ②’96.11.17(不動滝) ③’00.8.9(首なし地蔵)
                                         
◎山行条件 : 歩き/妻      Age=58

◎コースの見所 : ①鉄塔下からの展望  ②(4)採鉱跡  ③白髪岳から360度大展望 

◎走行距離 : 往路 1=53.1km 2=54.7  往復 122.8km



自宅発(7:46)~R=175~西脇市~寺内北交右折~R=36~比延峠~

1・大峠・自転車デポ(9:16 発9:20)~2・小峠(9:26 発9:48)~3・(10:07)~

4・鉄塔・(10:25~30)~5・(10:42)~6・644m(10:53)~7・(10:56)~

8・689m(11:15)~9・松尾山分岐(11:20)~10・白髪岳721.8m二等(11:38 おにぎり

発12:26)~11・遊歩道(13:01)~12・文保寺分岐(13:06)~13・(13:08)~

14・松尾山687m(13:18 おやつ 発13:47)~8・689m(14:23)~6・(14:38)~

15・四斗谷分岐(14:49)~16・(14:56 おやつ 発15:11)~17・(15:13)~

18・古峠(15:37)~19・(15:55)~20・(16:00)~1・大峠・自転車デポ(16:14)~

自転車で走る~2・小峠(16:21)~休み(16:26 発17:04)~R=292~

阿草~R=77~川代公園(17:10)~町境界下見~R=77~R=175~自宅(19:09)



一時期、篠山の方をよく歩いていたが遠のいてから2年振りかも知れない。(’03.5.17 佐仲ダム~鋸山~堂の峰~御在所山~栗柄)小峠から上って、久し振りの3町境界を踏んで白髪岳に立って、時間が有れば松尾山まで足を延ばすことにした。R=36に入って住吉町の集落を過ぎて間もなく「モリアオガエル生息地」の案内を見て、車から降りて水溜りを覘くと泡卵が付いた木があった。大峠に着いて自転車のデポ場所を探す。 1・大峠(9:16) 古い自転車だけど無くなれば困るので人目に付かない所に置いて小峠へ向かって下って行く。 発(9:20) 

少し下ると正面に夏栗山と黒頭峰の間に三尾山がきれいに見えた。また、道端には延々とピンクのタニウツギが咲いていた。 2・小峠(9:26) お地蔵さんを祀るこじんまりした祠が建っていて、傍に車が置けるスペースがあった。車が時々往来する中、支度を済ませた。 発(9:48) 境界線は崖になっていて上れなかったができるだけ境界を歩きたいので上れる所まで下って直ぐ山へ入った。それは良かったが等高線通りいきなりの激上りだった。下草無し、藪で無くて助かった。傾斜がやや緩みかけた頃左の方から、よく踏み込まれた道が上がってきていた。 (10:00) 

それに乗ってジグザグと上って行く。右へ少し入った所の露岩を覘きに行くと、鉱石を採った跡のように思う形跡があった。 (10:04) 急登を上り切って緩く上っていると道端右に竪穴が在った。中は暗くて深さも分らない、深さを確かめるために小石を投げ込んでみるとそんなに深くなかった(2m位?)穴の径は50~60cm位だったと思うがこれも鉱石を採った後に出来た穴に間違い無いがどんな方法で掘ったのか不思議に思う。 3・(10:07) 一度緩んで上っていると道は尾根の右下を通過していた。雑木尾根にはデッカイ露岩が重なり合っていてここもアヤシイと上がってみると東面より岩や岩盤を掘り込んでいた(下写真=高さ2.5m幅2m)かなり大きな規模で掘っている所が3箇所在った。 4・(10:16) この上で右谷から巡視路が上がって来ていた。

