8・七種槍・577.3m
bR21


 強い風に吹かれながら、忘れかけてた槍への岩稜。

笠岩コースもなかなかグッドで七種山は人盛り。

薬師峰への縦走も今は踏まれてメジャー?に変わり、

あちらこちらと数々歩くも周回コースでベスト10。




福崎町野外活動センター〜奥山(393.4m四等)〜七種槍(577.3m四等)〜小滝林道〜

笠岩〜七種山(683m)〜十字峰〜七種薬師(616.2m三等)〜野外活動センター



◎所在地 : 主に福崎町と市川町・夢前町の町境界尾根 

◎地形図 : 2万5千図 『前之庄(まえのしょう)』 『寺前(てらまえ)』 

◎山行日 : 2004.10.17  (日) 曇り   (車=大柿)

◎山行条件 : 歩き/マイカー登山 馬場(担当)森・北村・安藤・寺本・大柿   Age=57

◎コースの見所 : @ 七種槍への岩稜尾根と展望   A 笠岩 と つなぎ岩

             B 七種薬師からの展望とヒカゲツツジ(開花時期4月中頃?)  

◎走行距離 : 往路 70.0km 往復 140.0km



自宅発(6:35)〜JR西明石発(7:00)〜明姫R〜明石西IC〜播但道〜福崎北LP〜

福崎町野外活動センター 1・S/G(8:00 発8:11)〜2・(8:25)〜3・尾根(8:35)〜

発(8:40)〜4・357m金取岩(9:03)〜5・奥山393.4m(9:11)〜6・(9:23)〜

7・(9:39)〜8・七種槍(10:00 おやつ 発10:10)〜9・(10:22)〜

10・430m(10:34)〜11・(10:40)〜12・林道(10:47 おやつ 発10:53)〜

13・尾根(11:33)〜笠岩(11:40 記念写真)〜14・七種山(11:50おにぎり発12:20)〜

15・槍分岐(12:27)〜16・滝分岐(12:44)〜17・(13:10)〜18・(13:14)〜

19・(13:24)〜20・(13:45)〜21・(13:56)〜22・十字峰(14:10)〜

23・七種薬師(14:40)〜発(15:07)〜24・林道(15:49)〜1・S/G(16:00)〜

発(16:28)〜往路〜JR西明石(18:00)〜自宅(18:28)



西明石に着くと今日の山行きメンバーは全員揃っていて即発。それぞれの山行きの思い出話しや今後の計画などを話しながら走った。センターに着くと数組のハイカーがいて皆意気込んでいる様子だった。 1・S/G(8:00) 駐車場から槍方面を眺めると岩塊と岩稜が目を惹く。 発(8:11)池の東を歩いているとユニひもが張られて「マッタケ山につき進入禁止」の札が下がっていた。まっコースから外れなければいいだろうと判断してヒモを越える。こちらから回る場合はいきなりの急登になる。

この道は本来巡視路と思いながら上って鉄塔に着くと、どっしりとしたそうびろ山や・薬師・七種山が見えた。 2・(8:25) 短い岩場を越えると傾斜が少し緩んで尾根に着いた。 3・(8:35) 一休みするが市川町側から強い風が吹き上げていた。槍への尾根はすばらしいと思う。発(8:40) 風で帽子を飛ばされないよう気をつけて進む。間もなく送電線下を通過すると右市川側の激斜面に巡視路を見る。次の最低鞍部にセンターへ通じる道が付いている。そして大きな岩場、鎖場へと入って行く。 4・357m金取岩(9:03) 私はサブを務めていたので最後尾を歩いていた。
奥山〜七種槍〜七種山〜十字峰〜七種薬師
10・430m
15
23
薬師峰
616.2m
22
十字峰
19
18
11
24
21
20
17
16
14
13
12
4・357m
5・奥山・393.4m

@

滝→
風はすっごく強い、皆は展望を楽しみながら歩いているのだろうか・・・。そんな余裕無いか・・・。大きな岩場を通過して横ばいになったところに点名奥山の石標が在った。 5・奥山393.4m(9:11) 右へ支尾根 6・(9:23) この辺りから振り返ると展望が良く、深山の大きな中継塔や西にはそうびろ山・薬師・七種山が見えた。 7・(9:39) ここから小滝林道へ下る踏み跡が在った。’95.5.20七種山から初めて槍へ回ったがここから後の尾根縦走は塞がっていて(当時の私の感覚とこの頃は地形図を持たずに歩き回っていた)この踏み跡で林道へ下った。

