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bR08
またまた来ました猪篠地区、白岩山を横に見て界に立つこと3回目。
初めに目指した桧和田山は植林ピークで展望なし。
界に戻って高畑山へ、強い風にあおられながら上る界から鹿を見る。
高畑山での展望は例の物に登れば全開。さてそこからの下り界は峡谷狭谷恐谷だった。
猪篠八幡神社〜白岩山登山口〜町界〜桧和田山(902.9m三等)〜引き返し〜
町界〜高畑山へ向かう〜981.0m〜高畑山(983.8m三等)〜生野峠(藤棚)
◎所在地 : 神崎郡神崎町猪篠奥と朝来郡生野町の町境界
◎地形図 : 2万5千図 『生野(いくの)』
◎山行日 : 2004. 7. 4 (日) 薄曇り(強風&さわやか)
◎山行条件 : MTB/妻 Age=57
◎コースの見所 : @ (10)地点北から東の展望 A 鹿に会えるかも・・・
B 高畑山からの展望(北から東周りで南まで。登れば360度)
◎走行距離 : 往路 56.0km 往復 115.5km 播但道往復=2500円
自宅発(7:13)〜明姫幹線〜播但道〜神崎北LP〜猪篠八幡神社1・S/G(8:10)〜
発(8:40)〜2・(8:58)〜3・浄水場(9:04)〜4・(9:18)〜5・白岩山登山口(9:35)〜
6・(9:46 おやつ)〜発(9:57)〜7・(10:30)〜発(10:42)〜8・(10:54)〜
9・桧和田山(11:00)〜発(11:13)〜7・(11:30)〜10・(11:39 おにぎり)〜
発(12:07)〜11・(12:30)〜12・高畑山(13:0)〜発(13:35)〜13・(13:42)〜
14・(14:03)〜15?・(15:04)〜16・砂防ダム(15:15)〜17・生野峠(15:30)〜
車(15:48)〜18・(15:59 休み)〜発(17:09)〜往路〜自宅(18:11)

この林道は何処まで続いているのだろう・・・。猪篠と越知をつなぐ道に繋がっているのだろうか・・・。 冷たい物を口にして元気になった気がしていたが・・・薄暗い杉林を上つていると右下から左上へと幅1m位の作業道が出た。今考えると、休んだ先のAから上がっていたかも知れない。それは旧登山口が危険なためAに変更になって次に現在の登山口が出来たかも知れない。
傾斜が緩んできて尾根の明るさが見えて間もなく見覚えの有る尾根に着いた。7・(10:30) 生野側は一面シダ原にタケニグサが風に吹かれてなびいていた。休んでいると、西風が強く汗がひいて寒くさえ感じた?。しばらく休んで桧和田山へ向かう。 発(10:42)すこし上った時左から鹿が走り去る。界から南へ外れて一寸道草、桧和田山へ向かう。
右桧林左自然のままで疎らな低木混生林の上から覗くと越知の奥が見え、遠望では千ヶ峰や笠形山かと思った飯森山を同定。下りから左右とも桧林になってコルに着く。 8・(10:54) 界は切り開かれていて明るい、一度緩んで上り切って一寸横ばいで石標が立っていた。 9・桧和田山(11:00) 山全面が植林の中でミズナラ・クリ・赤松が少し残されていて『人の心を見た』思いがした。尾根には南へ向かっても明るい作業道が付いていた。
おにぎりタイムにしようかと思ったけれど展望の良い所まで我慢することにして発つ。 (11:13) そして(7)に戻って目前のピークを目指す。 (10:30) 右遠方に高畑山の反射板が見えた。植界には太いアセビも生えてそれらの間を抜けて上り、展望もグッドおにぎりタイムとする。 10・おやつ(11:39) 東には小畑山や岩峰に高畑山の反射板、少し移動するとこの後辿る981mへの山肌から白岩山へ草原と尾根が見えた。
ここには早くもアキアカネが飛び交っていた。 発(12:07) コルに着いて、白口から続く破線道を確認すると確かに残っていた。これは(7)地点から東の小畑山の北コルまで付いている事も確認済み。ここからの界は藪っぽく、急登の正面尾根筋を上った。バイクを担いでいる事も有って西からの強風にあおられたりする。桧の間から見える西の草原に道が付いていた。
林道の旧登山口かA地点から白岩山への登山道だろうと思う。(新登山道かも知れない)そこを雌鹿3頭が楽しげに歩いて行く。背の低い笹を踏み、喘ぎながら登る、そんな時聞き耳を立て様子を伺う精悍な顔の鹿の群れを見る。傾斜が緩んだころ少し西に外れて白岩山を覗きに行くと、西側岩群東横ばい植林の白岩山独特の山容を見る。そしてなだらかな981m尾根に着いた。 11・(12:30)
桧和田山〜高畑山〜生野峠
17
5
4
3
16
15
14
12・高畑山
