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三久安山、周回コース。

梯子・梯子と聞いていた三久安山への登山口。登った尾根に石楠花群生。

主尾根の町界北上すればミズナラ・古杉・ブナ原生林。

下山尾根の原生林は、「神秘的だ」とさえ皆な思ったそれに浸った。



蓮花岩山隧道〜林道〜梯子〜一宮町・波賀町境界〜三久安山(1123.2m)〜

東尾根〜951m)



◎所在地 : 三久安山(一宮町と波賀町の境界ピーク) 

◎地形図 : 2万5千図 『音水湖(おんずいこ)』  

◎山行日 : 2004. 7.17 (土) 曇り(さわやか)

◎山行条件 : 歩き/マイカー登山=藤原(担当)馬場・森・安藤     Age=57

◎コースの見所 : @ 千年水   A 梯子辺りからの展望と辺り石楠花群生

             B (4)〜(12)に残るブナ原生林 C (10)からの展望  D 蓮華滝

◎走行距離 : 往路 ?km  往復 約200km




自宅発(6:28)〜加古川河川敷(6:45)〜加古川駅発(7:11)〜播但道〜中国道〜

山崎IC(8:07)〜R=29〜一宮町安積橋交差点〜R=6〜三方町〜R=521(道谷三方線)〜

蓮花岩山隧道1・S/G(9:10)〜発(9:22)〜2・(9:46)〜3・梯子(10:00)〜

おやつ(10:09〜10:18)〜4・界(10:40)〜発(10:47)〜5・(11:00)〜

6・三久安山(11:15 おにぎり)〜発(11:56)〜7・(12:01)〜8・(12:10)〜

9・(12:24)〜10・(12:37)〜11・(12:46)〜12・(13:00)〜1・S/G(13:30)〜

発(13:40)〜12・(13:45)〜滝(14:00)〜蓮花滝(14:08)〜12・発(14:32)〜

千年水(14:43)まほろばの湯(15:10)〜発(15:52)〜往路〜加古川駅(17:18)〜

自宅(18:10)



今日はマイカー登山の例会に参加。計画コースは「梯子〜三久安山〜引き返し1019m通過〜巨岩〜林道終点へ下る」 三久安山と言えば殆どが一宮町側から登っているが私は登った事が無い。’99.11.19波賀町側音水湖畔元円形校舎から延びる林道終点から阿舎利山の北界に乗って登り、下山は三久安山南コブから西尾根に在る点名『新道』を経て下山した。

この時に新道過ぎたところから茜色に染まる阿舎利山方面の眺めに(今も鮮烈に蘇る)時を忘れて見入ってしまい以後「釣瓶落としの日暮れ」に遭い暗くなってしまって困った思い出がある。河川敷で拾ってもらって駅に着くとすでに馬場さんが来ていた、続いて森・安藤さんが来て駅前を発つ。BPの入り口が分からず迷走したが後は順調。山崎町与位太鼓弁当に寄り、一宮町道の駅でトイレ休憩。

千年水に着くと2組が汲みに来ていて、一人は神戸からでその容器の量を見てビックリした。名水を口にして発つ。民家が散居する溝谷を過ぎると地道になって道幅、路面状況も悪くなる。セダンに5人乗っているので底を摺らないかと心配しながら走る。蓮花滝入り口辺りで木材満車のトラックが降りてきたがトラックの方がバックしてかわしてくれてホッとする。

そこからはより路面が悪くなって隧道の入り口の広場に車を置いて後は梯子まで歩く事にした。蓮花岩山隧道1・S/G(9:10 発(9:22) 隧道はS52.11に完成延長46m幅3.6mこれを通りながらFさんが「三久安山からこの上に下りて来た人がいる」と言う。それを聞いては黙って居れない、私は空かさず「それなら私たちも・・・」と言ったが決まりはしなかった。そうなった時のために辺りの状況を観察しながらトンネルから離れていった。

かなり風があって口々に「涼しい〜」と言いながらだら上りをする。蓮花岩山と言われるだけあって、道は何処までも岩盤を削岩して造られていた。間もなく左に点名『蓮花』から界につながる伐採多い、木材の搬出もされている横ばい尾根が見える。 2・(9:46) 正面に三久安山だろう所を見ながら西へ回り込んで梯子に着いた。 3・梯子(10:00) 車が一台止まっていた。大きな切り株に立って大展望をする。暁晴山・千町ヶ峰・段ガ峰・フトウガ峰・笠杉山などは同定できた。

「隧道へ下るならあの尾根か」と眺めたり確認したりもする。「腹がへったおやつにしょう」と言ったが梯子を登ってからと言うことになった。下の方でMさんから大福一個貰っていたのでそれを食べて梯子を登る。「これがあの梯子か」と思いながら登った。横ばいになった所でおやつタイム (10:09〜10:18) 展望良好。そこからの上りは短急登でそこだけに石楠花が群生していた。