  
(4)鉱石を採った穴  鉄塔下からの展望・奥尾根右方鋸岳連峰・左夏栗・黒頭・三尾山

先行の妻を追う。間もなく前方が明るく開けて鉄塔が建っていた。 鉄塔・(10:25) 進行方向は山で塞がっているが他は足元からぐるりと展望が利いた。北に清水山・譲葉山・金山など。北東には黒頭峰・三尾山・夏栗山・鋸岳連峰。西ヶ岳・三嶽・小金ヶ岳などが同定できた。644mから下りに歩く尾根とその山腹をR=36が横断しているのも見えたが藪っぽい感じだった。 発(10:30) 

ここからも巡視路だったが展望塞がって中上りをしていると巡視路は左山肌へ入って行った。 (10:37) 急登を終えて 5・(10:42) 北東尾根にも踏み跡が付いていた。梢の上から篠山市街や三嶽の方も見え、南樹間から689mと白髪岳が覗いていた。一部切り開きをしながら左桧の界を進んで、久し振りの3町境界に立った。 6・644m(10:53) 

下山に使う界に向かって黄色の幅広ビニテープに「四斗谷」との矢印が入っていたが藪っぽかった。ここで思い出したことがあった、昨年の後半「やまあそ」が小峠辺りからこのコースで上っていたのでは・・・。(帰宅後HPを見ると2004.9.12にMTBでこの後、白髪・松尾から音羽山を歩いていました)白髪岳への界にも赤ビニのマーキングが入っていた。下ったコルは旧峠だった(ほとんど消えている)。 7・峠(10:56) 

今田町側に高さ2m余りで薄赤色の山ツツジ数株が可憐に咲いていた。展望は(5)から塞がったままで緩く上って行く。道は明るく、こんなにも明るいのは何故・・・と思った。ほぼ上り切った辺りで左下に岩場を見かけて「何かないかな?」と探索に入ったが何も無かった。しかし、小雑木の間から三嶽や鋸岳方面と篠山市街が展望できた。そこで、少し切り開いてより見やすくして好展望ポイントを作った(布でマーキングしています)。

先行の妻を追って 8・689m(11:15) 以前、白髪岳から松尾山へ行った時は2回ここを通過しているので今日で3回目になる。白髪へ向かって下って行く。 9・松尾山分岐(11:20) ここには真新しい20cm角の道標が立っていた(松尾山山頂まで1.05km白髪岳山頂まで0.2km)。 

 
道標は立派なんですが・・・   (7)のツツジ

白髪岳への上りで見たベニドウダンツツジ

白髪山への取り付きから左山肌へ新道が付いていて麓の住山地区とつながっているのでは・・・と思った(白髪岳とつながっていた)。直登道には変わらずロープが設けてあったが、ここの道も雨水によって石や岩が洗い出されて、より険しくなっていた。私は道を通らず道の左寄りの主に岩場を上って行った(道とほぼ平行している)がベニドウダンツツジが沢山生えていて満開の花を付けていた。 10・白髪岳(11:38) 40歳位の男性が松尾へ向かいかけていた。約5年振りの頂は例に漏れず切り開かれていた。

沢山の山を同定出来たが中でも虚空蔵山の姿がとても美しかった。間もなく70歳?の男性が南から上がってこられ、聞くと白髪岳は初めてで住まいは青垣町だった。松尾山への縦走を勧めたが「今日は体調が悪くピストンで下る」と言われた。おにぎりを食べながら展望をしていると同じコースでもう一人(同年?男)上がってこられた。住まいは三田市で近場をローテイションして上っておられて、この人は松尾山へ回って住山へ下るとの事で、おにぎりを食べた後ご一緒することになった。松尾山の方を眺めていると中ほどに、これまで見られなかった遊歩道?みたいな道が付いているのが見えた。 発(12:26)

松尾山へは新設のコースで向かった。東へ下って地図の岩マークの所から北へ向いて(9)松尾山分岐に出た。後はお馴染みの快適な道を歩いていると遊歩道に合流した。 11・(13:01 ポイント不確定) 住山からの林道につながっているとのことだった。立ち木も間伐され凄く明るくなっていて(私的には従来の方が好ましい)古道?も残っていたが、その右下に幅1.5m位の道が続いた。 12・文保寺分岐(13:06) 