ここで私の七種山登山迷走記(記録抜粋) @’93.10.4(MTB 槍を目指すもコースアウト)七種山〜笠岩〜左(北)に道あるも尾根続きのca520mへ向かい、その後激藪激下りで林道に下山した。通過コースは不明(地図・コンパスを持つすべも知らず歩いていた) A’94.9.24(MTB “大阪周辺の山”コピー持参)今度こそはと槍を目指すもコースアウト)七種山〜笠岩〜丸太階段〜林道。 七種山で槍への案内を見るも槍の在る方向と違っていたので思案の末笠岩の方に下って槍へ登り返すのかと思っていた。 B’95.5.20(MTB “大阪周辺の山”コピー持参今度こそはと槍を目指すもコースアウト)これは上記の通り。 C’96.5.12(MTB 4回目でやっと現在の周回コースを走破できた。

尾根先に立つとコル先の尾根左に物凄いスラブを見る。やはりこのコースは素晴らしいと思う。そのスラブ帯を過ぎると、カヤの木に似た木は(カヤの木かも)栂の木だろうか尾根に群生して視界が閉ざされる。二段の急登で 8・七種槍(10:00) 私達の貸切だった。 おやつを食べて発つ。 (10:10 七種山まで3.0km90分) 頂上からヒカゲツツジの群生が続いた。初めの緩み 9・(10:22) 地図にある頂上直下から西へとここから北への破線は実在していたのだろうけどその形跡は無かった。

横ばい岩稜尾根を進んで行くが先頭を行くリーダーの馬場さんの早足モードのSWが入ってどんどん下る、後続は半走りでついて行く。上り返して 10・430m(10:34) 林道へ下る所はどこかいなーと思いながら下っていると、その分岐に着いた。11・(10:40 林道まで5分 槍まで1.5km40分 七種山まで標高差300m心臓破りの急坂2回あり3.5km約60分) 槍へ向かう二組のハイカーと出会う。林道への道は無理やり付けた道の様に思えたがこの道はいつ頃出来たのだろうか・・・。急斜面の山肌を斜めに下って砂防ダムを渡ると林道終点に下りついた。 12・(10:47) 

馬場さんの早足に非難?(笑い)の声があがる。馬場さんは燃料を補給する度に歩きが早くなるので“物を食べないように”と皆が言う(笑い)。おやつを食べて発つ。 発(10:53) 少しの間谷を上って左の尾根に取り付く。 (10:56) 丸太階段を上って行き、それが無くなるといよいよ激登りが始まる。姫路からの男女18人のグループが下りて来た、馬場さんと安藤さんの知り合いの人がリーダーだった。 (11:09) 一度休んで3本松 (11:23) 標高500m辺りから激斜面を横ばいに進んで少し上ると尾根に出た。 13・(11:33 七種山まで0.4km) 

直ぐに岩稜になった、なかなか楽しめる変化に富んだコースで皆楽しそうだった。(馬場さんもこれを狙ってのコース設定だった)そんな尾根にとてつもなくデッカイ大岩が座っていた、この大岩の上にどこか登れる所が無いか探したが直ぐには登れそうになかった。その大岩の直ぐ上に「笠岩」が在った。 (11:40) 写真を撮ったりしていると上の方から子供の叫び声が聞こえてきた。 発(11:45)  岩場を上ってにぎやかな七種山に着いた。 14・七種山(11:50)
見飽きた写真? 鎖場を行くメンバー
どれだけの人が意識して見ているだろうか・・・
「奥山」三角点石標
にぎやかな子供の声は父兄付き添のB&Gスカウトで年少の子も上がってきていた。七種山に立つのは’00.3.25以来で合計7回目。北面が切り開かれて「つなぎ岩」からしか見えなかった大天井岳・雪彦山・鉾立山などが動かずして見えた。おにぎりやおやつを食べたり「つなぎ岩」を見たりして、薬師へ向かった。 発(12:20) 先発Gの後を追って 15・槍分岐(12:27) サテ、ここからのコース状況がどのようになっているか見るのが楽しみだった。