鹿網に沿って登っていると下山してくる人がいた(60歳?男・神戸)この後東山へも登るとの事だった。一度緩んでやがて展望がなくなるが右の樹間から藤無山?が覗く。急登を終えて波賀町との界に立った。4・界(10:40 発(10:47)(10:40) 波賀町側から吹き上がってくる風で私は寒くさえ感じ始める。 

   
梯子を登る安藤(下の人の上)・下は森  下山に使った尾根(梯子の上から)中央10番右端11番

波賀町側は植林帯に変わっていたが一宮町側はブナ・ミズナラ・の大木が残されていてそれらを見るとそれらを育んだ自然の偉大さが身に沁みる。『人間さんくよくよしなさんなよ心をひろ〜くもって』と言われているようにも感じた。短く下って上り返したコブには古杉が残っているがここで波賀町側の少し下に前回巻いた私の布を見つけた。これは前回界尾根南1019m辺りから界尾根波賀町側に作業道を見つけて探索兼ねて突き詰めて最後ここへ上がってきた地点である。

そこから緩く上ってピーク手前前回記憶を元に尾根から左へ外れて行くと杉の上から阿舎利山・一山・東山が見えた。 5・(11:00) (前回はここから西尾根へ下って行った)下る時左前方に氷ノ山や三の丸、左下にチラッと音水湖が覗く。左我が故郷波賀側の杉林と対象的に界右には元気なブナの大木を見ながら三久安山に着いた。 6・三久安山(11:15) 前回はかなり笹が生えていて長居に適さなかったが今は笹も枯れて風通しも明るさも良くなっていた。

安藤さんに大福(これは私だけ、実は甘い物の買い込みを忘れていて皆さんに頂いた訳)コーヒーゼリー・素麺の分け前を頂く。(またまた頂いてばかりの私です)重い思いをされての頂き物はより美味しく有りがたい。今後の山行き等の話をしながら、何時になくゆっくりのんびり過ごして時計を見るとまだ正午前だった。ここからも阿舎利山や一山が見えた。下山コースは全員一致で隧道へ直行する事になった。 発(11:56) 計画コースの変更は記憶に無いが、その尾根とブナの大木を見ると納得するところ。下草もなくブナ原生林に感激しながら快適に下る。 7・(12:01) 尾根分岐方向確認。朽ちた大木もあるが元気が目立つ。 8・(12:10) 「このコースに決めて良かった」と言い合いながら下る。 9・(12:24)

ここは東へ素晴らしい尾根が延びている、Fさんとより慎重に時間をかけて方向を確認する。そして下り始めたが東に同じ方向に向かって尾根が見え、その見えている尾根が正解でないかと不安になった。ブナが少なく細くなって樅が出てきて右側が潅木帯になる。左に藤無山が覗く。やがて前方尾根右が全開になってホッとする、コースは間違っていなかった。


(11)へ向かっての上り・後から森・安藤・藤原・馬場

右に大展望を得て気分も晴れやかなるも風は止んで暑かった。ススキ原を上って 11・(12:46) 勿論展望はグッドである。尾根から左は潅木帯の藪が続く。ススキ原の中に切り株が出ていてそれにけつまずきながら進んで 12・(13:00)
ここで、危うく開けた東尾根を下りかけたが難を逃れた。そこからは藪っぽい斜面を下る。時には急下りもある。安藤さんが右桧林に道らしきものを見つけたが右に下ると崖の上に出るのであきらめる。


(11)からの展望奥左端暁晴山・奥の手前一山・手前最高峰蓮華?

やがて桧林に入ると次第に尾根がはっきりしてきて心配する事無く下れた。2度の緩みの後、雑木林が出てくると右下に隧道が見え、隧道の上を通過してから右の激斜面を下って林道に降りついた。1・S/G(13:30 発13:40) その後蓮花滝を見に行ったが谷川分岐から本流の方を上って2段の滝を蓮花滝と思ってそこで休む。私はその頭に何か無いかと一人で登って行くと間もなく左大岩壁から垂直に一筋流れる滝を見る。

右上にはお堂が有り谷にはここにも2段の滝が在って岩と岩を跨った大岩の下に不動尊が祀ってあった。2段の滝は2箇所に在り蓮花滝案内板の説明(幅1.8m高さ10.9m)に近い滝は果たしてどれなのだろう・・・。垂直に一筋流れる滝を指しているのだろうか・・。車に戻って千年水で一休みして今度は『まほろばの湯』で汗を流して帰路に就いた。(15:52)


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三久安山
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