ここで3本目の道標となるが四角形の90度面に矢印と行き先が彫って有るものだからどうしても方向(角度)が合わなく、矢印の方向に進むと目的と違った所に行ってしまうことになる。つまり白髪山の方向は文保寺を指していた。幸いここには文保寺と白髪山への古い案内が残っているので間違わないと思うが初めての人には???かも。直ぐ先は三叉路左文保寺、正面は松尾山、右は遊歩道で住山へと思う。松尾山へ上っていると古道は直登、ここにも新道がジグザグと出来ていてそれを上った。 14・松尾山(13:18) おやつを食べたり一ヶ所開けた北面から三嶽方面を眺めたり同行者と山の話をしたりした。

私が地図を見せて小峠から上がってきて大峠へ下ることを言うと「それは大変だから住山へ下って私が車まで送ってあげる」と言われた。親節な心配りにお礼を言って、私が町境界を歩いている事を話すと親節をお断りした訳が納得できたようだった。 お互いの無事を願い別れた。 発(13:47) 同じ道を引き返して(8)への直登はかなり明るい開きだった。  8・689m(14:23) そして(6)へ上っていると下りでは気が付かなかったが中ほどで西山肌に横ばい道を見つけた。644mをトラバースしているものと思った。 6・644m(14:38) 

ここから再び初めての山域。「四斗谷」との矢印が入っていて藪っぽかったが入ってみると何となく開が在って難なく歩けた。ほぼ下り切った辺りで左から先ほどのトラバース道が来ていた。最低鞍部に着くと644m地点と同じ幅広黄ビニテープに「四斗谷」と書かれて矢印は南の谷を指していたので(指していたと思う)谷筋に道が在るかと探したが分らなかった。 15・四斗谷分岐(14:49) 上り返しの時次ピークの左山肌にトラバース道(多分)とも思える跡を見た。上り切って 16・(14:56) 展望は無かったがここでおやつを食べた。 発(15:11) 

雑木帯の横ばいから左桧林になって 17・(15:13) 私の一番苦手とする地形の下りポイントに着いた。ここはトンガリ山への分岐でもある。トンガリ山へは尾根が明るかったがR=36へは尾根が無くコンパスを信じて下ったが二度目の方向確認で北寄りに下っていて(30m位)方向を是正して正規の界に乗れた。界は左桧林との急下りの植界だった。(もし、歩く場合は植界を下って下さい)周りの高い木々に囲まれて展望無し、小高いコブを越えて下った所は薄暗いV字の谷で旧峠だった。 18・峠(15:37) 黒石、本荘地区と阿草や味間奥地区をつないでいた重要な峠と思うに足りる人工的な掘り切りだった。

上った肩からは桧林が消えて、柴笹ヤブになったがMTBを連れていないので擦り抜けて歩けた。切れ落ちた北側から車の走行音がしてきいていた。上り切って西を向き、緩く上って 19・(15:55) ここからは開けた幅広尾根を行く、右が桧林になって、要注意地点に挙げていた尾根先 20・(16:00) 案じていたが界に切り開き在り難なく乗れた。少し下った所も右に入りそうだがここも上手く確認できて自転車デポ地に下り着いた。 1・大峠・(16:14) 自転車でビューンと下って車で引き返し、妻と合流して朝見つけていた細流の在る谷の所で着替えて休んだ。

タニウツギとツツジの花が沢山咲いていて車も3台は止められるスペースあり、「やまあそ」でも紹介しているがここに巡視路が在った。激上りだがこれを使って白髪岳~松尾山を歩いて戻ってくる歩きもお勧めできる。帰りは、小峠から北に延びて篠山川へ滑り込む町境界を歩く為の下見として、小峠からR=292で阿草へ下ってR=77に出て境界線まで行くと、川の近くは物凄い断崖と福知山線が通過していてどう考えても歩けるような所でなかった。小峠から北の境界歩きのコース取りは・・・思案するのも山歩きの面白さ楽しさである。


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18・峠

644m
20
19

15
689m・8
12
16
17
10
14