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この城跡は小規模ながら、台形主郭(北)は岩峰で
展望すればあの山この山、時を忘れて山座同定。
城山公園〜比延山城跡(287.0m)〜北東へ下る〜200m〜T字尾根〜西へ下る。
◎所在地 : 西脇市比延町細谷川と比延谷川に挟まれた山
◎地形図 : 2万5千図 『比延(ひえ)』
◎山行日 : 2004. 5.22 (土) 薄曇り
◎山行条件 : MTB/妻 Age=57
◎コースの見所 : @ 城跡からの大展望
◎走行距離 : 往路 39.2km 往復 78.5km
自宅発(12:00)〜R=175〜西脇市上戸田〜R=566〜R=294〜
比延町城山公園1・S/G(13:15)〜発(13:35)〜グランド(登山口)〜2・(13:40)〜
あと200mP(13:56)〜3・南郭(14:09)〜4・北郭(14:12 おやつ)〜発(14:53)〜
5・(15:00)〜6・(15:12)〜7・(15:20)〜8・(15:50)〜9・(16:03)〜10・(16:05)〜
城山グリーンスピードウェイ(16:20)〜発(16:50)〜1・S/G(16:51)〜発(17:25)〜
往路〜自宅(18:27)
今日は、家事都合で午後からと言う事で近場の比延山(城跡)にした。R=175から外れて比延山を眺めながらR=566に乗って走っていたがR=294を過ごしてしまい、上鴨川の方へ行きかけて気が付き、引き返して目的の公園(総合グランド)に着いた。
1・比延町城山公園(13:15) 駐車場には数台の車が止まっていた。駐車場の南端に比延山城跡の大きな案内板が2枚立っていて、変遷と絵地図が描かれていた。
城跡と言っても普段は見張り番が居るだけで、そのため建物も粗末な小屋程度しかなかったようで、合戦の時たてこもるための城だったようです。発って間もなくグランドに入ると周囲の草刈の人が4人居られ、登山口をたずねるとグランドの南端からだった。
2・(13:40) 頂上まで660mだった。道は整備されていて、緩く上って行く。植生は赤松、ソヨゴ、ツツジ、ムロ等の混生林だった。道は尾根から右に外れて後200mの案内を見ると急に傾斜がきつくなってトラロープの援護もある。
つま先上がりで露岩の所を上ると南が全開する。足元にグランドの一部、その先に比延の町並みが見える。さて、気合を入れて発ったが2分で頂上に着いた。
3・南郭(14:09) 展望は木に遮られて良くない。西脇市教育委員会が『比延山城跡』の石標を立てていた。周囲を覗き込むが曲輪らしき地形を私は確認出来なかった。そのまま北へ向かって進むと、緩い鞍部を通過して三角点に着いた。
4・北郭(14:12 おやつ 発(14:53)
(4)北郭を手前から眺める 北郭西面の大岩盤山肌
北郭の周りには、この辺りでは余り見かけない『バベ』の木が広い範囲に生えていた。地表(多分岩の上と思う)には大きな岩が残っていて、僅かな平面が有るだけだった。地形は岩盤の上と言う事で城が在った560年前あたりとなんら変化していないかも知れない・・。展望は西から東にかけて開け、西は最近登った深田、木谷山、大木山までは見えていたがその奥はもやっていて分からない。
北に振ると三角点山の右に鋭い山容の白山が見え、その右に妙見山、その右に西山、更に右(東)に展じると西光寺山が以外と近くに感じる。北の山間奥に三角錐に見えたのは高山だと思ったが猿藪かも知れない。
北郭から北面の展望 三角点山・白山・妙見山・西山・高山・西光寺山を同定
展望していると、駐車場近くの広場から、草刈機のエンジン音の様な音が絶え間なく聞こえてきた。おやつを食べて、去り難い頂を後にして北へ下る。
発(14:53) 微かなふみ跡に、赤と白の布のマーキングが有った。『はりま歴史の山ハイキング』の本では初めの尾根をそのまま下るように紹介されているが、確かに踏み跡はその様に下っていた。
私は東向きの尾根を下って下山する計画だったのでその分岐に気を付けていると、私が下る尾根に赤と白の布が交互にマーキングされていてそれにも導かれて下って行った。本のコースで下る場合は初めに下りかけた尾根を直に下ること、赤白の布に従うと私のコースで(7)辺りでマーキングは途絶えてしまう。もしも(7)へ下った場合は(7)から高木雑木林の西の谷へ急下りして池に出ると本のコースに合流すると思われる・・。
藪を楽しみたい向きには私のコースを辿ってください。 さて本題に戻って、かなり深いシダも出て藪っぽくなったりもして下り切った。
5・(15:00) 横ばいの後、軽く上って岩が重なるコブに着く。
6・(15:12) 展望無し。ここから少し下ると地肌が見える広場に出る。ここから左下に池の在る深い谷と、この後辿る尾根が見え、正面奥山間に高山だろう三角錐の山が見える。
そこから道が出てほっとしたのも束の間で(7)辺り消えてしまった。(南の塚口町への谷へ下っていた形跡あり)マーキングもそこで円を描くように巻かれて迷走していた。(結局その後マーキングを見ることは無かった)私が辿る尾根はイバラと笹と柴の中藪、谷寄りの山肌に緩く下る道の形跡が有ったがシダに覆われていた。コース探索も終え、尾根に乗って藪を分けながら進むと、左が時々開けて城跡が見えた。
「道だった」と思える所もあって開ける所もある。(8)からは切り開きが出て藪から開放されオレンジのテープのマーキングが出る。後は道なりに下って行く、少し曖昧になる所もあるが道が途切れる事は無い。右下に尾根と平行して出来たてのような林道を見るが間もなく見えなくなった。
9・(16:03) ここでマーキングは右の植林帯に入っていくがそのまま進むと下に広場が見える。斜面が急なので左から回り込んでそこへ出ると舗装路は見えている。
後は舗装路をテクテク歩いてフットワークの下を通り、城山を見上げたりしながら車へ向かう。駐車場近くへ戻ってきた時左上より、頂上で聞いたエンジン音がするので上がって見るとそこは『城山グリーンスピードウエイ』と言うラジコンカー(エンジン仕様)の公式コースで20代の男性3人がラジコンカーを走らせていた。そのスピードはコーナリングでも目が回るほど早くあっ気にとられた。聞くと最高速度は時速200km位出るようでした。30分程観て車に戻ってラーメンを食べたりしてゆっくり休んで帰路に就いた。
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