11
10
9
桧和田山
8
6
後は広い地道を下って藤棚(生野峠)に着いた。 17・(15:30) バイクで走って車に戻り妻と合流して静かで展望もまずまずの(18)地点に広場を探し当ててのんびり休んで帰路に就いた。
私の予想では、「V字に切れ込んだ深い谷ながらその谷を下れるだろう」と思っていたがそんな予想はぶっ飛んで、とてつもなく険しく危険で谷に接近した記憶は2箇所?それも数メートル位で後は激斜面にへばり付きながら下り続けた。19日の八幡山からの激下りは今日のリハーサルみたいなものだった。「これでもし藪だったら明るい内に谷から出られない」と思いながら下っていた。(谷の北側は南以上に危険で崖だったと思う)尾根筋を何回越しただろう・・・杭と作業用のマーキングが出てホッとする。 15・(15:04 不確定)
ここからはガラガラのそま道だったがここまでに比べるともうるんるん気分で歩く。今までどんな藪に突入しても顔色も変えずついて来た妻だったがここだけはチラッと不満顔が覗いた。と言うより危険だったからだろう・・。谷川を渡る時、手と顔を洗って生気を得る。後は一段と快適?な道になって周りも明るくなりでっかい砂防ダムに着いた。 16・(15:15)
記憶に、鮮明に残っている横ばい植林尾根を行く。界から西に外れていたので界に戻って高畑山へ向かう。途中でコース右の大岩に立つと東が開けて見えた。風が桧林を抜けて行く。中上りして高畑山に着いた。 12・高畑山(13:00) 例の物に登ると360度の展望が得られる。西には何と言っても三角形の八幡山。霞の中に、千町峠から達磨ガ峰。東では笠形山から千ヶ峰・マタニ山方面まで見えて手前に桧和田山から小畑山・白口峠への稜線。また、前回下った宮の谷ダムへの尾根が左右に折れながら下っていた。
下に降りておやつを食べて発つ。 (11:35) とりあえず、宮の谷ダムへの分岐まで下ってみることにした。左植林の界を緩く下って分岐に着く。 13・(13:42) 新たにマーキングして、町界には戻らずいよいよ植林帯の急斜面の谷を下り始める。谷筋の木は雪か風によって殆どが折れていた。それを避けたり乗り越えたり滑ったりしながら下っていると源頭が出て谷の左側に渡って下る。余りの険しさに先行き不安になったが太い杉林の中、緩みに着いて一息入れる。 14・(14:03) 地図を見ると一層険しさが増し、まだまだ先は長かった。
聞き耳を立る鹿2頭
今日の町境界縦走で終盤の谷下りは地図で見れば見るほど他に類を見ない程等高線が詰まっている。遠望目視でも植林帯で展望皆無、足も気も余り向かない地形。かといって避けることも出来ない。生野峠から八幡山の界を歩いたとなっては尚更のこと。心に残る山の一つ『白岩山』は本に出る前に島田君に教えてもらって’00.7.9に集落の背後から登って高畑山から『宮の谷ダム』へ下っている。今日、もう一度登りたいと思ってコースを考えてみたが組み込むことが出来なかった。
前回と同じ八幡神社前に車を置かせてもらった。猪篠八幡神社1・S/G(8:10)傍を流れる谷川にカワガラスと最近では珍しくなったキセキレイを見た。凄く立派な木製の鳥居前から本殿に向かって手を合わせて発つ。 (8:40) 集落へ入らず川に沿って歩き、行き詰まった所で川を左へ渡って本線に合流する。 2・(8:58) 緩く上っていると浄水所に着く。3・浄水場(9:04)ここから開けた谷筋の展望はなかなか良い。そこから間伐整備された杉林を上り続けるがこれが意外と長い。絶えない水音が救いになる。車回しから植生に変化が出て気分が晴れてくる、しばらく沢山のフタリシズカを見ながらピンカーブを通過していく。 4・(9:18) それにしても無意味としか思えない砂防ダムの多さに閉口したが私だけでしょうか・・・。
前方が大きく開けてきて左に白岩山が覗き、雑木が植えられた山肌が美しい(プラカバーは目障り)やがて白岩山登山口に着く。 5・白岩山登山口(9:35) 更に町界への直登谷筋を探りながら林道を上っていると旧の白岩山登山口が削り取られた崖状の山肌に残っていた。 (9:41) 林道が横ばいになって、砂防ダムの有る谷筋が町界への直登谷筋と判断し、ザックも下ろして本格的に休む。 6・おやつ(9:46 発(9:57) 風が吹き抜けて涼しい。
浄水場からの上り
旧 登山口
(6)からも続く林道
界尾根
↓
旧登山口→
A
↓
東からの白岩山
白岩山
↓
高畑山の○○の上から
ダム分岐からの谷筋
デッカイ砂防ダム
※高畑山手前で『日本百名山笠ヶ岳』のピンバッチを拾いました。
心当たりの方は連絡下されば返送いたします (TEL::0794ー35−2353)