329 三角点山(元旦登山)

世にもめずらし山名の三角点山元旦登山、雪を被った山肌上り愛宕さんから役行者。
雪のトンネル潜って行けば、遮る物なき三角点山。
南福谷公園〜稲荷神社〜愛宕さん〜役行者〜三角点山(457.0m二等)〜
町界南尾根〜東尾根189mへ〜コルから〜南福谷公園
◎所在地 : 多可郡黒田庄町岡・大笹新田(R=559)と西脇市の境界尾根
◎地形図 : 2万5千図 『谷川(たにかわ)』
◎山行日 : 2005.1.1 (土) 曇り(積雪あり) @ ’02.6.9
◎山行条件 : 歩き/妻 Age=57
◎コースの見所 : @ 愛宕さんto役行者 A 三角点山からの大展望
◎走行距離 : 往路 山南町「小新屋観音」経由65.6km
往復 山南町「小新屋観音」経由130.8km
自宅発(7:36)〜R=175〜山南仁王駅(8:44)〜井原交左折〜R=86〜
小新屋観音へ向かう〜雪の為引き返す(8:51)〜R=175〜黒田庄中央橋左折〜
R=294〜R=559に迷い込む〜1・S/G福谷公園(9:26 発9:49)〜
2・稲荷神社(9:58)〜発10:00)〜3・愛宕さん(10:31 発10:34)〜
4・役行者(10:38 発10:40)〜5・(10:53)〜6・三角点山(11:13 発11:27)〜
7・(12:12)〜8・(12:19)〜1・S/G福谷公園(12:36 発12:41)〜
山南町「小新屋観音」(13:04 発13:38)〜往路〜自宅(14:58)
今年の元旦登山は、先ず「小新屋観音」にお参りして、その後「三角点山」に上ろうと思って家を出た。西脇市に入った辺りだったか周りが雪景色に変わって行き、山南町に入ると積雪あり、R=86に乗ると雪で怖い感じになった。対向から雪かきの重機がやってきた。船戸橋の上はツルツル状態で慎重を期して通過し、いつも通っている小新屋橋を渡って小新屋観音へ向かっていると、積雪の重みで竹が道の上に覆い被さっていて通れなく、お参りを断念して三角点山へ向かった。
登山口となる福谷公園の場所が曖昧なまま走って、この辺りかと思って左折、それはR=559で途中で引き返した。右に兵主神社を見て左折して目的の公園に着いた。
1・S/G福谷公園(9:26) 三角点山の方を見上げると雪で白く光って頭の方は雪雲?に隠れていた。通りかっかった人(60歳位男)に登山口をたずねる。『今日のご来光登山は雪で中止になった』と言われた。地元では毎年実施されているらしい。
発(9:49)

R=86 の雪をかく重機 福谷公園から愛宕コース雪の稜線
公園の上に在ると聞いた稲荷神社へ向かう。二つ目の池の堤に「三角点山柱松(むだまつ)コース」の案内板が右のピークを指して立っていたがかなり古くて余り当てにできないように思えた。やがて赤い鳥居が参道に何本も建っていて白い雪とのコントラスが美しかった。その鳥居をくぐって上り、本殿に着いて元旦のお参りをした。2・稲荷神社(9:58)〜発10:00)登山口を探すと、本殿の右に案内円板(20リットル丸缶の蓋?)有って「NAKAO SANKAKUTEN」と書かれていたが道は草で塞がり、雪と相まって「これでは上れない」と思った。(NAKAO=中尾で中の尾根と言う意味か・・・)
そんな時、男性(70歳位)がお参りに来られて会話する。「今日、同窓生で三角点に登る予定が雪の為に中止になった」と言われ、また三角点手前のピークを二角点と呼んでいるとも聞いた。(二角点とは何処を指して呼んでいるかは聞かなかった)現在の登山口は左に少し下った所に案内板と共に在った。山頂まで約1400mだった。本で紹介されているだけあってさすがに道は明るかったが雪を乗せた枝が頭上に垂れていて、それが、時に落ちて首筋に入って冷たかった。その雪を、木の枝で落としながら上った。
潅木帯の急登が続いて汗が出た。雪に弱い妻を待ちながら上って尾根に取り付くと傾斜が緩んだ。三回目に緩んだ尾根南下に人工石で造った小さな祠が在って、その中に『愛宕大神』が祀ってあった。 3・愛宕さん(10:31 発10:34) 道は尾根南下に付いていた。横ばいに歩いて次のコブに取り付く所で北岩盤前を石垣で囲んだ石窟が在り、木製の格子(60×40センチ)がはめ込んであって中に木製の役行者像が安置されていた。 4・役行者(10:38 発10:40)

愛宕大神の祠 役行者の石窟
この辺りから展望が良くなってきて笠形山方面も見え、南はアンテナ山等々。短い急登を終え、振り返ると一層展望が良くなって横ばい尾根に入って行った。 5・(10:53) 北面の展望は塞がりがちになるが南はよく開けていた。やがて界尾根に合流して左折すると間もなく三角点山に着いた。 6・三角点山(11:13) 飯森山から千ヶ峰は雲に隠れていたがマタニ山から篠ヶ峰は確認できた。東に見えた西光寺山の南北稜線、植林帯の緑と白銀の美しさにしばし心を奪われた。

妙見山・テンロク・高山・西山 西光寺山
上写真三角点山から 東から北への展望
勿論、妙見山や高山等も見えて、’02.6.9 に大呂峠から町界を辿ってこの三角点山を通過して界南端の西脇市立青年の家まで歩いたがその界を確かめたく目で追ってみたが北方面はよく分からなかった。 発(11:27) 上りでも眺めたが下りに使う福谷コースに乗る(町界南尾根)相変わらず東に見える西光寺山が美しかった。市立青年の家までの界尾根も見ながら下って行くがしばらく岩場で少し危ない感じ・・・。ここでも妻を待ちまち下って分岐に着いた。 7・(12:12) 界尾根から外れて斜めに下って、その後はほぼ直に下って行くとコル近くで南の福地へ(池が在る所)下る分岐があり、その後直ぐ右公園へ下る分岐があった。 8・(12:19)
目先の189mピークに向かって踏み跡がしっかりと付いていて、これを辿ると柱松コースで公園へ下れるようだったが、下山後どうしても小新屋観音にお参りしたかったのであきらめて、そこあら公園へ下った。 1・S/G福谷公園(12:36) この後、小新屋観音へお参りに行った。
小新屋観音は足腰の病に霊験あらたかで、昔から遠方よりお参りも多いと聞く。私も腰に持病を持っていて、年に一度はギックリ腰で仕事も出来ない状態になっていたが、2002年の元旦に石金山〜小野尻トンネルを歩いた時にお参りしてからギックリ腰が出なくなった。その後も、近辺に来た時にお参りをすることでお陰を貰っていると信じています。(単にここへのお参りだけでお陰は頂けないと思いますが・・・)
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