歩いてみると予想外に踏み込まれていなかった。 16・滝分岐(12:44) 左(南)の谷へ下れば滝の頭に下る。(ここを初めて通過した時は一寸した岩場でもあり勇気がいった)横ばいから上り返し途中で一休みして上り切って横ばいに入る。 17・(13:10) 初めて薬師へ向かった時、境界はここからどうにもならない柴藪になって左杉林にルートを切り開いて(18)へ立った。この時のルートが今も活かされていた事は嬉しかったが、実は二度目のルート作りの時、境界を切り開いていたがそれが生かされてなかったのが残念だった。(今日は私がリーダーでなかったので界ルートを確認することも出来なかったがもう藪に戻ってしまったかも知れない) 

下って来る8人位のGに会う。 18・(13:14) 初めて立った時(’99.2.27)には降雪に遭って難儀したピークだ。 当時この先で再び界は凄い柴藪で界から南へ外れてルートを作ったがここでもそのまま活かされていた。こちらの山域は台風の影響を余り受けていなかった。(17)から(19)までの界の形を称して“逆3の字ピーク”と命名したが「我ながらうまく付けたもんだ」と自画自賛。 19・(13:24) 藪っぽさは消えたが展望は七種山から以後無いまま歩き続ける。下った後の上りはダメージが大きく歩行スピードが鈍る。

なんやかんや話しながら上りきっったピーク 20・(13:45) 北東側が切り開かれていて滝と七種山が見えるようになっていた。(’99.2.27には雪で手袋が濡れてしまい、冷たくて指先が凍傷にかかるかと思うくらい感覚が無くなって非常用に携帯していたガムテープを燃やして暖をとって難を逃れた)ここでおやつを食べて発つ。次の上りも短いながら急登、だんだんと口数が減っていく。直登から左へ外れて行く(このルートは獣道だったがメインルートになっていた) 21・(13:56) ここに初めて立った時は東向きの尾根に入ってしまい岩場となって現地確認でルート間違いに気が付いて界に復帰した。(その時通過した谷に私のマーキングが残っていた。当時ここに道らしき跡が在ったががルートは活きているのか・・・)

(21)先にスラブ尾根が在ってそこから明神山と小明神が気高く座しているのが見えた(’99.2.27雪上がりに見たときは凄く感動した)その先から何故か雑木林の尾根に明るい道が出るが当時と変わっていない。 緩く上って 22・十字峰(14:10) ’99.2.27はここまで来て聳え立つ薬師を目前にしながら体力に限界を感じて引き返したがこの時に黄色のビニテープが西尾根へ巻かれていたのを覚えている。現在は西尾根、鎌尾根共に案内板があった。
七種山頂上 東から ピンクの帽子B&Gスカウト
安藤
馬場
小滝林道終点 左から 北村・寺本・馬場・安藤・森
右(西)に地獄の鎌尾根や西尾根を見ながら数回の緩みを越えて 23・七種薬師(14:40) 先着グループが今発とうとしていた、このグループには七種山でも顔を合わせていた。七種槍と七種山が実に美しく見えて七種山の裾には七種滝も見えた。七種槍と七種薬師の呼び名は多田繁次氏が付けたらしく七種槍は市川町福崎町共に「コウジャガ峰」と呼び、七種薬師は薬師峰とか薬師の峰とも呼ぶらしい。おやつを食べながら、計画通り「そうびろ山」を経て下るかそれとも残り時間とメンバーの余力を聞き取ってそうびろ山をキャンセルして下るか・・・。
(21)先スラブ尾根からの霞む明神山
十字峰先で見かけた樅の木への“擦り痕”






結果はそうびろ山をキャンセルして下ることになった。 発(15:07) 薬師から直下りは初めてだった。二度三度とと緩尾根を下りながら谷の向こうにでっかいそうびろ山を見ながら下って林道に下りついた。 24・林道(15:49) そして舗装路に出て センターへ向かった。 1・S/G(16:00)
七種薬師からの展望
七種山
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