bQ32 大呂峠〜高山〜猿藪〜平石〜比延峠
大呂峠・高山・猿藪と難なく辿って来たけれど、
さてそこからのルートが分からずやっと決断下った所は、雑木林のズル下り。天狗岩から平石へ。
西脇市住吉〜大呂峠〜高山〜猿藪(591.0m)〜平石(542.5m四等)〜比延峠
◎所在地 : 西脇市住吉町と山南町山田・住吉町と篠山市今田町の町界尾根
◎地形図 : 2万5千図 『谷川(たにかわ)』
◎山行日 : 2002.5.4 (土) 曇り〜雨
◎山行条件 : MTB/妻 Age=55
◎コースの見所 : @峠の石仏
◎走行距離 : 往復 94.0km
自宅発(7:55)〜R=175〜R=294〜R=36〜住吉神社S/G(9:00〜9:25)〜
1・林道終点(9:45)〜2・大呂峠(10:10)〜10:15)〜3・(10:25)〜4・(10:50)〜
5・△高山(11:08〜11:25)〜6・(11:35)〜7・(11:50)〜8・猿藪(12:00〜12:25)〜
9・峠(12:45)〜10・天狗岩(12:55)〜11・△平石(13:20 おにぎり 13:40)〜
12・比延峠(14:20)〜発(14:25)〜バイクで走る〜S/G(14:30)〜
13・妻合流(14:40)〜発(14:55)
天気が下り坂のため、行き先を迷った結果このコースに決めて家を出る。このコースを踏破すると、山南町の妙見山から西光寺山までの町界を歩いたことになるからである。西脇トンネルを出ると、目指す方向の山域は深い霧につつまれていた。三角点山の登山口が見当たらないかと、探しながら走っていると上鴨川へ抜けるR=566に乗っていて引き返す(方向の勘違いだった)
R=36に戻り、住吉町から北へ上がる林道のとりつけにある住吉神社下の造成地に車を置かせてもらう。この林道を上ると石仏のある大呂峠(’01.4.30高山〜テンロクの時に通過)に辿り着くと予想して出発した。林道の左下からは細流の水音と山中からは鶯の鳴き声を聞きながらのゆる上りが続く。やがて霧雨が降り始めて林道終点に着いた。
(1・9:45)霧雨が雨に変わり、ザックカバーを付ける。鹿網を抜けて山道を上る。Y字の谷筋は左をとって上る。再び鹿網が出るが今度は、網を左に見ながら上りつづけ傾斜が緩くなると間もなく、立派な南向きの石仏が静かに建つ大呂峠に着く(2・10:10)予想通りだった。
峠には、以前には無かった行政による道標が立っていた。(写真)お地蔵さんに手を合わせ少し休んでそこを発つ。左桧右雑木林の界をゆる上りして鉄塔下を通過そして(3・10:25)ここは、うっかりすると、南の513.0mピークへ向っての明るい尾根に誘い込まれてしまうので要注意。大きく北に向きを変えて下る。その後コブを1つ越えると心地よい雑木帯の横ばいが続く
(4.10:50)いよいよ高山へ向って上り始める。中上りから急上りとなり一度緩んで更に急上りとなる。それが緩くなって大きな石が見え始めると、間もなく高山の頂上に着く。(5・高山659.9m11:08)何時の間にか雨もあがり霧も出ず、西光寺山から北尾根が見えて、トンガリ山が乳首のように頭をだしていた。西寺山と和田寺山も見える。テンロクと妙見山は、新緑にはばまれてチラッと見える程度。
この後目指す猿藪は、雑木の枝葉に隠れて見えず。おやつを食べて(5・高山発11:25)雑木帯を欅峠のある北へゆるく下って行く。傾斜が更に緩くなり猿藪への分岐となるがルート確認に少し手間取る。(6・11:35)少し分かりにくかったので布を巻く(分岐には2本巻いている)町界に乗ってしまえば、明るく素晴らしいルートになる。太い松や樅を見て下れば(7・11:50) 「ここにも峠があるのでは」と想っていたがそれらしき形跡はなかった。
北側には高木落葉樹が美しい。いきなりの急登で中程から大岩が出て、木立が低くなり松を見出すと緩くなり岩稜ピーク(8・猿藪591.0m12:00) サテ ここから町界は90度方向転換している。切り開きを探すがそれらしきものは無し。おにぎりを食べながら尾根を行ったり来たりして探している時、下れそうな所を見つけた。ここからの展望は高山の左遠方に三角点山とR=36の東尾根に西光じ山等が霞みながら見えた。(8.猿藪発12:25発)いよいよズルずる下りが始まる。バイクはおいとけぼりで身体だけが下の方へ滑り落ちてしまう始末。やがて傾斜も緩み(9・12:45)ここには予想もしていなかった峠が在った。それもかなりハッキリ残っていた。(石仏はなし)
峠から短急登でコブを越え進んでいるとドーム状の大小2つの大岩ありこれが天狗岩である。(10・12:55)その上に立つと、北に558.6m天狗山とその山裾に奥山地区が見える。天狗様の遊び場だったのだろうか。そこからは軽い笹薮になるが先の丘ピークあたりはナラやシデの木の林が美しい。平石へは中上りで頂上近くは柴藪状となる(11・3町境界平石542.5m四等13:20)展望は辿って来た猿藪の真後ろに高山の頭が少し見える。
東は松の間から白髪岳と松尾山が見えた。ここで2度目のおにぎりタイムとなるが再び霧雨が降り始めた。天候to体力to残り時間を考えてコースを決めた。山南と今田町の界を歩いて黒石ダムの上の峠に下ることにして平石を発つ(13:40)北の雑木尾根に明るい踏み跡が続いていたが発って間もなくの所で東への黄テープに誘われて入り込む。
尾根らしき地形無くそれなり進んでいると赤のプラ杭が出てそれに沿って進む。右桧左は柴と笹藪の界も下り方向になり、それから外れて左の尾根らしきものに乗るがルートはハッキリしない。軽い笹柴藪を進んでいたが山南今田の界と方向が違っていることに気が付くのが遅すぎた。西脇と今田町の界に乗って進んでいた。しかし、これが結果的にラッキーだった。
と言うのは比延峠に着いたころには、雨の粒が大きくなっていたからである。(12・比延峠14:20)西光寺山からの町界北尾根を辿り、同じくこの峠に降り立ったのは’00.1.5だった。雨の中私はMTBで車に戻り、折り返し妻を迎えにもどった。
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S/G